ヴァンガード:DUAL HEARTS   作:アヤサキ

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皆さん、おはこんばんは~

今回は予想以上に早く書けた気がします。
まぁ、一番書きたいファイトだったというのも理由の一つでしょう。

とにかく今回も。よろしく、お願いしまーす!(サマーウォーズ風)


G06 抹消者 ★

「それじゃあ、オレからいこう……ドロー。ライド、送り火の抹消者(イレイザー)カストル《7000》」

 

「……抹消者(イレイザー)?」

 

見覚えも聞き覚えもないカードに驚きの色を示す。

その様子を見て、輪廻は「ほう……」と小さく呟く。

 

「抹消者を知らないのか?」

 

「……はい、残念ながら」

 

「そうか……まぁ、ファイトしていればわかるだろ」

 

そう言うと、輪廻はFVのリンチュウ《5000》をVの後方へ移動させる。

 

「これで、ターンエンドだ」

 

「それでは、僕のターンですね」

 

燿覇は、デッキから1枚引いてから少し考える。

 

「……ブラスター・ジャベリン《8000》にライド。スキルでブラスター・ダークをデッキから手札に加えます。右上に黒の賢者カロン《8000》をコール」

 

「今回はペインターは出さないのか?」

 

「うるさいっ!カロンでVにアタック!」《8000》

 

正機とのファイトの時とは違い、冷静さに欠ける燿覇。完全に輪廻の挑発に乗ってしまっている。

 

「ノーガード。ダメージチェック《抹消者イエロージェム・カーバンクル》GETクリティカルトリガー。全てVに与える」《12000》

 

「ジャベリンでVにアタック!」《8000》

 

「ノーガード」

 

「トリガーチェック《髑髏の魔女ネヴァン》トリガー無し……ターン終了です」

 

輪廻

なるかみ

手札 5

ダメージ 1

前列┃カストル┃

後列┃リンチュウ┃

 

燿覇

シャドウパラディン

手札 6

ダメージ 0

前列┃ジャベリン┃カロン

後列┃┃

 

 

「オレのターン、ドロー。ライド、双銃の抹消者ハクショウ《9000》。左上に抹消者スパークレイン・ドラゴン《9000》、左下に鉄血の抹消者シュキ《7000》をコールする」

 

(くそっ……1枚も知ってるカードがない……)

 

輪廻の出すカード全てに目を通すが、1枚たりとも見覚えのないカードばかり。

燿覇は徐々に焦り始める。

 

「シュキのブースト、スパークレインでカロンにアタック。ここでスパークレインのスキルを発動し、ヴァンガードに【抹消者】と名の付くカードがあるならパワーを3000追加だ」《19000》

 

「ノーガード……カロンは退却させます」

 

「リンチュウのブースト、ハクショウでアタック」《14000》

 

「それもノーガードです」

 

「ドライブトリガーチェック《抹消者ドラゴンメイジ》GETドロートリガー。パワーはVに追加、ドロー。」《19000》

 

「ダメージチェックします《カースド・ランサー》……トリガーは無しです」

 

「これで、オレはターンエンドだ」

 

「僕のターン。スタンド&ドロー。ブラスター・ダーク《10000》にライド」

 

(とにかく……やるしかない)

 

自分のターンになり落ち着きを取り戻し始める燿覇。

少しずつ…………少しずつ、本能が目覚めていく。

 

「右上にネヴァン《3000》をコールし、スキル発動。CB1、手札《ダークサイド・トランペッター》を捨てて2枚ドロー。そして、ナイトメア・ペインター《6000》を右下にコール」

 

(よし……いける)

 

燿覇にとって重要な役割を持つペインター。ただ今回の場合、ペインターのスキルはただ自分を追い込むためのものでは無い。

 

「ペインターのスキルで手札のPBDをソウルに入れます」

 

「ほう……クロスライドを狙いに行ったか」

 

「さぁ? それはどうでしょうね」

 

笑顔で言う燿覇に、余裕の表情で言葉を返す輪廻。

 

「左上に虚空の騎士 マスカレード《9000》をコール。そしてペインターのブースト、ネヴァンでスパークレインにアタック」《9000》

 

「ドラゴンメイジでガードだ」《14000》

 

「ブラスター・ダークでVにアタックします」《10000》

 

「それはノーガードだ」

 

「ドライブチェック《ダークサイド・トランペッター》getスタンドトリガー。ここは……ネヴァンをスタンドし、パワーはマスカレードへ《14000》」

 

「ダメージチェック《妖剣の抹消者チョウオウ》トリガーは無しだ」

 

「マスカレードでVにアタック!」《17000》

 

「蠱毒の抹消者セイオウボでガードする」《19000》

 

「くっ、ターン終了します……」

 

 

 

輪廻

手札 3

ダメージ 2

前列 スパークレイン┃ハクショウ┃

後列 シュキ┃リンチュウ┃

 

燿覇

手札 4

ダメージ 1

前列 マスカレード┃ダーク┃ネヴァン

後列 ┃┃ペインター

 

 

 

「オレのスタンド&ドロー……ライド、抹消者 スパークホーン・ドラゴン!《10000》そして、右下に抹消者 ファーストサンダー・ドラコキッド《5000》をコールする」

 

(……ここでG0をコール……何か意味があるのか?)

 

盤面に現れた1枚のG0。

それがなにを意味するのか、燿覇にはわからなかった。

 

「さぁ、いくぞ。リンチュウのブースト、スパークホーンでヴァンガードにアタック」《15000》

 

(ここでガードするべきか? いや、ガード値10000を出してもトリガー1枚で超える。ならーーーーーーーー)

 

「ノーガードです」

 

少し考えてノーガード宣言をする燿覇。

この時だった。

 

(……今……笑った?)

 

一瞬、輪廻が笑ったように見えたのだ。

 

「ツインドライブチェック。1枚目《抹消者ワイバーンガードガルド》トリガー無し。2枚目《鉄血の抹消者シュキ》ハズレだ」

 

「ダメージチェック……《PBO》トリガーはありません」

 

「それじゃあ、ここでスパークホーンのスキルを使う。CB1使って、相手にリアガードを1枚選ばせて退却だ」

 

(なるほど……こういうことか)

 

先ほど輪廻が笑った意味を理解し、納得する燿覇。

 

「それでは……ペインターを退却させます」

 

だが、それは違った。

 

「お前……オレの狙いがわかったみたいな顔をしているな」

 

「……だとしたら何ですか? 負け惜しみでも言いますか?」

 

呆れ気味に燿覇がそう言うと輪廻はーーーーーーーー

 

「いや、オレが言いたいのはーーーーーーーーここからがオレの狙いだということだ」

 

 

ニヤリと笑う。その表情とは裏腹に燿覇の全身に寒気が走る。

 

 

 

「相手のリアガードを自分のカードの効果で退却させたとき、抹消者 ファーストサンダー・ドラコキッドのスキルを発動させる!!」

 

「えっ!?」

 

「ファーストサンダー・ドラコキッドをソウルに入れ、山札の上から10枚を確認。【抹消者スイープコマンド・ドラゴン】がいればそのカードにライドする!」

 

(そうか……これが狙いか!!)

 

スパークホーンがアタックした後の効果でリアガードを退却。そしてファーストサンダー・ドラコキッドによるスペリオルライド……つまりそれはーーーーーーーー

 

(スペリオルライドによる、擬似的Vスタンド……)

 

Vスタンド……それは一部のカードのみが持つスキルで、スタンドトリガーではスタンドさせることの出来ないヴァンガードをスタンドさせる唯一の手段と言っても良い。

そして今使われているファーストサンダー・ドラコキッドは、そのVスタンドを条件付きとはいえ、擬似的に行うことが出来るのだ。

 

めくられた10枚から特定のカードを探す輪廻。燿覇は見つからないことを祈る。

 

 

 

 

だが、現実は非常だった。

輪廻は1枚のカードを燿覇に見せつける。

 

 

「GET……スイープコマンド。さぁ、いくぞ!!」

 

見つかってしまったカード。

そしてーーーーーーーー

 

 

「今、開戦の時。小さき竜の呼び声に応え……雷将よ、噴火が如き(かちどき)をあげ、怨敵の命を抹消せよ!!スペリオルライド、抹消者 スイープコマンド・ドラゴン!!」

 

口上とともに、Vサークルに新たなカードが出現する。

 

「スイープコマンドのスキル!リアガードのリンチュウをソウルに入れることで……相手の前列のリアガードを1枚退却させる!抹消せよ、マスカレード!!」

 

「なっ!?」

 

効果により、ドロップゾーンへと送られるマスカレード。たった1回のアタックで燿覇は1のダメージと2枚のリアガードが退却させられてしまった。

 

(何だこれ……これが……抹消者だっていうのか……)

 

始め戦う敵。その強さを今、燿覇は肌で感じた。

 

 

 

「さぁ、まだオレのターンは終わっていない……いや、むしろーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

       ここからが始まりだ」

 

輪廻の顔にはさっきまでの笑顔や余裕などなく。今の輪廻の瞳からはーーーーーーーー獲物を追いつめようとする猛獣のそれを感じた。

 

 

 

 

≪≪≪≪≪≪続く




読んでいただきありがとうございましたー!

できるだけ時間を空けないよう次話を投稿できるよう、頑張っていきたいと思います!

それではまた次回会いましょー
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