アーキバス所属武力実行部隊ヴェスパーの動きは、早く手柄を立てねばと焦る気持ちとは裏腹に、平穏と言って良いほどの閑散具合だった。
今のところ特に目立った戦果は上げていないにもかかわらず、妙に周囲の目が生温かい。
それが、フロイトとの模擬戦――とは名ばかりの実戦が原因だということに、当事者二人だけが気付いていなかった。
レーザードローンの光が瞬くように取り囲んでいく。滑るように避けた先には、狙い澄ましたバズーカの弾が打ち込まれていた。
(しまっ……)
ACS負荷限界の警告が鳴り響く。爆炎で遮られた視界の向こうからアサルトブーストで接近した濃紺の機体が現れ、すくい上げるようにチェーンソーを叩き込んできた。
一度目はぎりぎりで避けた。追撃が来る。とっさの判断で、側面を狙って蹴り上げた。さすがに勢いを殺しきれない。ギャリギャリと耳障りな音を立て、足首以下が使い物にならなくなった。
《狙いは面白いな。もう一息――》
傾いた姿勢のまま、ブレードを回転させて無理矢理に切り込んだ。左肩のフレームを削り、ミサイルをばらまきながらブーストをかけて距離を取る。追うように放たれたバズーカは予測通りだ。どうにか避けられた。
片足では姿勢制御が厳しい。頭上を取るように飛び上がり、背後を狙う。
簡単に背後を与えるわけはない。最高地点でチェーンソーが再び襲いかかってきた。ブーストを切り、落下しながらぶつかるような勢いで真下にブレードを突き出す。狙うのは、さっき損傷させた左肩だ。
チェーンソーの刃が、既に壊れていた足を切り落とす。衝撃による反動を短くブーストで緩和して、なだれ込むように、左肩へ刃を突き入れようとし――パルスアーマーの発動に阻まれた。
まずい、と距離を取ろうとした。アサルトブーストで追従してきたフロイトが機体のコアを蹴り飛ばす。
衝撃に息が止まった。操縦桿から手が緩む。機体はそのまま制御を失い、地面に叩きつけられてしばらく滑り、ようやく止まった。
一瞬、意識が飛んだかも知れない。
興奮を隠せない声音が、その意識を引っ張り戻した。
《まだ終わりじゃないだろう? さあ、次はどうするのか見せてくれ》
必死に目蓋を持ち上げて、相手を見る。
左腕は叩き切ることこそできなかったものの、派手な火花を散らしていた。追撃を仕掛けないのは、動かない相手を仕留めても面白くないからだろう。その隙を有り難く食らってやりたい。
最大のダメージソースを封じることができたなら、こちらも痛めつけられた甲斐があるというものだ。
痛む身体を叱咤して機体を起こす。わき上がる衝動に、笑みを浮かべた。
「……そうね。今回こそ、覚悟して貰うわよ」
回線の向こうから、声にならない高揚感が伝わってきた。自分も同じくらい、どうにかなりそうなほどに、血が沸いている。
直立するのは難しそうだ。着地に気をつけなければ。
ブーストでふわりと浮き、銃口を向け、改めて相対する。
続きが始まろうとしたとき――大音量の通信がその場に割って入った。
《いい加減になさい、そこの馬鹿二人!! 模擬戦で一体どこまでやるつもりですかッ!!》
音響兵器かと思うほどの音量だった。
さっき吹っ飛ばされた影響かも知れないが、頭がぐらぐらする。おそらく意図的な設定だろう。最初から、今回はこの方法で止めるつもりでいたわけだ。
強化されている自分でこれなのだから、フロイトのダメージは相当なものだろう。うんざりした声を上げるまでに、しばらく時間がかかっていた。
《……なんだ、スネイル。これからが面白くなるところ――》
《そもそもシミュレーターでは嫌だと言い張るから苦渋の決断で許可しているのです! 最初に破損状況での強制終了は通達したはずですよ! それをこう何度も何度も……! 第一、貴方は、二日後に参加予定の作戦があるでしょう! これ以上の破損は修理が間に合いません、終わりなさい!》
《別のパーツを使えばいいじゃないか》
《またそうやって目先の欲求を優先して……! V.Ⅰとしての自覚を持てと言っているのです!》
このままだと、スネイルの血管が切れそうだ。
言っていることはもっともな内容だ。すっかり水を差されてしまったことだし、大人しく引くことにした。
「謝罪します、スネイル隊長。現時点をもってOSの戦闘モードを解除します」
《おい》
《よろしい、犬でも聞き分けがいい犬ならば使いようがあります。この失敗を次に生かすように》
「了解」
不満そうなフロイトの声は聞こえないふりで、機体の収容を待った。この破損具合では、ハンガーで事故を起こしかねない。
まあもうちょっとやり合っても死にはしなかったと思うのだが、修理が間に合わないというのはよろしくない。仕事は大事だ。
ただでさえ、直しては壊し直しては壊しをここのところずっと続けているのだ。V.Ⅰ相手では文句も言えないメカニックたちが、そのうちこちらの修理費を倍額にしそうな雰囲気だった。
ハンガーで顔を合わせたフロイトは、予想に反してけろりとしていた。
先ほどの戦闘データをこちらにも見せながら、あっさりした口調で言う。
「今回も俺の勝ちだな」
「……やっぱり続ければ良かったかしら。いいとこまでいったと思うんだけど」
どちらから言い出したのかは忘れたが、勝敗の判断は基本的にダメージ評価だ。別名、修理費用ともいう。
さすがに毎回機体が戦闘不能になるまで戦っていては命が足りない。良識を発揮したつもりでいたのだが、スネイルに言わせれば、金のかかる狂犬を二匹ほど食わせている気分だとのことだった。失礼な話だ。まだ自腹を切っているというのに。
予想修理費と弾薬費を親の敵のように睨みつけ、唸るようにこぼした。
「これの大半が当たってないと思うと、本当に腹が立つわ……。人外にもほどがある……」
「当たっていないことはないぞ? ミサイルのタイプを分けるのはなかなか悪くない、久しぶりに肝が冷えた」
「リペア使い切ってない人間が言う台詞じゃないのよ」
「ははっ。お前の負けず嫌いさは本当に良いな」
フロイトは屈託のない笑顔で言い、背中を叩いてきた。
リペアは表面装甲の修繕しか行ってくれない。破損してしまった後は表面を覆うだけなので、それを使わせる前に壊しきったこと自体は金星と言えるだろう。
ただし、こちらはきっちり使い果たしている。
フロイトと戦って実感した。自分は近接武器に頼りすぎていて、射撃を前座くらいにしか考えていなかったと。当てる角度と部位、射出のタイミング、すべてがまったく相手の水準に届いていない。機体の動かし方もそうだ。荒すぎる。アーキバスに身を寄せてからこちら、日々地道に基礎訓練に取り組んできたものの、満足できる日は遠そうだ。
(負けず嫌い、か……)
大昔にはよく言われていたけれど、実際に聞いたのは久々の評価だった。
元々第4世代の改造人間手術を受けながら、感情の大半を残したほどに我の強い人間である。今思うとルビコンに来たばかりの頃はまだ抑制されていたが、この男に出会った辺りからは、割と元の通り反射で言い返せるだけのものを取り戻していたように思う。
勝ちたい、という衝動は、ここに来て始めて生まれたものだったが。
こちらの複雑な気持ちを知ってか知らずか――いや、知ったことではないだろう。フロイトは上機嫌に続けた。
「ミサイルの着弾時を狙って仕掛けてきたときがあっただろう、あれだ。まともに入れば削りきられるところだった」
「あれか……次は当たらないでしょうね……」
「まあ、覚えたからな」
フロイトの強さは、その機動制御と空間把握のセンスにある。
いかに武器が適当であろうとも、ブースターやジェネレーターが死んだような性能であろうとも、状況に応じて軽やかにそれを駆使し、相手の攻撃をかわしてしまう。極端な実力を持っているからこそ、こんな、ふざけたアセンで自分にリミットをかけてしまうのだ。強力な武器を持っていてはすぐに戦闘が終わってしまうからと、あえて評価の高い兵装を避ける傾向にある。リペアを使いたがらないのもその一つだ。
あれこれ作戦を立てて挑んではいるものの、どうにも今ひとつ及ばない。もどかしさはあるが、それでも楽しいのだから――我ながら、どうかしている。
「次やるときはもう一工夫必要ってことね。どうするかな……」
「お前の動きはどれもなかなか変態的でいい」
「言い方!」
「褒めてる。練習に励むのはいいが、小さくまとまってくれるなよ」
上からの物言いだが、実際に上なのだと納得させられているからたちが悪い。
勝ち目がないとは思わない。だが、勝てるという手応えを、今のところ、戦闘の中で得られてはいない。これだけ実力差があるのに、よくあんな大金を支払う気になったものだ。
これまでの敵対者と何が違ったというのだろう。釈然としない気分で見つめてみたが、フロイトは何だと言わんばかりに首を傾げるだけだった。
「安心しろ、やるたびにどんどん面白さが増している。俺の目に狂いはなかったな」
「だったらいいけど。……避けるとき、アラートより早く動いてない?」
「それはあるだろうな。俺の場合は連動していない。避けているときに音が鳴る方が煩いから、サイト内のは止めようかと思っているところだ」
「強化人間より人間離れしてるってほんとどうかしてる!」
「そうか? お前も似たような動きをしていると思うが」
「ええ……?」
そうだろうか、と眉根を寄せた。
言われてみれば、アラートを意識して回避行動を取っているわけでは……ないような、気がする。
「……だとしたら基礎システムの予測アルゴリズムが駄目ってことじゃない? 武器管制レーダーにただ反応してるだけなのかもしれないけど、視覚情報より遅いなら意味がないわ。私たちの戦闘データから改良できれば、兵力の損耗が軽減できるかもしれないわね」
「スネイルに提案しておくか」
「私の名前もよろしく。首席隊長様の連名効果に期待するわ」
「ふ。……任せておけ。早いところ弾薬費を会社持ちにしたいからな」
本当に、思っていたより笑う男だと思う。
頭半分ほど上にあるフロイトの顔を眺め、なんだか感慨深い気分になった。
「そろそろ行くか。改造手術のカンファレンスがあるんだろう?」
「ええ。……あの、あらためてだけど、お礼を言うわ。こんなに早く可能性が見えるなんて、ルビコンに来たときには思ってなかった」
「礼ならACに乗って返してくれ」
「そうだったわね」
突き出された拳に拳を合わせ、そのまま練兵場で別れて研究区画に向かった。
迎え入れてくれた強化手術研究チームは誰もが丁寧な扱いで、こんなところにもV.Ⅰの影響を実感する。
彼自身は実際に手術を受けておらず、これまでの関係性の薄い部署ですらこの有様だ。相当だろう。
自分の身体の状態を検査することから始まり、可能な手術を検討していく。
強化人間の施術内容については、フロイトの一声でスネイルが渋々資料を提供してくれていた。持つべきものは権力者の後ろ盾である。
生真面目そうな研究員が、汗を拭きながら説明を続けた。
「つまり脊髄と脳の神経補修のほか、全身の神経の損傷においては、人工神経を用いるか、機械化手術を行うか、被施術者の細胞から培養した神経を使うかのいずれとなります。現在、費用的な側面から、主流となっているのは一つ目です。……貴方の場合、第4世代強化手術と共に、上半身の人工神経接続が施されていますが――内容については、どの程度ご理解を?」
「無理矢理くっつけたことはわかっているけど、ごめんなさい、内容はあまり」
「いえ、お気になさらず。要するに、現在施されているのは、脳からの磁気刺激を経由せずに神経に命令を伝達する手法です。同時に、死滅した運動神経の人工神経への置き換えも行われているようですね。ただ、この状態は、ACを動かすには不足がありませんが、人体の歩行能力の回復には不十分です」
「……それを回復できる手段と内容を、すべて教えてもらえますか?」
研究員は目を瞬き、まじまじとこちらを見た。
聞いても完全に理解できるとは思えないが、聞かずに決めるのはあまりに危うい。目で促せば、研究員が咳払いをして続けた。
「はい。幸いなことに、いくつか方法があります。まず一つは、サイバネクスと呼ばれるものになります。機械部品を埋め込むことによって人体を脳神経経由で動かすための技術です。これはもっとも所要時間が短い。強化手術とも伝達系に重複するところがあるため、機械を埋め込むとは言え、最小限の手術ですみます。
二つ目は、逆に脳や主要な臓器をすべて取り出し、特定の生体機械に移植する方法です。かなり大がかりな手術になりますが、ちまたの噂とは違い、意識や記憶の持続性は保証されています。ただ、強化手術以上に精神面の不安定さが強く、あまりお勧めはできません。術後のメンテナンスも必要頻度が高く、頻繁な戦闘を重ねるには負担になると思われます。
最後に三つ目は、とても特殊なケースで、高額な費用を払うことができる場合のみに適用されるものです。被施術者の線維芽細胞から三次元神経導管を培養し、移植する――元来の人間としての機能を、極力保持することを目的としたものです。……おそらく、貴方がお望みのものは、こちらになるでしょう」
説明に不自然さはない。移り変わるスライドに目を落としながら、念のため訊ねた。
「実現可能性の低いものも含め、他に方法は?」
「アーキバスの医療技術では、これらがすべてとなります」
「……わかりました。では、三次元神経導管の施術を」
「承知しました。すぐに培養の準備に入ります。強化手術の相性が良いのは第8世代ですが、それ以降であれば適応は可能です。どうなさいますか?」
「相性がいいなら第8世代で。その辺りの資料は概ね確認しています」
「それは何よりです。では、さっそく皮膚細胞の提供から……ああ、お任せください。V.Ⅰたっての強いご希望です。決して“不利益”のないよう留意いたしますので、ご心配なく」
――そうではなかった場合、一体どうなっていたのだろう。
その場では聞かずにおいた中身を知ったのは、食堂で会ったV.Ⅷ ペイターからだった。
「アーキバスの高度な人体改造手術は、度重なる人体実験のたまものですからね。なにしろスネイル閣下の主導ですから、後遺症の残らない組み合わせはある程度把握できていると思いますよ」
つまりこの影には、死亡症例や後遺障害症例が山ほど積み上げられていると言うことだ。
予想はついたが、そこでスネイルの名前を出してしまう動機がわからない。スネイルへの警戒心を与えておきたいのだろうか。
ペイターとは傭兵起用担当として以前にも会話を交わしていたが、それほど親切なタイプにも思えない。意図をはかりかねていると、端末に資料が送られてきた。
「それよりも、目先の話です。神経培養には時間がかかりますよね? 非侵襲型のサイバニクスユニットの方が、今お使いの原始的な歩行用装具より使いやすいはずです。神経が死んでも生体信号は生きていますので、それを拾って動くタイプのこちらであれば、ずっと快適に歩けると思いますよ。着脱も楽ですし、装着状態でのAC操作も可能です」
つらつらと話しながら、ペイターは次々とファイルを提示していく。
ひとつずつ目を通していったが、すべて読み終わる頃には十分な判断材料が揃っていた。仕事のできる男だ。……仕事外で、こんなことをわざわざやる理由がわからないが。
「ありがとう。連絡を取ってみます」
「いえ! あなたは首席隊長殿の特別枠ですから、今のうちに恩を売っておくべきだと判断しただけですので!」
爽やかな笑顔での断言に、一瞬、何か聞き間違えたかと思ってしまった。
まじまじとその笑顔を眺めたが、本人には失言のつもりもないらしい。
「……それ、当事者に言っちゃ意味がないんじゃないの?」
「そうですか? 優遇される理由が分かっている方が、明快でやりやすいと思うんですが。まかり間違って、個人的な理由で貴方に接触していると思われても迷惑ですし」
わあ、としか言いようがなかった。反応に困る。
フロイトも大概社会に適合できていないきらいがあったが、この青年はそれ以上だ。迷惑をかけてはいけない、ではなく、迷惑をかけられてはたまらない、などと、当事者に笑顔で言い放つ社会人がどこにいるというのか。いや、ここにいた。
いったん飲み込んでしまった言葉をどう続けるべきか、と悩んでいたタイミングで、食堂に入ってきたメーテルリンクと目が合った。
「レイヴン、ペイター。話がずいぶんと盛り上がってるみたいだけど……?」
「いえ、こちらの伝達は終わっています。お気になさらず。それでは、失礼します」
終始にこやかさを崩すことなく、ペイターは席を後にした。
なんとなく、その後ろ姿を見送ってしまう。こちらのプレートは、まだ半分ほど中身が残っていたが、すっかり食欲がどこかに行ってしまった。
メーテルリンクが肩を竦め、前の席に腰を下ろす。
「タイミングが悪かった?」
「……いえ。ありがとう、ちょっとどう受け取ったら良いのか困ってたところ」
ユニットの資料を片付けながら、少し悩んで訊ねた。
「ええと、彼は、変わっている……のよね?」
「まぎれもなく変人の類い。あれがヴェスパーの普通じゃないかという心配なら、安心していいよ」
きっぱりとした断言だった。
「たぶん他人への共感能力が低いのよね。発言に対して相手が不愉快になるかどうかを推測しない。相手は選ぶけどね」
「なるほど」
「強化人間がどうこうじゃなくて、元々そういうタイプだったみたい。能力はあるし、出世欲も強い。ただ、壊滅的に取り入るのが下手。まあ、ある意味潔いって言うのかもね」
それはなんとも、難儀な性格をしているものだ。
オブラートに包む気がまったくないだけで、発言通りの意図しかないのだろう。そう考えると、スネイルやアーキバスの暗部を声を潜めるでもなく暴露したことも、単に知っていることを話しただけなのかもしれない。
「ところで、ここでの仕事にはもう慣れた?」
「……どうかしら。まだおつかい程度の仕事しかしてないし」
「もっと大事な仕事をしてる。第1隊長のメンテナンス」
声に笑みを含めて指さしてくるので、思わず笑い返した。表情を作ることも、大分慣れてきたようで、我ながらちゃんと笑えていたと思う。
メーテルリンクも気付いたようで、優しげに目を細めた。
「実際、冗談抜きで助かってるよ。何か思いついたらその辺の番号付きを適当に捕まえて、ACをスクラップ寸前にまでするような人でね」
「通り魔か何か?」
「似たようなもの。修理が終わるまで、使える戦力が隊長格二人分消えるんだから。きっとスネイル閣下も胸を撫で下ろしてるはず。……まあ、別の頭痛は生まれていそうだけど……やっぱり揉め事が減ってるよ。貴方がかなり頻繁に付き合ってくれてるおかげだと思う」
「なるほど。
「そうそう。だから他で困っていることがあったら、いつでも言って。手を貸すよ」
冗談めかした気遣いに、少し考えて尋ねた。
「……おすすめの甘いものは?」
「……ないね……残念ながら……歯が溶けそうなヌガーくらい……?」
「なんとかしてスネイルの弱みを握って搬入物資に追加を……」
「弱みを握るくだり、いる?」