『ノロノロビーム 』   作:その原因は〝ノロマ光子〟!!

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 アンケート感謝!これからは独自設定や独自解釈が出てくると思います。苦手な人には本当に申し訳ないです!


「ノロマ光子」

 

 東京都内。とある裏山*1の、疎らに岩や木があるがある程度開けた場所。

 そこにはヒーローコスチュームを着用した、ラビットヒーロー〝ミルコ〟とノロノロヒーロー〝フォクシー〟が対峙していた。

 

 「ルールの確認だ!制限時間は10分。相手を行動不能にするか、『参った』と言わせれば勝ち!私は本気では蹴らないけど、お前は本気で良いぞ!あと、サポートアイテムは好きに使え!」

 「フェーッフェッフェ!あんまり俺様を舐めない方がいいぜ?それと、お前が負けたら〝フォクシー海賊団〟に入るんだ!忘れんなよ!」

 「…あぁ!兎に二言はねぇよ!私に勝ってみろ!」

 

 両者は10m程の間合いを取り、睨み合っている。

 ミルコは不敵な笑みを浮かべて前傾姿勢を取り、何時でも跳ねられる様にしている。

 フォクシーは真剣な表情だ。10mなど、ミルコにとってもフォクシーにとっても無いも同然。

 近距離戦は兎の〝身体能力〟〝脚力〟〝野生の勘〟があるミルコに分があるだろう。逆に中・遠距離戦はフォクシーに分がある。

 

 

 「フェーッフェッフェッ!行くぞミルコ。『ノロノロビ…」

 「はっはー!遅せぇよ!」

 「っ!」

 

 フォクシーが『ノロノロビーム』を放とうとするとその前に、点在する木や岩で加速しながら、高速でミルコの蹴りが炸裂した。

 

 「ハッ!こんなもんか?この程度の実力で大層な()語ってんじゃねーよ!」

 

 ミルコは時偶やってくる『ノロノロビーム』を避けながら蹴りの連撃を放つ。

 フォクシーはそれを捌くが、全てを捌き切ることは出来ず、着実にダメージを蓄積されていく。偶に『ノロノロビーム』を放つが、兎以上の動体視力で見切られ、避けられる。

 

 「……あぁ?お前レベルの〝異形型〟でも差別されんのか!?」

 「私じゃねぇ、学生ん時の()()だ」

 「…そうか。まぁ俺に任せろ、異形…」

 

 ミルコは一度距離を取り、フォクシーの話を遮って蹴りかかる。

 

 「そんな事はどうでもいい!私に勝って見せろよ!」

 「クソが!自由人め!『ノロノロビーム』乱れ打ち!」

 

 フォクシーはミルコの蹴りを防ぎ、『ノロノロビーム』を複数放った。

 ミルコはそれを見て後方に跳んだ。

 

 「お前、結構頑丈だな!次、技行くぞ!」

 「フェ、フェーッフェッフェ!来いよ!耐えてみせるぜ!」

 

 ミルコは走り出し、新たに放たれた複数の『ノロノロビーム』を避けながらフォクシーに肉薄する。

 

 「ははっ!死ぬなよ!『月頭(ルナ・ティ)…あ?」

 「フェーッフェッフェッ!馬鹿め!俺様はこの時を待っていた!」

 

 フォクシーはそう言うと、顔に向かって跳んで来るミルコよりも素早く腰に入れていた柄を取り出して、それをミルコに向けて振るう

 

 「『ノロノロビームソード』!」

 

 それは刀身の部分がノロマ光子で出来た剣だ。ミルコが後ろに跳ぼうとする。が、技を掛けようとしていたこともあり、慣性を殺し切ることが出来なかった。ミルコの両脚両手に『ノロノロビームソード』が伸びて当たり、ノロくなっている。

 

 「フェーッ!フェッフェ!これは戦闘不能じゃないかー?〝フォクシー海賊団〟にようこそ!ミルコ」

 「あぁ!?私はまだ戦える!勝負はまだまだこれからだ!」

 「バカ言っちゃ行けねぇよ。もし俺が敵なら首跳ねて終わりだぜ?それとも何か、兎に二言があるのかい?

 「ねぇよ!」

 

 「〝フォクシー海賊団〟に入るって事でいいな?」

 「…三年後だ。お前がヒーロー事務所立ち上げたら、考えんでも無い」

 「フェーッフェッフェ!それで構わねぇさ!これからよろしく頼むぜ?ミルコ」

 「……あぁ!情けねぇ!一年坊に負けるなんて!私も鍛え直しだ!」

 

 ノロノロ状態が解けて動けるようになったミルコはそんな事を言い、フォクシーを連れて山を降りた。

 その日はパトロールや敵退治、お婆さんの手伝いをし、ホテルに帰った。

 

 職場体験二日目。

 飛び跳ねるミルコを追い掛け、関東中を飛び回った。

 その日も数名の敵退治、記者への対応、市民へのファンサを行い、無事終了。

 パトロール終盤になると、フォクシーの体力が持たず、都内に帰らないで保須市のホテルに泊まった。部屋は別。

 

 職場体験三日目

 ホテルのバイキングで朝食を済ませ、室内でコスチューム着替える。

 ミルコとフォクシー一緒にホテルから出た。

 

 「フォクシー!お前体力あんま無いな!あれ位でへばるなよ!」

 「俺の体力が無いんじゃねぇ!あんたが体力お化けなだけだろ!?」

 「はっ!知らねーよ。私を下に付けたいならまず体力付けろよ!」

 「…それは…そうだな」

 「分かれば良いんだよ。早速行くぞ!」

 

 ミルコはそう言い残しビルの屋上に跳んだ。それを見たフォクシーは一度息を吐き、気合を入れてミルコを追い掛ける。

 昨日である程度着いて来れる事が分かったからか、ミルコはフォクシーの事を確認する事もなく進んでいく。

 

 道路のど真ん中で、人質を取って金銭を要求する敵。それを見つけたミルコはフォクシーを待つこと無く敵を蹴り飛ばした。ファンサや記者の対応をしている所、フォクシーがやって来た。

 

 「遅せぇよ!フォクシー!もうぶっ飛ばしちまったよ」

 「はぁ…ゴキュゴキュ…ふぅ。ミルコ。あんた早すぎるぜ」

*1
昔にミルコが救けた人が所有しており、激しい地形破壊をしなければ好きにしていいと許可を貰っている




marco0225様。理想のダチョウ様。ハイロン様。誤字報告ありがとうございます!

日間ランキング乗りました!読んでくれて感謝!これからもよろしくお願いします!

ハイレグって正式名称ハイグレじゃないんですね!今の今まで勘違いしてました!訂正ありがとうございます!

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