衛宮切嗣は死亡した。聖杯戦争は生き残った彼だが、その後死亡した。それによって、彼に異常がみられた。
衛宮切嗣はいま、椅子に座らされ、身動きが取れなくなっている。彼のいる場所は現実ではない。その違和感から切嗣は不思議に思い続けている。目の前には懐かしの武器。
しばらくすると、前から人の声がしてきた。しかし、人の形をしておらず、異形の姿をしていた。それから声が聞こえてきた。
「私は聖杯。おまえに罰を与えに来た」。
これを聞いた切嗣は声をだそうとしたが、出せなかった。否、出せない状況にされた。その状態で聖杯と名乗るなにかは話をつづけた。
「これから貴様には罰としてあるところに向かってもらう。そこで貴様にはやるべきことがある。」
銃器類に触れながらつづけた。
「人を殺してもらう。」
彼の目の前に2枚の写真が現れた。一枚目は赤髪に黒い服を着た男性。もう一人は黒髪に動物の耳をつけた女性。
「男の名はアダム・トーラス。彼は確実に殺さなければならない。このテロリストを野放しにすれば、大勢の人々が死ぬだろう。冬木市のように。」
「もう一人はブレイク・ベラドンナ。彼女がアダム・トーラスに協力している、もしくはホワイト・ファングに関わっている場合には殺害しなさい。」
ホワイト・ファング?知らないことがないものが聞こえた。
「ホワイト・ファングは簡単にいえばテロリスト集団。正義のために人間に危害を与えているのよ。ほっとけば、犠牲は増え続けるだろう。それを阻止したらどうだい?正義の味方さん?」。
なるほど、罰の内容が理解できてきた。要は自分のしてきたことをまたここでやれということだな。
「多数のために頑張ってね?」
そうして彼は異形が離れていく様子を見ながら、目の前が真っ暗になっていくのを実感した。
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そうして、彼がRWBYの世界に降り立って、何日かたった。
とりあえず女のほうは目星をつけることができたので、そこに向かうことにした。
彼は自分の現状を理解した。
まず、この世界にはファウナスという人体の一部に動物の特徴を持っている人間が存在していること、次に彼らは人間から差別されてきたことを理解した。
次に彼自身に関しては、装備については聖杯戦争のときと同じ装備であった。
しかし、起源弾は減らされていた。この影響は正直なところ不明であった。
また、体は聖杯戦争時のときと同じであり、もちろん、タイムアルターも使用可能となっている。
こちらではセンブランス(能力のようなもの)としたほうが都合がいい。
最後に技術について。技術は元居た世界より進んでるようで、通信には小さな機械を使用していた。
彼は今、目星をつけた島に向かっている。その島はファウナスが住むところで、自分が異質であることを事前に覚悟している。
「ファウナスの島に向かっている船だし、ファウナスは多いな」。
そんな独り言をつぶやきながら、船旅をし続けていった。
そして、到着して、感じたのは理解できないといった目線を感じたことであった。
苦笑いしながら、中に進むと、なにかしら声が聞こえてきた。
「長に力を貸して。同胞に力をかして」。
女性の声でなにか呼びかけているようだった。しかし、切嗣には違和感があった。
「すみませんが、いいですか」
遠くで様子をみながら、近くにいた人に話を聞いた。
「大丈夫ですよ」。
答えてくれたのは、大柄な男性であった。
「彼女はいったいなにを?」
「ホワイト・ファングの襲撃を止めるのに協力をお願いしているんですよ。誰も集まらないと思いますけどねぇ」。
「ありがとうございます」。
そういって、切嗣は呼びかけをしている女性に向かっていった。
「参加したいのですが」
これは情報と金銭が少ないなか、行動するには誰かの協力が必要であると思ったからであろう。
しかし、女性はそんなことは知らず、喜びの声を上げた。
「名前の記入をお願いします」
そう促され、切嗣は名前をなんとか記入することができた。
「私はブレイク、ブレイク・ベラドンナよ。よろしく。」
やはり、この人か。それを確信した切嗣は一歩前進したことを実感した。
「よろしく。僕は衛宮切嗣」。
周りの反応は各々違っていたが、予想はしていた。
その後、話が聞きたいといわれ、近くの飲食店に入っていった。
「おーい」
男の声で、遠くから聞こえてきた。
見ると、金髪でシャツのボタンを閉めていない青年が来た。
「サン、そっちはどうだった?」
「だめだ、だれも参加しない」
「ところで、こちらのかたは?」
サンと呼ばれた人がこちらを見てきた。
「彼は最初の協力者よ」
「まじで!しかも人間かよ!」
「サン!」
さすがに失礼だったからか、ブレイクに怒られていた。
「僕は衛宮切嗣。よろしく。」
「おう、俺はサンだ。」
こうして簡単な自己紹介が終わり、切嗣は質問攻めにあった。
ここに来た理由やなぜ志願したのかを問われたりしたが、「観光できた」「正義のため」としといた。
また、切嗣が宿について聞いてみると、ベラドンナ家で済むことになった。
最も、手伝いなどはする必要があるが。
そうして夜になった。
その後特にめぼしい成果は見られず、解散となった。
切嗣はゲストルームで横になり、これからのことについて考えていた。
まず、ブレイク・ベラドンナはホワイト・ファングを何らかの理由で脱退したのか、または一部が暴走しており、それを止めたくて行動しているのか。
後者なら、自分に支持する仲間をホワイト・ファング内で集めていそうだが。
考えるにしても、知識がない。そのため、ブレイクに直接聞くことにした。
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ろうそくの光が照らす部屋に二人の男性と一人の女性がいた。
「今日はどんな御用でしょう」
配下らしい女性が男性に跪いて尋ねた。
「実は良い知らせがある」
「なんでしょう」
大体のことは予想はついていた。
「アダム・トーラス様が指導者となられた」
「喜ばしいことです」
「そこでそなたに頼みたいことがある」
自分にできることならなんでもするといった意思を持って、
「何なりとお申し付けください」
しかし、次の言葉はその決意すらゆらいでしまうものとなった。
「ベラドンナ家は邪魔な存在となった」
「よって口を封じる必要がある」
なんとか動揺を悟られないようにするので必死だった。
「この任務はベラドンナ家と交流があるそなたにしかできぬことだ」
一人心当たりがあった。
「ブレイク?」
「安心しろ。あの娘は生かしておけとの命令だ。」
「だが、邪魔になることは避けたい」
しかし、それだけが問題ではない。
「でも、メラジェリーの人たちは」
すべてをいう前に割って男性の声が響いた。
「ホワイト・ファングに抵抗する人の末路を知れば、わかるだろう」
「これもやむを得ない犠牲だ」
女性は動揺を隠すように返答した。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。まだまだ初心者ということで、それは改善しながら書いていこうと思います。これが黒歴史とならんことを、願います。それでは、さようなた。