太陽神の名のもとに集いし戦士たち   作:クマ提督

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第一話 チーム結成、その名は…

 

「うぇーい!!トレピ〜」

 

今日も俺の担当ウマ娘、ダイタクヘリオスはノリにのって話しかけてくる

 

トレーナー「なんだ〜?ヘリオス」

「トレーナー、話あるんだけど…」

 

ヘリオスがいつものチャラついた話方ではなくちゃんとした口調で話しかけきたのでちょっと息を呑んだ

 

「トレセン学園のチーム対抗レースもうそろやん〜うちもチーム作ってみたい的な?」

 

チーム対抗レース。学園内の最強チームを決めるレースであり芝とダートに分かれ更に距離ごとに走る全5戦のレースである」

 

 

「あぁ…良いんじゃ無いか?でもチームメンバーを集めるのが大変なんだよな…」

「それならうちにおまかせ!メンバーは大丈夫!うちのズッ友に話ついてるから〜」

 

そう言いヘリオスはトレーナー室を出ていった

 

「一体誰を連れてくる気だ…」

 

暫くしてヘリオスは帰ってきた

 

「トレピ〜お嬢とミラっち、ゼーファーとパマちん連れてきたお!」

 

「おぉ〜ダイイチルビー、ケイエスミラクル、ヤマニンゼファーにメジロパーマー…何してんだヘリオスゥゥ!?恐れ多くてチームに入れれる訳ないだろ!?」

 

そりゃそうだヘリオスの呼んできたのは華麗なる一族の令嬢ダイイチルビー、アメリカ生まれの熱い闘志を持つスプリンター、ケイエスミラクル、マイルの帝王と呼ばれたヤマニンゼファー、メジロの爆逃げウマ娘メジロパーマー

 

とてもじゃないが俺では扱えないし各々トレーナーからしてみれば俺のチームなんて入るのは迷惑だろう

 

「ヘリオス…あのな?いくら仲が良いとしても各々の担当トレーナーが俺にチームを任せてくれるとは…

 

「あの…」

咄嗟に口を開いたのはダイイチルビーだった。

「なんだ…?ルビーさん」

「こちらの書類提出でチームに入れますよね?」

 

差し出されたのはチーム移籍届け。担当ウマ娘と二人三脚での契約とは別途でチーム契約をすることも出来る。複数人とトレーナーとウマ娘としても契約出来る事になっている。なおリギルやスピカ、カノープス等の有力チームどころは大抵複数人と担当トレーナーとして契約してる所の方が多い

 

「あぁ…ウマ娘名とトレーナーのハンコがあれば…チームとして入れるね…しかしルビーさんあなたはそれで良いのかい?君はG1を2勝もしてるエリートだ。もっといいチームだって…」

 

「入りたく無いのならここへは参りません。ヘリオスさんのチームが気になり来たまでです。あまり言わせないで下さい」

 

「それはすまなかった…うん、良いよ!チーム参加を俺からもお願いするよ」

 

「ありがとうございます。精進致します」

 

そしてチラッと横を見ると黄色いイヤーマフ、水色の髪、スラッとしたスタイル、儚げさを感じつつもフフッと微笑む笑顔の美しいケイエスミラクルと目が合った。

 

「おれ…もトレーナーから許可を頂いて来ました!こんなおれですけど入れますか?」

「あぁ…大丈夫だがスプリンターズSの中継を見ている時に倒れ意識不明までになったんだあまり無理はしないでくれよ」

 

ミラクルは残念そうに下を一瞬向いて向き直り笑顔で続けた

 

「あはは…やっぱり無理ですよねおれなんかチームの足手まといでしか…」

「おいおいまだ誰も加入ダメなんて言ってないだろ?入って良いと言っただろ?」

 

ビックリしたのか目を丸くしながら続けた

 

「はい!?いやいや大丈夫ですって!おれなんて本当に足手まといになりますよ?」

「あんまり自分の事低くく見積もらないことだな。君はあんな事があってもその翌年の高松宮記念に出走してレースに復帰していたじゃないかヘリオスと一緒に君を応援したさ。それに翌年のスプリンターズS、ダイイチルビーに並びかけ優勝したんじゃないのか?足手まといと思ってるならそもそもここに来ないんじゃないのか?」

「はう…ヘリオスのトレーナーさんイジワルだ、イケナイ人なんだ」

「で?チームに入るって事でいいかい?」

「はい、よろこんで!不束者ですが頑張ります」

 

「同じチームで走れる事、私も有り難く存じますミラクルさん」

「うん、ルビーにもみんなにも沢山心配かけちゃったねおれまた頑張るよ」

「ウェ~イ!ミラっちなら頑張れるって〜ウチも思うよ!」

「へへ…ありがとヘリオス」

「うんうん、ミラクル気楽に走ればきっと大丈夫」

「良き風が吹くことでしょう…」

「…おれ幸せ者だなぁ。みんな優しくて嬉しいよ」

 

まぁ、ケイエスミラクルは大丈夫だろうきっと何があっても乗り越えられると信じよう。ただ自己肯定感が低いのは少し気になるか…

 

「ヘリオスのトレーナーさん、私は良き風がやって来たので入ることに」

「良き風ってヘリオスのことか?」

「フフ…トレーナーさん正解です。よく分かりましたね」

「まあ風がやってきたこの感じだと訪ねたヘリオスかな〜って」

「風の赴くままに…素晴らしきそよ風をこのチームでま吹かせてみせましょう」

「そよ風と言うには強烈過ぎそうだな」

 

ヤマニンゼファーと言えば安田記念を連覇し皇帝の後継者トウカイテイオーと同期だったことからマイルの帝王と呼ばれているウマ娘である。

 

ゼファー「芝チーム対抗戦は全5戦。短距離マイル中距離長距離そして最後に東京芝2400m。クラシックディスタンス世界的な統一距離を最後に走りますねマイルは是非私にお任せを」

「そうだなこのチーム得意な距離は短マイルか…スピカにはウオッカ、タイキシャトル…よし行ける!」

「はい、良き風の如し参ります」

 

 

そしてヘリオスの呼んだ最後の友達はメジロの大逃げウマ娘。一度は障害レースへ転向したが平地競走に戻り宝塚記念、有記念グランプリを制覇したメジロパーマーだった

 

「ウェ~イよろ〜ヘリオスのトレーナーさん」

「しっかしパーマー本当にギャルに染まったよなぁメジロのお祖母様とかに何か言われたりしないのか?」

「へ?お祖母様案外SNSの事とか案外何も言わないよ?むしろ数多の人に情報を発信出来るのです。ルールやマナーはお守り下さい守れるのなら私から何か言うことはありませんよだってさ」

「そうか…優しい方なんだな」

「そりゃね〜メジロのみんなよく見てるし1番先頭に立って応援してくれるもん」

「やはり器の大きい人は違うな…」

 

 

というわけでヘリオスの仲間でチームを組むことになったのであった。

 

「そういえばチームを組むにはチーム名が必要では?ヘリオスさん何か案はございますか?」

 

ルビーがそう切り出した確かにそうだ俺達のチームにはまだ名前が無い

 

「チームヘリオス!ウチがリーダーでウチのチーム。太陽神の名前で明るいっしょ!」

「太陽神で明るいのは良いんだけど…ね」

「ヘリオスさん何でしょう…もう少し違う意味の言葉等で決めた方が良いかと存じます素晴らしい意味なのですが」

「チームアポロ。はどうでしょう?」

「アポロ?ゼーファーお菓子の名前?ウチ好きだけど〜うーん」

「…アポロ、意味はギリシャ神話に出てくる太陽神の名前ですか…因みにヘリオスさんヘリオスも同じギリシャ神話の太陽神の名前ですよ」

「流石、お嬢〜!物知りり〜つーかギリシャ神話太陽神何体おんねん笑!」

「元々はヘリオスが太陽神だったのですが時代が進むに連れアポロも太陽神に同一視されたという説がございます。お菓子の名前も由来は同じですよ」

「トレピ、あたしアポロ気に入った!この名前がいいな!」

「ヘリオス、じゃあみんなにそれで良いか聞かないとな」

「私は構いませんよ」

「おれも良いと思うよ。太陽神か…闘志が熱く滾って来そう!」

「太陽神か〜ヘリオスのチーム名にぴったりだね〜ウチも当然良いよ」

 

「よし!じゃあその名前で登録しようか今日から俺達は

【チームアポロ】だ!」

 

チーム名が決まり早速俺は提出書類に明記したのだった。トレセン学園にはチームリギルやスピカ、カノープスなんていう最強チームばかりであるしかしそっちは中長距離がメインのチームで短距離マイルが得意なのはタイキシャトルやウオッカ、ツインターボ位対する俺達にはケイエスミラクル、ダイイチルビー、ダイタクヘリオス、ヤマニンゼファー。ゼファーでさえ短距離を走ることの出来る短マイルに強いチームならもしかしたら勝てるかも知れないその【勝てるかも知れない】で勝利を掴むしか俺達のチームが勝利を掴むのは無いのだろう

 

 

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