フリーザ直属精鋭部隊『十戒』   作:グランド・オブ・ミル

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時系列紹介


フリーザ、自らの手で軍の編成を試みる

ギニュー特戦隊のメンバーを集め、育成する

もう少し部下が欲しいため色んな星を調査

なんかいい感じの星(ブリタニア)を見つける

魔神族とかいう種族がとっても友好的で気に入ったので聖戦に勝たせてあげる

魔神族、恩義を感じてフリーザ軍に入隊

フリーザ様、とっても優秀な部下ができてご満悦

このタイミングでコルド軍がフリーザへ継承される。ドドリアとザーボンも部下に

イマココ!


 なお漫画版DB超や映画新ブロリーを参考にしています。
 


序章
魔神の統率者達


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 漆黒の宇宙空間を飛ぶ一隻の宇宙船。大きな円盤型の見た目をしていて飛行スピードもかなり速い。宇宙に住まう誰もが、それこそ神々すらも恐れる全宇宙最強の地上げ屋、『フリーザ軍』の所有する宇宙船だ。彼らは優れた環境の星々を侵略、制圧して顧客である異星人に高く売ることを生業としている。現在は顧客との対談を終えて母星へ帰還している途中だ。

 

 

 

 _コツコツ……

 

 

 

 その宇宙船内の廊下を二人の少年が歩いていた。

 白を基調とした服に身を包み、身の丈より遥かに大きい鉄の塊のような大剣を持つ金髪の少年と、対照的に黒を基調とした服を着て腰に標準的な長さの剣を差し、逆立った黒髪が特徴の少年だ。二人とも額に黒い渦のようなアザが刻まれているのが特徴だ。

 

 身体が小さく、一見するとただの子供のような二人。その少年達が通ると船の中で働いてた兵士達は姿勢を正して敬礼を送る。

 

 

「これはこれはメリオダス様、ゼルドリス様! フリーザ様と面会ですかな?」

 

 

 兵士の中でも老齢な、この軍に勤めて長いベテラン兵が二人に声をかけた。

 

 

「あぁ。フリーザ様のお時間は問題ないか?」

 

「えぇ、問題ありませんよ。この時間は確かスケジュールが空いておられたはずですから」

 

「そうか、感謝する」

 

 

 老兵との会話を終え、二人は再び歩き出す。二人が通った後、敬礼を止めた兵士達がこそこそと会話をし始めた。

 

「あれがメリオダス様とゼルドリス様か…」

「魔神族達の頂点に立つお方らしいぞ」

「あの化け物どもの親玉ってことは、さぞかし強ぇんだろうな」

「あの威圧感と気配は間違いなく強ぇ。あのお二人を目にする度にスカウターの警告音がうるさくて仕方ねぇぜ」

 

 畏怖と尊敬の念を込めて噂をする兵士達。そんな彼らの前を通って二人は大きな扉の前に辿り着いた。この宇宙船の持ち主にして二人の主、フリーザの部屋だ。

 

 

「「フリーザ様、『十戒』です。失礼いたします」」

 

 

 二人は揃って扉へ声をかける。するとガコンッ、と音を立てて扉が自動で開いた。

 部屋の中にいたのは三人。フリーザの側近であるザーボンとドドリア、そして専用のポッドに座って窓の外を眺めているフリーザだ。

 

 

「おや、メリオダスさんにゼルドリスさん」

 

 

 フリーザに声をかけられた二人は騎士のように片膝をつき、頭を下げる。

 

 

「少々遅くなりましたがご報告を。ご注文通り惑星ブランカをはじめ、周辺の星域の征服が完了致しました」

 

「ゴウセル、メラスキュラ、グレイロードが中心となった部隊の活躍で文化や建造物、科学技術はほぼ無傷で残っております」

 

 

 魔神族が勝ち取った戦果を二人で報告するメリオダスとゼルドリス。それを聞いたフリーザは上機嫌に笑った。

 

 

「ホーホッホッ! こんなに早くですか? さすが魔神族(あなたがた)は仕事が早いですね」

 

「……はっ!」

 

「それに先住民の文化をそのまま残している点も素晴らしい! 彼らの文明は使い道がありますからね。これは良い付加価値になりますよ」 

 

「……有難きお言葉!」

 

「貴方達はよく私に尽くしてくれていますね、ありがとうございます。これからもより一層の働きを期待していますよ」

 

「「御意」」

 

 

 二人はもう一度深く頭を下げて部屋を出ていった。彼らがいなくなった後、ザーボンとドドリアが冷や汗の混じった表情で話し始める。

 

「あ、あれがギニュー特戦隊と並ぶ精鋭部隊、『十戒』の統率者どもか…。実物を見るのは初めてだぜ…」

 

「あぁ…、ギニュー隊長と同等かそれ以上の圧倒的な威圧感…。只者ではないな…」

 

 深い闇より生まれ、闇を操る戦闘民族”魔神族”。彼らを率いているのがすべての魔神族の頂点に立つあの二人、メリオダスとゼルドリスだ。彼らは10人の精鋭魔神族部隊である『十戒』をはじめ、尋常ならざる生命力と戦闘力を持つ魔神族達を率いて古くからフリーザに仕えてきた。

 まだ軍がコルド大王からフリーザに継承される前に、フリーザ自ら辺境の星に赴いてスカウトしてきたという経緯を持つ。フリーザ自身が引き抜いたことからその実力と忠誠心は折り紙付きで、ギニュー特戦隊と共にフリーザ直属の軍として数多くの戦果を挙げてきた。

 

 ザーボンとドドリアはメリオダス達に会うのはこれが初めてだった。つい先日までコルド大王に仕えてきた彼らは魔神族のことを話には聞いていても実際に会う機会はなかったのである。

 そして今日会ってその存在感に震え上がった。戦闘態勢に入ってもいないのに血に飢えた獣のような獰猛な気配と狩人のように無感情かつ鋭い目。絶対に敵として相まみえたくない存在だ。聞けばメリオダスもゼルドリスも戦闘力は10万を軽く超えているという。自分達など一瞬で消されてしまうだろう。

 

 

「フリーザ様…。あのような者達をいったいどこで…?」

 

「ホホホ。なに、辺境にある小さな星ですよ。彼らを見つけられたのは本当に幸運でした」

 

 

 フリーザはくるりと向きを変えると再び窓の外を眺めた。暗闇の中で無数の星が輝く宇宙を見ながらゆっくりと目を閉じる。そしてメリオダスをはじめとした魔神族に出会った日のことを思い出し始めた。

 

 

 遥か辺境の星、『ブリタニア』へ初めて訪れたあの日のことを…。

 

 

 

 







フリーザ様
 自分直属の部下がとっても優秀でご満悦。しかも自分に強く忠誠を誓っているからすこぶる気分がいい。ギニュー特戦隊と十戒の二枚看板でフリーザ軍の軍事力は鉄壁。


ザーボン&ドドリア
 初めて目にする十戒の威圧感にガクブル。絶対に敵に回したくない。戦闘力はメリオダスとゼルドリス二人とも10万越え、逆立ちしたって勝てない。


 ちなみに『七つの大罪』における闘級と『ドラゴンボール』の戦闘力数は同じものと考えています。なので十戒で一番闘級が低いガランでも戦闘力27000。これは誰が見ても精鋭部隊!



 次回から、メリオダス達とフリーザ様の馴れ初めを描いていていきます。まだ成り代わり主要素がゼロなので。

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