ワルプルギスで宿敵クレイマンを倒しヒナタとも和解した
リムルは平和ではありながらも退屈な日々を過ごしていた。
それもそのはずリムルの周りには優秀な部下一部ポンコツ
もいるがその部下達のおかげでリムルが自ら指揮を取る
事案もほぼなくなっていた。
そんなある日自らのスキル「智慧之王」を使い脳内の
異世界旅行を楽しんでいたリムルはある異世界の一場面を
目の当たりにした瞬間リムルは直ぐ様究極スキル
「虚空之神」を発動しその世界へ旅立った。
「まああいつらなら多少の天変地異は解決出来るから
大丈夫だろ」
という言葉と「ちょっと人助けに行って来るわ」と
書いた置き手紙を見た紅丸とゲルドとリグルドは
「全くリムルさまときたら」
と話し通常業務をこなすのだった。
虚空之神で脳内で見た世界に辿り着いたリムルは
直ぐ様智慧之王で見た場所に向かった。
リムルの向かった先では艦娘と呼ばれる少女達
が深海棲艦と呼ばれる怪物と闘っていた。
その現場ではこんな会話が行われていた。
「神通さん、状況を教えて」
と話すのはこの総合艦隊の旗艦である軽空母鳳翔
である。
すると神通と呼ばれた少女からはこんな返事
が返ってきた。
「こちら神通 こちらの状況はかなりまずいです
電ちゃんと翔鶴ちゃんが大破 榛名ちゃんと私は
中破です なので今は私と榛名ちゃんで二人を
庇いながら戦っている状態です」
と報告を受けた鳳翔は次にもう一つの艦隊の旗艦
である赤城に連絡を入れた
「赤城 そちらの状況を教えて」
すると赤城と呼ばれた少女は
「こちら赤城 こちらも状況は最悪です
夕立ちゃんと龍田さんが大破 金剛さんと
私は中破なので二人を庇いながら戦っています」
という報告を受けた鳳翔は
「赤城、神通さんよく聞いてね
貴女達はもう十分戦ってくれたわ だから
貴女達は今すぐにその娘達を連れて
鎮守府に帰って あとは私達に任せなさい」
そう言われた赤城と神通は
「鳳翔さん何言ってるんですか!!
鳳翔さんと大和さんを置いていけるわけ
ないでしょう ならせめて私達だけでも
残ります」
と話す赤城と神通に鳳翔の隣にいた大和が
「大丈夫 安心して鳳翔さんは必ず私が守るから」
と力強い言葉を聞いた神通と赤城は
「わかりました 大和さん鳳翔さんのこと
お願いします」
と話し戦線を離脱すると負傷した仲間を連れ
一路鎮守府に向かった。
それを確認した二人はこんな会話を始めた。
「ごめんなさい 大和私のわがままに貴女を
付き合わせてしまって許してくれる」
と話す鳳翔に大和は
「何言ってるんですか 私が好きで残ったんです
から鳳翔さんが気にすることなんて何も
ありませんよ」
といつもの眩しい笑顔で答えた。
それを見ていた深海棲艦のリーダーである港湾棲姫は
「さてお前達この二人をさっさと倒して今逃げた奴ら
を海底に沈めてやりな」
と言われた空母ヲ級、戦艦ル級、タ級、重巡リ級、
ネ級、重雷チ級、軽巡ホ級そして駆逐艦のイ級と
ロ級が一斉に鳳翔と大和に襲いかかった。
「さあこれだけの相手にあんたらはあと
何分持つかな?」
とまるで二人の命をもてあそぶかのように
港湾棲艦は不気味に笑っていた。
最初は好戦していた二人も徐々に押されはじめ
二人の傷はどんどん増えていった。
そしてついに戦艦ル級の砲撃をまともに
受けた鳳翔は飛行甲板を破壊され艦載機が飛ばせ
なくなってしまった。
その場面に気を取られていた大和も戦艦タ級と重巡リ級
の攻撃を受け自慢の砲塔が完全にやられてしまった。
そのあとも深海棲艦による熾烈な攻撃をくらい
鳳翔と大和はあと一撃くらうと轟沈してしまうと
いうところまで追いつめられていた。
それを見ていた港湾棲姫は
「おい お前らもうこの二人に戦う力は残ってねぇ
さっさと楽にしてやれ」
と話すと戦艦ル級とタ級が鳳翔と大和それぞれに
砲塔を向け最後のトドメを刺そうとしていた。
その光景を見た二人はこんな事を思っていた。
「あの娘達はちゃんと鎮守府に着いたかしら
きっと大丈夫ね あの娘達はしっかりしてるし」
そして無情にも二人に向かって砲弾が放たれた。
二人とも完全に自分達の死を覚悟して目を閉じた
が一向に砲弾が自分達に飛んでくる気配がない
不思議に思った二人が静かに目を開けると
水色をした不思議な物体が放たれた砲弾を丸呑み
していた。
その光景を目の当たりした二人そして深海棲艦達
さえも唖然としていた。
するとその物体は徐々に形を変え遂には人の形に
なった。そして二人にこう話しかけた
「なあ 目の前にいるあの変な奴ら倒していい
んだよな」
と聞かれた鳳翔は戸惑いながらも
「はい 目の前にいるのは私達の敵なので」
と答えた瞬間敵に向かってさっき丸呑みした砲弾
をまるでマシンガンの如く無限に手の平から
打ち出しその砲弾を喰らった深海棲艦達は
一体残らず消し飛んだ。
そして唯一残った港湾棲姫は一瞬で消し
飛ばされた部下の状態に顔が青ざめながら
も毅然を装おって質問をし
「おいお前 一体何なんだよ」
と聞かれた水色の不思議な物体はこう答えた。
「俺の名前はリムル*テンペストとある世界で
魔王をやっているものだ」
これが魔王リムルと艦娘の不思議な出会いの物語
である