デジモンストーリー サイバースルゥース リブート 作:リハビリ中のとある作者
あれから一週間が経った。
デジモンの仲間を増やして育成する……
ミレイの協力もあってそこそこ順調だった。
「貴女、結構目立ってきてるわよ」
デジモンたちの様子を見にデジラボを訪れると、ミレイにそんなことを言われた。
「そんなに目立ってますか?」
「えぇ。普通の人間はデジラボを使えないからデジモンをそうポンポン増やせないわ」
そう言えば、ここに来るといつも利用者は私だけだった。
今もそうである。
「他の人は利用できないんですか?」
「そうよ。ハッカーたちもここを使えば苦しむデジモンが増えるでしょう?」
デジモンが実はデジタルワールドに住む生物であることは殆どの人間が知らないらしい。
あくまでもプログラム……道具にしか見ていないそうだ。
「でも、いいハッカーも中にはいると思いますよ?」
「そうね……でもすべてのハッカーを選別するのは難しいわ。私は少し変わっているかしれないけど普通の人間と大差ないもの」
「変わってると言う自覚はあるんですね」
「そう言う貴女もかなり変わっている自覚を持ちなさい。ここを使えてなおかつ特殊なデジモンを仲間にしているのは貴女だけなのよ?」
特殊なデジモンとはクルモンのことである。
戦闘は出来ないが、あの子には他のデジモンにはない特殊な力が備わっているそうだ。
「私は普通の女子高校生だと思うんだけどな……」
そう私はぼやいた。
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クーロンlevel2
「やあ、ちょっといいかい?」
デジラボを出た私はデジモンたちと特訓をしていた。
しばらくして、誰かに声を掛けられる。
「!?」
驚いた……
その人物はあいつと同じ容姿をしていたからだ。
「君が噂のハッカーだね」
「噂……ですか?」
「珍しいデジモンを従えているマジカル美少女ハッカーがいると言う話だ……君のことだろ?」
「……私は魔法少女での美少女でもハッカーでもないので人違いかと思います」
「ハッカーではないのか……だが、珍しいデジモンを連れているのだから件の人物は君のはずだ」
「他二つも否定しているのだけれど?」
この感じ……本当にアイツと喋っているかのようだ。
だが、それはあり得ない。
アイツはまだ病院のベットの中である。
「それで……貴方は誰です?」
「僕はユーゴ、チームザクソンのリーダをしている」
「私は御神楽 ミレイと言います」
「……嘘はよくないな」
「貴方こそ……そのアバターは悪趣味です」
しばらく互いに沈黙が続き、私はユーゴ(自称)に問う。
「……で、なんのようですか?」
「君をスカウトに来た」
「スカウト……ですか?」
「あぁ、そうだ」
そう頷くと、ユーゴ(自称)からURLが送られて来た。
「その気があるなら我らがフォーラムを訪れてくれ。ではまた会おう……セツナ姉さん」
セツナ姉さん……か。
やっぱり彼の正体は……
「全く……あの姿は貴女が望んだことなの?」
だとしたら、私は貴女のことをユーゴとは呼ばない。
人は逆立ちしたって他者にはなれないのだから……
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同時刻……
クーロンlevel1で新しくEDEN症候群になった者が現れた。
=瀬名 セツナが主人公と出会うまで後数時間……=