ヴァンガード:DUAL HEARTS   作:アヤサキ

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皆様初めまして。
ヴァンガードを知ってる人、知らない人、どちらも楽しめるような作品を作り上げるよう努力していきます!!



幕間
G00 プロローグ/原点


【カードファイト!!ヴァンガード】

 

世間一般においてトレーディングカードゲーム(TCG)と呼ばれる存在。

 

このゲームのプレイヤーは先導者(ヴァンガード)となり、惑星クレイと呼ばれる地に生息する生き物たちに憑依(ライド)使役(コール)し闘うという至ってシンプルなルールだ。

 

 

 

西暦2020年

世界ではヴァンガードが社会的ブームとなり、競技人口が増えて野球やサッカーなどのスポーツに並ぶほどの人気競技となっていた。

 

 

そして今

 

 

この世界で新しい物語が始まろうとしていた。

 

 

その物語の主人公の名はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

     【陽世 燿覇(ひなせ あきは)

 

 

 

 

 

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

 

 

ボクには憧れの存在がいた。

 

ボクがまだ小学生の頃、テレビで生放送していた全国中学生ヴァンガード大会。通称ヴァンガード・インターミドル。

 

その決勝戦で彼は闘っていた。

 

相手のダメージは4点で、ユニットはヴァンガードとリアガードが2体に手札が2枚。彼のダメージは5点でユニットはヴァンガードのみで手札は無い。

 

それでも彼はまだ、諦めてなんていなかった。

 

やってきた彼のターン。

ドローをした後、彼は何もコールせずに自分のヴァンガードで相手のヴァンガードにアタックを仕掛ける。

 

彼のユニットのパワーはブースト無しで11000。

相手のユニットのパワーとガーディアンのガード値の合計は21000。

つまりトリガーを2枚引き当てることが出来れば勝ちだ。

 

1枚目、

 

 

(クリティカル)トリガー

 

 

そして2枚目、

 

 

 

(クリティカル)トリガー

 

 

 

 

この瞬間、会場は色めき立つ。が、まだ終わっていない。

 

相手のダメージチェックで(ヒール)トリガーが2枚でればまだ試合は続き、彼の敗北はほぼ確定だ。

 

ダメージチェック1枚目

 

 

トリガー無し。これでダメージは5点目。

 

 

ダメージチェック2枚目

 

 

 

(ヒール)トリガー。これにより、6点目ヒールが発生し、ダメージはまだ5点。

 

 

最後のダメージチェック

 

 

 

 

 

 

(ドロー)トリガー

 

 

 

 

 

 

この瞬間、彼の勝利は確定した。

 

ボクは喜んだ。

 

憧れである彼の勝利に。

 

同時にボクは思った。

 

ボクも、彼のように強くなりたいと。

 

彼のように、どんな逆境も打ち砕く強さが欲しいと。

 

そう思ったんだ。

 

 

でも

 

 

強くなったはずのボクに待ち受けていたのは、

 

 

 

 

 

 

孤独だけだった。

 

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

 

『ボクは……怖いんだ。またあの頃みたいに、誰かの(思い)を壊してしまうんじゃないかって』

 

『思い出して、アキハ。貴方は誰よりヴァンガードを、カード達を愛していたってことを』

 

『私は負けない。貴方には負けない。今まで逃げてきた貴方にだけは絶対負けない……』

 

『俺はさ、あんまり難しいことはわっかんねーけど……迷った時はとりあえず、周りをゆっくり見渡してみればいいんじゃねーのかな』

 

『私は私の為だけにやりたことをやるの。誰にも邪魔はさせないよ?』

 

『彼が正しい道を歩む時は、後ろから彼を支え続けて、彼が間違えた道を歩む時には、前に回り込んで壁を作るのが私の役目……私はそう思っています』

 

 

 

 

 

『陽世燿覇。オレ達はお前を歓迎する。ようこそ…………我らが皇天高校ヴァンガード部へ』

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