銀狼哀歌~逸般人が征くホロライブラバーズ難易度『オーディション』ゆっくり実況プレイ~ 作:LR44(ゆっくり)
いや、小説パート単体で4000字を目安に書いてたせいか……
>「どうも皆さん、おはこんにちばんは。
LR44(ゆっくり)チャンネルの中の人代理兼うp主もどきみないな何か、山さんです」
>「中の人のリア友代理、松だ」
>「前回は世界観と主人公の経歴について説明が入った後、主人公の師匠に捕まった所までだな
今回からムービーが終わって自由行動が可能になるから、ここからが本番って感じだな」
>「じゃあ、前回出た情報の整理をしてからゲームを始めるか」
>「先ず、瑞樹が経験した重要イベントとしては……『煙戦争』ピアニストか?」
>「『煙戦争』はプロムン第一作“Lobotomy Corporation”の舞台であるL社の成立に深い関係のある戦争、だな。
後、中の人の推しが
>「瑞樹はL社──厳密にはL社の前身である研究所側のフィクサーとして参加したみたいだな。
そこで何を見たかは……まあ、言うまでも無いよな」
>「ピアニストは……プロムン第二作“Library of Ruina”の主人公ローランと深い関係のあるねじれ、だな。
そういや、瑞樹君【黒い沈黙】【青い残響】の二人の特色とも面識あるみたいだな」
>「師匠も特色、それもこのワールドのオリジナル特色みたいだし、育成面の有利さはかなりのものだろうな」
>「後は……行方の分からない遺跡の武器と、暗殺特化な特色の諜報網にもかからなかった企業、辺りがストーリーに絡んできそうな厄ネタか」
>「この辺りはちゃんとフラグを踏まないとゲームオーバーになりかねないから、しっかり調べておきたいな」
>「オーディションだとフラグ不足でゲームオーバー、とかがハード以下より起こりやすいらしいな」
>「オーディションRTAがハード以下とは一線を画す難易度がある大きな理由だな」
>「じゃあ、情報整理はこのくらいにして、そろそろゲーム本編に移るとするか」
>「【緑の影】につかまった瑞樹君。一体全体、どうなることやら」
◆
「まあ落ち着きなさいな。何も取って食おうって訳じゃ無いんだし
それに、あの状況で無事に残ってた方が奇跡みたいなものよ」
急に後ろに現れた【緑の影】を見て騒いでいた瑞樹と石玆をたしなめるように、【緑の影】は言葉を発する。
顔が上手く認識できないためその表情を読むことは難しいが、少なくとも声色は本気で怒っているようには見えなかった。
それを受けて、恐る恐る瑞樹が口を開く。
「そ、それならお咎め無し、なんてことは」
「それは流石に無い、わね。けじめはしっかりつけなくちゃ。
でも、私の持ってきた仕事を受けてくれるって言うなら、それでチャラにしてあげるわ」
一体どんな仕事をする羽目になるのか、と戦々恐々しながら石玆が質問をする。
「その仕事、とは?」
「と~っても簡単な仕事よ。説明するからついてきなさい」
そう言う【緑の影】に連れられ、二人がやって来たのは街の中央付近に位置する大きめのテント。
元々ハナ協会の派出所──主に個人や低級のフィクサー向けの仕事の斡旋を行っている──があった場所にあるそのテントには、でかでかと“フィクサー協会緊急派出所”の文字が刻まれていた。
「おや? ハナ単独じゃ無いんだね」
「私はこれでもシとセブンの直下事務所を運営してるのよ。ねじ込ませてもらったわ
これで私を出し抜いたあの企業を詳しく漁れるってものよ」
悪い顔をする──表情は読み取れないので、厳密には悪い顔をしたような雰囲気の──【緑の影】を見て、二人は恐ろしいものを見たかのように体を震わせる。
「さて、それじゃあ仕事の話をしましょうか。先ずは瑞樹に向けての依頼。
依頼主はホロライブ学園の学園長、YAGOO。依頼内容は半グレ集団の始末よ」
「おや、それだけかい?」
それだけならば瑞樹を呼ぶ必要は無い、当然何かあるのだろう。と石玆が言外に言う。
それに対し、当たり前だとでも言うように【緑の影】は肩をすくめる。
「報酬はホロライブ学園への裏口入学と近所のアパート一部屋、家賃補助付き。
現地で同じ依頼を受けたフィクサーが一人待機してるわ。協力して頑張りなさい」
「悪い条件じゃねぇな。それで、他には何か無いのか?」
契約書をしっかり読み込み、記載に問題がない事を確認した瑞樹が頷く。契約内容に不明瞭な点や罠は見当たらない、報酬はむしろ内容に対して良すぎるくらい。
【緑の影】が持ってきた依頼あっても、騙して悪いが的な展開を警戒する所だろう。
それにしたって普段ならばともかく、拒否権が無い現状そのような依頼を持ってくるとは考えづらい。
「特筆事項としては組織の規模ね。割と新しめの組織なのに、裏路地にご立派な拠点を構えてる上構成員も大勢いるわ。それこそ、下手な古参組織よりも規模が大きいわね」
「おやおや、確かにソレは匂うね。一体どんな
半グレの中にもルールやしきたりはある。新参組織が好き勝手に規模を大きくすれば、すぐに他の組織から目を付けられることになる。
故に、まともな新参組織が古参組織を超える規模となるなど、考えづらい。明らかに何か裏がある。それが古参組織との繫がりなのか、全く別の何かなのか……
「そうでしょう? と い う わ け で、リーダー格みたいな情報を持ってそうなのを何人か生け捕りにしてもらえると助かるわね」
「その他大勢と建築物については?」
「その他大勢はご自由に。全滅させるなり何なり、好きにしていいわよ。
建築物は、そこまで大規模じゃ無きゃ揉み消してくれるわ。廃ビル2~3個くらいなら好きにしなさい」
【緑の影】に確認を取った瑞樹は、それなら、と呟き契約書を折りたたむ。
その契約書を腰の小物入れに入れた彼は、テントの出口の方を向いた所で、声がかけられる。
「あ、ちょっと待ちなさい。忘れてたわ、コレ」
「これは……」
引き留めた【緑の影】が渡してきたのは一枚の紙片。
「W社のワープ列車、それも一等席のチケット? 普通に行っても間に合う日程だろうに」
「協力者との顔合わせは早めに済ませておくに越したことは無いでしょ?」
【緑の影】の言葉に少し疑問を覚えつつも、殆どない荷物を纏めるため瑞樹はその場を後にするのだった。
◆
>「はい、ここで自由行動が解禁されたから、ステータスの確認をするぞ」
>「基本的な部分は事前に設定してあるが、ランダム枠スキルとか初期装備とかは戦闘前に確認しときたいからな」
>「ってな訳でステータス、こちら」
==========
鳴神 瑞樹
性別:男
年齢:15
誕生日:4月24日
身長:172cm
体重:66㎏
種族:人間
Lv30/200
HP 1550/1615
MP 1500/1552
Str:50(82) Dex:150(160)
Vit:0(36) Agl:250(357)
Int:40 Luk:0
Min:0(13)
《スキル》
基礎スキル:
【暗殺】パッシブ
【敏捷】セット
【生得妖術:振動操作】パッシブ
経歴:
【零れ墜ちた未来】
トラウマ:
【悲哀の
非才能スキル:
【不確かな武器】パッシブ
狂気による恩恵:
【さあ、
スキル:
【強化施術:制限解除】セット
人体に存在するリミッターを一時的に無効化する強化施術。身体能力や思考速度が格段に上昇するが、負担も大きい。
・全ステータス上昇100%
・自身のHPが少ないほどクリティカル威力上昇(最大100%)
・クリティカル率上昇
・特殊効果でのHP全損無効
・HPスリップダメージ発生(1s/最大HPの20%)
・Vit・Min低下100%
・被クリティカル確定
【死の淵】セット
死の淵にある際に身体能力を強化するスキル。所謂火事場の馬鹿力。
・HPが10%以下の際、全ステータス上昇100%
戦闘特技:
無し
法術系:
【生得妖術:振動操作】
?? :
【????】
《装備一覧》
【安物の短刀】(破損中)
Str+25
耐久値0/200
【思い出のイヤリング】
片側だけの、飾りのないシンプルなイヤリング。誰かから貰った物らしい。
Str×1.1 Agl×1.1
Vit×0.9 Min×0.9
MP自動回復(微)
【強化繊維の服】
Vit+15
Min+10
耐久値500/500
【強化繊維の手袋】
Vit+5
Dex+10
耐久値500/500
【強化繊維のズボン】
Vit+10
Min+5
耐久値500/500
【強化繊維の靴】
Vit+10
Agl+15
耐久値500/500
《アクセサリー》
【飛燕の証】×2
回避性能強化10%×2
【
クリティカル威力上昇10%×3
【空間拡張ポーチ】
重量無視簡易ポーチ20枠
【】【】【】【】
《セットスキル》
【敏捷】【強化施術:制限解除】【死の淵】【】【】
【さあ、逆襲劇を始めよう】
==========
>「おぉ! コレはかなり運がいいぞ!!
……謎の
>「自傷型のバフスキルと【死の淵】が揃ってるな。耐久力の無さを無視すれば、ステータスはかなりのものだな」
>「それよりもこの頭防具とアクセサリの方だな。
アクセサリの【空間拡張ポーチ】は特異点やら魔法やらで拡張されたポーチで、プレイ中に購入するとしたら相当高価になるな」
>「頭防具は……【思い出のイヤリング】
……あぁ、思い出武器。というか思い出防具か。これ、誰のだ?」
>「思い出装備の判別方法は色々あるが、特に思い出防具のアクセサリー系は判別が容易だな。
初期衣装でイヤリングをつけているホロメン──白上嬢とか星街嬢、後は姫森譲辺りに限られる。その上で、経歴で知り合ってるかとか、イヤリングの形状だとかで更に絞り込めるから──」
>「──白上フブキ、だな。
“飾りのないシンプルなイヤリング”ってあるし、星の飾りがついたイヤリングのすいちゃんとか、月の飾りがついたイヤリングの姫様とかは除外できるし。
それに、初期衣装でイヤリングしてるホロメンは、経歴にはフブキングくらいしか出てきてないしな」
>「育成計画的には、早期に白上嬢とタッグトレーニングするのが必須だったから、これは本当にありがたい。
それに、最大強化するとかなりビルドに合った装備になるんだよな」
>「それはそれは……大分上振れパターン引いてるんだな。
これなら難易度高いトロフィーも狙えるんじゃないか?」
>「そうだな……っと、瑞樹が目的地に着いたし、その話はまた後で、だな」
◆
「くぅッ……値段は高めだが、どの駅の間も10秒で移動できるのは本当に便利だな」
空間移動の特異点を有する翼、
駅と駅の間がどれだけ離れていようと10秒で移動できるその列車は、多少値は張るものの夢のサービスとして広く親しまれている。
『特色フィクサーやそれに準ずる者は、非常に高額な一等席に乗らなければならない』という規約があるが、そもそもこの規約に引っかかる者はその程度の出費などすぐに取り戻せるため、大した問題にはなっていない。
少ない荷物を特異点により拡張されたカバンに詰め込んだ瑞樹は、依頼を受けたその日のうちに目的の街に到着していた。
使い果たしたり燃え尽きたりで軽くなった腰の小物入れを寂しく思いつつ、思い切り伸びをする。
「それにしても、10秒で着くなら一等客車なんているのかねぇ」
ふと頭に浮かんだ疑問を口にしつつ、協力者との集合場所であるハナ協会の派出所へ足を進めると、見えてきたのはまるでファンタジー小説の冒険者ギルドのような建物。
木と石で作られた──厳密には木と石で作られた
無機質な街並みに少し浮いているその建物が、本当に派出所か少し迷ったものの、何度か地図を確認し場所が正確なことを確かめてから中に入ることに決めた。
「おいおい、学生が多い地域じゃぁ、派出所がこんなことになってんのか?」
中に入ってみれば、外見から想像したものと大差ない内見が待ち受けていた。
飲食所が併設され、幾つのも机と椅子が配置されている。壁には依頼書が張り付けられた掲示板がある。奥にある窓口には、制服に身を包んだ職員が待機している。
瑞樹が長く暮らしていた街の派出所とはまるで違うその姿に、思わず驚きの声が零れてしまう。
「この仕事の協力者と会いたいのですが、取り次ぎお願いできます?」
「あっ、少々お待ちください」
窓口に行き、依頼書を見せ取り次ぎを頼む。時間がかかりそうだったので適当に空いている席に座り、時間を潰す。
内装は違えど、その中身は瑞樹が良く知るものと大差ないようだ。
学生と思しき人々が、談笑しながら掲示板から取った依頼書を窓口に持っていく。彼らの装備は見栄えだけを重視しており、性能は実にお粗末なものであった。
横目でどのような依頼があるか見てみれば、低級の魔獣や魔物退治が人気のようで補充される
逆に、猫探しやゴミ掃除といった雑用のような依頼は、たとえ割が良かったとしても残り続ける傾向にあるようだ。
「結局、どこも学生フィクサーは似たり寄ったりなのかねぇ。まあ、つってもまともなのはこんな所に来ない訳だし
相も変わらず、命の危険がある仕事を受けてる自覚のない連中なこった」
基本的に中学生は
学校が斡旋する場合はその限りではないため、優秀な生徒は専らそちらを利用するが……逆に言えばここにいるのは学校からの斡旋を受けられないが、分かりやすく派手な仕事を受けたい者達。言葉を選ばず言えば、自分の実力を正確に測れない者達である。
一応、数をこなしたいだけで優秀な者もいるにはいるが──そのような者は朝早くに訪れて、実力に見合った割のいい仕事を纏めて持っていくためこのような微妙な時間帯にはここにはいない。
高校に入れば“正式なフィクサー登録” “『便利屋部』や『フィクサー部』と呼ばれる部活”などの方法でより本格的なフィクサー活動が行えるため、そこからが本番と捉える者も少なくはない。
実際、瑞樹のような極端な例を除けば殆どのフィクサーは高校生から活動を始めている。ただし、教育機関に在籍している間は万が一の際の学校の体裁等の問題から余り高難易度な仕事を受ける者はいないが。
「瑞樹が来たと連絡を受けたんだが?」
「あっ、鳴神さんならあちらに──」
自分の名前を呼ばれた気がして受付の方を見れば、白髪に赤を基調とした着物と背中に刺した二本の刀が特徴的な少女がそこにはいた。
その後ろ姿に見覚えがあった瑞樹は、驚きの視線をそちらに向ける。
少女は瑞樹の方に駆け寄り、決まり文句のように聞きなれた言葉を告げる。
「余~だよっ!」
「……あやめ⁉」
>「はい、どうも皆さん。オマケコーナーの担当の、中の人のリア友代理、
オマケコーナー第五回である今回は、思い出装備について解説しようと思う」
>「思い出装備。要するに“ホロメンとの思い出を現す装備”って奴だな。経歴の段階でホロメンと仲良くなってて、何かアイテムを『思い出の品』として貰ってるって感じだ。
ストーリーに絡んでくる他、該当ホロメンの攻略を進めて強化する事でかなり強力な装備になるんだよな。
トロフィー狙いの縛りプレイでもない限り、思い出装備の強化は狙った方が良いな。
該当のホロメンも、思い出装備の見た目や名前、説明文を見れば割と簡単に判断できるし、そうじゃ無くても経歴ムービーや本編中のイベントで割と簡単に判明するしな」
>「思い出装備は“武器” “防具” “アクセサリ”全部存在して、出現し易さが決まっててな。
“思い出武器”は、対応する武器スキルを取得する事で確率を引き上げられるな。
初期性能も序盤のメイン武器にするには十分で、強化が進めば終盤でも十分通用する武器になる。一番の当たりだな」
>「“思い出防具”はどちらかというと防具性能より特殊能力に重きが置かれてるな。
胴みたいな数値が重要な部位はノエル団長の『物理・魔法ダメージ大幅カット』みたなトンチキ特殊能力持ちでもない限り微妙だな。
逆に、頭や足みたいな特殊能力が重要な部位なら、誰の思い出装備だろうと大当たり。きちんと強化すればどれでも終盤まで通用する超強力な防具になるな」
>「“思い出アクセサリ”は正直ギャンブル要素が強いな。
本作でもそうだったように、アクセサリは初期で強力なものを持ってることもあるからな。
それに、アクセサリー店や闇市なんかで終盤クラスのアクセサリが買えたりするから、最終強化してようやく終盤クラスの思い出アクセサリは枠を喰うだけになりかねないんだよな。
だから、未強化状態で十分強いか、効果が唯一無二──前者はルーナ姫の『HPリジェネ』、後者はすいちゃんの『星魔法強化』辺りが引けるかどうかがキモだ。
とは言え、理想郷mod適用下ではアクセサリ枠が10枠もあるおかげで枠が余りがちだし、余った枠に入れておくには十分な性能だし。
アクセサリ枠が拡張された本作条件下だと十二分に実用圏内だろうな」
>「さて、今回はここら辺にしとくか。それじゃあ、次回も見てくれよな。
飛び込め、あなただけのオルタナティブ!!」