デジモンストーリー サイバースルゥース リブート 作:リハビリ中のとある作者
東京の空に巨大な穴が開き、そこから多くのモンスターたちが落ちて来た。
デジタルモンスター……デジモン
彼らはそう呼ばれている存在。
本来であれば電脳空間であるEDENにしかいないはずだが……
どうやら現実世界にやって来てしまったようだ。
ここ最近、摩訶不思議な事件が多発しているらしい。
それらは今回の事象の前触れだったのだろうか?
すべてデジモンを使ったハッカーの仕業にされているようだが、もしかするともっと大きな組織が関与しているのかもしれない……
そんなことを考えていると、誰かに攻撃された。
幸い私のデジモンであるドルゴラモンがその攻撃から私を守ってくれたおかげで無傷である。
「ほう……我々の攻撃を防ぐか」
攻撃して来た方向を見るとそこには一体のデジモンがいた。
「あなたは誰?」
「我の名はドゥフトモン」
ドルゴラモンがずっと警戒している……
つまり、相当の実力と言うことだ。
「なぜ私を狙ったんですか?」
「偶々だ」
「……偶々ですか?」
「そうだ。すべての人間を始末する手始めに、偶々貴様を選んだに過ぎない」
「なるほど……運が悪いですね」
「運が悪い……か。確かにそうかもしれぬが、ここで死ぬか後で死ぬかの違いだ。さほど変わらぬであろう」
「あ、いえ……運が悪いのはあなたの方です」
デジヴァイスから二体のデジモンが現れた。
ダークナイトモンとスカルキバモンである。
どちらもドルゴラモン同様私の仲間だ。
「ほう……面白い」
ドゥフトモンは剣を構える。
数の不利は気にしていないようだ。
少々面倒である。
「む?」
何かを感じて上を見上げる。
私も上を見上げて見ると、上空の穴が完全に塞がっていくのが確認できた。
「……どうやら人間の力を少し見誤っていたようだ」
そう言うと剣を収めた。
「この場は見逃してやろう。だが、貴様ら人間に未来はない」
ドゥフトモンは何処かへと飛び去って行く。
追撃はしない。
戦いになれば被害が出てしまうだろう。
だから、この場の戦闘を避けられるならばこちらとしても好都合である。
「みんなありがとう」
デジモンたちをデジヴァイスに戻す。
彼らをずっと外に出していると目立ってしまうからだ。
「……さて、これから大変そうね」
どのくらいの数のデジモンがこの世界にやって来てしまったのだろうか?
全員が全員あのドゥフトモンみたいに人類抹消を掲げているのだろうか?
「この件に貴女も関わってるの?」
私……瀬名 セツナは誰もいなくなった道で独り呟いた。
=物語は一ヶ月前まで遡る=