【本編完結】魔法使いフリーレンとくだらない魔法   作:SUN'S

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もしもパルプンテを受けたら「IF」です


??????

とある日のお昼過ぎ────。

 

勇者ヒンメルとその仲間達はかつての勇者が人々を救うために使ったという「いざないの剣」を手に入れることに成功した。

 

約2年前、勇者の剣を抜くことが出来なかったヒンメルは今回の剣も抜けないと思っていたため、ものすごく嬉しそうに笑った。

 

その笑顔を見ながらフリーレンは「良かったね。ヒンメル」と言い、どうやって帰ろうかと大岩で塞がれた通路から視線を逸らす。

 

「しかし、二本も剣を持つのはなあ…」

 

「でしたら私が『いざないの剣』を背負いますよ。ヒンメルはその勇者(ヒンメル)の剣をいつも通り腰に差してください」

 

「ありがとう。じゃあ、そうするよ」

 

「しかし、二刀流の勇者か」

 

なんだかウキウキな男の子達にフリーレンは溜め息を吐きながら「このまま生き埋めになるのはいやだなあ…」と静かに悩んでいる。

 

そんな時だった。

 

彼女達の目の前に変わった衣服のヒョロヒョロで全身を謎の物質で覆った人なのかすら分からない。そもそも生き物なのかも分からないけれど。そいつは現れたかと思えばゆっくりと片手を掲げた。

 

「『??????(    パルプンテ    )』」

 

ふと気がつけばフリーレン達は見知らぬ場所にいた。さっきまでいた「いざないの剣」を奉っているダンジョンではなく何処かの山道だ。

 

「うむ。やはり道に迷ったかヨシヒコ」

 

「いいえ。私の勇者としての勘は此方に真っ直ぐ進んでいけば問題ないと言っています!」

 

「しかし、ヨシヒコ。お前の言う通りに進んだ結果、俺達はもう長いこと迷っているぞ」

 

「ちなみに6回目だよ、ヨシヒコそれ言うの」

 

そんな話し声にヒンメル達は外に出たのかと安堵する。だが、フリーレンだけは自分の持っているメレブの魔導書と目の前を横切ろうとしている金髪キノコ頭の胡散臭さ全開の魔法使いを見つめている。

 

「メレブだ」

 

「ムムッ。誰かが私を呼んだような?」

 

「誰もお前なんか呼ばねえよ」

 

「バカ、ムラサキバカ、たいらムネ。この私を呼ぶ声を聞き逃すものか。またうっかりお前の鼻に『他人の鼻を豚鼻に変える魔法』を掛けるぞ」

 

「やめろよ、てめぇー!」

 

そうばか騒ぎする四人組に向かって真剣な眼差しでフリーレンは歩き出し、ヒンメル達も慌てて彼女の後ろを追い掛けていく。

 

彼女の姿に気がついたメレブ達も武器を構えようとするが真顔のフリーレンはずんずんとメレブに歩み寄って彼の手を掴んだ。

 

「ファンです、サインください」

 

「……成る程、良かろう」

 

とくに理解していないクセにメレブは差し出された魔導書の後書きのところに「偉大なる大魔法使いメレブ」と書いてあげた。

 

 

 




??????(    パルプンテ    )

?????

何が起こるのか全く分からない。


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