処理屋   作:無NO神

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こんにちは
いや~ 面白いキャラ提供毎度ありがとうございますよ
今回出てきたオリキャラ製作者さんは
〈アスカ〉さんです
そうです。2回目です
最初に言ってきます
[こんな豪華な物を2回も送って良いのですか?]
と思いつつ書いた作品どうぞ


殺人能力

「起きてお兄ちゃん」声がして夏芽は起き上がった

「おはよ。お兄ちゃん」満面の笑みが夏芽を襲った

「うん。おはよ」頭を撫でると「エヘヘ~」と喜んでくれる

…弟みたいだ

今日は日曜日。この子…いや、もう彼方っていう立派な名前があるんだった

彼方と遊園地に行く約束をしている

なんか店長が「何かわからないけど、遊園地のチケットを貰ったんで一緒に行かないかい?」とか言うもんで

急遽休みとなった訳だ

…実際休みを取るのは滅茶苦茶多いんだけどね

「お兄ちゃん!早く行こうよ!」少し興奮気味な様子

まあ、この子は子供だ。はしゃぎたいのだろうな

…因みに夏芽も未成年ではあるが、気にしないでもらいたい

朝食を済ませて家を出ると人の亡骸があった

「えっと~ 大丈夫?」夏芽が心配すると

すると「少しキツイけど大丈夫だよ」と笑ってくれた

…確かに彼方はクソみたいな所に居た事があるからな

それに…友達を殺したこともある

だけど彼方はいつも悔やんでる

自分だけが生きている事に怒りを覚えている

自分の事を許して前を向いてほしい

当然いばらの道だろうが、頑張って欲しい

 

電車に乗って現地に着くと

「おお。彼方くん可愛いね~」と待っていた店長が居た

「遅くなってごめん。彼方が起こしてくれなかったらヤバかった」と謝罪をする

店長は「全くだよ。レディを先に待たせるなんてモテないよ?」と痛い攻撃

…確かに『彼女いない歴=年齢』をしているが、言葉にされると傷つくな

すると「そんなにお兄ちゃんを怒らないで。お願い」と店長の傍でお願いする彼方

気持ちは分かるよ。あの顔で頼まれちゃ断れないよ

店長は尊い気持ちを堪えて「うん。怒ってないよ」と優しく言っている

(本人には口が裂けても言わないが、私服姿の店長中々に可愛いな)

「そんな見てどうしたのさ。見惚れてたの?」と聞かれた

必死に「いや。珍しいから」と言う

そんな他愛ない会話を続けている

夏芽の店長の秘密の鉄則

オフの時には仕事を持ち出さない

それに彼方も居るんだ。不安にはさせたくない

彼方には店長の傍に居てもらい2人の後ろを歩く

なんかお似合いの親子みたいだな

(僕もこんなことしてみたかったな)なんて思ってみる

彼方は「お兄ちゃんもコッチ来てよ!」と手招きしてる

店長も「夏芽くん。私からもお願いして良いかな?」と言われる

「しょうがないな~」なんて言って近づいたが内心は嬉し過ぎて心臓破裂しそうだった

自分の手には他者からの恨みと冷たい血液と救いのナイフだけだと思っていたのに

今僕の手には人間の温かみがある

これ以上に嬉しい事なんてない

普通の幸せを噛み締めてゲートをくぐった

 

まずはジェットコースター

店長は「僕は絶叫系は苦手なんでね」との事で彼方と夏芽の2人で乗った

ガタゴトと上昇していき、急降下する

他の人の叫び声を聞きながら落ちていく

彼方は「速いよ。凄く速いよ」と興奮気味

(良いな~)と思いながら純粋に楽しむ

…余談だが、夏芽はジェットコースター大好き人間だ

なんか安全な恐怖が良い

乗り終わって出てくると店長は何か飲み物を持った店長がいた

「帰って来たね。楽しかったかい?」

「うん!すごく楽しかった!」「まあ、気分転換には向いてるんじゃないかな?」

2人の感想を聞いて店長は「そっか。なら良かった」と嬉しそうだった

次に行った…行かされたのはお化け屋敷

夏芽は「パスで」と滅茶苦茶に嫌がる

が、腕を引っ張られて無理矢理連れていかれる

「いや。無理だって!ムリムリ!怖いの無理!」

全力で逃げたかった

しかし店長がそれを遮る

「そんなに逃げなくても良いじゃないか夏芽くん。楽しもうよ」「ムリ!!」

ドタバタを1分くらい繰り広げた後に「…わかりましたよ」と夏芽が渋々納得した

…夏芽はお化け屋敷大嫌いマンでもある

数分後、魂が抜けきった夏芽が店長と彼方に引っ張られて出てきた

その後も色々なアトラクションに乗った

次の場所に向かってると

「お姉さ~ん。ちょっと良いかな?」と声をかけられた

振り向くと何ともチャラそうな男共が店長にナンパをしてた

店長は「何だい?」と聞く気満々

案の定「一緒に遊ばない?」とかほざいてる男共

どうしたものか。護身用に持ってるナイフで殺そうかな?

なんて考えていると「少し良いですかね?」と中に入る女が

ああ。また店長より可愛い子来ちゃったよ

ほら。標的がその子の方いっちゃったよ

男共はその子に色々な事を早口で伝える

なんか下心満載だった気がするが無視しよう

それを一言

「申し訳ないのですが自分磨きをなさった方が良いと思いますよ?」

言っちゃった。暗黙の了解言っちゃったよこの子

男達が騒ぎやまないので宥める感じでぶん殴って逃げた

夏芽も店長も処理屋なので一般人よりは速いし彼方は元々非人道施設出身なのでスタミナは並以上

問題は彼女だ

いや。速すぎるって!こちらも少しは自信あったが恥ずかしいわ!

 

撒いた後に彼女から呼び出された

「で。何用かな?」「私と一緒に残党狩りをしてください」

「却下」即答だった

即答過ぎて彼女も脳の処理が追いついてないようだ

「それは何故です?」

夏芽は答える「連れとナイトショーを見る約束してるんだよ」

それを聞いた彼女は頭を悩ませながら答えた

「何時です?」「へ?」

彼女は強く質問する

「だ!か!ら!ナイトショーは何時からですか?」

「あと4時間後です」

すると頭を地に伏せて「迷惑を承知でお願いできないでしょうか?」と懇願してきた

…ここまでして断るのは流石に出来ないだろ

「分かった。間に合えば良いよ」

それを聞いた瞬間「ありがとうございます。本当に」と握手された

夏芽は彼方には伝わらないよう店長に話を通した

最初は「夏芽くん。仕事熱心なのは良い事だけど、僕は良いとして彼方くんを不安にするならば見過ごせないよ」と遠目に否定されたがナイトショーには帰ってくるって事で納得してもらった

 

協力関係となったのだ。名ぐらいは聞いておこう

アッチは僕の事を知ってるようだからな

「私の名は佐々木朱音。夏芽さんの事は知人から聞きました」

最初から僕の事を狙ってたのか

「それで?目的地は何処だい?」「もう着きました」

ん?何を言っているんだい?景色は何も変わってないけど?

「目的地は私が案内したじゃないですか?」とか言う朱音

意味が分からなくなっていると「チケットあげたじゃないですか!」と少し拗ねた

…あっ。元々呼び出されてたのね

成程ね。この場所自体が裏あるって事なんだな

朱音は裏口のドアを開けて中に入った

(マジか)と思いつつ夏芽も中に入った

そこには見たことのあるマークが

「少し待ってくれ。コレって」

間違いない。これは睦さんの身体を弄ってたクソみたいな会社のマークだ

って事は…彼女も被害者って事だよな

夏芽の顔を見て察したのか

「聞かないのですね。優しい方だ」と感謝されてしまった

何も知らないが、悪である事だけは分かった

夏芽は護身のナイフを取りだすと

「おっと。噂より刃渡りが狭いのですね」と驚かれた

いや栞よ。君何処まで丁寧に話したんだ

刃渡りまで見てるのヤバすぎるだろ

朱音も長刀を抜く

刀と言うのは不思議だ

物で言えばナイフや包丁と変わらない

むしろ長いので立ち回りが面倒になる

使えない事はないが他でも充分致命傷になるハズなのに刀を使う人が後を絶たないのは他にはない神秘を秘めてるからなのか

にしてもよく磨いてる。鏡のようだ

「夏芽さん。もう行きますよ?」

見惚れていたようだ

「ああ。今行く」夏芽は駆け出しで朱音の元に向かった

朱音の元へ向かうと左右に扉が2つと中央に豪華な扉が1つ

夏芽は中央の扉に手をかけようとすると朱音が後ろを引っ張った

「待ってください。左右の部屋にあるボタンを押さなければ黒幕の所には行けないのです」

なんだそりゃ。設計者は面倒な事大好き人間のドMなのか?

…と言っても仕方ないので夏芽は左・朱音は右へ向かった

 

夏芽は驚きながらも怒った

「なんでだよ!何でそんなことできるんだよ!クソが!」

敵は1人だけ。体内から刃物が飛び出しており四肢は機械で繋がられている

「痛い!助けて!殺してくれ!」

すると目の前のモニターが点いて機械音でこう述べた

『夏芽くん。我が同志を殺してくれてありがとう

そんな殺人衝動満々の君にとっておきのゲームをプレゼントさせてくれ

彼は何の罪のない人間だ。まあ少々身体を弄って刃を体内に詰め込んだけどね。キャハハ

今から彼は君を殺しに来る。その前に君が彼を殺したら勝ちってゲームだよ

制限時間は5分。時間が過ぎたら彼は苦しみ悶えて死ぬって訳だ

大丈夫。タイムアップでは君は死なないからさ

それじゃ、スタート!』

すると目の前の男が走り出してきた

そして思い切り腕を振るう

「痛い!痛い!なんでだ!」

「なんだよ!」放たれる刃をナイフ防御するが(力強すぎ!意味わからん!)

吹き飛ばされ壁にぶつかる

「痛い痛い痛い痛い!動かないで!刺さる!」機会によって動いてる男は泣き叫ぶ

ガンガンと刃がぶつかるほど刃が身体を切り刻んでいくんだ

痛いに決まってる

(あんまり無垢な人間は殺したくないけど)

「そこのアンタ。死にたいとか言ったな?」夏芽は問う

「はい」

それが聞けただけでも良いや

夏芽は瞬時に首を斬った

「出来るだけ痛まない方で斬った。不運中の幸いだと思って成仏してくれ」

ボトッと落ちる首。慈悲はやったし勤務外だし守るより殺した方が100倍楽だ

するとテレビから再度音が鳴った

『いや~慈悲もクソもないね

それでこそ夏芽くんだよ

僕も手際の良さに感動してしまった!

さぁ、次に進み…』

しまった。あまりにも不快過ぎてテレビを物理的に斬ってしまった

「黙ってくれ。不快だ」

夏芽は部屋を後にした。中央には死体しかない

 

朱音の手が震えていた

「不快な会社だとは思ってましたが、ここまで酷いなんて」

目の前に居たのは四肢を失った女性だけ

口は塞がってる為モゴモゴとなるだけ

すると近くのスピーカーから音が

『侵入者と思ってみれば実験体じゃないか

どうしたんだい?里帰りかい?

それとも僕の計画の素晴らしさに打ちひしがれたのかな?』

朱音は怒りで我を忘れそうだった

「そんな事は絶対にないですし、貴方の声が耳障りで耐えれない!」

斬りかかろうとすると『おいおい。説明を聞いてくれよ

それとも死にたい子なのかな?』

スピーカー直前で止まった

「…早く要件を」必死にこらえている

『おっと。良かったよ

じゃあ本題だ

その女を3分以内に殺せば君の勝ちってルールさ』

「え?」

朱音は何を言ってるのかわからなかった

『大丈夫だよ。時間になっても苦しみ悶えて彼女が死ぬだけだから君に害はないから。キャハハ』

そうだった。コイツは何も変わってなかったな

今度こそスピーカーを切り刻んだ

怒りに任せて。我を忘れて切り刻む

息を整えた時にはスピーカーが塵同然になる

「…何も変わらないのですね。アナタも私も」

刀を女の首元に近づける

せめて楽に逝かせる

…手が震えるなんて情けない。情など捨てたハズだったのに下らない

息を吸い込む。が酸素が肺まで届いてない

クソみたいだ。ゴミみたいだ。終わりだな

震える手を抑えて首に刃を当てる

するとタラっと血が流れる。

「ん!ん!ん!んんん!!」

人質は必死に痛みを声に出すが声にはならずに悲惨な音に変わる

「あっ…あっ…」

やめてよ。そんな声を出さないでよ。もう片方も震えたら鋸みたいに激痛を与えちゃうでしょ

罪に押し潰されているとブザーが鳴る

そして女の背中から数本の槍が突き刺さる

しかし、致命傷は避けてるようで中々死んでくれない

そこで隣から回転刃がゆっくり近づいてくる

朱音はすかさず首を斬った

迷いなど無かった。咄嗟の判断だった

朱音は涙や吐き気を堪えて扉を開けた

 

夏芽は扉から出てきた朱音に声をかけれなかった

すると「早く行きましょう」と催促される

成程。早く殺したいのだな

だから夏芽は朱音を止めた

「止めないでください!アイツだけは殺します!」何があったかは分からないが余程をされたのだろう

それでも朱音の手を離す訳にはいかない

すると朱音が拳を振るってきた、夏芽は受け止める

怒りで単調になりやすくなってる。が中々に受け止めまくっているとキツイ

受け止めまくっていると隙が出来たので朱音をビンタする

そのまま壁に寄せる

「怒りで自分の感情を押し殺すなバカ!せめて泣けよ!感情をわざと殺してんじゃねぇよ!」

確かに感情を持てば殺しの質は落ちる。だからどうした?

こんな辛そうな人間に戦えなんて言いたくない。行かせれない

すると朱音は「…お借りしますね」と夏芽の胸に抱きついた

朱音は静かに押し殺していた涙を流した

夏芽はもう失ってしまった『守れない悔しさ』を捨ててはならない

過去の自分の経験が語った

今の夏芽は優しく胸を貸す事しかできなかった

少しすると朱音が離れた

「どう?少しは楽になったかな?」「はい。まだ怒りは消えないですが悲しみは消えました」

ならばこちらが優しくした甲斐があるものだ

怒りは動力源だが思考を鈍くする毒でもある

多分だが怒りで何も見えてない朱音は相打ちでもするんじゃないか

「それじゃ行こうか」「…はい」

2人でドアを開けた

 

『いや~感動劇は良いね!キャハハ

でも一歩遅かったね。私は何処にも居ないよ。キャハハ』

奥から嫌な女の声を乗せたスピーカー

辺りには誰も居ない

「コレは…嵌められたね」

さて、もう帰るか。朱音には残念だけど

帰ろうとすると朱音が引っ張ってきた

「いや。まだです」「いやいや。申し訳ないけど黒幕は居ないよ?」

そう黒幕は居ない。残るは改造人間が大勢

『おっと。君達は用済みだから殺すよ。キャハハ』

…コイツの笑い声が不快すぎる

すると「アッ…アッ…」とこちらに歩み寄ってきた残党

仕方ないが弱肉強食だ

夏芽はナイフを再度構える

敵の拳が襲う前に首を斬る。それを見た者から次々と襲ってくる

敵の頭が無様に宙を舞っていく

改造された野郎だとしても元は殺しも知らない一般人だ

簡単に殺せる。何十居よう殺しまくれば良い

今は生きる為に殺そう。2人で生きる為に

 

朱音は迷っていた。今まで自分が罪人だから手を汚せた。だから情など不必要だと感じていた

でも目の前で人を殺しまわってる殺人鬼は『感情を押し殺すな』と怒鳴ってきた

そんなことしたら私は何を思って戦えば良いのか

私の能力は人を殺す事しかできない。私はどうすれば…

すると空気を読まず敵が襲って来た。朱音は自分の間合いに入った瞬間抜刀

一太刀で周囲を斬る

今は思考する場合ではない。考えるより斬る方が100倍も有意義だし生存率もあがる

背後の敵の攻撃を当身で受け流し胴を斬る

突きから距離を縮めて横薙ぎ

壁を走って上空から斬る

何も考えないゾンビなど朱音には造作もない

(この感じ。その調子。人を斬る時初めて自分の恐ろしさが分かる)

命を奪う事に幸せを求める化けもの

それでも人を殺す物として作られたのだから責務を守ろう

一刀両断で屠る。斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬りまくる

そんな事をしていると上空に飛ぶ物が1つ夏芽の元に向かった

「これは…マズイ!」

 

夏芽は首マニアと言えば気持ち悪く聞こえるだろうが首を切断するのが多い

避けて斬る・飛んで斬る・追いかけて斬る

斬れば止まる。殺せば無害。それを知ってる

だが夏芽は強者ではない。命ギリギリの瀬戸際に悪知恵働かせて勝ってきたのに過ぎない

だから急に飛んできた敵など考えてもなかった

思い切り壁に押し付けられる

「クッ!離れ…ろよ!」

掴んだ手を斬るが全く効かない。ってか刃が通らない

カキンと鉄にぶつかる音と共に容易く弾かれる

すると今度は投げ飛ばしてきた

「もっと丁重に扱えよっと」

壁を蹴って敵の首を狙う

が、また失敗

地に叩きつけられる

足掻きで脛を斬ってみるが効くわけもないか

すると敵が話してきた

「おっと。誰かと思えばテメェはあの時の」

「残念だけど君のようなバカは知らな」

腹部をぶん殴られた

3度回転して壁にぶつかる

壁に穴が開く

夏芽はその敵の顔を見た。知ってたわ

「あ~ あの時のクソ大男野郎ね。どうした?馬鹿になった…」

大男は猛ダッシュしてタックルしてきた

壁にめり込む

「オラオラ!どうした?あの時の威勢を見せてみろよ」

そして拳を叩き込み続けた

必死にガードしてるが無意味だ

腕も足も胴も顔面の骨も砕ける

ナイフはタックルされた時に落ちた

反撃の余地なんかない

一撃ずつバゴーン!とデカい音が鳴って埋め込んでいく

意識が朦朧としてる中見えたのは朱音の姿だった

 

私の能力は悲しみの結晶だ。自分の能力なんか世界で最悪な物だろう

するとドォォォン!と響く

その方向を見ると夏芽が男に投げ飛ばされていた

「なっ」その方へ走ろうとするが阻まれた

「どいてください!」

敵の上空を飛んでいくが、足を掴まれた

「鬱陶しい!」

切り刻む。狙いを定めず目に見えた者から殺していく

走っていくと「あっ」血まみれで死ぬ直前の夏芽が見えた

「や…やめて!」

思わず走った。そして男の首に刀を振るが通らない

「これは…旨そうな女だな。コイツを殺した後にじっくり楽しんでやるよ」

振り払いを避けるが、その拳は踏み込んでの夏芽への攻撃に変わった

多分臓器が潰れたのだろう。吐血した量が半端じゃない

そのまま2撃3撃と猛攻へ繋ぐ

もう彼に防御する気力は無い

手痛い攻撃を想うがままに食らうしかない

すると男は何かを思ったようで夏芽の頭を掴んで朱音に見せつける

「今からコイツを殺す。見逃してほしけりゃ土下座しろよ」

「このゲスが」睨むと

「おいおい。今の俺ならコイツを一握りだぜ?」

と夏芽の腕を折る。ボギッっと音が鳴って腕は本来曲がらない角度へ曲がった

「アガァァァ!」と叫ぶ夏芽

すると今度は腕を無理なところまで伸ばした

ギリギリと音が鳴る。夏芽は声にならない音を発する

そして朱音に見せびらかす

「さぁ。見捨てるか無様に跪くか選べよ?」

私のせいで彼は死にかけてる。もう良いよ

(私のせいなんだ)と地に手をかけた瞬間

「やめろ!」

と夏芽が最後の抵抗で大男の急所を蹴り上げる

そのまま1秒だけの能力発動で朱音を立たせる

そのまま男に捕まり振り回されて壁に埋まった

「テメェ!死ねよ!惨めに死ねよ!」

怒りに任せて暴力を振るう大男の姿を見た瞬間に朱音は思った

(そうだ。目の前の男は死んでも良い存在なんだ)

その瞬間朱音の能力が発動した

 

世の中にはバーサーカーという種族が居るらしい

実際に見たことはないが、今の朱音はその類で間違いないだろう

刀を捨て大男に近づく

「おい。どうし」

壁にめり込ませた。そのまま顔面を潰す

だが、まだ足りない

雑魚の顔面を潰した。心臓をもぎ取る。喉を引きちぎる

でも足りない

束になっても足りない

どうしたの?ほらコロス

死んだ。死んじゃった

まだ足りない

一発で敵の顔面は吹き飛ぶ

もう良い

殺そう。ほら的は沢山いるよ

アハハハハ!

いっぱいいるよ

血がいっぱい噴き出て面白いね

まだ足りない

まだでしょ?

殺そうね。死のうね。もう良いよね

人の頭ってトマトみたい

潰したらいっぱい血を出して死んでいくよ

ほら。顔面と顔面をぶつければ楽しいよ

面白いね面白いね面白いね面白いね面白いね面白いね面白いね面白いね面白いね

あれ?もう皆と遊んじゃったの?

まだ足りないよ?

あった。居たよ!

ほら。最初に殺した男の隣

さっきまで仲間だったけどいいよね

良いよ!うん!良いに決まってる!

まっててね

今から殺してあげるから

大丈夫。楽しんで殺してあげるから

じゃあいくよ?せ~

 

夏芽から手を離した

「私は…私はなんてことを」

どうやら意識が戻ったみたいだ

夏芽は片方の手で朱音を抱きしめる

「ありがとうな。朱音が頑張ってなきゃ今頃死んでたよ」

「でも。私は最後に貴方を殺しかけたんですよ」

「良いよ。少しずつ進歩していこうよ」夏芽は少し強く抱きしめた

「ありがとう…ございます」

また朱音は泣き出した。もう縛らなくて良くなったんだ

すると「年下のくせに優しい子なんですね」

…え?

 

連絡を聞いた店長が駆け寄ってくれた

「全く君はいつも無茶ばかり!本当に!バカだよ!」と言いながら能力を使う

すると白い蝶が夏芽に止まった。すると折れた腕は正常になり臓器も癒える

「僕が居てよかったね。居なきゃ死んでたよ!」

強めにデコピンされた

「イテッ」

その光景を見た朱音は「フフッ 仲が良いんですね」と微笑ましそうだ

すると店長は「何だかんだ彼が居なければ僕は死んでしまうからね」と笑う

すると「お兄ちゃんどこ行ってたの?」と駆け寄ってくる彼方

「ごめんね。少しお茶してた」と朱音の方を見る

朱音は「あっ…そうですね。はい!」と元気そう

良かった。元気そうだ

 

それから店長の提案で朱音もナイトショーを見る事となった

「綺麗だね夏芽くん」と手を握ってくる店長

「あっ!私も!」と腕を掴んでくる朱音

「お兄ちゃんモテモテだね」と光景を見て笑う彼方

「マジで…勘弁してください」と美人耐性が皆無な夏芽

 

それから少しの時間を4人で過ごした

閉店時間になり朱音と割れる事になった

「じゃあね夏芽くん」と笑う彼女

「そうだね。じゃあ」と手を振る夏芽

帰り際に「そういえば僕年上好きだからね」とか言うと頬を赤らめて「私は高身長で年下の  子が好きだから」と途中は聞こえなかったけど何か言ってた

家に帰って彼方を寝かせる

それにしてもあの会社は何かあるな

探りを入れてみようか

…なんか疲れたな

夏芽は平凡な幸せを感じながら眠りについた




皆様に言いたい事が2つほど
1つ
偶に出てくる『処理』や『制圧』は夏芽以外全員『殺す』の隠語です
要するに雑魚処理=全員殺す
です。言い忘れてました
2つ
標的の行方ですが依頼主に任されます。処理屋以外にも掃除屋とか拷問屋とかありますから
そちらに行きます

あと気に入った設定はこちらで受け継がれます
今回のアスカさんで言えば
本来は元々能力は持つものと考えていたのですが
『そっか。無能力者が改造で能力者になるの良いな!』ってなりまして
採用してます
無断ですいません

今回の暴走演出好きなんだよな
以上!
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