銀狼哀歌~逸般人が征くホロライブラバーズ難易度『オーディション』ゆっくり実況プレイ~   作:LR44(ゆっくり)

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 かつてどこかで、そしてこれほどまでにプロローグが長いホロラバがあっただろうか。
 幼い私は、まだあなたを知らなった。(CV:杉崎和哉/谷山紀章)


part4『準備期間の3月 ②:昔語りⅡ』

「どうも皆さん、おはこんにちばんは。

 LR44(ゆっくり)チャンネルの中の人代理兼うp主もどきみないな何か、山さんです」

「中の人のリア友代理、松だ」

「それじゃあ今回は前回の続きを見ていく……前に、一旦前回出た情報を整理しとくか」

「そんな整理する必要がある情報あったか?」

「ホロメンが、えっと……5人登場したからな。ここを整理しとかないと」

「あぁ、幼馴染二人と旅生活の時の知り合い三人だな」

 

「先ずは幼馴染二人。

『白髪の狐獣人と黒髪の狼獣人』。コレは確実に『白上フブキ』嬢と『大神ミオ』嬢だな」

「メインヒロインの最有力候補だし、中の人の最推しだし。

 なんか今回は大分運が上振れてるな」

「本当にありがたい限りだな。育成計画的にもだいぶ楽になる」

「育成計画……あぁ、タッグトレーニング狙いか」

「そうそう。

 あ、視聴者の人向けに説明しておくとタッグトレーニングってのは好感度が一定以上、かつ主人公が持ってるスキルと同カテゴリのスキルを保有してるキャラがいる場合に発動するトレーニングでな。

 主人公と対象のキャラにかなり多めの経験値とスキル熟練度が入るんだ。ホロメンだけじゃ無くて普通のNPCとでも発生するが、ある程度固定スキルがあるホロメン相手の方が発生させやすいな」

 

「お次は旅生活の知り合い三人。

『白髪の鬼人』『金髪で忍者な侍』『黒と赤の髪の少女』。この三人は『百鬼あやめ』嬢、『風真いろは』嬢、『AZKi』嬢で決まりとみて間違いないだろうな」

「お嬢は物理強キャラの代名詞。あずきちも0期生だから基本的に強キャラ。ってのは知ってるんだが、ござるさんはどうなんだ? 用心棒って設定の都合上、上から数えた方が速いのは間違いないだろうが」

「敏捷か器用高めの純近接アタッカーって感じだな。

 戦力的には、戦闘できる組……俗に、オルタナティブ組とか呼ばれてる辺りの平均ぐらいだな。百鬼嬢や白銀譲みたいな物理最強格とのタイマンは厳しいけど、それ以外なら割と何とかなるタイプだ」

「成程な。まあ、大体イメージ通りって感じか」

「そうだな。あ、そうそう。風真嬢は【空蝉】みたいなダメージ無効スキルを所持している確率が高いのも特徴だな」

「汚いさすが忍者きたない」

 

「じゃあ、そろそろ前回の続きを見ていくか。

 前回は……主人公が友人に旅生活する羽目になった経緯を話して、次は師匠との出会いについて話すか、って言った所だな」

「主人公の師匠……いったいどんな奴なんだろうな」

 

 ◆

 

「そこのあなた? 鳴神 瑞樹君で合ってるかしら?」

 

 そんな言葉と共に、だったか。旅生活が1年ほど続いたある日。俺の前に一人の便利屋が現れた。

 緑色の長髪と、黒づくめの服装が特徴的であるにも関わらず、何故か()()()()()()()()()()その女は、自分を暗殺専門の特色フィクサー【緑の影】であると名乗った。

 そんな特色がいるなんて話、噂レベルでも聞いたことが無い──と考えたタイミングで、それは『無名である』という証明にも、『優秀な暗殺者である』という証明にもなることに気付く。

 立ち振る舞いも一般人と大差ないが、それも暗殺専門である以上優秀さの証明になり得る。

 顔が認識できないのは、法術系の痕跡が無いことから考えるにどこかの特異点だろう。特異点がらみの技術は軒並み値が張るというのに、ここまで高性能な代物を常用している以上、稼ぎは相当なものだろう。

 

 名前は聞いたことが無いが、少なくとも稼ぎは一級品。腕に関しても相当なものだと予想できる。

 以上の情報から俺は、話くらいは聞く価値があるだろうという判断を下したのだった。

 

 

【緑の影】なる自称特色は、俺に提案を持ち掛けてきた。

 曰く、お前には暗殺の才能がある、と。

 曰く、自分の弟子にならないか、と。

 曰く、自分ならば借金取りの危険のない住処を提供できる、と。

 曰く、自分ならば件の会社を根絶やしにする手伝いができる、と。

 

 こちらを騙そうとしている可能性も考えたが、そうだとしてもメリットが大きいと踏んで、俺は彼女の下に着くことを決めた。

 そこからの日々は、今にしてみれば地獄のようだと形容する他無い。

 師匠が選んだ街を拠点に、暗殺の実践訓練と称して各地で暗殺依頼を受け続ける日々。来る日も来る日も繰り返される作業に、次第に俺の心は擦り切れていったんだと思う。

 

 

 その上皮肉なことに、俺の生来の特性は暗殺に実に向いていたらしい。

【振動操作】の妖術。何の役にも立たないと諦めていた“ソレ”を、血反吐を吐くような練習の末使いこなしてみれば──存外使える妖術だった。

『索敵』『消音』『物質破壊』に……『振動剣』や『人体破壊』。むしろ手札が多すぎて、本当に最適解を選べているのか不安になる程だった。

 当然、血反吐を吐くような練習をしたからには、暗殺そのものの腕もメキメキ上がり、高難易度な依頼もこなせるようになった。それに比例して報酬も上がり──それに比例して俺の心は擦り切れていった。

 

 思いがけずそこにいた強敵との戦い。中途半端な仕事が招いた報復。真正面から正々堂々戦う相手を踏みにじる自分への自己嫌悪に、高すぎる汎用性を前に自分を信じられな臆病さ……

 いつしか俺は街中で暮らすのを止め、スラム街をねぐらとして過ごすようになっていた

 

 そんな日々が1年ほど続いた頃。5級フィクサーとなっていた俺の耳に、都市の地位を奪い取るための戦争──後に『煙戦争』と呼ばれる戦争の話が入ってきた。

 件の会社から逃げ隠れしながらスラム暮らしをする日々に嫌気がさしていた俺は、戦争に参加する報酬として提示されていた“への居住権”への興味から、戦争への参加を決めたのだった。

 

 ◇

 

「で、後は知ってるよな」

「あぁ。戦争に参加して、僕たちと同じ部隊に配属されて。

 そして……地獄を見て」

 

 二人揃って昔を懐かしむように、そして思い出したくないものを思い出すように軽く顔をしかめる。

 

『煙戦争』。都市と呼ばれる区域における、の地位を奪い取るため現L社が引き起こした戦争。

都市には26のと呼ばれる大企業と、それらに管理されたという居住区域が存在する。はそれぞれ超技術特異点を保有し、それを利用した事業を展開している。

ならばある程度の安全は保障されているが、代わりにそのを管理するのルールの下生活することを強いられる。逆に、裏路地と呼ばれる都市内部の以外の区域で生活するならば、ある程度の自由は保障されるが、代わりに安全性は微塵もない。

 そんな地区が作り出された経緯は、瑞樹の現状と関わり深いものであった。

 

 そもそも最初の特異点は何を目的に開発されたのか。

 遡ること新西暦700年。エルフの森の中央に位置する世界樹が突如として暴走。妖精(エルフ)に太古より伝わる儀式により鎮めようとしたが……天使と獣人の紛争解決に戦力の一部を割いていた事、純血と混血での内戦が発生していたことにより失敗。

 これにより世界の一部が汚染され、何人たりとも寄せ付けない領域を形成した。この汚染区域に居住区を作るため200年近い時間を使い開発されたのが最初の特異点である。

 

 そして汚染区域には都市の雛形と呼ぶべき環境が整って行き、徐々に人が移り住んでいくようになった。

 ここで問題となったのが、外郭と呼ばれる居住可能区域に出来なかった領域だ。

外郭には多種多様なバケモノが生息しており環境も劣悪だが、その危険に見合うだけの宝物が眠っているのだ。

 例えば外郭のバケモノ。彼らが用いる技術を解析できれば特異点に匹敵する超技術を運用できる。

 例えば異世界の残滓。流れ込んできたものとは全く別の異世界から流れ着いた技術が見つかることもあり、稀にオーバーテクノロジー級のモノも発見されている。

 更に、都市の地下には遺跡が存在し、内部にはとんでもないオーバーテクノロジーがいくつも転がっている。

 

 当然、そんなものがあれば利権を巡って争うのが人間というもの。

 新西暦1017年に開戦した第五次種族戦争は、外郭遺跡の利権を巡り人間が宣戦布告したことを切っ掛けとしている。

 結局は特異点による超技術を持つ都市勢力の介入により各勢力痛み分けの形で終わったこの戦争だが、瑞樹が夜逃げする原因を作り出した因縁深い戦争でもあった。

 

「得たモノも多かったが、失ったモノもそれ以上に多い戦いだったな」

「あぁ。戦場仕込みの戦闘術は実に役に立っているが、あんな経験は二度と御免だね」

「噂によれば、G社の部隊は大活躍だったらしいが……俺らみたいな寄せ集めの部隊には──」

「──縁もゆかりも、ありはしないからね」

 

 二人して肩をすくめ、うんざりしたような表情をする。その視線が、もう二度とあのような戦場など御免だと雄弁に物語っていた。

 さもありなん、と言うべきか。この『煙戦争』はつい先日の『双子宮の大虐殺』と並び、“現代史の3大悲劇”に数えられる地獄のような戦争だったのだから。

 そこそこ規模の大きい街の住人と施設がほぼ全滅した大虐殺と、万全の準備の下引き起こされた戦争が同等の悲劇として語られている時点で、その様子は推して知るべしであろう。

 

「で、その中でお前やアディと出会って。

 何となく馬が合って戦争が終わった後も一緒に仕事することが多くなって──」

「──そして、あの日に繋がる、か」

 

 石玆の言葉を肯定するように、瑞樹はしばし両眼を閉じ黙祷のような行動をとる。

 しばし後に目を開くと、グラスに注がれた酒を一息に飲み干し、静かに語り始める。

 アディ──『アディライゼ・カルミナ』。腰まで届く白髪とゴスロリ風の服装が特徴的な、かつてのパートナーの最後についての話を。

 

 ◇

 

 ソレは『煙戦争』から──つまり、アディと出会って3年ほど経ったある日のことだったはずだ。

 仕事でアディと都市の9区──I社が管理する区画を訪れた時のことだ。依頼人と落ち合うため裏路地の地下酒場を訪れた俺たちは、美味くはない料理を口に運びながら、上手くはないピアノの音をBGMに、依頼人の到着を待っていた。

 

 美味しいとも不味いとも言えない微妙な味の料理を食べながら、上手とも下手とも言えない微妙なピアノを聞いていると、急にピアノの音が鳴り止んだ。

 何事かとピアノがある方を見やれば、客の一人がピアノを弾きたいと言い演奏していたピアニストの演奏を止めさせたようだった。

 金でも握らせたのか店主まで客側の味方で、ピアニストは水で濡れたタオルを頬に当てていた。店主か客かにでも殴られたかね。ご愁傷様、と思っていると……店の雰囲気が変わった。

 

 先ほどまでピアノを弾いていた男とは比べ物にならない素晴らしい演奏に思わず感嘆の声が零れる。

 成程、ここまでするだけあってかなりの腕だなと感心していると、先ほどまで弾いていたピアニストがピアノの方に駆けていくのが視界に入った。

 何をする気か、少し警戒しながら様子を見ていると、ピアニストは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ピアノに叩きつけられる男の顔は、見るも無残に崩れていく。ピアノが男の血肉で染まっていく。

 それなのに。だというのに、男は一向に止まる気配を見せない。いやむしろ、ピアノが血肉の色に染まるにつれて、その勢いは一層激しくなっていく。

 ここで俺は疑問を覚えた。

 既に壊れていても不思議ではないピアノが、未だに音を奏でている。

 いや、それだけではない。姿かたちを保ったまま、むしろどんどん大きくなっている。

 鍵盤が増えながらより大きくなる。

 増えた鍵盤を演奏するためか、男に新しい腕が生えてくる。

 まるでピアノを体の一部としたように、異形のバケモノが出来上がっていく。

 

 そして──ピアノを弾いていた客が裂けた。店主が裂けた。

 近くで武器を構えたフィクサーも裂け、音符となった。

 危険だと判断し、アディと共に店から飛び出した。地上への階段を上り、裏路地を駆け抜ける。

 しかし遅かったようで、既に街中は空中に描かれた五線譜がそこかしこで人間を音符に変えていた。

 

 何が起こったのか理解が出来ない。頭が理解を拒んでいる。

 一体どのような理屈を以てこのような芸当が実現しているのか、想像もつかなかった。

 ただ、自分たちの生存についてならば、その難易度は容易に想像がつく。逃走は不可能。異形と化したピアニストの撃破などもっての外。

 端的に言えば、詰みの状態だった。

 

 どうするべきか途方に暮れていると、ピアニストの方から激しい戦闘音が聞こえだした。

 何が起こっているのか確認すれば、メイスと斧を構えた白髪の女性フィクサーがピアニストと戦闘を行っていた。

 見るからに身重(みおも)にも関わらず、ピアニストと互角に渡り合うその実力から、高位のフィクサーだというのはすぐに見当がついた。

 彼女が時間を稼いでいる隙にその場から一目散に逃げたかったが……先ず、五線譜が人々の行く手を塞ぐように広がっていた事。次に、大量に出現した謎のバケモノ──後に『大罪』と名付けられた存在。本来このような場所に出現する存在ではないらしい──の存在。

 以上2つの理由により逃亡は不可能だと判断した俺たちは、女性フィクサーの手助けをすることに決め──

 

 ──まあ、その結果は特段言及するべきものではないだろう。端的に言えば、俺たちはしくじった。失敗したんだ。

 いや、あの状況で取れる手の中では“最善”では無いにせよ、“最良”と言っていい選択だった。

 だが……アディは死んだ。体が裂け、音符となった。

 油断も不注意も、勿論慢心も。何一つ存在はしなかった。

 だが、そもそもあのレベルの戦闘に俺らみたいな(当時五級だった)三流フィクサーが入っていくこと自体が間違ってると言われれば、ぐうの音も出ない。

 

 ピンチになれば都合よく覚醒する、物語の英雄(ヒーロー)のようには、そうそういかない。

 アディの死体を前に慟哭している俺も、身重な件のフィクサーも。皆まとめて音符になって終わり──

 

 ──とはならなかった。何の因果か、俺は都合よく覚醒し。新たな力に目覚め。

 窮地にあった件のフィクサーも、俺も、救援が来るまで生き延びることができたのだった。

 

 そして最後は、件の女性フィクサーの夫と兄が駆け付け。ピアニストは無事、打倒されることとなった。

の人間の8割という、多大な被害を出しながら。

 

 ◇

 

「まあ、んでもってこの心の傷が、昔から交流のあった街の人たちのおかげで大分癒えてきた頃に──」

「──少し厄介な仕事をこなしに遠くの街まで行って、帰ってきた途端に()()大虐殺、だからね。ホント、災難な事だね」

「本当にな。折角借金の問題が解決したと思ったってのに」

 

 と、そこまで話しをした時点で石玆は合点がいったような顔をする。

 

「あぁ成程、“少し厄介な仕事”っていうのはそういうことか。

 瑞樹の両親が借金した会社を潰しに行った訳だね」

「ご名答。相当前から師匠(特色)のコネ全開で下準備してたから、潰すの事態はそこまで手間取らなかったが……ちょっとおかしいんだよな」

 

 あいつら(両親)が借金した会社と、それに関りのある会社をまとめて潰し、出てきた資料の内容を思い出しながらポツリと呟く。

 それは、表面上だけを追っていては見逃す様な些細な内容。しかし、それがどうにも頭から離れない微かな違和感。

 

「ちょっとおかしい、と言うと?」

(カネ)の流れは問題ないんだが、(モノ)の流れに少し違和感があってな。折角大金はたいて仕入れた遺跡産の武器を、売った形跡も使った形跡も……それどころか会社に運び入れた形跡すら無かったんだよな。

 多分どっかの関連企業見落としてるんだろうが……特色、それも諜報は大の得意な奴の情報網から逃げ切ったんだからなぁ……」

「それは……まだしばらく手こずりそうだね。

 ただ、金貸し関連の部分は完全に潰せたんだろう。ならそれがせめてもの救いじゃないか。前々から何度か零していただろう。『幼馴染に会いたい』、ってさ」

 

 石玆の言葉に瑞樹は首肯して答える。『……というか、俺そんなこと言った記憶ないぞ? 何回か記憶飛ぶまで飲んだ記憶はあるから、その時か?』という思考を飲み込んで。

 気恥ずかしさと、胸に残る違和感を──それも、石玆にも言ってない飛び切りの厄ネタを飲み干すように、グラスに残った酒を一気に煽る。

 違和感……それはあいつら(両親)()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だ。よほど上手く身を隠したとしても、特色の諜報網に一度も引っかからないというのは流石に不自然にもほどがある。

 

「と言うかホント美味かったな、この酒」

「だね。飲みやすくて美味しい上に残りにくいと来たもんだ。相当いい所のお酒なんだろうね」

「そりゃぁ、私のコレクションだもの。私ですら手に入れるのに苦労した激レア物よ? さぞ、美味しかったでしょうね」

 

 ふたりの後ろから、自慢するような、そしてどこか恨めしそうな()()()()が聞こえる。

 

「そりゃぁもう──」

「いやはや、本当に──」

「「──って、アレ?」」

 

 聞こえてきた声に反応しようとして二人は気付く。ここにいるのは瑞樹と石玆の二人だけ。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 そしてこの発言内容……そこから導き出される人物は、ただ一人。石玆が酒をくすねてきた──

 

「二人とも、ちょ~っとお話があるのだけど?」

「師匠……」

「【緑の影】……」

 

 ──特色フィクサー、【緑の影】。その人である。

 

 ◆

 

「ラストは予想通りだったが……色々と気になる情報が出てきたな」

ピアニストやら遺跡の武器やら、色々考察する部分がありそうだが……流石に今回考察までしちゃうと長くなりすぎるから次回以降、だな」

「それもそうだな。じゃあ、ご視聴ありがとうございました」

 


 

「はい、どうも皆さん。オマケコーナーの担当の、中の人のリア友代理、冨遺(とみい)だ。

 オマケコーナー第四回である今回は、ホロラバの最大の見せ場の一つ『バトルロワイヤル』について解説するぞ」

 

「バトルロワイヤルは、バージョンによって微妙に仕様が違ってな。今回は主要なパターンに限って解説させてもらうぞ。

 流石に全パターン網羅してたら時間がいくらあっても足りないしな」

 

「そもそもバトロワの報酬としては“順位と撃破したホロメンに応じた経験値&スキルポイントボーナス”、“ホロメンが使用したスキルのヒント獲得”。後スキル枠制のバージョンなら“順位に応じたスキル枠拡張”があるな。

 可能な限りホロメンと戦闘しつつ高順位を取りたいが、パターンごとに難易度が大きく変動するからしっかり把握しておきたいな」

 

「先ずは基本の“初回同学年限定”パターン。第一回のバトロワで同学年のホロメン()()が参加するタイプだな。

 このパターンは“アンチ”パターンと“他学年順次参加”パターン。それと最後まで同学年のみのパターンに派生するな。

 最後まで同学年のみのパターンは安定して高順位が取れるが、ホロメン(強敵枠)が少ない分育成面では一番不利だな。というか、不人気すぎて初期の初期しかこのパターンは存在しない」

 

「“アンチ”パターンは結構見かける印象だな。バトロワ中一定時間が過ぎると上級生のホロメンが“アンチ”として出現するぞ。

 アンチを撃破すれば順位が繰り上げされるが、ソロ攻略はほぼ不可能。ホロメンと協力関係を築ければギリギリ何とかなる感じだな。

 序盤から様々なホロメンと戦える上、高順位に食い込みやすい育成向けのパターンだ。逆に、戦うホロメンの調整がしづらい分、オーディションにおいてバトロワを利用したメインヒロイン判別を利用する上では扱いづらいパターンでもあるな」

 

「でもって“他学年順次参加”パターン。これは読んで字のごとく、バトロワの回数を重ねるごとに、徐々に高学年のホロメンが参加してくるパターンだ。ホロメン撃破ボーナスとメインヒロイン判別においては他二つのパターンを凌駕する有利さを誇るな。

 高順位を取るって面で見れば、終盤になる程高学年の強力なホロメンが参加してきて高順位を取るのが難しくなるから序盤の育成が最重要だな。というか序盤ミスったらリセットするくらいの気持ちでいいと思う」

 

 

「そして、これまで上げた二つとは一線を画す難易度を誇る頭トンチキパターンが“最初から全員参加”パターンだ。本作はコレを採用してるぞ。

 まあ、読んで字のごとく最初から全ホロメンが参加してるパターンだ。高順位を取る難易度で見れば完全に終わってる寄りだな。一部ホロメンには『広範囲に強制即死をばらまく』タイプの固有スキル*1が設定されてるから、それを都合よく保有していて、いい感じにそれがホロメンを大量に巻き込んで発動してくれる……くらいじゃないと正攻法で優勝は不可能だ。

 ただでさえホロメン(強敵枠)が何十人も同時出現するせいで、学園が狭いパターンのマップ引いたらほぼ詰みだし。高学年のホロメンは、他パターンに比べると控えめとは言えステータス補正も受けてるし。まあ、とにかくキツイ要素しかない感じだな。

 だがこれは逆に、正攻法じゃない方法でホロメンを撃破しつつ高順位を取れれば他パターンを凌駕する育成効率を誇るって事だからな。腕に自信があれば選んでもいいんじゃないか? 現に、中の人は正攻法じゃない方法が得意だから好んでこのパターンが採用されてるバージョンで遊んでるしな。

 それと、言うまでも無い事だがメインヒロイン判別ならコレが最強だ」

 

「さて、今回はここら辺にしとくか。それじゃあ、次回も見てくれよな。

 飛び込め、あなただけのオルタナティブ!!」

*1
『宝鐘マリン』の【Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団】や『さくらみこ』の【マグマダイブ】等




 流石に次回はホロメンが出てくる……予定です。えぇ、()()です。
 キャラが勝手に動きまくった結果予定を大きくそれる可能性は大いに考えられるので、過度な期待はしないようお願いいたします。

 本作に登場させるスキル募集 詠唱募集を行っています。
 気が向いたら、是非。

<今回のネタ解説>

・汚いさすが忍者きたない
 ブロント語録。FF(ファイナルファンタジー)関連のネタだし丁度良かった。

・『煙戦争』都市裏路地外郭遺跡特異点特色ピアニスト
 プロムン作品の設定。詳しくは自分でプレイしてみて下さい、と言いたいところですがプロムン作品は全体的に難易度が高いのでお勧めしづらいんですよね……
 始まりの作品『Lobotomy Corporation』、スイッチでプレイできる『Library of Ruina』、ソシャゲなので唯一基本無料『Limbus Cumpany』。どこから始めてもある程度は理解できるつくりになっているので、気になったところからプレイしていただければ幸いです。
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