バニーガールはガンプラバトルの夢をみない-ガンダムビルドダイバーズIN:LE- 作:樽薫る
───少しお時間よろしいですか?
どうも、ガンプラバトル雑誌月刊『HOBBY HOBBY』編集部の───と申します。
今月は個人ランキング24位、孤高のソロダイバー『黒騎士』こと『ハーゼ』さんについての取材を行っておりまして、このロビーにて沢山のダイバーの方にインタビューをさせていただいてます。
お時間を取らせませんので、少しだけよろしいですか?
ありがとうございます!
匿名でも大丈夫ですが……あ、ダイバー名でよろしいですか?
……ではさっそく!
・ダイバー『タイガーウルフ』さん。
「あぁ“黒騎士”だと? そりゃ俺だってバトルしたことぐらいあるさ。まぁ純粋な一対一じゃぁなかったがな……そのせいで煮え湯を飲まされたぜ」
───それは、どういった経緯で?
「バトルロイヤルだ。アイツは比較的そういうとこに出没しやすいんだ。フォースを自分一人で固定してるみたいだからしょうがないんだが……まぁそれで、たまたま出てたイベントで鉢合わせてな、不意打ちを受けたし、こっちもそれなりに反撃はしたが、僅差で負けだな」
───やはりタイガーウルフさんから見てもハーゼさんは相当お強いと。
「まぁチャンピオンとは前から知り合いみたいだからな、そりゃ強いだろうさ……今やったらどっちが上かハッキリさせてやる。今度は一体一で、男同士正々堂々な!」
───そういえば、ハーゼさんは女性という噂もありますが、タイガーウルフさんが認めるほどの方なんですね。
「あの薄気味わりー野郎が女……? え、マジか? え、ちょ待てよ!」
・ダイバー『シャフリヤール』さん
「黒騎士ハーゼ、か……そうだね。私が彼に思うところは現状で言えば……まともにバトルしたことも、遭遇したこともないからね。難しいがそうだな、興味がある相手、ではあるだろうね。GBNサービス開始時からずっと個人ランキング上位に食い込んでいるような人物なのだから……」
───フォースバトルに出場しないそうなので、シャフリヤールさんとはあまりご縁がなさそうですね。
「ん、だが噂は聞いているし見たことはあるよ。それにチャンピオンとは並々ならぬ関係のようだし、私自身も関わり合うことがあれば関わってみたいという、好奇心はあるね」
───ハーゼさんのガンプラは一流ビルダーのシャフリヤールさんから見てどういった印象ですか?
「そうだね。確かに感じるよ……『愛』をね」
───愛、ですか?
「深いガンプラ愛、それを感じさせる彼のことは、嫌いではないよ」
───ハーゼさんのガンプラ、キハールリッターはシャフリヤールさんがそう感じるほどの完成度なのですね。
「ああ、大きな改造はそれほどされていないものの、かなり繊細に、細部にこだわりを感じさせる」
───女性ならではの手先の器用さ、とかもあるのでしょうか。
「そうだね。女性ならではの……ん?」
・匿名ダイバー『A』さん
「黒騎士ハーゼ、サービス開始当初から有名なダイバーね」
───バトルしたことなどはありますか?
「前のフォースにいたころに対戦したことはあるわ。フォースバトルでね。そう、つまりソロフォースだから一人で出てきたのよ」
───その時の結果や、印象などはいかがでした?
「結果は、私たちの負けね。みんな善戦したのだけれど翻弄されてしまったわ。冷静で冷徹にして鉄血……敵群と戦う術を理解している。つまりはたった一人の軍隊、ワンマンアーミーと言ったところかしら」
───ありがとうござ
「黒騎士、最初は『騎士』というぐらいだから『ナイト』と読むSD使いかと思ったのだけれど違ったようで、でも色プラス騎士と言うとSDガンダムの『黄金の騎士』を思い出すわね。正体の騎士シャア関係で仮面をつけているとも推測できるわ。つまり内側は獣人の可能性、さらに騎士スペリオル───」
・ダイバー『オーガ』さん
「黒騎士か……チッ」
───なにか、因縁がおありにあるんですか?
「……どうにもオレの前に姿を現しやがらねぇ。一度だけ遭遇して挑みはしたが、無視しやがった」
───オーガさんに怯えている、とかでは?
「違うな、あいつは強者だ。しかもチャンピオンが認めるレベルのな」
───えっと、オーガさんから見たハーゼさんの印象というのは?
「……美味そうな奴だ」
───セクハラでは?
「なんだ?」
───いえなんでも!
・匿名ダイバー『Y』さん
「戦ったことはありませんけど、G-Tubeなんかでよくバトルの切り抜きがあるのを見ますよ。いやぁ、凄いダイバーでありビルダーだと思います。機体も繊細で、コックピットが開くように作られてるとか! 別に性能には影響しないけど、凄い愛ですよね!」
───ハーゼさんの印象は?
「そうですね。僕のフォースメンバーは戦ったことあったり、あとリーダーのRくんは共闘したことがあるそうです」
───それは凄いですね。どういった経緯で?
「ミッションで行った
───
「はい、まだGBNにイマイチ馴染みがない頃に少し行って助けてもらったそうですよ」
───それは貴重なお話ですね。ありがとうございました!
・ダイバー『ロンメル』さん
「黒騎士ハーゼ、か……イベントでバトルしたことはあるよ。その時は私の勝ちだったがね。まぁ我が部隊の者たちと共に作戦勝ち、といったところではあったが……あれが底とも思えないのだよ。まだなにか隠していても不思議ではない」
───率直な印象としては?
「純粋な力、と言ったところだろうか……こちらもコンビネーションで攻めたにも関わらず痛手を負った。結果、AVALONにしてやられてしまったしね」
───最近、フォース第七士官学校がハーゼさんとバトルしたそうですが、ご覧になられてましたか?
「うっ……あ、あぁいや、まぁ見てなかったが、バトルには負けてしまったそうだね。いや、私が見ていればもう少し気を引き締めて頑張ってくれていたと思うんだ。少し気が緩んでしまったのだろう。きっとそうだ。そうに違いない、いいね?」
───あ、はい。
・ダイバー『マギー』さん
「あら、ハーゼちゃんのこと? 私も良く知らないのよねぇ」
───マギーさんをしてもそう言われるとは思いませんでした。
「全然喋らないからねぇ、私がお話してもうんともすんとも……なにか悩んでるみたいではあるんだけど、まぁそういうところは人って感じでちょっと親近感は抱いたわぁ」
───マギーさんは個人ランク23位、ハーゼさんは24位というとこで思うところはあるのですか?
「んー直接バトルしたことがないからなんとも、なのよねぇ。ほらあくまで直接戦い合って決まることでもないでしょう?」
───そうですね。ハーゼさんとバトルしたことある上位の方はかなり少ないようです
「そういうこと♡」
───マギーさんの店にハーゼさんがいたのを見た、という情報があるのですが……。
「私の店に誘うことも勿論あるわよ。色々と話も聞きたいしねぇ……で~も、すぐに“迎えに来ちゃう”のよねぇ。過保護というかなんというか……」
───それは?
「みんなも知ってるでしょ、チャンピオンよ。チャ・ン・ピ・オ・ン♡」
・匿名ダイバー『S』さん
「え、黒騎士ハーゼさんですか!? カッコいいですよねぇ、憧れです!」
───どういった経緯で?
「前にミッション中に助けてもらったんです。ボス戦だったんですけど、周りのボス以外の敵をバッサバッサなぎ倒して、まるで『舞い降りる剣』を思い出しました」
───色々と良い噂も悪い噂も絶えない方なので貴重な話ですね
「黒騎士さんが悪いことなんてするはずないですよ。私達のフォースでも人気で……SEED系モチーフのフォースなのにTRシリーズに乗りたいなんて子も出ちゃうぐらいに! ガチ恋勢もいるって噂ですよ!」
───女性という噂もありますが。
「まさかぁ、あの感じで女性はないですよぉ。私……じゃなくてガチ恋勢の子たちの心が壊れちゃいますって」
───その、お大事に。
・ダイバー『リク』さん・ELダイバー『サラ』さん
「え、ハーゼさん、ですか?」
「なんか色々、我慢してる……感じ」
───我慢、ですか……チャンピオンに次ぐ実力者であり有名人であるリクさんも彼女(彼)についてはご存知ですか?
「勿論です。GBNを始めた頃に助けてもらったこともありますし……でも寡黙な人、なのかな? あまり話す機会がないので、一度しっかり話をしてみたいと思ってます。ファイターとしてもビルダーとしても、色々と学ぶべきことが多そうですし……それにバトルも!」
───タイガーウルフさんに勝利したという話もありますね。
「はい、俺の師匠、タイガーウルフさんに勝ったことがあるって聞いたら、俺も戦ってみたいって思って……それにキョウヤさんの友人なわけだし!」
───有志連合には第一次、第二次と共に参加していたそうですが……。
「第一次有志連合の時は、戦ってたのを見ました。キョウヤさんと肩を並べて戦っていたので……第二次有志連合の時は、こっちの誰とも戦ってなかったって聞いてます」
「ん、でもAVALONのフォースネストの中で、見た」
「え、そうなの?」
「うん」
───なるほど、貴重なお話ありがとうございました。
「リク、ドージたちと約束の時間」
「あ、そうだった! すみません自分はこれで!」
───あ、次号は是非リクさんの取材させてくださいね!
・ダイバー『クジョウ・キョウヤ』さん
「なるほど、それにしてもハーゼを取りあげるとは……言ってはなんですが目立った活躍は公にはないでしょう?」
───インタビューをしていて色々と情報を得たので、裏付けしていくつもりです。
「そうですか、そうですね。私としてもハーゼのそういったものを公にしてもらうのは良いことだと思っていますよ。シャイなものですから」
───そうなんですか? では、少し踏み入ったことをお聞きしますが、お二人はどういったご関係で?
「GBNサービス当初から少し縁があった。と言っておきましょう、それ以上でも以下でもありませんよ」
───では、そういうことにしておきますね。
「これは手厳しい。いやしかし、そうですね……彼女を助けるし助けられもする。そういう関係ではあります」
───チャンピオンが助けられることなんてあるんですね。
「バトルだけの話ではありませんよ。諸々と聞いてきたんでしょう?」
───マギーさん等から。
「ならそういうことです。そういう時に彼女が頼るのは私ですから」
───少し自慢気に……と書いとこう。
「ん?」
───いえ、すみません。続いてなんですが、助けられることもある、とは?
「第二次有志連合戦の時に少し……」
「おねーさま、次はここ行ってみたいかな」
「え、ええっと……えっ、ふぉ、フォースミッション……こ、これはちょっとハードかなぁ、アリスちゃんを守りながらなら、もうちょっと簡単な……」
「フォースってことは……あっ、おねーさま、ぼっちってヤツだもんね」
「ぐふっ! ドムではなくグフっ!」
「ギャンって言わせてあげようか?」
「ひぇっ……い、一週間前はもうちょっと優しかったのにぃ……」
「……」
───キョウヤさん?
「あ、ああ」
───黒髪ロングのお清楚な服装の長身ボンキュッボン、ああいうのが好み……?
「すみません、少し気になることがあったもので」
───それとも隣の甘めの服着てた金髪美少女? いやまさか……
「どうしたものか……」
───あ! すみません!
「いえ、私の方こそボーっとしていて」
───いえいえ、で、では! 続けてもよろしいですか?
「ええ……では、第二次有志連合戦の時の話でしたね……」
あとがき
二話目にも関わらず少し毛色の違う回になりました
変なところが無いか心配ですが……
次回は時系列が変わって、一話の続きからになります
では、次回もお楽しみいただければです