銀狼哀歌~逸般人が征くホロライブラバーズ難易度『オーディション』ゆっくり実況プレイ~ 作:LR44(ゆっくり)
時報投稿第十五回(投稿予定 14:00)
推奨BGM:銀狼の刃
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(いつもの、何かそれっぽいOP )
◆
「渇望よ、世界を喰らえ──果て無き
開放するは、
臨界点突破、純度を増す極限の殺意──心的圧迫が感情を限界まで爆縮させる。
透き通っていく意識は激発しそうな爽快感から。才気喰らい尽くす悪逆無道の選択に、心が焦れて堪らない。
闇の情動を
そのために──苦しんで、死ね。
「天に轟く怨みの叫びで、輝く星は地に落ちた
死に絶えろ、死に絶えろ。全て残らず
歌い上げるのは地表を
それは
止め処なく垂れ流される涙と嘆き、呪いの数々。
大気を揺らして悲しみを伝導させる感情の波は、万象妬む醜悪な嘆きそのものだった。
ゆえに、それは顕れるのだ──“天候”というカタチを取って。
俺を邪魔するあらゆる者共、狂うように震えて死ねと。
「我が身は既に邪悪な狼。黄泉に穢れた憐れな獣
逆襲劇を綴るが如く、冥界賛歌を謳い上げよう
天候制圧──」
これこそが、俺の渇望。俺の
ラプラスが展開した紫が、俺の闇に飲まれていく。虚空には、黒く染まった月が浮かんでいる。
死が満ちる。空気が変わる。空間の支配者が、入れ替わる。
複数の天候が同時に展開されることで発生する『天候の喰い合い』。ソレはこちらに分があるようで。ラプラスが展開した天候を、こちらの天候が喰らい尽くしていく。
それはまるで、
禍々しい闇の空間が
「お前も天候を扱えたか……だが、天候どうしは喰い合うもの。吾輩の優位性は揺るがない!
地に落ちろッ! 《
無数の重力球が天上より降り注ぐ。
極大の重力により、自重で潰れ死に至る。【重力魔法】の中でも上位に位置する、“切り札”と呼ぶにふさわしい一撃……だが。
「──邪魔だ」
悠然と五指をかざした瞬間、飛来するすべての重力球が
「──な、ッ!」
否、重力球だけではない。ラプラスの周囲を浮遊していた瓦礫が。そしてラプラス本人が。
宙に浮く力を失ったように地面へと自由落下を始める。
星光が堕ちる──光が消える。
冷たい闇の輝きへと触れた
「魔法が、かき消された?
……いや。そんなちゃちな代物では無いな。コレは……コレの正体は……」
自由落下の末地面に叩きつけられ、何とか体制を立て直すラプラス。
その理屈を探るべく目の前の光景に目を凝らすと、見えてきたのはとても信じがたい光景であった。
反転──いや、
光など許さない。輝きを喰らい尽くせと
天に輝く星々を憎むが如く、
「魔力の、反粒子だと……?」
それは、正負の属性が全く逆に位置する粒子。
電子と陽電子、陽子と反陽子、中性子と反中性子という風に。
互いが互いを打ち消し合う宿命を持つ、
「……あぁ、そうだよ。俺のコレは、勝者の栄光を踏みにじる弱者の牙。
勝者を貶め滅ぼし尽くすためだけの
どうしようもない──
俺は、吐き捨てるようにそう言い放つ。
だってそうだろう? 使うだけでどんな強者でも一方的に蹂躙できてしまう力。“消費が重い”以外に欠点の無い、文字通りの
輝かしい光を、勝者の努力を。全て余さず無に帰す──これを塵屑と呼ばず何と呼ぶというのだろう。
今だってそうだ。魔法主体のラプラスは、この天候下では満足に戦うことすら叶わない。
そもそも、魔力が満ちた環境に適応したこの世界の人類にとっては、
俺が近寄って首を掻っ切る必要すらない。このまま眺めているだけで終わる──
──と思っていたのだが。
「
まだ、負けてたまるか──ッ」
驚くべきことに、彼女の目は勝負を諦めていなかった。
体内の魔力を振り絞り、どうにか魔法を構成しようとしていた。
体内魔力の欠乏は、死につながる危険性すらあるというのに、だ。
だからこそ──
「ごめんな。全部、無駄なんだよ」
──だからこそ、嫌になる。
ラプラスの頭にそっと手を添え、反魔力を流し込む。
その瞬間、ラプラスが準備していた魔法が狂いながら弾け飛ぶ。
まるで体の内側が丸ごと火薬に入れ替わったかのように、全身から赤黒い肉を
素粒子の対消滅に伴う質量のエネルギー変換が、ラプラスの内部で炸裂する。
先ほどまでは触れれば消えるだけであった、そのはずが……瞬く間に地球上の物理へ伴い
「がッ……まだだッ!!」
対消滅のエネルギーで、内臓はぐちゃぐちゃ。戦闘を生業にしている者でも、十把一絡げの有象無象なら立っている事さえままならないだろうに……
ここまでなって、未だ戦意を失わないその姿勢には驚かされるが──流石に、もう遅すぎる。
魔法は使えず、身体は満足に動かない……そんなの、勝ちようが無いだろう。
「もう……終わらせよう」
一閃。満身創痍のラプラスには、対処することなど不可能で。
故、刃は何の抵抗も無くラプラスの首を跳ね飛ばし……これにて終幕──
──となったのだが。
轟音が鳴り響き、巨大ロボが倒壊を始める。術者を失った魔法が効力を失って行く。
「まっず。巻き込まれちゃたまらん。退散退散」
俺は急いで巨大ロボから抜け出したのだった。
──このまま全員巻き込まれたら、俺が一位だな。と、心の片隅で思いながら。
◆
>「天候……かなりヤバい代物だな」
>「UPOの方じゃ、ただのフィールド効果なんだがな。こっちじゃ
>「ラプラスの天候も相当だが……瑞樹君の天候は一体何なんだ?
明らかに性能がぶっ飛んでるだろ」
>「そうは言ってもな。カーディナルサインの幹部級にはコレ切ってもきついと思うぞ? 最初から本気なら、って条件は付くが」
>「明らかに序盤から戦っていい相手じゃない奴らを比較対象に出されてもな……」
>「それじゃあ次回はバトロワリザルト……の前に、ちょっくら他キャラ視点だ。
具体的には
>「おっ、そっち視点も気になってたからありがたいな……っというか、他キャラの視点も見れるのか?」
>「基本的には特定のイベント以外で他キャラ視点になる事は無いな。
だが、今回はmod環境下だからな。他キャラの視点が自由に見れるmodを導入してるから、いつでもバトロワの他キャラ視点を確認できるぞ」
>「おぉ! それは素直に嬉しいmodだな。
『このキャラの視点見たかったのに』ってことは結構あったからなぁ」
>「っと、それじゃあ今回はこのくらいにしとくか。
ご視聴ありがとうございました」