処理屋   作:無NO神

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お待たせしました
読者参加型の第一弾目完成でございます
今回この作品に登場していただいたオリキャラの提供者様は
〈SOUR)様です!
それではデビュー作をどうぞ


最低主人公爆誕!

うるさい目覚まし時計の音を聞いて、男は不貞腐れて起きた

「もう……うるさい!」怒りの矛先となった時計は壁に跳ね返って音が出なくなった

数秒後「あっ まずい!」と焦る

「またぶち壊しちゃった。今月で3回目じゃん」と壊れて時計を捨てて男は食卓へ向かう

昨日買った菓子パンと好物の烏龍茶を食べながら家を出た

すると目の前には頭から出血を起こして息絶えた人間が置いてあった

「あ〜 誰だよ。僕の扉の前でヤった野郎はよ」男は死体の袖を引っ張って生物専用のゴミ箱へ入れる

「下処理はしとけよ。マナーのなってない殺し屋も居たもんだ」

無造作な髪型・緑のパーカーにジャージを着こなしスニーカーを履いてる高身長の男

この男の名は屑咲夏芽。唯の男子高校生だ

……昔の世の中じゃ異常者だろう。しかし今では当たり前である

ここは秩序や法などが全くの紙切れ同然となった街

最初は戸惑っていた住人達も今では暴動・窃盗は当たり前に行うようになった

そんな街を夏芽は歩く

「こんな街でよく生きられるよな〜 僕も言えた事はないけどね」

すると目の前で「ひったくりよ!誰か捕まえて!」と叫ぶ女性と「隙を見せたテメェが悪いんだよ!」と叫び逃げる男

「全く今日も張り切ってるね~」

そんな事を考えててるとサイレン音が鳴り響く

「おっとサツじゃん。珍しいね」と意外の事態に驚く夏芽

必死に警察に訴える女性。しかし願いは届かず素通りされる。それどころか「鳴らしてんだろ。道どけろ!」と怒る始末

夏芽は女性に近づき「災難だったけどでもしょうがないよ。この場所はこんな所だよ」と励まして通り過ぎる

(そういえば警察も変わったね~)と考えながら歩き始める

そして明日の朝食やら帰って何をするかなどを考えてると仕事場に着く

狭い道を歩き扉を開ける。「おは~です」と挨拶

すると「おはよ~ 今日も元気だね」と奥から声がする

先には店長が椅子に座ってコーヒーを飲んでいた

夏芽は近くのテーブルでココアの粉末をコップに入れてお湯を注ぐ

「元気だと思うっすか?」と嫌味をいうと「だとしたら終わりだよ」と当然のことを返される

夏芽はココアにミルクを注いで完成させ自分の席に座る

「夏芽君は本当にコーヒー飲めないね~」と店長から一言

「ココアが美味しいんだよ」と温かいココアを飲む

この場所は〈処理屋〉と呼ばれており、街の治安を守る綺麗な会社である!

……嘘です。唯の殺し屋です

夏芽はさっそく大量の依頼に目を通す

この会社はただ単に依頼を行うのではない

弱者が虐げられやすい世の中。そんな時代に救いの糸として機能するのがこの会社である

要するに私利私欲の為だけには使えないのである

「さ~てと。どんなもんがあるかな?」

『〇〇の処理』はい次『〇〇くんの居場所』どうでも良いわ『アイドルの〇〇ちゃんの【自主規制】』キモッ!

今日も馬鹿な依頼が多いなとため息を漏らす

暫くチェックしてると、ふと気になる手紙を見つけた

(もうネットで頼むのが一般的なのに今更紙だって?)夏芽は何か変化があると思い開く

そこには子供が書いたのであろう平仮名で

『おねがいです わたしのおかあさんをだましたわるものさんをやっつけてください』

と書かれたメモとUSBメモリーが入っていた

ビンゴ!やはり勘が良い!

「店長!あたりありました!」夏芽は店長に手紙を見せつけた

すぐさま夏芽はUSBを差し込んでを調べる。すると隣町の会社の社長が武装した男共と熱い握手を交わす動画があった。それに裏で繋がっている証拠が何件も

これは確定だろう

「今すぐ行ってきます!じゃあ!」と飲みかけのココアを一気飲みして席を外す

「え~ ズルい!ズルい!僕も戦いたいのに!」と悔しがる店長を無視して夏芽は支度をすます

 

電車で揺られる事数十分、更に歩いてる数分目的地に着いた。

そして突入しようとした瞬間。足を止めた

扉の前に先客が居たのだ

(先客か。もしくはこの会社のヤツか。それにしては威圧感が半端ない!今すぐにでも踵を返したい!)

と恐怖しながらも夏芽は男に話しかける

「えっと……この会社に何か用ですか?」気軽にばれないように自然に話してみた

「お。なんだ青年ここの会社員か?」男は返事を返した

夏芽は相手の身体を観察する

(さっきの感じから大人だな。それに友好的なタイプか?ならば好都合だ)

「いや~ 違いますよ~ こんな青年が会社員って冗談が過ぎますよ」(多分正解だな)

「友人と少し待ち合わせしてるんで、それじゃ」(裏口から回るか)

その場を離れようとした時だった

「その殺気の隠し方、自然な雰囲気を醸し出す立ち回り……プロだねぇ」夏芽は足を止めた

「……どこから気付いてたの?」「そりゃ。最初からだよ」

(コイツ同志だな。邪魔されたら面倒だ。片付けるか)

夏芽は振り向いて構えをとる「突然で申し訳ないけどさ。少し痛いことするから我慢してよな」

男はこう返す「それなら俺も抵抗するで 拳で!」夏芽は(う~ん 聞いた事のある言葉ばっかだな)

夏芽は気を引き締め聞いた「アンタの目的は?返答次第ではぶん殴る!」睨みをきかせた威圧だ。怖がらない奴なんて居ないハズ……なんだけどな

男は何もせずに堂々と答えた「簡単だよ!この会社の悪事をばら撒いて、褒められて最終的に……5000兆円欲しい!」

夏芽は吹きだしてしまった「お前……笑かすな」男は動じなかった

 

ひとまず笑いが収まった夏芽はまとめてみた

「ようするに、お前は僕と一緒でこの会社を潰したいって事なんだね?」「その通りだ。兄弟」

慣れるのが早いな「まあ、一時協力関係って事で。よろしくな」「こちらこそ!俺の会話で久しぶりに笑った奴がいて俺も嬉しい」2人は握手を交わした

突入前に夏芽は男に声をかける

「ところで自己紹介を完全に忘れていた。僕の名前は屑咲夏芽。処理屋の社員だ」

「そうか。俺の名は榊原 龍。ネットミーム大好き人間とでも覚えてくれよ」

「そうかい。じゃあ龍さん。よろしくな」「ああ、よろしくな夏芽!」

 

勢いよくドアをぶち壊す

「ハーイ!クソ共!掃除の時間だよ!」「俺の目的のためにくたばれくださ~い」

中に居る部下は度肝を抜かれたように数秒固まっていたが、すぐに武器を構える

「馬鹿どもがよ!テメェらの人生ココで終了だ!」と騒ぎだすのを聞き流しながら夏芽は

左ポケットからナイフを取り出す。「心配すんなよ。テメェ達は殺す価値すらないんだから」

挑発を聞き「言い訳がダセェぞ?」と笑う部下

夏芽は龍に「多分50人くらいだと思う」と耳打ちすると、龍は「もっと言うとナイフ持ちが30と銃持ちが20だな」と当然のように告げた

「え?あんたマジでいつからやってんのさ」と怯える夏芽に「知らんが、アンタよりは長く居座ってるね」とデコピンされた

「前向きな。アイツら臨戦態勢だぜ」「はいはい」と前を向いて龍に告げた

「よ~し行くぞ!」

そして夏芽と龍は敵の方へ走った

 

夏芽はまず目の前のナイフ隊の攻撃を軽く躱す

そしてその隙を見逃さずに両手を綺麗に切り裂いた

敵の両手は宙を舞い、そして落ちる

「俺の手が!」と叫ぶ敵の顔面を蹴り上げて一言「自業自得だバーカ」

倒れた敵を飛び越えて龍が攻撃する

空中に飛ぶ龍を銃撃しようと標準を合わせて引き金をひいた

しかし、龍は空中で更に一回転し高度をあげた

そのまま銃部隊の2人の顔面を持ち地に沈める

ひるんだ瞬間を狙い、もう一人に地獄突き

一瞬息が出来なくなった所に浴びせ蹴り

そして倒れた龍を狙った敵の足を持ちドラゴンスクリュー

敵は4人を犠牲にしてようやく銃を向けた

龍は余裕な顔で「お?それ向けたんだ命かけろよ?」と笑う

敵は怒りを露わにして「ウルセェんだよ!死に晒せ!」と怒号をあげる

そこに夏芽が飛び込み脛を斬る。崩れる敵の頭を龍は持ちDDTへと変える

龍の元へナイフ隊が来る。龍は手元にあった銃…ではなくボールペンを持つ

「なんの挑発だ?」とナイフを握る手を強める敵に「ウッドスピアの鉄製だよ」

夏芽も敵もポカンとした。「要はテメェなんぞコレで充分だ」

「ほざいたな!」走る敵兵

そしてナイフを振りかざした瞬間、龍の姿が消えた

そして龍の姿が見えるようになった時には敵兵は蹲っていた

「まさか、あの一瞬で全員制圧したのか?」と驚きを隠せない夏芽

そして龍はすぐさま残りの銃兵腹部やら腕やらを突く

敵の攻撃を躱し腕に一回。痛がる瞬間に横腹に3回そして太ももに4回

それを3秒もしない内に完璧に行っていく

別の攻撃をする奴にはフェイントなどを入れていく

あっという間に龍は制圧完了した

龍は「俺の実力の片鱗は見せた。次は夏芽の番だ」と言い壁にすがる

夏芽は「そりゃ。嬉しい事だね~ じゃあ見せてやるから見とけよ」ナイフを再度握りしめる

(残り人数12人。僕が鎮圧したのが13人だから25人ピッタリだ)

夏芽は神経を研ぎ澄ます。情報が脳から胴へ。胴から四肢へ。四肢から指先へ。すべての感覚を研ぎすます

刹那。ダッシュ。まずは目の前の2人の足を斬る!そして夏芽へ放たれる銃弾を避けて銃兵の元へ走る

一呼吸の間に全員の手首を斬る!「残り7」

敵のナイフを敵の太ももに刺す!「残り5」

背後の敵を後ろ蹴りで前かがみにさせ肘を振りかざす!「残り4」

近くに居る2人の頭をぶつける!「残り2」

逃げる敵兵を追って脛を斬る!「最後!」

手を拘束させて関節技を決める!

≪この間わずか10秒≫

一気に鎮圧される景色を見せられ龍は「ほ~ん。やっぱりイイネ!最高だね!」と喜ぶ

夏芽は「そりゃどうも……」と言いかけた途端に嘔吐した

龍は心配して夏芽を椅子まで運んだ

水を買ってきて「何かあったのか?」と

それに夏芽が答える

「僕が行っているのは超能力でも何でもなく自分の情報を送る神経を活性化させる事で伝達速度を爆上げした結果常人より速く動けてるに過ぎない

だから使った後は一気に来る情報量に脳がパンクして気持ち悪くなるんだ」

龍は説明を聞いて宇宙ネコのような顔をした

夏芽は「う~ん。まあ使ったら吐いちゃうって事」と嚙み砕いて説明する

龍は「今もか?」と問うと「まあ」と返事を返す

龍は「そうか。なら小休憩としよう」と言い自分も椅子に座る

そして雑談をした。

分かった事として、やはり彼はプロの殺し屋だった

そして身体能力お化けの無能力者だった

無能力者に能力の話をしたんだ。縁のない事だ。?マーク出るのも納得する

数分して「もう大丈夫だ。行こうか」と席をたつ

そして次の階への進んだ

 

2階には屈強な男と小柄な男が立っていた

「なるほどね。そこまで隠したいか」

夏芽は男に「なぁ。言ったらどいてくれたりしないか?」と提案するも「そんな訳がないだろう」と断られる

龍は「話しても伝わらない野郎だろ。やろうぜ」と呆れる

大男は前に出て「2人まとめてかかってこい!」と威圧するが

夏芽は「いや、タイマンでよくね?」とウォームアップを済ませる

すると龍が「その通り」と応答する

小柄な男は「そこまで死にたいのか。ならば望み通りしてやる」とニヤける

「じゃあ僕は大男の方やるから、龍さんは小柄な方ね」と夏芽が言うと

「分かった。屋上で合流な?」と約束してグータッチする

そのまま龍は走って小柄な方を蹴飛ばして別室に入る

完全に1VS1の対戦場が作られた

 

夏芽は大男を見る(あの感じ。足が弱点かな)

「始めようか」「粉々にしてやるよ!」

まず大男の振りかざしがくる

夏芽は左に避けて回し蹴りを顔面に食らわす

すぐさま腹部を蹴り上げて顔面を殴った

しかし男は夏芽の顔面を持ち。頭突きをくらわした。

鼻血が飛び散る。握る力が強く逃げ出せれない

夏芽は抵抗策として顎に膝をお見舞いしたが、びくともしない

男はそのまま壁に夏芽をぶつける

背中にすさまじい衝撃で圧迫された肋骨はヒビがはいる

意識を失いかけた夏芽に追い打ちで床に叩きつける

夏芽の身体はバウンドして倒れる

「ふん!口ほどにもない雑魚が」

そして夏芽の腹部を踏みつける

「アガッ」夏芽は苦しみに悶える

ニヤリと笑い男は夏芽を蹴り飛ばす

口から血を垂れ流し意識が朦朧としている夏芽はゴロゴロと転がっていく

そして壁にぶつかる

男は勝ったと思ったのかゆっくりと傍まで歩き夏芽の顔面を踏みつけた

そして夏芽は死んだ

 

 

 

な訳が無い!

悲鳴をあげたのは敵の方だった

「俺の!俺の足が!」みれば踏みつけようとしていた足は斬られていた

夏芽は起き上がりながら

「勝手に勝った気になってんじゃねぇよ馬鹿が!」と怒る

男は怒り狂い「黙れ!テメェは絶対にぶち殺してやる!」

そして夏芽の袖を掴む!それと同時にナイフの軌道が腕を通った

醜い悲鳴と共に両腕が落ちる

「さっきからボコボコにしやがって。お返ししてやるよ!」と

言うと夏芽は夏芽は男の胴体をめちゃくちゃに斬りまくる

男はあまりの斬撃に(殺される!)と言う事しか考えれなくなっていた

「大丈夫。命はとらねぇよ」夏芽は思い切り顔面をぶん殴った

鼻の骨が折れる音がして、男は倒れた

夏芽は次の階の扉前まで移動すると壁にもたれかかり、そのまま倒れる

「無茶な戦い方したからかな。情けない」と思いながら気絶した

 

一方龍の方は完全にペースを掴んでいた

「なんだよコイツ!猿みたいに避けやがって!」とイライラする敵

なんと龍は夏芽が戦っていた10分の間、敵の攻撃を避けていたのだ

まるでパルクールのように壁・机・そして敵の体を土台に飛び越え、

潜り抜け、足場にする

その姿はまるで現代の忍者のようだった

「おいおい。俺はここに居るぜ?」と余裕の態度を示す龍と引き換え

敵は息を切らしながら殴りかかってくる

龍は少しジャンプをして敵の拳の上に乗る

敵は手を引っ込めるが、龍は敵の頭を飛び越えて背後に回る

そして、攻撃をせずに肩を叩くだけ

思わず後ろに拳を振るが、次は股抜きで回避

「ワッ!」と驚かすだけであった

その対応に敵はどんどんイラついていく

「舐めた野郎が!逃げてんじゃねぇよ!」

龍は拳を受け止めて「そんなマジになるなよ」と落ち着かせようとする

もう片方で殴ろうとした敵を軽く足払いで倒し「少し落ち着けって。な?」と距離をとる

その瞬間、完全に敵は怒り狂った

疲れにうまくいかない事への怒りに龍の言動

おかしくなるのも無理はない

敵は何かのロックを解除して

「そんなに早死にしたいならさせてやるよ!」と言い龍に突進してくる

(また同じ攻撃かよ)と呆れて対処の構えをとっていると

敵の袖から刃物が出てくる

(暗器か。その手で来たか!)突然の事態に驚いた龍だがすぐに冷静さを取り戻しナイフを肘と膝で挟み込んで止める

すると今度は龍の肩を掴み膝蹴りを仕掛けてくる。膝には鋭利な針が飛び出ていた

すぐさま膝蹴りを足で止める

すると掴んでいた手の甲から鉤爪が出てくる

流石に龍は腹部を蹴って離れる

「暗器のバーゲンセールかよ」とツッコミを入れる暇もなく

今度は簡易的な機関銃が登場する

「お前マジか!」と慌てる龍を大量の弾丸が襲う

龍は緊急回避をして逃げる

敵は「ハチの巣にされるか切り刻まれるか好きな方を選びやがれ」と冷静さのカケラもない

龍は必死に走り鉄製の壁の後ろに隠れる

弾が鉄に当たる音や机が壊れる音が鳴り響く

すると龍の近くに転がる物体が1つ

誰もが名は聞いた事がある。小柄だが威力は凄まじい爆弾

手榴弾である

「このやろうマジか!」龍は冷静に考える

(今外に出れば銃弾に撃ち抜かれて終わる。だが、ここで待てば爆発の被害にあって終わる)必死に考えた結果。意味のわからない行動に出る

なんと出来る限り手榴弾を遠くに投げて爆発する瞬間に壁から出たのだ

直後、後ろで爆発が起きる

凄まじい音と威力!敵は「死んだか」と安堵する

そして機関銃を捨てて側に寄る

すると一つの事に気がつく

(龍はどこに行った)辺りには何もなかった

すると後ろで音が鳴る

振り向くと龍が機関銃のマガジンを抜いて遠くに投げていた

「これで面倒な攻撃はできなくなったな」

男は「なんでだ。なんで生きてるんだよ!生きてるはずがないだろ」

と喚く

龍は「簡単だっての。爆風で飛んでいっただけだ。威力は壁が防いだ。オシャカになっちまったけどよ」と軽く説明

「さっきまでは子供の御遊戯だったから許してやってたが」と言い終わると

龍は静かに敵を見つめると

「あんまり調子に乗ってると……殺すぞ?」

流石の威圧感に男は退く

が「だからなんだよ。やってみろよ!」と叫ぶ

龍は「分かった」だけ言い、そのまま敵の方に走った

それに合わせて敵も走る

男は懐からナイフとハンドガンを装備する

そして弾丸を放つ。が龍は軽々と避けまくる

男は銃を投げ捨て腰に付いてる機械を作動させる

すると中から釘が高速にとびだす

それを龍は手掴みで取り、中指と薬指の間に挟む

男はナイフをしっかりと握る

対して龍は拳1つだけである

普通ならばナイフと拳など相手にならないに決まっている

……いや。この勝負も大概であった

彼は一般人でも下っ端でもなんでもないのだ

この男が相手にしているのは次元が違いすぎる本物の処理屋である

何も分からない三下が榊原 龍という怪物にナイフ一本など勝負にすらならない

そんな事を小柄な男は挑んでしまったのである

挑むのが負け。いや相手と認識された時点で敗北は決まっていた

すぐさま懐に入った龍は釘をナイフを持っている手に突き刺す

ナイフが手から落ちるまでの間に勝負はついた

ボディーブローから始まった連打は止まる事を知らない

顔・胴・四肢・急所を殴る!殴る!殴る!

男は反省を考える時間すらも与えられない

これが暴力

これが恐怖

これが本物

これが榊原 龍

ナイフが地面に落ちる音がすると同時に、男はようやく倒れる事が出来た

「武器を使うのは良いが、武器に頼り過ぎるな。テメェを磨いてねぇでこの業界に手を出すんじゃねぇ」とか言い残し龍は深呼吸をして部屋を出た

 

「お〜い。こっちは終わったぞ……」龍は目の前の光景に驚く

倒れている男と壁に縋る夏芽の姿

龍はすぐに夏芽の元まで行き「大丈夫か?しっかりしろ」と揺さぶる

すると「痛い!痛い!やめて。揺らさないで」と純粋に痛がる夏芽

「なんだ生きてるじゃん」「なんで死んだと思ってんだ」

夏芽はゆっくり立ち上がる。「休んだ事だし次行こうか」

そして龍に「上が最上階だ。準備は?」と聞くと「120%フルマックスだ」と元気の良い返し

そ…て最上階へ登る

 

最上階に行くと怯えていたターゲットの社長と前にボディーガードが鎮座していた

夏芽は「時間がない。協力するぞ」と提案

「いや。会ったばかりで出来るか?」よ不思議そうに聞く龍を「良いから攻撃しといて」と説得

そのまま2人は走った

最初に龍が顔を殴る。すぐさま夏芽が腹を蹴る。隙を龍がまた攻撃する

それに乗るように攻撃する

するとボディーガードからの反撃が来る

龍は咄嗟に守りを固めるが

「そのまま殴り続けて!」と指夏芽に示されると「信じるぞ」と防御を止めて拳を振るう龍

ボディーガードの攻撃を弾いて見事に夏芽がカウンターヒットを当てる

よろける相手に連続パンチが炸裂する

ボディーガードの攻撃は全部夏芽が防いで龍が反撃をくらわす

逃げようと退いた敵の背後に回り夏芽は攻撃する

これでサンドウィッチ状態になる

どちらからも攻撃が飛び交う状態

龍は「そのままフィナーレ行くぞ」と言い見事に前後で連続攻撃を決める

ボディーガードは倒れて社長1人になる

「み、見逃してくれ。なんでもする!金ならいくらでも積むから」と言う言葉を無視して夏芽は龍に「あんまり目立つやり方はするなよ?」と忠告する

龍も「そんなヘマはしないって」と安心しきっている

その間に社長はゆっくり引き出しを開けて銃を取り出す

そして「ここで死ね!」と発砲する

が、そんな弾が当たる訳がなく空を切る

しかしマズいことが起きる

無意識に龍が社長を蹴飛ばしてしまったのだ

さっきまでの相手とは違い社長は戦闘経験などは皆無なのだ

すぐに窓ガラスを突き破り落ちていく

「やば!」と夏芽が走る

悪人としても殺した場合は店長に叱られてしまい、給料が減る

それは最悪の結果だ

夏芽は瞬時に能力を使い壁をはしる

すぐさま手を掴んだ

だが、勢いが止まらない

必死に壁を掴み勢いを殺そうとするが

微々たるものだった

このままじゃ2人とも落下で終わる

もうすぐ地面に激突する

(目の前なのに!クソ!)

すると突然肩を掴まれる

見ると龍が夏芽の肩を掴んでいた

「今から安全なところに落とす」

「ちょ!待ってくれ!」の声も空しく背中を蹴られる

そのまま夏芽と社長は近くの木に落ちてしまう

「ウグッ」「グヘッ」見事に枝に絡まる

その間に龍は綺麗に着地する

そして「大丈夫か~」とまた馴染みのある言葉が聞こえる

夏芽は地面に不時着して「大丈夫じゃねぇよ!」と怒鳴るが

「まあ、色々あったけど無事に生きれてるんだ。ヨシッ!」と片足をあげ指をさす

(ああ、コイツってこんなヤツだったな)と夏芽は肩を落とした

これにて、依頼が完了した

 

帰り道、龍の提案で夕食を一緒に取る事にした

夏芽は「シースー一択でしょ!」というので

普通にファミレスに来ている

龍曰く「まず奢りの時点で感謝しやがれ」だそう

……確かに

夏芽は注文したハンバーグ定食を頬張る

「いや、普通に美味しいな」

[いや、美味しいに決まってるだろ」

と些細な会話をしてる2人

客観的に見れば親子のように見えるだろう

実際は両者が処理屋と言う歪な関係だがさっきまでバチバチに依頼を受けていたのだ。この位の幸福は欲しい

ご飯を食べ終わり店を出た2人

龍は夏芽を駅前まで見送った

「今回は本当にありがとうな。感謝してる」と別れを告げると「いや、最近の若者の成長が見れたんだ。幸せなのでOKです」とグーサインを示す

夏芽は少し笑い「最初から最後まで龍さんは変わらないねぇ」と安堵して

電車に乗りこむ

「達者でな」「そちらこそな」2人は会った時のように熱い握手を交わして別れた

 

店に戻り依頼完了を書き伝える

そして、少女宛てに

『わるものさんはやっつけたよ』と書いて贈った

家に帰る途中でコンビニに寄り明日の朝食とお茶を購入した

家に帰ってすぐにベッドに寝転ぶ

「榊原 龍か。良い奴だったな」と感想を漏らし電気を消した

明日も仕事はつまらないけど、面白い奴に会えることを祈って夏芽は眠りについた




いかがでしたか?
私自身作品を書くのは大好きなのですがクオリティの方は低いので精進致すところでございます
これでも良いよ!って方は待って下さるとうれしいです

それと、活動掲示板の方に参加者を随時募集中ですので参加宜しくです!
これからよろしくします!
以上!
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