『ノロノロビーム 』   作:その原因は〝ノロマ光子〟!!

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「デービーバックファイト」

 

 

 「よくやった!よくやったぞ!フォクシー!」

 「うーん。私はあんまり好きじゃないなぁ」

 「なんだい?拳藤。勝ちは勝ちだろ?」

 「まぁ、そうなんだけど…」

 「あぁ、なんて卑怯な方なんでしょう。彼を導くのが私の試練なのですね…」

 「男気ねぇけど、ブーイングはひでぇな。大人らしくねぇぜ」

 「ハハッ!彼はそんな事気にしない。僕等が一番知ってるだろ?」

 

 

 『第二回戦!第三試合!』

 『さぁ!ラストのB組!第一回戦は超卑怯!でも俺結構好き!銀狐・フォクシー!』

(バーサス)

 『さっきは速攻で沈めていた!ダークシャドウって飯食うの?常闇踏陰!』

 

 「両者、準備良いですか?…了解!」

 「試合開始!」 

 

 【常闇side】

 

 俺は取り敢えず様子見をする。目の前の奴は、恐らくまた卑怯な手段を取ってくるだろう。そこをゴリ押す!

 

 「『ノロノロビーム』乱れ撃ち!」

 

 っ!来るか!

 奴は、両手で狐を作り、『ノロノロビーム』を多数放ってきた。

 

 「ダークシャドウ!ビームを避けろ!」『アイヨ!』

 

 なるほど、飛距離が伸びる程にサイズがでかくなるのが。厄介だな。

 遠くに居たら負ける。奴は身体能力も高い。恐らく近距離戦闘も得意だろう。

 相性が悪い。

 だが、それが負ける理由にはならない。

 

 「勝つぞ!ダークシャドウ!」『マカセロ!フミカゲ!』

 「フェッフェッフェッ。お前、俺に勝つ気か?諦めろとは言わねぇ。全力で来るといい!」

 

 奴が走り出す、かなりの速度だ。

 

 「『ノロノロビー…」ボテっ

 

 コケた。だが、二度目だ。それに騙されるほど馬鹿じゃない。

 『またコケたな?!流石に騙されねぇぜ!』

 

 奴は急いで立ち上がり、後方に移動した。

 

 「っ…フェ、フェーッフェッ。さ、流石に、二回目はひ、引っかからないな」

 

 クソ!本当にコケてた!攻撃すれば良かった!

 『本気でコケてんじゃねーか!なんだお前!めっちゃ汗出てるじゃん!』

 

 後方に退避したフォクシーから話しかけられる。

 

 「ふー。中々やるな、常闇踏陰。どうだ?〝フォクシー海賊団〟に来ないか?」

 「前回も気になってたが、フォクシー海賊団とはなんなのだ!」『ナンナンダ!』

 『俺も気になる!』

 「良くぞ聞いてくれた!!まずは、俺の()の話をしよう!デリケートな話題だ、答えなくて良い。お前も異形型、差別された事あんだろ?」

 「…あぁ」

 「有難う。聞いて悪かったな。俺は嫌いだが、(ヴィラン)向きの個性なんて言葉もある。俺はそういう差別を無くしたい!!だが、現実問題厳しいだろう。俺は、馬の合うやつを集めて、馬鹿騒ぎするヒーロー事務所を開く!そこでは異形差別も個性差別も無い!そして俺は社長!つまり船長になるのだ!」

 

 「どうだ!?常闇!俺はお前を気に入った!お前もうちに来い!」

 

 夢物語だ。

 異形差別はどの地域でも根強く残っている。

 だが、夢物語と一蹴する事は出来なかった。

 

 

 「……まぁ、考えておく」

 「あぁ!それでいい!まだ三年間あるんだ!じっくり考えてくれ!」

 

 『思ったよりちゃんとしてる!お前そういうタイプだったの!?』

 

 「さて、仕切り直しだ。さっきの話は置いていて、隙あり!『ノロノロビーム』!」

 

 はっ!しまった!まさか、これが狙い…は無いな。油断した俺が悪い。

 

 「フェーッフェッフェッ。仕切り直しと言っただろう?()()()()()()()()ともあろうものが、油断してんじゃねぇぜ」

 

 はは!奴の中では、俺はもうフォクシー海賊団なのか!

 不思議と悪い気はしなかった。

 

 「はい!常闇君場外!銀狐君の勝利!」

 

 奴、いや、フォクシーは、会場の声援を受けながら「フェ〜ッフェッフェッ」と特徴的な声を響かせていた。





 異形差別が根強いヒロアカ世界。
 異形型じゃない人が異形差別廃止訴えても叩かれそう。
 まぁ、オヤビンのカリスマで賛否7:3位
 

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