蓮ノ空学院に過ごす青年の日録   作:好き好きクラブの開拓者

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溜め込んだ小説を解放する時がきた(何言ってんだこいつ)


チャプター4

倉庫前にて

 

梢「日野下さん、蘭丸くん、お友達との会話を邪魔しちゃって、ごめんなさいね。」

 

蘭丸「僕は全然大丈夫ですよ!」

 

花帆「あ、いえ。そんなぜんぜん。なんというか、、現実逃避してたので…」

 

梢「あら、何か嫌なことがあったの?」

 

花帆「うぇっ!?そ、それは。あの、、その……」

 

蘭丸「日野下さん、悩んでるなら話してもいいんじゃないかな」

 

花帆「う、うん……、、その実は……。クラスの子のひとりが、もしかしたら学校辞めたいって思ってて……。あ、いや、思ってるみたいで」

 

梢「まあ。そうなの?、どうしてそんな風に思うのかしら。」

 

花帆「えっと……。どうも入ってみたら、ぜんぜん思ってるのと違ったみたいで。それで、他の学校のパンフレットとか取り寄せてるらしくて……」

 

 

梢「確かに、年頃の女の子が三年間過ごすには、なかなか窮屈な環境をしているものねぇ。クラスメイトさんの気持ちも、少し分かるわ。」

 

花帆「ですよね?」

 

梢「その子はどんな学校を過ごしたかったのかしら?」

 

花帆「どんな学校か、っていうか……多分、どういう風に過ごしたかったのか、だと思うんです。もと毎日が華やかで、キラキラしてて、楽しそうな友達に囲まれて、楽しそうに過ごしてて」

 

梢「その子にとって、蓮ノ空はそうじゃなかった、のね。」

 

蘭丸(クラスでそんな話は聞いてない気がする……もしかして、日野下さんは自分自身の事を言ってるのかな?梢先輩に心配かけないために、、)

 

 

梢「ねぇ、だったらこういうのはどうかしら。日野下さんがその子のために、この学校を楽しくしてみせる、っていうのは。」

 

 

花帆「えっ。この学校を!?そ、そんなこと、ムリですよ!」

 

梢「あら、どうして?案外ね、自分の好きっていう気持ちは、思ったより周りの人に伝わるものなのよ。」

 

 

花帆「好きな気持ち……。確かに、センパイのライブは、とっても素敵でした、けど……。」

 

 

ー場面は変わりー

 

 

梢「よいしょ、と。ああ、資材はその辺りに適当に積み上げてもらっても大丈夫よ。」

 

蘭丸「梢先輩!機材と資材をわけてなるべく機材が壊れない場所に置いときましたよ!」

 

梢「仕事が早いわね。蘭丸くん、ありがとう!適度に休憩とってね。」

 

花帆「これは何に使うんですか?」

 

梢「次のライブステージを少しずつ準備しているの。」

 

花帆「ええっ、スクールアイドルって、そんなことまでするんですか!?」

 

梢「それはもちろん!歌って踊るだけじゃなくて、その周りのことだってぜんぶするのよ。例えば、新入生勧誘とかもね。」

 

蘭丸(少しずつ、梢センパイ達の負担を減らす為に僕も頑張らなきゃ!)

 

梢「ライブを見に来てくれる子は多いんだけど、いざ一歩を踏み出してくれる子は、案外いないのよねぇ。」

 

梢「あなたの友達の、村野さやかさん、朽木蘭丸くんは、よく飛び込んできてくれたわ。あとは、綴理とうまくやれるかどうか、だけれど……。」

 

蘭丸「あっ、荷物運びの途中、様子見に行ったんですけど2人共順調に進んでましたよ!」

 

梢「そう……。ありがとう、蘭丸くん。」

 

蘭丸「いえいえ、ある程度荷物整理したらまた様子を見に行きますね!」

 

梢「お願いね。少しこっちの話をしすぎたわね。」

 

花帆「あの時のさやかちゃん、確かに凄かったです。朽木くんの行動力も……」

 

梢「なんだか、一歩先に行かれた気分?」

 

花帆「そっ、そういうわけじゃ、ない……と思います、けど。」

 

梢「ふふっ、ごめんなさい、へんなことを言ってしまって。というわけでね。来週の新入生歓迎ライブは、ちょっといつもより気合を入れてるの。マネージャーとして頑張ってる蘭丸くんもいるけど、せっかく日野下さんがお手伝いしてくれているんだもの。大大、大成功してみせないとね。」

 

花帆「そんな、あたしなんてぜんぜん。その、新しいことを始まるまでの、途中、みたいな感じですから。」

 

梢「そう。でも嬉しいわ。いいところを見せなくっちゃね。あなたにも、そして。学校を辞めたがっている、その子にも。」

 

花帆「はい、あの、あたし、せめて、一生懸命、手伝いますね!」

 

梢「とっても助かるわ。まるで、蘭丸に続いて、もう1人のスクールアイドルクラブのマネージャーさんみたいね。」

 

花帆「じゃあ、それです!」

 

梢「うふふ、それじゃまたしばらく、よろしくね、日野下さん。」

 

花帆「はい!」

 

ー廊下にてー

 

蘭丸(僕も、梢先輩と日野下さんに出来るだけの事はやらなくちゃ!ん、あれは?)

 

部室の前で、暗い表情をしてる花帆

 

花帆「センパイ、きれいに花咲いてて、素敵だった……、朽木くんもキラキラしてて頑張ってる……あたしは……!」

 

蘭丸「日野下さん!」

 

花帆「あっ、朽木くん……。」

 

蘭丸「色々と迷いと悩みはあると思うけど、花を咲かせられる何かのきっかけになれるように僕も出来る限り日野下さんの事をサポートするから一緒に頑張ろうね!✧٩(ˊωˋ*)و✧」

 

花帆「うん……。ありがとう!!(あたしの為に気にかけてくれるなんて優しすぎるよ……。)」





軽い裏話なんですが蘭丸くんの直感力に関しては某家庭教師ヒットマンの主人公を参考にしました。
どうゆう展開、こうゆう話と妄想最高だよなぁってのを書いてます!
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