IS×SWORD   作:フジ

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とりあえず、今回で最終話です
なんか、打ち切りエンドっぽい上に、色々と説明もぶん投げていますが自分のヘボ小説モドキで少しでも楽しめた方やガン×ソードに興味を持ってくれた人がいるなら嬉しいです
自分には、色々なキャラを上手く動かす腕は無いので、この小説では敢えてヴァンと山田先生にキャラを絞って書いているので、他キャラの扱いが微妙ですが、ご容赦を


last episode バカがヨロイでやってくる

last episode 『バカがヨロイでやってくる』

 

 

クラス対抗戦の行われるアリーナは混乱に包まれていた。1組の代表である一夏と2組の代表である鈴の試合にシールドを破り謎のISが乱入したのである。

 

同時にアリーナの通路が何者かのハッキングにより封鎖され援軍と避難の両方が封じられたのだ

 

千冬は、管制室より教員と上級生達に避難と通路の隔壁のロックを解除するための指示を出し、一ヶ月前に、ヴァンの侵入があったことから侵入者を警戒し発進カタパルトでリヴァイヴを纏い有事に備えていた真耶は、正体不明機と戦闘を行う一夏と鈴を守るため隔壁を破壊し出撃した

 

「織斑君!凰さん!無事ですか!」

 

「山田先生!」

 

「2人は危険ですので、距離をとって回避にだけ専念してください!あのISは、わたしが止めます」

 

「「だけど!(ですが!)」」

 

戦おうとする意思を見せる2人だが真耶は、試合の所為でシールドエネルギーの残量が既に少ない彼等を真耶は有無を言わせず退かせ、謎の機体に攻撃を開始する、セシリアのブルーティアーズの出力を超えるビーム兵器の嵐を、真耶は見事に避けながらライフルやグレネードで反撃し少しずつではあるが確実ダメージを与えていく

 

「山田先生ってあんなに強かったのか……」

 

「山田先生……凄い……」

 

入試の際壁に激突して自爆した印象しか持ってなかった一夏やその実力を知らなかった鈴は、驚きの声を漏らす

 

管制室にいる、千冬と共に戦況を見守っていたセシリアもまた、「このまま行けば勝てる」と落ち着きを取り戻し始めた

 

しかし、千冬は、管制室で状況を見守っていた篠ノ之箒が居なくなっていることに気づき顔色を変えた

 

「一夏!男なら……これくらいの状況、何とかしてみせろ!」

 

実況を行う放送室から響く箒の声に反応し銃口をそちらに向けた正体不明機

 

放送室には、箒と実況を行っていた生徒が残っている

 

「ダメええええええ!」

 

放送室へ放たれたレーザーの射線に飛び出した真耶のリヴァイヴの装甲にレーザが直撃し真耶は、アリーナに墜落する

 

「きゃああぁぁあ!」

 

衝撃に思わす声を挙げる、絶対防御が発動し身体に怪我は無いがシールドエネルギーはゼロ、リヴァイヴも大破しており動けない真耶に向け、正体不明機はトドメを放とうとする

 

一夏や鈴も距離があり間に合わない、放たれようとしている攻撃の光に真耶は、咄嗟に目を瞑った

 

『あぁ、またな、真耶』

 

昨日の夜に、出会って初めて名前で呼んでくれた男の顔が頭を過る

 

「(また、明日っていったのになぁ……)」

 

諦めかけたその瞬間

 

 

 

『チリーン』

 

 

 

彼と初めて出会った時に聞いた鈴のような音がアリーナに響き渡った

 

「やれやれ、急いで来て見たが酷い有様だなこりゃあ」

 

こんな状況にも関わらず男は、いつもと変わらずめんどくさそうな声で告げる

 

管制室やアリーナの外部から戦闘映像を見ていた彼を知る教師陣は、「何故?どうやってあそこに、あの男が!?」と驚愕し、アリーナに残っている生徒達は、突如現れたタキシードの男の存在に困惑する

 

真耶を撃とうした正体不明機も警戒したのか攻撃を中止し男に銃口を向ける

 

「貴様!そんなところで何をしている!生身でISの前に立つ等、死にたいのか!?」

 

アリーナ外部で映像を見ていた教師の1人からアリーナのスピーカーを通してヴァンへの警告が響く。だが・・・

 

「知るかよ」

 

男は向けられた銃口に対して微塵も怯まず逆に正体不明機に歩きながら近付いていく

 

「アンタ何してんの!」

 

「止まってくださいヴァンさん!」

 

鈴と真耶の声も虚しく武器も持たず近付いてきた男に対して、正体不明機は、まるで虫ケラを払うかのようにその腕を、振るうが……

 

ガキイィィン!

 

「え?」

 

鳴り響く金属音、振り落とされた左腕の先は、いつの間にかヴァンの手に握られていた蛮刀によって切断されていた

 

驚愕する周囲の人々より早く、目の前の男の危険性を理解したのか正体不明機は、空中に飛び上がり距離をとる

 

「オイオイ飛ぶなよ、届かないと切れないだろ」

 

呑気に告げる男に再びスピーカーから声が響く

 

「早く退避しろ狙い撃ちにされるぞ!」

 

 

必死に叫ぶ教師の声にヴァンは返答する

 

「嫌だね。俺は、その女を死なせない」

 

彼の意思は揺るがない

 

「俺は、その女の『夢の続き』が見たいんだ」

 

左手の人差し指を帽子の右端に付いたリングに通し、左手側に帽子を180度回転させる

 

「あぁ、そうだ!それが理由だ!俺の理由だ!誰にも文句は言わせない!」

 

手に持った蛮刀の刀身に9つの穴が空く

 

「誰の都合も知ったことか!俺の邪魔をするのなら、何だろうがぶった斬る!」

 

蛮刀がV字に虚空を切る

 

そして正体不明機からレーザーが放たれる瞬間……

 

 

[ execution ]

 

 

 

天空から巨大な剣が舞い降りた

 

 

 

 

「今度は、なんだってんだ!?」

 

「あの男もISを!?」

 

「まさか、アレがヴァンさんの言っていた……」

 

アリーナのシールドを貫き、正体不明機のレーザーを掻き消し、剣が舞い降りた爆心地に二本の脚で立つ白を基調としたシルエット、赤いパイプの様な物が身体の中心から腕と脚へ伸び、背中には大きな剣の様なパーツが付いており、その手には大刀が握られている

 

「ウェイクアップ、ダン」

 

Dann of Thursday、囚人惑星エンドレスイリュージョンに存在するヨロイの中で最強を誇る原初の機体、オリジナルセブンの内の一機であり、ヴァンの最愛の女性の形見でもある機体がヴァンの掛け声と共に起動する

 

「ありゃ?何か小さくなってないかオイ?」

 

元々20mをゆうに越える彼の機体はISに近いサイズに変わっており胸のコックピットに乗り込むのではなく全身に纏うかのように装着されている

 

「まぁ、動きは何時も通り問題無さそうだしなんとかなるだろッ!」

 

正体不明機から放たれるレーザーの雨を右手に持った大刀を回転させ弾く

 

「行こうかダン。ガラクタ一機だ、さっさと終わらせよう」

 

スラスターを吹かせ一機に正体不明機に肉薄するヴァン、正体不明機は最大出力のレーザーを放つが……

 

「遅いな、ガドヴェドやウーの奴の方がよっぽど速い」

 

急上昇しレーザーを回避したヴァンは大刀を回転させながら正体不明機に向けて急降下する

 

「チェエエエエエスト!」

 

叫びと共に振り下ろされた大刀の一閃に正体不明機は呆気なく両断され……

 

『チリーン』

 

 

ヴァンの帽子のリングから響いた音と共に爆散した

 

そこから先は、てんやわんやの大騒ぎだった。空に舞い上がっていくダンを見送り、救出した真耶に無茶の連続を泣きながら怒られ、到着した学園の教師達にヨロイのことを問い詰められ、ヴァンがアリーナ内部に到着するまでに切り裂いた扉やら隔壁の被害に千冬が頭を痛めた

 

そして……

 

クラス代表戦から暫く経った1年1組の朝のHR

 

「今日は、皆さんに新しいお友達を紹介します」

 

真耶の言葉に続き二人の転入生が自己紹介をする

 

「フランスから来たシャルル・デュノアです」

 

「……ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「2人目の男子キター!」

「守って上げたくなる系!」

「地球に生まれて来て良かったぁ!」

 

二人目の男子の登場に沸き立つ生徒達

 

「貴様が!」

 

そんな中、銀髪の眼帯少女ラウラは一夏を見つけ近づきながら怒りに顔を歪め惚けた一夏の顔に平手を放とうとするが……

 

「おじゃましまーす、一夏君は、いますかー」

 

振り上げられた手は、いつの間にか背後に立っていたタキシードの男に掴まれていた

 

「なっ!貴様?!」

 

「初対面の相手にいきなり貴様は無いだろう」

 

「ヴァンさん!?どうしここに?」

 

彼の登場に真耶が驚いて声をかける

 

「いや、ここの、なんとか長とかいう偉いらしい奴が学園の用心棒として雇わてみないかって言って来てよ。引き受けたんだ、いい加減あの部屋にいるのも飽きたしな」

 

「でも、いいんですか帰る為の手がかりを探さなくても?」

 

少し不安そうな顔で、尋ねる真耶

 

「馬鹿言うな、向こうにはアイツの墓があるんだ。一人にはさせない、必ず帰るさ。」

 

躊躇いなく告げるヴァンに真耶の表情は、悲しげに曇る

 

「だがこっちは、向こうと勝手が違うしな。まぁ焦る理由も無いし今回は此処で気長に行くさ。それに見ておきたい物もできたしな」

 

相変わらずのやる気の無い表情でヴァンは答える

 

『俺は、その女の『夢の続き』が見たいんだ』

 

アリーナでの彼の言葉を思いだし、真耶は頬を染め表情を明るくする

 

「それじゃあ、これからよろしくお願いしますねヴァンさん!」

 

「ん?あぁ、よろしく真耶」

 

正直に言えば先ほど彼の言っていた『アイツ』の事は気になる。きっと彼に、とって、とても大切な人なのだろう。

 

だが彼は、暫くは学園にいると言ってくれた。自分の夢の続きを見届けると、ならば自分も少しずつ彼を知り、彼に自分を知って貰って行けば良い

 

「ヴァンさん!」

 

「なんだ?」

 

「私頑張りますから!」

 

「あ? まぁ、程々にな」

 

そんな会話を交わす2人に業を煮やしたラウラが声を掛ける

 

「オイ!いい加減に、手を離せ!」

 

「スイマセン」

 

やる気のない返事で手を離すヴァン

 

「なんだ貴様は?男の教員がいるなど聞いていないぞ」

 

キツく睨みつけてくるラウラをみてヴァンは、今後、また厄介ごとが起きるであろうことを予感する

 

「やれやれ、やっぱり楽な仕事ってのは無いもんだ」

 

「何を言っている?質問に答えろ」

 

「あぁそうだな。俺はヴァン……人呼んで……」

 

何時もと変わらず彼は名乗る

 

 

『チリーン』

 

 

 

リングの音が教室に響く

 

 

 

 

 

 

「ガンソードのヴァンだ」

 

 

 

 

復讐を終えた男、その人生は、これからも続いていく

 




とりあえずは、完結です
久しぶりにガンソのDVDを見て、謎のやる気が沸き、一日で書いた、雑な小説モドキですが、いかがでしたでしょうか?

実は、最初に考えていた展開は、シャルをメインヒロインにする話でした
学園に送り込まれる前に行き倒れたヴァンと出会い、助けられるという展開です。ガンソ原作のウェンディのポジションみたいな感じて「あなたの、お嫁さんになってあげる!」って言わせたり、セシリアの料理をナチュラルに絶賛するヴァンとか妄想してました

気付いたら山田先生がヒロインになっていました。不思議だね!

感想とか批評をくれたりすると、作者は、オリジナル笑顔で喜びます。
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