感想が来て、考えたら良いの書けたので投稿します!
おはスタで見るデュエルヒーローのユウ&アツトが好きだった。
ちなみに、半分は前振りで本編は後半からです。
「勇気と友情の炎の勇者。デュエルヒーローユウ!」
「そして、アッと驚くロマンチスト。デュエルヒーローアツト!」
「「俺たち、デュエマなう!」」
炎が描かれた赤いコートを纏うデュエマ公式サポーター、ユウ。右手にキャンディ、左手に薔薇。青のスーツにマントをつけ、そのマントには張り紙がしてあるキャラが濃いデュエマ公式サポーター、アツト。
その二人がカメラを前にお決まりの自己紹介をし、互いの右腕を交差させて決めポーズを取る。そして、腕を解くとユウがカメラに向かって話し始めた。
「今週も始まったデュエマ塾! この番組は俺たちデュエルヒーローが、毎週デュエマに関するビクトリーな内容をお届けするぞ!」
「さらに! 今日はスペシャルゲストが二人も来てくれたぞ! 出てきてくれ」
アツトがそう言うとスタジオの両端から人が現れる。
「「いえーい!」」
「こんにちは。比良坂太陽です」
「
元気よく登場した二人。一人はこの作品の主人公、比良坂太陽。もう一人は女子高生のデュエリスト、新島きらら。
この日、太陽はデュエマのテレビ番組の収録に来ていたのだった。
「新島さんは今ネットで話題の女子高生デュエリストだ!」
「そして、太陽君は史上最年少でプロ入りを果たした天才デュエリストだ」
「今日は二人に様々なことを聞いていくぞ」
「それじゃあ二人とも、ビクトリーなだけに“ビクットリ”するような内容をお願いね」
「はい」
「よろしくお願いします!」
デュエルヒーロー二人の呼びかけに、二人は元気よく答える。
そして、番組は問題なく進行していった。
「続いてのコーナーは、教えてデュエルヒーロー! このコーナーはデュエルに関する様々な質問に答えていくコーナーだ」
「今回はゲストの二人に回答をおね“かい”し“とう”かな?」
「分かりました」
「はーい!」
「それでは最初の質問。デュエルネーム、ドラゴン大好きくんからの質問だ。『僕はドラゴンが大好きなのですが、コストが高くてデュエル中に召喚できないドラゴンがたくさんいます。どうすればいいですか?』」
「中々に良い質問だね」
「それじゃあ二人とも、ビクトリーに回答してくれ!」
ユウが二人に振ると、きららが右手を挙げて主張する。
「それじゃあまず私から。ドラゴンのコストが高い、というならコッコ・ルピアがおすすめです。ドラゴンのコストを2少なくしてくれます。さらに、ドラゴンがたくさん入っているデッキならメンデルスゾーンもいいですね。この呪文は唱えたとき、山札の上を二枚めくってドラゴンをマナゾーンに置けます。二枚ともドラゴンなら、一気に2マナもチャージできますよ」
「おお! 中々にビクトリーな回答ありがとう!」
「次は太陽君。“たいよう”できる回答をお願いね」
「はい。僕は竜のフレア・エッグが良いと思います。フレア・エッグはターンの開始時、山札の一番上のカードを墓地に送って、それがドラゴンなら自分と引き換えにバトルゾーンにドラゴンを出すカードです。フレア・エッグは3マナなので、早ければ四ターン目に強力なドラゴンが出せますよ」
「さすがプロデュエリストの太陽君! こちらもビクトリーな回答だ!」
「それじゃあ、次の質問に行ってみよう!」
さらに番組は進行していき、最後のコーナーにまで差し掛かっていた。
「最後のコーナーはこれだ!」
「「エクストラルールマッチ!」」
「このコーナーはゲストが来た時にしかやらないスペシャルコーナー! 普段のデュエルとは違う特殊なルールでデュエルを行うぞ!」
「そして、今回のエクストラルールはこれだ!」
アツトが後ろのモニターに視線を誘導させる。そして、そのモニターに文字が大きく表示された。
「「ドキドキ! タッグデュエル!」」
「このデュエルはスタッフが用意したカードの中からそれぞれ二十枚ずつカードを選び、タッグでそのカードを合わせて四十枚のデッキを作り上げて戦うぞ」
「何のカードを選ぶか、選んだのかを話してはダメ。さらに、一ターンごとにパートナーと交代してデュエルを進めるんだ」
「組み分けは勿論、俺たちデュエルヒーローとゲストでタッグを組むぞ」
「というわけで、まずはデッキ作りだ」
そこからそれぞれカードを二十枚選び、タッグごとにデッキを作り上げた。
「デッキが完成したね」
「さっそくデュエルだ!」
「頑張ろうね! 太陽君!」
「はい! 頑張りましょう!」
「それじゃあ―――」
「「「「デュエマスタート!」」」」
始まった特殊ルールデュエル。このルールだとタッグで合わないカードを選ぶのが多く、物珍しいデュエルが展開されるはずなのだが―――
「呪文、メンデルスゾーン。山札から二枚を見てドラゴンをマナゾーンに」
「タッグデュエルでそのカードは難し―――」
「やったー! 二枚ともドラゴンだ!」
「「ええっ⁉︎」」
さらにターンは進み
「フレア・エッグの効果。山札の一番上を墓地へ。それがドラゴンならフレア・エッグを墓地に送ることでバトルゾーンに出せる」
「そう何度も続くわけが―――」
「来た! 永遠のリュウセイ・カイザーをバトルゾーンに!」
「「うっそーーーん!」」
まさかのデッキが噛み合うという事態が発生。質問コーナーが原因かもしれないが、他の質問もあってのこれなので想定外の事態が起こっていた。
「永遠のリュウセイ・カイザーでトドメ!」
「ま、負けた………」
「しかも一方的………」
ユウとアツトはヒューマノイドとドラゴン・ゾンビを主体にカードを選んでおり、選んだカードが噛み合わずに太陽たちに一方的にやられていた。本来これが正しいはずなのだが、結果が結果だけにガックリとしていた。
「やったね太陽君!」
きららはそう言うと両手を太陽の方へと向ける。その意図を察した太陽も同じように両手をきららへと向ける。
「はい!」
「「いえーい!」」
パンッ、と気持ちのいいハイタッチを交わした。最後のコーナーも終わり、番組はエンディングへと向かう。
「今日のデュエマ塾はここまで!」
「次回もお楽しみに!」
※
数日後
「………………」
「………えっと、そのー」
自分の部屋で正座する太陽。くつろぐどころか、肩身が狭そうにしている彼の前には如何にも私不機嫌です、と言いたげに両腕を組んで太陽を見下ろす零が立っていた。
この間太陽が出演したデュエマ塾が放送されるということで、それを零は太陽と共に視聴。すると、どうだろうか。番組が始まる前は笑顔だった零が、番組が進むに連れてどんどん不機嫌になっていった。
そして、番組が終わると―――
『………太陽』
『な、なんだ? 零』
『正座』
『へ? なんで―――』
『せ、い、ざ』
『………はい』
そして、現在に至る。
「………あの、俺なんかやったか?」
「………………!」
「あ、いえ、何でもないです」
キッ、と鋭くなる零の目に太陽は黙る。自分からアクションを起こすのはやめようと正座に耐えることにした。
しばらくすると、零はポツリと一言呟いた。
「………きららって女と、随分仲が良さそうだったのだ」
「え? ………あっ」
それだけで、何故零の機嫌が悪いのか察するには十分だった。
要は自分の愛しい恋人が、他の女と仲良くしているのが気に入らないということであった。
(前にも似たようなことあったなー)
オラクルの影響を受けたカード事件を思い出す太陽。その事件の中に、依頼者の女子が太陽にべたべたと引っ付いてきた事件があった。
その時も今のように不機嫌になったのを思い出していた。
(今思えば、零ってあの時から俺のこと好きだったってことだよなー。って、今は思い出に浸ってる場合じゃない!)
太陽は零に対し何とか弁明しようと口を開いた。
「あれは、別に仲がいいとかそんなんじゃなくて。きららさんに会ったのもこの間が初めてだし」
「………へー」
「いや、あの………はい。俺が悪かったです。ごめんなさい」
「ふんっ、なのだ」
これは何を言っても駄目だと悟った太陽は、ただただ謝罪した。しかし、零の機嫌は直ることなく、可愛らしく頰を膨らませてそっぽを向いてしまう。
「どうしたら、許してくれる?」
その一言に、零は視線を再び太陽へと戻す。そして、一言だけ言い放った。
「ベッドに座るのだ」
「え?」
「いいから、早くベッドに座るのだ!」
「あ、はい」
脈絡のない要求に困惑するが、零の圧に太陽は言われるがままベッドに座った。
「座ったけど、一体何を―――」
するんだ、と言い切る前に太陽はベッドに押し倒される。そして、そのまま覆い被さってきた零の唇によって口を塞がれた。
「ん」
「っんん⁉︎」
突然のキスに驚く太陽。しかし、引き剥がすようなことはせず黙ってキスを受け入れる。
唇が触れ合うだけのキス。六秒ぐらいそれが続くと、零はゆっくりと唇を離した。
「ぷはっ、いきなり何を―――」
「うるさいのだ」
「んんっ!!?」
再び口を塞がれる。驚きこそすれ、ただのキスなら抵抗はしない。
そう、ただのキスなら。
―――にゅるり
「んっ!!!?」
湿ったナニカが太陽の口をこじ開け、中へと侵入してくる。キスをしているこの状況で、それが何なのかを察するには十分であった。
「んーーーーっ‼︎」
流石に舌はまずいと思ったのか、両手を零の肩に置いて引き剥がそうとする太陽。しかし、零はそんな太陽の腕を掴んでベッドへと押さえつける。腕を上げようともがくが、上を取られている今の状況では大きく筋力に差のない太陽が零に勝てるはずもなかった。
零が上に乗っている状況でこれ以上暴れると零が怪我をするかもと危惧した太陽は、それ以上抵抗することはなかった。
「あむっ、ん………れろ。じゅるっ」
「ん、んあ………うむっ」
されるがままに口内を蹂躙される太陽。零の肉厚な舌に己が舌を絡め取られ、かき混ぜるように唾液を絡み合わせる。零の舌の熱と、舌と舌が触れ合うその気持ちよさに意識が朦朧としていた。
「れろれろ、んーーーぷはっ」
「ぷはっ。はあ、はあ」
零は最後に思いっきり舌を絡め、満足したのか唇を離す。それにより解放された太陽は息を荒くさせる。二人の口には銀色の橋が架かっていた。
「これで許してあげるのだ」
「おま、これでって」
「ん? 嫌だったのだ?」
「いや、それは………嫌では、ないけど」
嫌ではない。しかし、なんか釈然としないモヤモヤとした気持ちを太陽は表情に表す。そんな太陽の頰に、零は優しく手を添えた。
「蕩けた顔が可愛いなのだ」
「―――っ!」
太陽は赤くなった頰をさらに赤くさせる。それがさらに零の中の何かを刺激させた。
「ねえ、このままエッチなことでもする?」
「するか! まだ早いっての!」
「へー、まだ。なのだ」
「っっっ!!! くっそ、墓穴掘った!」
「むふふ。なら、今はキスで許してやるのだ」
「まだするのか!? ちょっとまっ、んっ!」
ヤンデ零ならこのくらいやると思うんだ。
対戦相手にメンデルスゾーンで2マナチャージされたり、フレア・エッグでドラゴ大王とか引かれると思わず舌打ちしちゃうの分かりません?