普通の少年「木原マサト」はある日、トラックに轢かれそうになった子供を助けたが、変わりに自身がトラックに跳ねられてしまい、この世を他界した。
「う、.....ん」
マサトは、見知らぬ所で倒れていた。只々周りには何もない、白い空間にただ一人。彼の目蓋が少しずつ開く。目を擦りながら、彼はゆっくりと起き上がった。
「....此処は....何処だろう...?僕は確か...あの子がトラックに轢かれそうになって...それで...。」
彼はついさっきまで自分が遭った出来事を思い出していた。すると後ろから不意に、声を掛けられる。
「目が覚めたんだね、体は大丈夫なのかい?」
「えっ?」
少し間抜けな声を出しながらも、マサトは後ろを振り返った。そこに居たのは、マサトよりも少し年上であろう青年だった。
「あ、あなたは...?」
「あぁ、俺かい?俺はお前たちの世界で言う神様ってところかな?」
「か、神様?」
マサトは、眼の前にいる人物が神様だなんて信じられなかった。ましてや神様が実在することすらも信じ難かった。
「ハハハ!まぁ誰だっていきなり”神様だ〜”なんて言われれば誰だってそんな反応するさ!」
「は、はぁ...」
神様と名乗る青年はそんな事を言いながら笑っていた。
か、神様って実在するんだぁ...ははは...。
マサトは若干困惑してしまう。色々と気になる事が山ほどあるが、考えても疲れるだけなのでそこまで細かい事を気にしないようにした。
そしてある疑問を思い出し、マサトは神様に質問する。
「そういえば、あなたに聞きたい事があるんです」
「うん?何かな?」
「此処は何処なんでしょうか?...それに僕はどうなったんでしょうか...?」
「ああ、それはね、此処は一応死後の世界だよ。確かお前はトラックに跳ねられそうな子供を助けて、死んでしまったんだ。」
「そっか...やっぱり」
神の答えに対して、マサトは分かりきったような声を出した。
「おや?意外と冷静なんだな?」
「人を助けることが出来て死ねたなら、良かったですよ...」
「そうか...。」
マサトはこれ以外に神様から日頃の行いを見られていることや様々なことを聞き、理解した。
「それで、僕はどうなるのでしょうか?」
「その事なんだが、朗報だ。普段、お前の日頃の行いが良かったから転生が出来ることになっているぞ」
「え!?転生できるんですか?」
マサトは神様が言った言葉に驚いた。生前、勉強の息抜きに見てたネット掲示板での小説みたいな事が実際に出来るのだから。
「腐☆腐。そうさ、お前が転生する世界は〜....
【魔法少女リリカルなのは】の世界DA☆!!」
神様はデデーン☆という効果音を出しながら、そう宣言した。
今の効果音って一体...?
そんな事よりも、マサトにとってそれ以上の疑問となる物があった。
「ま、魔法少女...リリカルなのは...?」
よく学校のクラスの中で男子が話題にしていたのを聞いたことがある。マサトにとっての知識はただそれぐらいだ。
「と、とにかくそこの世界に転生するんですよね?」
「ああ。それで転生する際、特典で”デバイス”いうものが貰えるんだけど、その世界で戦う際に必要な武器なんだ。」
「な、成る程...」
あまり戦いたくはないのだけれど...
「それで、そのデバイスで変身出来るキャラクターの希望はあるかい?」
「そ、....それって、なんでもいいんですか?」
「ああ、できる範囲でならOKだ」
そう言われてマサトは考え込む。好きなキャラクターとは言っても、最近勉強に専念しすぎて特にないのだ。
何か...好きなキャラクターってあったっけ...?
そんな事を考えてる間にも時間は流れてく。
数分間経った時、マサトは何か思いついたように声を出す。
「よしっ!」
「おっ?決まったのか?」
「はい!変身するキャラクターは、”ゼオライマー”でお願いします!」
「ほうほう、中々マニアックなキャラクターを選ぶねぇ〜」
マサトが選んだキャラクターは、まだ彼が中1だった時に少し読んだ事のある漫画「冥王計画ゼオライマー」という作品に登場する主人公のロボットだ。
デザインがマサトの好みで、何よりも攻撃力が高く、必殺技がかっこいい。更に次元連結システムというのを使った自己再生能力など便利な能力がある。戦う時にはとても役に立つだろう。
........まぁただ単に、マサトの知っているキャラクターがそれぐらしか居ないからなのだが...
「分かった。でもゼオライマーはロボットだから、自分の体に纏う感じになるな。」
「そうですか...感謝します!」
そう言いながら、マサトは神様にお辞儀する。
「いいんだよ。これで手続きは終わりだ。あとは後ろの扉を開ければ出発だ」
神様はそう言い、後ろを指差す。マサトは後ろを見ると、扉が現れた。神様が言うには、そこを通ると始まるらしい。
「神様。」
マサトは最後にまた声を掛ける。
「なんだ?」
「本当に....ありがとうございます」
その言葉を聞いた彼は温かい目でマサトを見てこう言った。
「どういたしまして。さて、そろそろお別れだ。お前にはこれから色々な事が起きると思うが、第二の人生を楽しく過ごせよ?」
「...はい!行ってきます!!」
「おう、頑張れよ!!」
神様に見送られ、マサトは扉を開ける。そして光がマサト包み込んでいった。
次回も楽しみにしてくださいね!!主人公の設定書いておきます!!
名前:木原マサト
性格:優しい。純粋、
容姿:OVA版ゼオライマーの秋津マサト
争いをあまり好まない優しい少年。転生し、リリカルなのはの世界にやってきた。また、ゼオライマーに変身できるデバイスを持っている。普段このデバイスは少し大きめの黄色いビー玉になっている。また変身時の姿は漫画版ゼオライマーである。
変身時:ゼオライマー
武装:格闘、エネルギー波、次元連結砲、メイオウ攻撃、等
補足として、エネルギー波は威力を調整可能であり、ビームライフル程の威力に下げる事ができ、メイン射撃として使うこともできる。
そして、メイオウ攻撃は両手甲にある光球と、胸の中央に存在する中枢を共鳴させ、目標に強力なエネルギー波を発射する大技である。
オリジナル設定を入れておきました。