『ノロノロビーム 』   作:その原因は〝ノロマ光子〟!!

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「悪い事。考えたぜ」
ドン!




「九尾ラッシュ」

 

 

 「へー、彼。そんな夢を持ってたんだ」

 「フォクシー海賊団ってそういう意味だっのか…」

 「ヒャッヒャッ!俺みたいなのからすると、正に夢物語」

 「ノコ。フォクシーってちゃんと考えてたノコね」

 「立派な夢を持っていらっしゃるのに、何故ああも卑怯なのでしょう?」

 

 

 『さぁ!準決勝第二試合!さっきの夢を語ってから、好感度が急上昇!銀狐・フォクシー!』

(バーサス)

 『凶悪!爆豪勝己!』

 『ちゃんと紹介してやれ』

 

 「準備はいいかしら?ここで勝った方が決勝進出よ!では、試合開始!」

 

 【爆豪side】

 

 俺は目の前の奴を見る。コイツは強い。強力な個性もそうだが、身体能力も目を見張るモノがある。

 気に食わねぇな。

 コイツに近付くのは愚策だ。遠距離でチマチマ削るか?無しだ。性にあわねぇ。

 〝ターボ〟で回り込み、〝スタン〟で目を潰す。そのままの流れで〝ハウザー〟決めれるか?いや、気付かれてノロくされるのが落ちだ。勢いを生かしたまま避けれる?

 

 「来ないのか?」

 「あぁ!?今考えてんだよ!話しかけんな!」

 「はぁー?なんて態度だ!これはお仕置が必要だな!」

 「気色悪ぃ事言ってんじゃねぇよ!割れ頭!」

 

 「…割れ頭……」ずーん

 『大丈夫か!?フォクシー!いや、オヤビン!俺はお前の頭、好きだぜ』

 

 奴は両手足を地面につき、落ち込んでいる。舐めやがって…

 

 「っ!プレゼ…いや、ひざし!!」

「茶番してんじゃねぇよ!」BOM!

 

 奴はすっと立ち上がり、こちらを見つめている。

 

 

 

「悪い事。考えたぜ」
ドン!

 

 「あぁ!!??ウザってねぇな!殺すぞ!」

 「フェッフェッ!行くぞ!『ノロノロビーム』乱れ打ち!」

 

 『フォクシーの悪い事!?なんなんだァー!おっと!様子見をしていた爆豪に痺れを切らしたのか、フォクシーが複数のノロノロビームを放ったぞ!』

 

 当たったら終わりの『ノロノロビーム』が多数飛んでくる。俺は〝爆速ターボ〟で空中に浮きながら避ける。

 

 「フェーッフェッフェッ!それは悪手じゃねぇか?『ノロノロビーム』!」

 

 俺は空中でビームを避けながら、徐々に近付いて行く。

 

 「よく避けるな!ここまで避けられたのは()()だぜ?だが、この距離なら避けられねぇよ」

 

 ここ。俺は〝スタングレネード〟を撃った。

 

 「うわ!?しまった!何も見えない!取り敢えず、適当『ノロノロビーム』!」

 

 真正面に放たれたビームを避けつつ、背後に回り込む。

 溜まっていた手汗を全部消費し、背中に特大の爆発を叩き込んだ。

 

 『どーだ!?煙で見えねぇ!どーなった!?』

 

 

 俺は集中していた。一瞬足りとも油断してなかった。断言出来る。だが、気付いたら背中から薄紫色の丸いビームが俺を貫通していた。

 

 『あぁー!?爆豪にノロノロビームが当たっている!これは決着かァ!?』

 

 「フェーッフェッフェッ。何故背後から?って顔をしてるな。教えてやろう!貴様が俺の背中を大爆発した後、俺は煙幕に紛れ、音を出さないように慎重に、慎重に回り込んだのだ!」

 「…」

 「誇るといい。お前は強かった。『九尾ラッシュ』!!」

 

 

 

 俺に放たれたジャブは、腹に8・両手に10・両脚に10・顔に一発。これを、10秒もかからずに打ち終わっている。

 

 『おおっ!!フォクシー!高速のジャブを放つ!すっげぇはえー!』

 『…奴は中学時代。ボクシングの世界大会で優勝している…キレイなラッシュだな』

 

 「フェーッフェッフェッ」

30秒が経ち、一気に衝撃が来た。体中がクソいてぇ。俺ァ、場外にぶっ飛ばされなが考える。…なんだ?この醜態は…俺はここで負けるのか…?

 

 『爆豪!吹っ飛ばされたー!このまま場外かァー?!』

 

 

 …こんなところで…!躓いてられっかよ…!!

 「ああああぁぁぁァァ!!」

 悲鳴を上げる体を無理矢理動かし〝爆速ターボ〟を発動。

 ボロボロになった汗線から激痛が走るが、無視して上空まで飛ぶ。

 

 「おめェのタフネスは認めるさ。だが、()()は悪手と言っただろ?『ノロノロビーム』乱れ打ち!」

 

 俺は極限まで引き伸ばされた時間の中、複数の薄紫色で円形なビームを見た。このビームは、飛距離が伸びる程デカくなる。スピードも早いが、〝爆速ターボ〟で()()()()()

 俺はビームを避けながら回転する。その回転は、爆発でドンドン威力が増していく。

 「…ハウザー…」

 そして、()()()()()の目の前まで辿り着いた。

 「……インパクト…」

 「ッ!『ノロノロ』…」

 手応えがある。モロに入った。爆風で場外に出たはずだ。

 

 だが、

 俺は〝ノロノロビーム〟を受けていた。

 

 「フェーッフェッフェッ!お前は強かった!()()()俺の方が強ぇ!」

 

 フォクシーは、顔と上半身が黒焦げになりながらも、その場で止まって居た。何故だ?

 

 「ゲホッゴホッ…あァ、痛えな。…何故吹っ飛んで無い?って顔だな。お前の疑問も仕方無いだろう!俺は今気分が良い!説明してやろう!〝ノロノロビーム〟を体の一部に当てられたモノは…その部分だけ〝ノロく〟なってしまうのだ!フェーッフェッフェッ!お前が〝ノロノロビーム〟を避け始めて驚いたぜ?だが、俺に近付いたのは()()だったな。どうせお前に避けられると思った俺は、左手で下半身に〝ノロノロビーム〟を打ったのだ!そして、大技を放った後で油断していたお前に〝ノロノロビーム〟を当てたのだ!」

 

 自分にも影響あんのかよ…クソが…。

 

 「今から30秒間!俺はお前を本気で殴る!お前は強かった!敵ながら天晴れだぜ!!」

 

 それから俺ァひたすら殴られ続けた。

 

 『…さぁ!そろそろ20秒経つんじゃないか?!下半身動かせないからか、パンチにキレがねぇ!動けない奴をひたすら殴る!絵面がひでぇぜ!決勝進出はフォクシーーかぁ!?』

 『…いや、分からんぞ』

 『あーん?何が分からないんだよ。ミイラマン』

 『銀狐の個性が自分にも効くなら、アイツにも3()0()()()のツケが来るはずだ』

 『確かに!でも、自分の個性で出した物だろ?効かないんじゃね?』

 『…アイツの個性は、未知の物質である〝ノロマ光子〟を()()事だ。操る事じゃねぇ。上半身分は受けても、下半身分のダメージをまだ受けちゃねぇ』

 『なるほど、その衝撃が来て、場外に飛ぶかもしれねぇって事か。』

 

 30秒が経過。

 フォクシーが目の前でぶっ飛んだ。

 その次の瞬間、全身に激痛が走った。後ろにぶっ飛ばされてる事が分かる。個性を発動しようとしても、汗線を酷使し過ぎたせいか発動しねぇ。指一本動かねぇ…意識…が……ク…ソ……

 

 

 

 「爆豪くん場外。銀狐くんの勝利です!救護班!両方運んで上げて!」

 「……フェーッフェッフェッ。俺ァ大丈夫だ…自分で…歩ける…」

 「無理しないの!あなた決勝で戦うんだから!」

 「あぁ…すまねぇ……」

 「…気絶してる…。彼も保健室にお願い」

 

 『うおおぉぉ!!フォクシーー!ギリギリ場外じゃないじゃねぇか!爆豪もよく戦った!決勝進出は…フォクシー!!

 

 





 かっちゃんは極限で進化するイメージがあります。
 

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