銀狼哀歌~逸般人が征くホロライブラバーズ難易度『オーディション』ゆっくり実況プレイ~ 作:LR44(ゆっくり)
時報投稿第十四回(投稿予定 13:00)
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(いつもの、何かそれっぽいOP )
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「渇望よ、世界を喰らえ──果て無き
ラプラスが右腕を
「刮目せよ! 絶望の
烏が右袖の拘束具をつつくと、拘束具が外れ地面に落ちる。
「渇望せよ! 吾輩はここにあり」
烏が左袖の拘束具をつつけば、先ほどと同様にソレが地面へと落ちる。
「覚悟せよ! 我らエデンの星を統べる者」
拘束具が外れると同時に、ラプラスから感じる力がどんどん大きくなっていく。
……成程、本来の力を封印されているタイプか。で、あの烏がそれを管理している、と。
「
最後に、烏が首の拘束具をつつく……が、ソレは完全には外れないようで。
亀裂のような模様が走っただけだが……それだけで両袖の拘束具が外れた時を上回る力を感じた。
……アレが、封印の本体か。アイツ、全力は一体どれだけなんだ……?
──己の
世界のルールを塗り替える故、その空間内では同種の“極致”に至っていない者に対して、圧倒的な優位性を誇る。戦闘者にとって辿り着くべき切り札の一つ。
“封印を解く”という形式上、俺や
その名も──
「天候制圧──」
──
世界に高々と宣言し、
「ラプラスの悪魔──限定開放──」
ソラが、大地が。紫に染まる。空間の雰囲気が一変する。
コレが、あいつの天候……
動きを止めるのは一瞬の逡巡。“このまま俺も天候を展開していいのか”という心配。
複数人が天候を展開すると、天候どうしが喰い合う事になり、それぞれの効果がある程度中和される。
故に、今すぐ天候を展開するべきではあるのだが……問題は
故に一瞬動きが止まり……そしてラプラスはそれを見逃すような奴ではなく。
「どうした、動きが止まっているぞ!」
ラプラスがそう言うと同時、猛烈に嫌な予感がし前方へ飛び退く。
……次の瞬間、ついさっきまでいた場所に
まるで、瓦礫が落下した時のような……
「戦闘中に考え事か?
思考で動きが止まっていた事に舌打ちを打ちながら、再びその場を飛び退く……が、今度は回避することが出来なかったようで体に激痛が走る。
……これの正体は一体? 受ける衝撃は瓦礫のソレだが……突如発生している原理が理解できない。
どうするべきか思案していると、ラプラスが口を開いた。
「“ラプラスの魔”を知っているか?
世界の
突如襲い来る衝撃を避けるため全力で駆け、時には地面を転がりまわる。
それでも完全には回避する事は出来ず、身体にはいくつもの傷跡が現れてくる。
「まあ、当然この理論には穴があってな。高校科学レベルの知識でも『粒子の位置と速度は、片方しか確定しない』という反論が可能なのだ
……逆に、この壁さえ超えられれば未来の演算も不可能ではない、という事だ」
ただ、流石にここまで喰らっていればある程度法則性も読めてくる。
襲ってくる衝撃は2種類。こちらを直接狙うものと、こちらの移動先を狙ってくるものと、だ。
こちらを直接狙うものは、動き続けていれば脅威ではない。移動先を狙ってくるものも、急制動急加速を織り交ぜることで被害を軽微に抑えられている。
故に単純な攻防であればさほど脅威ではなくなったのだが……このばにいるような強者が、これで終わる訳も無く──
「当然、吾輩の全ての封印が外れれば未来の演算など容易……なのだが、それはカラスが許してはくれないのでな。
限定開放では出来ることは限られている。まあ、限られていると言っても“粒子の位置と速度を、両方確定させる”ようなインチキだがな」
──目の前に突如現れた瓦礫によって、こちらの動きが止まる。
更に、前だけでなく左右、後ろにも瓦礫が現れ……目の前の瓦礫を
直後、背後の瓦礫が衝撃により弾け飛ぶ。砕け散った瓦礫が身体を傷つけるが……それよりも先に駆ける、駆ける、駆ける、駆ける。
「つまりは『因果関係の逆転』。“原因”を伴わず“結果”を発生させる天候だ。“位置を観測せずに位置を確定させる” “位置を観測していないため速度を観測出来る”なんて、
「見ての通り、“瓦礫を落下させずに、瓦礫を落下させる”なんて曲芸じみた芸当が出来るって訳か
とんだインチキ能力じゃねぇか、クソったれ」
思わず悪態をつき……先ほどから悪態をついてばかりな事に、思わず苦笑する。
ここまで何度も何度も悪態をつきたい気分になるとは久しぶり──でもないか。
そいつらと比べれば、こっちは幾分かマシだ。
『“原因”を伴わず“結果”を発生させる』。成程確かに理不尽なほど強力だが……どうにもならないレベルではない。現に今、瓦礫の落下にある程度は対処出来ている。
そして何より
「先ほどからちょこまかと……ならば、これはどうだっ!!」
ラプラスがそう言うと同時……
まあ、考えるまでも無く当然だ。瓦礫を降らす以外にも出来ることがあるのは当たり前だろう。
上空に打ち上げられ、身動きが取れなくなる。この状態では敵の攻撃を避けること等不可能。絶体絶命──とはいかない。
「渇望よ、世界を喰らえ──果て無き
──さあ、ここからが逆襲だ。