ありがたやありがたや
Side龍禄狼嶺
カチッ・・・カチッ・・・
あの時のように音がする。それに何処と無く浮遊感がありふよふよと漂っている感じというか・・・あれ?
「俺は・・・あ、そうだ。神様に会って神になったんだっけ」
やっぱ一回ぐらい殴った方が良かったかな・・・まぁ今さら言っても遅いか。それといい加減この状況に触れないとな。
「ここは宇宙かな?いや、星が無いし・・・ビックバン前なのかな?そしてカチカチ言ってる怪しげな箱と手紙か」
取り敢えずは手紙を開けることにする。一番妥当な選択肢だろうからな。えーとなになに?
『龍禄狼嶺へ
えー、神様じゃ、調子はどうかの?
あと目が覚めたら時間がないので早く読むことをオススメするぞ!
因みにこれはチュートリアルも含めているのでのー
起きた時にはカチカチ鳴ってる箱は《全自動地球作成機》といっての、ビックバンから地球誕生までを
おや?これでは死んでしまうとな?安心するのじゃ!もうとっくに追加しておるわ!不老不死に修行用の世界も用意しておるのじゃ!そこでは能力も鍛えてくれるのじゃよー
ん?なぜあの時言わなかったかじゃと?それは勿論あのまま言ったら殴られていたのでな!!!ふはははははは!!やーいやーい!!
PS,ビックバンと同時に修行用の世界に送られるからの!
偉大なる最高神様より』
グシャ!!
思わず手紙を握り潰してしまった。何が偉大なる最高神様だよ、ただの近所の悪ガキじゃねぇか・・・
「やっぱrーーーーー
やっぱり殴るべきだったか、と言おうとしたところで手元の箱がおかしな爆発を起こし意識が飛んだ。
飛ぶ寸前に『吸収』を行おうとしたが逆効果で体が内側と外側からグチャグチャにされて行く感覚を味わいながら意識を失った。
ーーーーーーーーーー☆
Side三人称
「・・・・・ん?」
龍禄が目を覚ましたのは真っ白な空間だった。何もない、真っ白な空間。
さっきまでいたのは真っ黒で足場もない場所だったが、今回はしっかりと足場があるようだった。
龍禄は辺りを見回して歩き回ってみる。
《対象の起床を確認・・・ナビゲーションシステムを起動・・・起動完了。これよりチュートリアルナビゲーションを開始します。》
「チュートリアルナビゲーション?ゲームじゃないんだから・・・」
《空間について説明します。目の前にある台座はこの空間を唯一操作できるものです。大体の事は載っていますので随時確認してください。》
「へぇー・・・これg《次に能力についてですが、あなたが吸収、進化、霊力や妖力、神力などを扱う能力についてイメージしたことが起こります。》ちょ、速いって。」
無機質で早口な言葉がどこからから聞こえてきて、空間について説明してゆく。
龍禄が聞き取りにくいほどというのはかなり異常なほどに早口なので恐らくは嫌がらせだろう。
《設定者が対象が修業をしたいと考えているとの事で10の64乗の年をここで過ごしてもらいます。》
「10の64乗って事は・・・無量t《時間になれば自然に開きますので修行用の世界は出てからも使うことができますのでそれでは。》おい!わざとだろ!!」
しかしそれっきり声は聞こえなくなってしまった。
何ともいえないシュールな空気が辺りを支配し台座と龍禄が取り残された。
「どーすんだこれ・・・」
やけに哀愁溢れる龍禄の言葉がよく響いていた。
前代未聞の10の64乗キングクリムゾン!!
しかし、有る程度は書くつもりですのでお許しください!!