ヴァンガード:DUAL HEARTS   作:アヤサキ

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また遅くなった……あと新年あけましておめでとうございます(超今更)

前に言った通り日常回になりそうですね……
というか番外編か

とにかく今回もどうぞー


G-Ex 01 talk time

そこは暗い部屋。

光が一切射し込まず、光を発する物もない。

すると、携帯電話の電子音が鳴る。

同時に暗い部屋で何かが動き、携帯を手に持ち、画面を確認する。

画面に映し出された名前を見て、電話の持ち主は携帯を耳元に当てる。

 

「はろー……いや、ぐっどいぶにんぐ?」

 

『…………寝ぼけているのか』

 

「あーうん、寝てたんだよー。最近あんまり寝れてなかったし」

 

『そうか…………すまなかったな』

 

「のーぷろぶれむ。君からの電話なら何時だっておーけーだよーーーーーーーーー輪廻?」

 

電話の相手。それは皇天学院高校ヴァンガード部部長、玄枷 輪廻だった。

眠っていた相手に電話した申し訳なさからか弱々しい声の輪廻。それに対して携帯の持ち主である女性は笑いながら応えている。

 

「で、何の用なのかな?」

 

『例の『アレ』の進み具合について聞こうと思ってな』

 

「あぁ、『アレ』について?ちょい待ち~」

 

そう言うと、近くにあるはずのノートPCを携帯から放たれる明かりで探し、スリープモードを解除する。

そしてPCの画面に映し出されたのは、研究のデータらしきファイルの数々だった。女性は数あるファイルから、1つを開く。

 

「大体8割は終わってるってとこかな~。来月の新弾発売には間に合うよん」

 

『…………流石、だな』

 

「ん~?そんなことないないよ~。何だかんだで半年かかっちゃったし~」

 

『普通の人間がやったら3、4年かかる代物を、1ヶ月でやってのけているんだから、上出来だろう』

 

「そう~?ま、私は天才だからね!」

 

『急に謙虚さを失ったな』

 

「いいのいいの。これが私くおりてぃ」

 

『そうだな……まぁ、お前だしな』

 

半分諦めたように笑う輪廻。その声は燿覇とファイトしていた時より柔和さを感じさせる。

 

「用ってそんだけなの~?」

 

『あぁ、それだけだ』

 

「ふ~ん…………」

 

疑うかのような声を発する女性。その口元は僅かにだが、笑っている。

 

「本当は聞きたいことあるんだよね?例えばーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

イマジナリーカードについて、とか?」

 

『………………』

 

「図星、かな?」

 

顔は見えないはずだというのに、輪廻の考えを当ててみせた。携帯のスピーカーからは小さなため息が聞こえる。

 

『…………なら聞くがーーーーーーーーーイマジナリーカード、あれは一体何だ?』

 

輪廻の一言。それすら、彼女の予想の範囲内でしかない。

 

「前に言ったじゃーん。あれは人の想像を糧にして作られる切り札。その人の想いが強く、明確な意志があるほど、狂気を増していくただのカードだよ」

 

『そんなモノを……ただのカードだと言えるのか!!』

 

「想いと意志が弱ければ、ただのカードだよ。現環境トップのなるかみ……それも、ディセンダントを使えば楽々倒せるレベル」

 

『………………』

 

彼女の言葉を黙って聞く輪廻。彼女は、輪廻がイマジナリーカードを実際に相手したことを知っているかのようにして、的確に突いてくる。

 

『もういい、次の質問だ。イマジナリーカードは今現在、何枚存在する』

 

「えー、話変えるの~?」

 

『いいから言え』

 

輪廻の切り替えに駄々をこねるような返答をする彼女を、少し急かす輪廻。そんな輪廻の様子にすら彼女は、余裕の態度を崩さない。

 

「はいはい、急かさない急かさない。がっつく男は嫌われるよ?あ、私は輪廻からだったら、うぇるかむだけどね!」

 

『…………』

 

「えっとね~、今存在するイマジナリーカードはね…………確か6枚くらいだったかな~?」

 

『誰が持ってるかは分からないのか?』

 

「そんなの分かるわけないじゃーん。まぁ、そもそも持ってても使ってない人ばっかりだろうし~」

 

『そうか……』

 

「んー?これで聞きたいことは全部かな?」

 

『あぁ、全部だ』

 

「そかそか~……まぁ、聞きたいことが出来たら、また電話してよね~」

 

『分かった……また電話する』

 

女性が通話終了のボタンを押そうとすると、スピーカーの向こうから輪廻の声が聞こえたきた。

 

『すまん、言い忘れてたことがある』

 

「何かな?」

 

『ちゃんと、学校来いよ』

 

「…………」

 

饒舌に喋り続けていた女性の口が唐突に閉じ、沈黙が訪れる。

だが、その沈黙も長くは続かない。

 

「ハイハーイ、分かったよ。じゃ、切るね」

 

捲くし立てるようにして通話を終了させると、携帯を放り投げ、PCの電源を切り、ベッドに横になる。

 

「学校……ね」

 

学校。

それは彼女にとって、ほとんど価値のない場所。

それでも籍を置いているのは、輪廻と『彼女』がいるからだ。

 

「そういえば、もう終わったんだっけ」

 

思い出したように呟き、もう一度携帯電話に手を伸ばすと、カレンダーを確認すると同時に、『彼女』から先日届いたメールを確認し、顔をほころばせる。

 

「そっか、やっぱり『ここ』に辿り着いたんだね……君たちは」

 

そのメールに書かれていたのは、とある人物達2人についての情報。

その2人が、とある高校にいるとのことだった。

 

「あはは……これで揃ったんだ……」

 

メールに添付された画像ファイルを開くと、その画像を見つめる。それこそ、穴があきそうになるほどに。

 

「『チカラ』と『チカラ』はお互いを引き寄せあう。それが例え偽物であったとしても……」

 

彼女は笑う。その笑みに様々な思いを募らせながら

 

「私に見せてよ、『チカラ』の先にあるモノを……『真実の声(トゥルー・ボイス)』、『同士なき魂(ソロ)』、そしてーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

意味不明(アンビギュアス)』」

 

画像に写し出された人物ーーーーーーーーー陽世 燿覇を彼女は見続けていた。

 

 

 

 

 

 

≪≪≪≪≪≪続く




最近、自動車学校とバイトで時間が削れてます……ヴァンガードまともにやれてない……まぁ、元から1、2月はそこまでやる気なかったからいいんですけどね。でも、次のTD、リンクジョーカー、シャドウパラディンは買いですね。そしてディメンジョンポリスのエクストラブースターも超買いですね。
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