処理屋   作:無NO神

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こんにちは無NO神です
最近、参加して下さる方々が多くて嬉しい反面、「こんな素晴らしいキャラを使って良いのか?」という焦りも…
今回出てきたオリキャラを提供してくださったのは
〈G-20〉さんです!
ありがとうございます!
さて、今回も楽しく書いていただいたので肩の力を抜いて、ゆっくり閲覧ください


恋心

目覚ましの音で夏芽は飛び起きた

起き初めにため息を吐いてベッドから出る

社長の裏企業との関係性を暴露した事件から1か月が経った

夏芽はまだあの男の事が気になっていた

気分転換の為に久しぶりにテレビを見ると

『特集!女性にもてるコーデランキング』

電源を切った

「何が恋愛だよ。こちとら外道しか相手にしてねぇんだよ」と誰にも罪がない事を悲しげに怒る

ムシャクシャした心を落ち着かせる為に朝風呂をきめる

さっきよりかは幾分マシになった事でようやく支度を行う

いつも通り着替えを済ませてから朝食を袋に入れて持っていく

今日はおにぎりと緑茶である

扉を開けるといきなり「この浮気男が!二度と面見せるな!」と大声が聞こえる

夏芽は「そのくらいは家で済ませてくれよ。全く」と気分を落として出かける

夏芽という人間は恋愛が嫌いなのである

嫌いというより膨大な妬みの方が正しいだろう

この業界に居る者の定めであろう。女性との接触など依頼を受けた外道くらいしか会ってない

(朝から恋愛とか結婚とかウルセェよ。全く…どこかに可愛い女の事かいねぇかな)と惨めな事を考えながら出勤する

そんな事を考えていると職場に着く

夏芽は扉を開けて挨拶「おは~です」

すると片手に本を持ちながら店長が「やぁ夏芽君」と返してくれる

夏芽はいつものココアセットを作り椅子に座る

店長に「何読んでるんすか?」と質問すると店長は「最近巷で噂の恋愛小説だよ。ほら、僕達って縁ないじゃん?」と本を傾ける

夏芽は呆れて「良い女性が何言ってんだか」と後ろを向くと「何を言ってるんだい。いつまでも乙女心は大切さ」とカッコつけた声が聞こえる

返事は適当に答えて、今日の依頼一覧に目を通す

「今日もこの会社を何でも屋とでも勘違いしてる馬鹿が多いね~」と呆れてしまう

すると店長が「あった!あった!」と知らせる

見ると

『〇〇という外道の本性を暴いて捕まえてくれ」という内容と写真が大量に送られていた

「僕が見つけたんだ!お留守番よろしくね」と浮かれている店長に

「でもこれ、男性専用依頼っすよ?」と指摘する夏芽

店長は「あっ」と声を出して内容を見返す

ちゃんと書かれていた≪男性専用≫と書かれている文字を見て膝から崩れ落ちる

夏芽は「じゃあ、僕が行ってくるんで。後処理お願いしま~す」と煽り口調で支度を済ませる

「減給するよ?」の言葉を聞いて「帰りにケーキでも買うんで勘弁してください」と態度を変える

すると「じゃあ、許す」と許しを貰えた

(あぶねぇ)と冷や汗を拭いて外に出た

 

今回は徒歩⒛分のところにあった。

「え~と。ココってまさか」クラブであった

(うわ~ ここに潜入とか終わってるわ)と思いながらも給料の為に中に入る

ダクトを通って準備室に侵入する

そしてスーツを入手。すぐに着替えた

因みにいつもの服は近くの紙袋の中にしまった

中には改造銃などがあったので、全部発砲できないようにマガジンを抜き、その場に置く

中に入ると、爆音が響いていた

(あ~ ウルセェよ!)と思いつつ進んだ

すると店の人に呼び出された

「新人か?」と疑われていたので「いや、応援です」と嘘をつく

「まあ、どっちでもいいぜ。今夜はパーティーナイトだからな。スタッフは多い方が良い」

と話す奴は多分普通の善人だろう

殺意が一定数しかない。安全な人だ

すると「あ、あの~ 出勤しました」とナヨナヨした声がする

見ると如何にも気の弱そうな男子が駆け寄ってくる

「おはようございます。あの、今日もよろしくお願いします」と頭を下げていた

リーダーらしき人は「おお。よろしくな!今日も張り切っていこうぜ!」と背中を叩く

(良かった。ギスギスした雰囲気は嫌いだからね)と安堵した

夏芽は一回外に出て店長に電話をかける

すると「多分その今夜に何かあるのだろうね。侵入してみな」と指示をうける

夏芽はあの男と一緒な酒を運ぶ係に入って夜を待った

 

夜になりスーツに着替えてスタッフ専用の扉から入ろうとした瞬間

目の前に女性が通る。夏芽はその女性に見惚れ、その場に固まった。

魅力的な切れ長の目をしていて瞳は澄んだ青と金銀色のオッドアイ

腰まで伸びてる黒髪をポニーテールにしている

服装はセーラー服というクラブには似合わない服装のはずが

シンデレラのドレスような美しさへと変貌している

まるで彼女の為にセーラー服は作られたのではないかと思う程に似合っている

そして、モデルなのではないかと疑うレベルで背が高く

(なんて綺麗な女性なんだ。世界3大美女の子孫か?)と疑う程綺麗な姿

暫く見つめていると女性と目が合う。すると夏芽に優しく微笑む女性

夏芽はすぐさま視線を逸らして扉に入る

店に入るなり「あんな純粋な女性が存在してたなんて」と本音を漏らす

夏芽はホールに出るまで、その事で頭がいっぱいだった

流石パーティーナイトと言ってるだけはある。

沢山の人間が踊って、騒いで、楽しそうにしている

夏芽も楽しいのは好きだが、うるさいのは苦手だ

だが、演技だとしてもスタッフなので苦言なんか呈してる暇はない

すぐに仕事を行った

 

1時間は経っただろうか。みんな酔っていた。

完全にやりたい放題になって、思考力が低下している

すると様々な男女が別室に行っていく

ホールではカップルがダンスを踊っている

(あ~ 今日はやけに見るな)と呆れながら、ふと女性の事が脳裏によぎった

(僕もあの子と一緒に踊れたらな)と妄想を膨らましていると

端で不審な動きを見つけた。

警備員の前で話をしていた客がが闇に消えて行ってるのだ

夏芽は本来の任務の為に近づいてみた

念の為にお酒を持っていき、橋近くの客に「お酒は如何ですか?」と接客する

そして、端の警備員にも接客をするが

「近づくんじゃねぇ!」と殴られる

夏芽は「すいません。忘れてました」と謝り戻る

(これは黒だな。奥に何かある)と考えていた夏芽の前で

さっき会った女性が警備員にそっと耳打ちをした

警備員は鼻の下を伸ばしながら満更でもなさそうだった

そして女性は下に案内された

(え?)夏芽はショックを受けた

が、すぐさま気力を取り戻し構造を把握した

(あの壁はフェイクで隠し扉になってるのか。光に当たって暗くなってるから気付かれにくい訳だ)

構造は分かったが、侵入の仕方を模索していると、警備員の後頭部に針が刺さる

すると警備員は倒れて寝てしまった

「何か知らんが今の内だ!」と思い静かに扉を開ける

 

入ると暗闇の先に光が差し込んでいた

光の元へ進んでいると

急に腕を掴まれてねじ伏せられた

見ると夏芽の身動きを封じていたのはあの女性だった

女性は「さっきからジロジロ見てきて。何の用?」と気だるそうに質問される

「いや~ 素敵な女性が居たから思わず見惚れちゃってね」と気を楽そうに話す

すると「あっそ。でも仕事の邪魔されたら嫌なの。少し眠っといて」と更に強く締め上げる

すると(あの~ その~ 柔らかいのが当たってるんですけど…)と夏芽が照れる

思ってる事を察せられたのか「良かったじゃない。見惚れた女に倒されるとか光栄でしょ?」と余裕の態度

夏芽はこの感触を一生味わっていたいが任務失敗は流石に嫌なので渋々

肩の関節を外す。女は驚いて少しばかり手を緩めた

その隙に手首や腕の関節をすべて外し、軟体動物のように腕をぬいた

夏芽は距離をとって「折角のイベントを逃してしまった」と悲しむ

そして、外した関節を繋げた

「何なのよアナタ」と気味悪がる女に近づき「多分、味方だよ。だから話でもしようよ」と優しく説明する

「僕はこのクラブに居る悪を暴き出す為に潜入した夏芽だ。君の目名前は?」と自己紹介兼質問をすると

「私も目的は一緒よ。敵を潰したくて潜ってきたの」と事情を説明する女

「見ず知らずのアナタに名前を教えるのは嫌なんだけど」と拒否される

夏芽は「え?一緒に戦うんだから教えても良いじゃん」と駄々をこねると「そんな事言ってないけど?」と首を傾げられる。散々嫌だと言っても

夏芽が退かないので女は折れて「ひかりよ」とだけ言い残し奥に向かう

「それだけ?」と不満を言うと「私、信用した人以外に本名を言わない主義なの。名前知れただけで感謝してよ」と言い、呆れられた

夏芽は後を追って「よろしくね。ひかりちゃん!」と笑う

そして扉の前に立つと

「早く行くよ」だけ言い扉を開けた

 

目の前に広がってる景色に驚きを隠せない

「ココは、違法銃の製造工場なの。パーティーナイトってのは取引の合図なのよ」とひかりは説明してくれる

すると「誰だよテメェらは!」と下っ端の声が聞こえる

敵は2人の姿を見るなり「これは、最高の女が居るじゃねぇか」と下品な目つきでひかりを見つめる

夏芽は「はい。時間切れ。ゲスがこんな美人を見るんじゃねぇよ」と言い前に立つ

すぐさま「テメェに用はねぇんだよ!引っ込んでろ!」と殴りかかろうとしてくる

夏芽はジャストなタイミングでカウンターパンチを決め込む

すると違和感に気付いたのか段々と敵が近づいてくる

「ひかりちゃんは下がってて。危ないから」と下がらせようとすると

「なにそれ。私だって戦いたいの」と前に出るひかり

夏芽は(不覚とは言え組み伏せられたとしても、腕力でいくらでも押し通せたし、近距離では絶対危ない)と感じ

近くの銃を一つ頂戴してひかりに渡す

「流石に危ないから。これで援護射撃とか…」言い終わる前にひかりは銃を持ち軽く分解させる

そして「そんな三流すらも使わなそうな銃なんか必要ないわ」と言い投げ捨て

代わりに禍々しいフォルムの銃を取り出す

「私にはコレがあるから」とひかりが言うと「あ、はい」と怖がる夏芽

ひかりが持っているのはM7カービンである

装弾数20発のライフルである

おおよそ美人な女性が持つような武器ではない

そして出てきた敵に「降参するのならば撃たないわ。手をあげて降参しなさい」と淡々と述べる

敵は何も言わずに走ってくる。瞬間足に向けて発砲

撃ちぬかれて敵は横転する

すぐにコッキングを済ませる。そして「アンタは行かないの?」と夏芽に聞く

夏芽は「あ。行くわ」と言い前線に出る

後ろを振り向いて「僕の事は良いから狙っといて」と提案する

ひかりが狙いを定めた瞬間に夏芽が敵へ走り出す

 

敵を斬りながら突入していく

背後はひかりに全部任せる

ひかりの射撃の腕は機械のように精確だった

綺麗な花には棘があるとは言うが、本当の様だ

敵の攻撃を躱して斬るの繰り返し

ミスっても背後からの援護がもらえる

ひかりは手や足など行動不能になる場所を狙っている。

処理屋の事を知っているのか。優しい子だな

ひかりはすぐに狙いを定めて撃つ

夏芽は近づいて斬る

さっきまで初めましてとは思えない程のコンボ

夏芽の手の届かない場所を遠距離のひかりが補い

ひかりの届きたい場所に迅速に夏芽が補う

足りない部分を他者が支える強さ

圧倒的な強さ。これが協力

(この感触。久しぶりだな)とついつい嬉しくなってしまう

どんだけ戦っても飽きない。楽しいなんんて思っていると

「何なのよ!」ひかりの声が聞こえる。

 

振り向くとひかりの周りを男共が囲んでいた

ひかりも少人数ならば相手に出来るだろう

だが、男共はゾンビのようにひかりにしか狙ってなかったのだ

半数が1つの対象しか狙ってなかった

夏芽など眼中になかった

しかも突撃してる故に距離がある

最悪なタイミングだ

(まずい!普通じゃ間に合わない!クソ!もうどうにでもなれよ!)

夏芽は踵を返すのと同時に能力を発動する

瞬間。すべての動作が遅く感じる

持って10秒だ。この間に何が出来るか。

そんな事どうでも良い。今は助けるだけだ

(自分が提案した事だ。足手まといになんかなりたくない!)

はしった。目の前の壁は切り裂けば良い

今はただ助けたい。助けるしかない

斬って。斬って。斬って

するとひかりの姿が見えた

残り3秒の間に周りを斬る事なんてできない

夏芽は無意識にひかりを抱きしめる

そしてひかりを出口まで投げた時に時間が来た

夏芽は大量の刃をナイフで受ける

が、急激なめまいに襲われて上手く力が入らない

背後を男に蹴られる。夏芽は態勢を崩し倒れる

すると敵は倒れた体を蹴る。殴る。踏む

様々な箇所が出血する

強い衝撃が絶え間なく襲ってくる

(これは…死んだな)

死を悟っていると急に「飛んで!」と声が聞こえた

 

(何が起こったの?)ひかりは状況整理に必死だった

敵共に囲まれてて、あと少しの所でやられると思ったら

吹き飛ばされて、しかも中には夏芽が居る

これは…能力の類か

そういえば風の噂で聞いた事がある

特定の条件下で稀に化学じゃ説明不可能の力を得る事ができると

「だとしたら。アイツは何か特別な力を駆使して私を助けた?なんで?」

彼と私は初対面なはず。助ける動機すらない

まさか、自己犠牲でもしたらモテるとでも思ったのか?

「ホント、馬鹿な男ね」とため息をはく

ひかりは夏芽に大声で叫ぶ「飛んで!」

瞬間、夏芽の身体がビクンと跳ねる

ひかりはナットの部分を的確に狙撃する

曳光弾が綺麗に光って、ナットに直撃する

崩れた瓦礫が降ってきて敵と夏芽の間に壁を作る

意識を取り戻した夏芽が見たのは

「もう。最高かよ!ひかりちゃん!」

エイムお化けにも程がある

夏芽は空中で鎮痛剤を使い痛みを抑える

そして、ひかりの元まで寄ると

「アナタ、正真正銘のバカなの?」と怒られる

「はい。すいません」と普通に謝る

敵は火力にビビって中々攻めてこない

「ねぇ。夏芽くん 攻め時じゃない?」「うん…え?夏芽くん?」

ひかりは当然そうに「そうよ。夏芽くん。助けてもらった恩もあるし、普通じゃない?」

「そ…そうなのかな」と心を落ち着かせて夏芽が話す

では、このチャンスを逃すのはもったいない

夏芽はひかりが捨てた違法銃を拾い上げる

「久しぶりに使ってみようかな」マガジン入れて弾を装填

(人を殺めないように慎重に撃たないとな)

息を整えて「行くよ!ひかりちゃん!」「任せて!夏芽くん!」

 

夏芽は敵の脚部しか狙えない

ならば、スライディングが有効である

左の敵はナイフで斬り、右はの敵は銃で撃つ

そして、減速したらジャンプ!

出来た隙間に完璧射撃が襲う

「マジで、ヤバすぎるな」

夏芽は敵の大群を切り裂く。

みるみるうちに敵を無力化していく

ひかりはすぐさま弾をいれる

すると、ゆっくり背後から近づいてくる敵の影

夏芽は(しまった!)と焦るが、ひかりは冷静に引き金を引いた

弾は恐れて逃げている敵に着弾する

そして流れるように背後の敵の腕を持ち前に出させる

そのまま銃でぶん殴る

夏芽が「何が起こったんだ」とポカンとしていると

「半端な覚悟で足を踏み込む訳ないでしょ」

とリロードしながら答える

突如、夏芽が「あ!良い事考えた!ひかりちゃん!僕に弾撃ってよ」と提案する

「はぁ?狙ってくれって頭沸いたの?」と本気で心配される

が「お願い!一回だけだから!」と必死に懇願してくる

(そうだ。こんな奴だったわ)と諦めたひかりは

「分かったけど、死なないでよ」と忠告して狙いを定める

そして夏芽に向けて撃つ

すると夏芽はひかりの弾をナイフの側面ではじいて敵に当たる

「よっしゃ!」と喜ぶ夏芽と驚いてるひかり

「そのナイフ何なのよ?この銃は600m先の7.62mmライフルを防げるボディーアーマーを貫通するのよ?」と驚きすぎてると「このナイフはオーダーメイドでね。どんな事があっても絶対に壊れないんだよ」とナイフを回して答える

次第に数が減っていき、残り10人となると、ひかりは夏芽の傍まで来て

「私も混ぜてよ」と拗ねる「まあ、数も少ないし、近くにいるなら良いよ」と条件の元承諾する

互いに背中を任せる

「コイツ等!化け物かよ!」

ひかりは射線を俊敏に避けて近づいてくる

三下の射撃など当たる訳がない

そして銃の先端を持ち撃てなくしてから背負い投げで叩きつける

襲ってきた敵のナイフを避け飛びつき腕十字を決める

避けるのが間に合わない攻撃は夏芽が跳ね返して隙を作る

最後の1人を倒し、たった2人で80人ほどの敵を制圧完了した

 

奥に向かうと厳重な鉄製で30桁の鍵がかかってる

「多分、この場所に黒幕が居るんだろうが、これじゃ無理だな」と裏口を探していると

「少し待ってて」と携帯を取り出すひかり

そして「はい。まずはハッキング完了」と

「…え?ハッキング出来るの?」と褒めると

「まあ、この程度なら専用の道具を使わなくても出来るわ」と片手間で色々と準備していた

数分の間、スマホに色々操作してると「よし。あとはダウンロードすれば開くよ」とスマホを置いた

その間に色々と話をして分かったことがある

まず、この子は夏芽の一歳年下だ。いやマジだ

こんな事あるのかな。

年下で美人で天才とか真面目に勝ち目ないだろ

正義感が強いようで、虐げられた人間を見ると放っておけない

この世の中の現状を悪く思っており、不快出そう

…あとサラッと言った「苦しいから付けてないし履いてない」に関しては…考えない方が良い

それと、凄く能力について言及してきた

当たり前か。無能力者からするとファンタジーの世界だろうな

色々と雑談をしていると、音がなって鍵が開いた

「開いたらしいわ。行きましょ」と

(スマホで厳重なロックを解除するのも充分異常だと思うけどな)と心の中で思って扉を開けた

 

中に入ると男が1人立っていた

夏芽はこの男を知っている

「アンタがこの依頼で言われてた奴だったとはね」

前に居たのは今朝あった気弱な男だった

「私の商売を邪魔しやがって。コバエ共が」随分と口調も変わっている

ひかりは「アナタが違法銃を売買してたバカですか」と拳を強く握って怒りを露わにする

男は「その通り!君みたいな才のある女性は大好きだよ。どうだい?嫁入りしないかい?」と舐めた口調を放つ

「本当に骨の髄まで腐った野郎ですね」と睨むが

「その憎む顔が私の手に堕ちる瞬間が待ち遠しいです」と不気味に笑う

すると、夏芽が飛び掛かる

「クソ野郎が!黙って聞いてたらバカ言いやがって!一回死ね!」

すると、横からスクラップが襲ってくる

スクラップの塊は夏芽の胴体に当たり吹き飛ばされる

そのまま夏芽は壁に叩きつけられる

「お前は興味ないんだよ!しゃしゃり出ないでいただきたい」男が手を振ると

真上から刃が降ってくる

夏芽は出来る限りの刃を弾き返したが、横腹や頬などにかすり傷ができる

「私はお前みたいな三下とは格が違うんだよ!」

「黙れよ三下以下」と刃を弾きながら答える

男は確信する(私の能力はスクラップを操作する能力。無能力者の雑魚2人など相手にならない!勝った!)

「あ~ めんどくせぇな」とため息をつく

すると、ひかりが一つの提案を出してきた

「夏芽くん。少しだけアイツの注意をひいてもらっていいかしら?」

「要はタゲ取りね。出来る限り頑張るわ」と作戦を立てていると

「どうした?早くコッチに来なよ。来れるもんならな!」

と前方にナイフにナイフの列ができる

夏芽はため息をつく

(こんな野郎に使うには勿体ないが今すぐにでもコイツを殴らなきゃ殺してしまいそうになる)

仕方なく能力発動する

(3秒で決着をつける!)

一秒:刃の列をぬける

二秒:敵の懐に潜る

三秒:思い切りぶん殴る!

敵は何が起こったのかわからないまま地面に転がる

「あ~ スッキリした」殴った感触を感じる

男は顔をあげて「私の力は最強なのに!お前何をした!」

「何をした?テメェが嫌いだから殴った。それも分からないなんて本気のバカだな」

するとクールぶっていた男が豹変した

「バカはテメェだろうが!イライラしてきた!お前みたいなバカが居るからこの世は腐ってるんだよ!」

「腐っている本人が俯瞰して見てるんじゃねぇよ。片腹痛いわ」

思っていたように男は怒りを露わにする

「関係ねぇ!死ね!死ね!死ね!死ね!死ねよ!」

ありったけのスクラップをまとめて束にする

そして、夏芽にぶつけた

「お前なんて生産性のないカスだ!死ね!」

ナイフを構えるが、この量じゃ捌くなど不可能だろう

だが、万が一に賭けるしかない

「来いよ!」

そして、2人がぶつかる!

 

と思われたがスクラップに弾が当たってバラバラになる

夏芽は「あっぶねぇ!」と落下したスクラップを斬る

「ようやく強大な攻撃してくれたね。狙ってたよ」

後ろからひかりの声

「成程。スゲェよひかりちゃ…ん?」

そこにはM7など非にならない程のバカ火力武器

男も啞然としていた。無理もない

88mm無反動砲を持つ美女など何処にいるのか

こんなのは筋肉隆々の大男専用だろうが

と言いたいが目の前で起きてる事実を否定など出来る訳がない

「お前。お前もソッチ側なのかよ!クソ!」と渾身の1撃を折られた男はパニックになって

近くの銃で射撃する。すぐに避けて夏芽は背負い投げで沈める

「馬鹿な事したテメェの負けだよ。本性晒してやるから楽しみにしときな」とゲス顔を披露する夏芽

これにて依頼が完了した

 

夏芽はひかりと街を歩いていた

「いや~ びっくりしたよ」「予想外でしたか?」些細な事を楽しそうに語る

依頼が終わったので、協定関係もなくなった

すぐに帰るものかと思ったが、最後まで着いてくるそう

こちらとしては八方美人と街を歩けるイベントなど予想もしていなかったので嬉しい限りだ

(いや。会う時も思ったが美女にも程があるな)

すると「あの。そんなにジロジロと見ないでもらえます?」と注意を受ける

しまった。そんな気はなかったが見つめ過ぎたな

反省をして前を向くと、手を握られた

「え?」情けない声が漏れてしまった

ひかりの方を見ると

「ささやかなお礼です」と微笑む

(その顔はズルいよ)と前を向きなおす

今は顔を見られたくなかった

「依頼の時はあんなに頼もしかったのに。どこに行ったのやら」とからかわれる

「うっせ」と不愛想な返事を返したのは、無理な夢を持たない為だ

「でも、夏芽くんになら色々触っても…良いよ?」

「は?」すまん。なんて?いや、意味はわかるぞ。で、なんて?

すると「嘘ですけど。期待したんですか。残念ですね~」と笑うひかり

小悪魔とはこのような事だろうな

「あ~ もう帰る!じゃあな」と隠し切れない顔をフードで隠して走ると

ふと、袖を引っ張られた。そのまま、唇が頬に触れた

今回は言葉にならなかった。「これがメインのお返しです」笑う彼女に勝てるものはないだろう

にやける顔を必死に抑える。が意味が無かった

滅茶苦茶に振り回されると店に着いた

「じゃあ、僕ココだから」と手を離す

「そうなんだね」とひかりも納得していた

「楽しかったよ。ありがとね。ひかりちゃん」「こちらこそ。助けてくれてありがとう。夏芽くん」

店の扉を開いて中に入ろうとした時に

「私の名前。 横須賀ひかりっていうの」とひかりが話す

「そっか。ありがとね」振り向いて最大の笑顔をみせる。すると笑顔を返してくれる

そして、店に入った

『依頼完了しました』と依頼者に報告して、冷蔵庫にケーキをしまう

そして、店長の机に{品は冷蔵庫です}と書いて帰宅した

 

家に帰ると夏芽はテレビをつけた

『非モテの俺が〇〇をしただけでモテモテに!』

テレビを消さずに買ってきた夜食をいただく

「まあ、縁があるだけで万々歳だね」とテレビを消してベッドに潜る

そのまま目を瞑って夏芽は眠りについた




如何だったでしょうか?
今回は女性キャラと言う事で華を持たせつつも処理屋の一面を見せるのが難しくて大変でした(笑)
非常に私情ですが、G-20さんは閲覧者から調子に乗って作者の場に降り立った僕をカバーしてくださった恩人なのです
正直G-20さんが居なければ、挫折してた事でしょう
本当に感謝しています。ありがとうございます

まだまだ未熟な僕ですが、楽しんでいきますのでよろしくお願いします
以上!

(それと、未ログインの方々へ
『参加したいけど、ログインが出来ない』と悩みの方は最新話の方に案を書いていただくと閲覧次第、活動報告の方へコピペして載せていただきます
注意点ですが、載せた後は削除いたしますのでご理解の程宜しくお願いします)
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