鳳翔と大和を助けたナゾの人物は自らを魔王と
名乗った。するとリムルの目の前にいる敵で
ある港湾棲姫が
「ハァ 何が魔王だ ここはテレビゲームの
世界じゃないだぞ 多少腕が立つみたいだが
あまりナメてるとお前もコイツらみたいに
潰すぞ」
と話すと負けじとリムルも
「やれるもんならやってみろよ テメェこそ
さっきのお前の部下みたいに一瞬で消し飛ば
してやる」
などとお互いに挑発しあっていると鎮守府の
立っている方向から爆発音と黒煙がモクモク
と上がっていた。
それを確認した港湾棲姫は
「よし あいつら上手くやってくれたな」
と話しそれを聞いた鳳翔は
「まさか!! 別の艦隊がいたの」
と聞かれた港湾棲姫は
「あぁ さっきコイツが倒したのはいわば
おとり今鎮守府を襲ったのが本隊ってワケ」
と笑いながら話しそれを聞いた鳳翔と大和は
鎮守府に帰っていった娘達の無事を祈ること
しかできなかった。
時間は少し遡り鳳翔と大和がリムルに
助けられた同じ時間負傷し鎮守府に向かって
いた赤城や神通達はどうにか無事に鎮守府に
帰ってきた。すると鎮守府から明石と間宮が
彼女達の元へ走り寄ってきた。すると明石は
「皆さん ご無事ですか」
と聞かれた為代表して赤城が
「電ちゃんと夕立ちゃんそれに龍田さんと
翔鶴が大破 金剛さんと榛名ちゃんそれに
神通さんそして私が中破よ」
と答えた。それを聞いた明石は
「それは大変でしたね では今すぐ全員
ドックに入ってください あれ?そういえば
鳳翔さんと大和さんの姿が見当たりませんが
一緒じゃなかったんですか?」
と聞かれた赤城と金剛は
「鳳翔さん(ホウショウ)と大和さん(ヤマト)
は私達を敵から逃がしこの鎮守府に帰らせる為
に現場に残りました」
と悲痛な顔で話した。それを聞いた明石は
「それはお辛かったですね お二人も軽い傷
ではありません 早くドックに入って傷を
直してください」
と言われたが赤城と金剛は
「明石(アカシ)私達は今すぐあの二人を
助けに行かなくちゃならない だから装備を
整えたらすぐに出発するわ だからあの娘
達の事お願いね」
と言いドックに行く明石達と別れようとした
瞬間近くから何発かの砲撃音が聞こえたかと
思ったら
みんなの家とも言える鎮守府が跡形もなく
崩れ瓦礫の山となってしまった。
その場にいた全員が海の方を見ると
先程自分達が戦っていた戦力より劣るもの
の深海棲艦の艦隊が自分達の目の前にいた。
だが運が良かったのか姫級はおらず駆逐艦
や軽巡が主だった為中破していた赤城、金剛、
榛名、神通でどうにか倒す事が出来た。
だが鎮守府を失ってしまった為鳳翔と大和
を助けに行く事も大破した娘達をドックに
入れる事も不可能になってしまった。
その頃港湾棲姫も本気を出したのか自らの
艤装を展開し主砲や副砲から砲撃すると
リムルもさっきと同じ攻撃でお互いの
砲撃を相殺していた。
そんなリムルの様子を見ていた鳳翔と大和
はこんな会話をしていた。
「凄いわね あのリムルって人あの姫級と
互角に渡りあってる これなら私達助かる
かもね鳳翔さん」
そう話す大和に
「そうね 助かるかもね」
と笑顔で返したが心の中では別の考えが
浮かんでいた。それは鳳翔が他の娘達より
戦闘経験のある歴戦の戦士だからこその
考えだった。
「確かにリムルさんは強い だけど相手は
あの港湾棲姫さっきまで戦ってた雑魚とは
訳が違う まだなにか奥の手を隠してる
はず気をつけて」
という鳳翔の考えは正しかった。
鳳翔が慎重に港湾棲姫の周りを見渡すと
港湾棲姫の後ろの海中に三体ほどの動く
影を見つけた。それは敵の潜水艦だった。
「まさか!! あれは潜水艦まずいリムル
さんはまだ気付いてない リムルさん
早く逃げて下さい」
と叫ぶも時すでに遅し一体の潜水艦から
各五発ずつ計十五発もの大量の魚雷が
発射された。その光景を見た港湾棲姫は
自分の完璧な勝利を鳳翔と大和は唯一の
希望を失った事に愕然とした。
だがいくら経っても発射された魚雷が
リムルに届くどころか爆発による水柱
さえも立たない事に港湾棲姫も魚雷を
放った潜水艦達も不思議に思っていた。
それが顔に出ていたのかそれに気付いた
リムルがこう切り出した
「魚雷が爆発しないから不思議なんだろ
言っちゃ悪いがお前の後ろに何かがいる
ことは最初から分かってたよ まさか
魚雷を撃たれるとは思わなかったがな」
と話すと港湾棲姫が
「ならその魚雷はどこにやった さっき
みたいに飲みこんだか あー」
と話す港湾棲姫に
「いいや 魚雷は飲みこんでねぇよ
ちょっとした小細工はさせてもらった
けどな」
と言われた瞬間港湾棲姫のすぐ隣で
魚雷が爆発した。何が起きたのか理解
できない港湾棲姫はリムルをキッと睨むと
「テメェ何しやがった 何でテメェに
向かって撃った魚雷が私のそばで爆発
するんだよ」
と話す港湾棲姫にリムルは
「いいぜ 答えてやるよオレはお前と
砲撃の打ち合いをしていた時に海中に
オレにしか見えない強力な糸を張りめ
ぐりさせてたのさ
海中は今やオレの独断場魚雷ぐらい
なら難なくコントロール出来るって
ワケよ」
それを聞いた港湾棲姫が自分の足元を
見ると自分の部下が発射した魚雷が
まるで円を書く様に自分の周りに設置
されていた。その光景を見た港湾棲姫は
「まさか この私が負けるとわね」
という言葉を聞いたリムルは自ら
張り巡らした糸に魔力を流すと全ての
魚雷が爆発しその中心にいた港湾棲姫
は静かに暗い暗い水底に沈んでいった。
指揮官である港湾棲姫を失った潜水艦
達にリムルはこう切り出した。
「おい お前らに選ばせてやるよ
このままてめえらのウチに帰るか?
それともここでオレに消されるか?」
その言葉を聞いた潜水艦達は慌てて
自分の住処である深海に帰っていった。
その光景を見ていた鳳翔と大和は
「なぜ 奴らを見逃したんですか
奴らはまた襲って来ますよ」
と話す二人に
「ああ そうだなだが今は鳳翔さんと
大和さんあんた達の治療とあんた達の
仲間を助けに行くのが最優先だろ」
と笑顔で話した。
リムルと深海棲艦達の初めての戦いは
リムルの完全勝利で終わりをむかえた。
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