ねえ、知ってる? ヤマタノオロチってさ……   作:麦わらぼうし

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最終回です。


世界で最も強いモノは――

 かつて人類が霊長の座についていなかった神代の頃、極東の島にヤマタノオロチと呼ばれる怪物が居た。

 

 ヤマタノオロチは『災害竜』とも呼ばれ、自らが持つ竜の炉心(心臓)から生成される魔力のみで十全に活動できる存在であった。

 

 しかしヤマタノオロチは、究極の剣を創る為に大量の魔力を欲して、何か魔力の多いモノを捕食しようとしていた。

 

 神代において魔力は、ほぼ全てのモノに宿っていたが、その中でも取り分け保有量が多いのは神様である。

 

 ヤマタノオロチが住んでいる島国は、土地の大きさに比べて多くの神々が存在しており、その殆どの神々はヤマタノオロチにとって敵ではなかった。

 

 そして適当に近場に居る神を食べれば、消化するのに1年かかっても十分にお釣りがくるほどには魔力が手に入る。

 

 こんな都合の良い存在がいるならば利用しない手はない。早速、ヤマタノオロチは魔力を求めて神々を探そうとして―――小さな幻想種と出会った。

 

 その幻想種は、この島国で普通に生息する幻想種の内の1匹――燕の幻想種である。

 

 当然、ヤマタノオロチよりも圧倒的に弱く、魔力量も「雀の涙」ならぬ「燕の涙」だった。

 

 そのことからヤマタノオロチは最初、その幻想種の存在自体を認識していなかった。目の前で、その燕が飛ぼうが(わめ)こうが反応すらなく。最終的にヤマタノオロチに突撃してきた燕が、その赤い瞳に激突して目を回し地面に落ちるだけだった。当然、ヤマタノオロチにダメージは無い。

 

 そんなことは気にも留めず、比較的に多くの神々が密集している地域にあたりをつけたヤマタノオロチは、捕食した後に消化を邪魔されないように、神々では見つけられない住処を造った。

 

 そしていざ、神々を喰いに行こうとしたヤマタノオロチの住処に、女神の姿をした者がやって来たのである。

 

 それは、ヤマタノオロチの前で飛び回っていた燕の幻想種が女神に化けた姿だった。

 

 当然、その身に保有している魔力量が全く違う為、ヤマタノオロチは目の前に居る女神が、女神ではないということはバレバレだった。

 

 しかしヤマタノオロチは、その時の燕を()た途端、神々を捕食することを中止することにした。

 

 そして燕の幻想種に『固定化の呪い』を掛けて、神々が見つけられない住処で何をするでもなく暮らしていたのである。

 

 ヤマタノオロチはとても強い怪物であり、野生の本能で危険を感じ取れる存在は、野生動物、幻想種に関わらずヤマタノオロチには近寄らなかった。たった1匹を除いて……。

 

 その1匹とは、呪いを掛けられた燕の幻想種である。

 

 呪いを解いてほしくて来ていた……訳ではない。

 

 端的に言って、燕の幻想種は、ヤマタノオロチに恋をしていた。

 

 燕の幻想種は、様々な方法でヤマタノオロチに求愛行動を取っていたが、やって来る度に一瞬だけ目を向けるだけで、まったく相手にされなかった。

 

 それでも諦めないと、燕の幻想種は何度もやって来て、ヤマタノオロチの気を引こうと頑張っていた。

 

 そんな日々が続いたある日のこと、それは突然に起こった。

 

 ヤマタノオロチが殺され、その死体も世界から消えてしまったのである。

 

 燕の幻想種は、世界中を探し回った。

 

 深海の奥底から、宇宙の果て、死後の世界や別世界にまで探し回った。

 

 そうして燕の幻想種は、ついに自身が恋したヤマタノオロチを世界の狭間で見つけたのであった。

 

 1度殺されたためか、ヤマタノオロチはとても小さくなってしまっていたが、それでも燕の幻想種よりは大きかった。

 

 そして世界の狭間に2匹は住み着き、更に太陽の力を持った妖怪がやって来て3匹で過ごすようになったのである。

 

 その間、もとの世界では人間が霊長となり、地球で繁栄していった。

 

 

 そして―――――この世界が滅びる日がやってきたのである。

 

 

 始まりは、ある優秀な魔術師が、宇宙からやって来た円盤蜘蛛を狩猟しに向かった事だった。

 

 その魔術師は前準備として、ある魔術の触媒を持っていくことにした。

 

 その触媒とは、ヤマタノオロチの鱗である。

 

 この世界では、かつてヤマタノオロチが殺された時、大量の鱗が身体から抜け落ちて分霊が生まれることになった。しかし、全ての鱗が分霊の材料とはならず、地球のあちこちにヤマタノオロチの鱗は散らばっていたのである。

 

 強い神秘を宿してありながら、比較的に数が多いヤマタノオロチの鱗は、世界中の全ての国に最低1枚はあるほどであった。

 

 そして優秀であった魔術師は、ある裏ルートからヤマタノオロチの鱗を手に入れて、緊急時の魔術用触媒として持っていくことにしたのである。

 

 

 結果は―――優秀な魔術師は、地球が破滅する引き金をひいた最低の魔術師となった。

 

 

 魔術師は円盤蜘蛛に接敵し、何一つ傷つけることは出来ずに、水晶となって捕食されたのである。

 

 それだけなら良かった。問題は、その時に持っていたヤマタノオロチの鱗も、円盤蜘蛛に捕食されてしまったことである。

 

 これが悲劇の始まりだった。

 

 円盤蜘蛛にとって、ヤマタノオロチの鱗はとても味が濃かったらしい。

 

 それは、南米で寝るのを止めて、世界中に散らばった鱗を食べに行こうとする程だった。

 

 世界中の人々は迎撃しようしたが、近づくだけで水晶にしてしまう円盤蜘蛛に対応するのは不可能だった。

 

 これには人の抑止力(アラヤ)も大慌てになり、少し前の時間軸に守護者を派遣して、ヤマタノオロチの鱗を持っていこうとした魔術師を始末することで歴史を修正することにした。

 

 

 しかし、もはや全てが遅かった………。

 

 

 なんと円盤蜘蛛は、ヤマタノオロチの鱗を捕食した際に、そのあまりの味の濃さに鳴き声を上げ、その鳴き声を過去の円盤蜘蛛が聞き取ったのである。

 

 もともと円盤蜘蛛は、遥か未来で発せられる地球のSOS信号に反応して、それよりずっと早く来てしまうような存在である。つまり、未来からの情報を受け取る能力があっても不思議では無かった。

 

 そして、ヤマタノオロチの鱗の味を知った円盤蜘蛛は、魔術師に関係なく目覚めて地球を蹂躙し始めたのである。

 

 こうなってはもう人の抑止力(アラヤ)でも、どうしようもなくなってしまった。それと言うのも、円盤蜘蛛はヤマタノオロチの鱗を食べたことで更に強固になってしまい。たとえ完全開放した約束された勝利の剣(エクスカリバー)でも倒せなくなってしまったのだ。

 

 しかし、逆に鱗を沢山食べるうちに、全力のヤマタノオロチを倒すことに特化して成長している、ある存在が倒せるような存在に円盤蜘蛛の性質は変化していったのである。

 

 そのある存在とは――呪いを掛けられた燕の幻想種であった。

 

 なので人の抑止力(アラヤ)は協力を申し込んだ。そして燕の幻想種は――動いてはくれなかった。

 

 燕にとって、人間は幻想種である自分たちを押しのけて霊長の座に君臨した世界の覇者であり、過去の自分たちが手を出すのは間違っているという認識なのである。

 

 正直人の抑止力(アラヤ)としては、そんな評価どうでもいいから助けてくれと言いたかったが、燕は星の抑止力(ガイア)側の存在でありながら(いま)だに存命という特殊な立ち位置の為に、人の抑止力(アラヤ)では強制することができなかった。

 なので苦肉の策として人の抑止力(アラヤ)は、燕の幻想種を元に疑似サーヴァントを造ることにした。

 

 その際に、人間に協力してもらうために、人格をある少女の精神性をコピーして植え付けて、生み出された燕の幻想種のコピーで円盤蜘蛛を撃退しようとした。

 

 

 そして結果は―――大失敗だった。

 

 

 まず前提として、燕の幻想種は、種族の特性として世界を渡る力を持っている。

 

 呪いを掛けられた燕は、その特性を完全に自分のモノとして使いこなせるようになったことで、空間の壁を越えて疑似的な瞬間移動や、時間の壁を越えて時の流れより速く動くことが出来るようになっていた。

 

 これは燕の幻想種が持っている異能ではなく、ただの機能であり、相手を解析して機能を真似る円盤蜘蛛では使うことができないモノであったのである。

 

 何故か? ただの機能であればコピーされると考えるのが普通だが、実はこの力には使う為の条件があったからである。

 

 その条件とは―――――誰かを好きになること。

 

 そもそも、この世界を渡る力は、燕の幻想種が求愛行動をする際に使用するモノなのである。

 

 そして円盤蜘蛛には、誰かを好きになるという機能が無かった。

 

 故に、この力はコピーできても、円盤蜘蛛は使うことが出来ず、概念防御などの目に見えないモノを捉えて切り裂けるようになった燕の幻想種は、現状で唯一対抗できる存在だった。

 

 そして、そんな存在を参照して人の抑止力(アラヤ)が造った贋作の燕の幻想種も、使うこと出来ない力だった。

 

 なぜか?

 

 贋作の燕の人格に好きな相手が居ないからか?

 

 残念ながら、そうではない。

 

 そもそもの話。この力は本来、とても長い時間を掛けて肉体と精神と魂に馴染ませなくては使いこなすことが出来ないのだ。

 

 使うだけならば、誰かを好きになりさえすれば、全ての燕の幻想種が使うことが出来る力である。

 

 しかし、使いこなせるようになるためには、力が使える状態で長い時間を必要とするものなのだ。

 

 人間で例えるとすれば、条件を満たせば分泌されるアドレナリンを、自分の意思で量を調整して出せるようするぐらい、不可能に近い事象なのである。

 

 そして、だからこそヤマタノオロチは、燕の幻想種に『固定化の呪い』を掛けた。

 

 ずっとヤマタノオロチに恋をしている状態の燕の幻想種を、神代が終わって幻想種が生きにくい時代になっても肉体を捨てなくて過ごせる環境で過ごさせた。全て、ヤマタノオロチが、燕の幻想種を育てる為にやったことである。

 

 ヤマタノオロチが明確に燕を個として認識したのは死んだ後であったが、燕は生前の頃から、究極の剣の材料として既にヤマタノオロチに狙いを定められていたのだ。

 

 そして、自分に恋する燕の姿を観て、女神を喰って魔力を補充するより、固定化して素材が熟成するまで見守ることの方が究極の剣に近づけると感じ取ったからこそ、この世界でヤマタノオロチは女神を喰うことは無かった。

 

 つまり人の抑止力(アラヤ)が造った生まれたて かつ 肉体を持たない燕の幻想種では、力を使いこなせないのである。もちろん、同じような権能を付与することで概念を斬ることは出来るようになるが、それを円盤蜘蛛がコピーしたら、いよいよ持って本当にどうしようもなくなってしまう。

 

 この事から、この世界は詰んでしまった。つまり剪定事象となってしまったのだった。

 

 ヤマタノオロチも、燕の幻想種も、太陽の妖怪も、人類が負けて剪定してしまったのならば仕方ないなと思っていたので、特に手は出さなかった。

 

 ……………出さないつもりだった。

 

 地球の大部分を蹂躙した円盤蜘蛛は、次にヤマタノオロチの肉体を狙って虚数空間にまで進行してきたのである。

 

 既に燕の幻想種も十分に育ち切っていたために、ヤマタノオロチとしては残った肉体ぐらいなら上げてもいいと思っていたが、どうせだからと燕に円盤蜘蛛と戦ってもらい、燕の到達点を見ることにした。

 

 その際に、星の抑止力(ガイア)人の抑止力(アラヤ)がヤマタノオロチたちを手助けした。

 

 既に剪定されることが決定した世界なので、もう2つの抑止力は抵抗するのを諦めていたのだが、ここで円盤蜘蛛がヤマタノオロチの肉体を捕食して、その不死性を擬態できるようになってしまえば、全ての並行世界の円盤蜘蛛がその性質を獲得してしまう危険性があったのだ。

 

 つまり何が何でも、剪定が完了するまで円盤蜘蛛を食い止める必要があった。

 

 ヤマタノオロチとしては、折角の燕の腕試しなのに水を差されて大変ご立腹である。

 

 究極の剣として完成された燕の幻想種は、星の抑止力(ガイア)人の抑止力(アラヤ)のバックアップもあり、停止した時間の中を突き進み、円盤蜘蛛の心臓を抉り取った。

 

 さらに、そのままだと円盤蜘蛛が心臓を再生させて再起動してしまうので、太陽の妖怪が心臓を疑似太陽に加工して円盤蜘蛛に誤認させることで、最終的に円盤蜘蛛は一時的に停止したのである。

 

 そして、その世界は剪定された。

 

 ヤマタノオロチとスサノオノミコトが出会わなかった、というIFから生まれた並行世界の結末だった。

 

 ただ、この世界では生まれて何一つ成せなかった存在が居る。

 

 そう。人の抑止力(アラヤ)によって造られた贋作の燕の幻想種だ。

 

 本当に、何もできなかったのである。

 

 そして贋作は思った、このまま何も成せずに終わるのは嫌だ、と。

 

 しかし、この世界は既に瀕死であり、剪定も決定した世界である。今更何をやったところで贋作にいったい何が出来るのか?

 

 そこで思い至ったのが、同じようにヤマタノオロチとスサノオノミコトが出会わなかった並行世界への伝達(メッセンジャー)である。

 

 同じことが繰り返されることが無いように、自分の生まれた世界の出来事を伝えに行こうと考えたのである。

 

 だが、贋作はまだ世界を渡る力を使うことが出来ず、星の抑止力(ガイア)人の抑止力(アラヤ)も既にボロボロであり、とても並行世界へ送る力は残っていなかった。

 

 なので贋作は、本物の燕の幻想種に頼み込んで、平行世界へと送ってもらったのである。

 

 燕の幻想種は、あくまで人間の生存競争には関与しないというスタンスだっただけであり、人間に対して嫌悪はしていないのだ。

 

 こうして、少しだけ人間の要素が混じった贋作の願いは聞き届けられ、伝達者として彼女は、別の世界にまでやってきた。

 

 人の抑止力(アラヤ)が造った自分の身体そのものが、未来に起こりうる悲劇を伝える情報の塊である。

 

 少々時間が掛かったが、こっちの人の抑止力(アラヤ)へ、情報は全て伝えられた。おそらくこの世界では、ヤマタノオロチの鱗が世界中に渡る前に、抑止力が派遣した守護者が処理することだろう。

 

 人の抑止力(アラヤ)側として役割は終わった。

 

 なので、あとは並行世界に送ってくれた未来の燕の幻想種からのメッセージを、この世界のヤマタノオロチに伝えれば、全ての役目は終了である。

 

 そして、そんなタイミングを見計らったかのように、この世界のヤマタノオロチが贋作の前にやって来たのであった。

 

 少し怖かったので、贋作は花の魔術師の後ろに隠れてしまったが………。

 

 

 

     ◆

 

 

 

 おや、またやって来たのかい?

 

 もう私が、君にできる無駄話はないよ?

 

 ちょっとちょっと! その顔で、そんな泣きそうな顔をしないでくれたまえ!

 

 うーん、参ったな……顔はそっくりでも違う幻想種の肉体に植え付けたモノだから、精神性が彼女と違ってやりにくいったらないや。

 

 それで、今日はどうしたんだい? もう君に、果たすべき役割は無い筈だよ。このまま星の内海で暮らしでもするのかい?

 

 え? 名前を教えに来た?

 

 あぁ! そういえば、役目が終わったのに「君」呼びのままだったね?

 

 でもどうして突然?

 

 なに? 僕とお喋りがしたかった?

 

 う、うーん。その顔で、そんなことを言われるのは色々と複雑だなぁ……。

 

 でも、いいよ。もう無駄話はできないけど、折角だからとっておきの話をしてあげようにじゃないか!

 

 さぁ、王の話をしよう!

 

 あっ、ごめんごめん。その前に「君」の名前だったね。

 

 それで、君の名前は何と言うんだい?

 

 

「私の名前は―――」

 

 

 

     ◆

 

 

 

「え? ココと同じような並行世界に行きたいの? いいよ! 送ってあげる!」

 

「いや、僕は並行世界に行くつもりはないよ。例え、この世界が剪定されてもね。ヤーくんとコーちゃんと一緒に、この世界で最後まで生きて行くよ」

 

「どうしてか? だってヤーくんが好きだから、それ以外に理由なんて要る?」

 

「あー、そっか……君はまだ、力が使えないんだね」

 

「じゃあさ。向こうの世界に行ったら、向こうの僕かヤーくんから名前を付けてもらいなよ! 名前はね、生まれてきたことを祝福する最初の贈り物なんだ!」

 

「僕からの伝言なら、ヤーくんだって絶対に無視しないよ! これは絶対に断言できる!」

 

「そしてまぁ。もし君に好きな相手ができたら、その名前を教えるんだ『私のことを見てください』ってさ」

 

「僕たちは種族名があっても、個体名は無いからさ。好意を相手に伝えるには、なにか行動しないと駄目なんだよ」

 

「その後は、根気よく相手に話し掛けるぐらいかな? 例え無駄だと分かっていても、話をすることは、きっと無意味じゃないからさ!」

 

「向こうの世界で、君が好きになる相手は誰かな? それを知ることが出来ないのは残念だけど、君が幸せに生きていけることを、僕は願っているよ!」

 




 という訳で『ねえ、知ってる? ヤマタノオロチってさ……』は完結です。
 ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。

 う~ん。正直、ようやくスタート地点が終わっただけのような気もしますが、本作のオリキャラはサーヴァントとして召喚できないので、これ以上話が続けられないんですよね……(人間の生存競争には一切手を出さないのでカルデアには絶対に行かないし、そもそも召喚者に人間の血が少しでもあれば召喚を拒否する)。
 本作は八岐大蛇から天叢雲剣が出てくる神話の内容が、身体から剣が生えている衛宮士郎の姿として幻視したのが書き始めた理由なので、そこまで深い設定は無いのです。
 あとは、人と人外ではなく、人外と人外の関係というのも書いてみたかったので、某農民が切ったとされる燕の同種を登場させたり。太陽の妖怪化である空亡は、あの狐と同じような姿をしているのでは? などいろいろ妄想していたことを全部ごちゃ混ぜにした結果生まれたのが本作です。
 番外編として、閻魔亭に慰安でやって来た本作の八岐大蛇と伊吹童子と酒吞童子の酒盛りに、燕が望月千代女を連れて宴会に突撃でもさせようかと考えましたが、本作の八岐大蛇は何も食べない設定なので泣く泣く没にしました。
 他にも、英霊召喚の術式を真似た妖怪たちによる、人外オンリーの聖杯戦争なども考えていましたが、いろんな意味で戦いにならないのでこちらも没です。
 ちなみに……

 セイバー  :伊吹童子     マスター:デイダラボッチ
 アーチャー :燕の幻想種(贋作)マスター:鵺
 ランサー  :八岐大蛇     マスター:大百足
 ライダー  :燕の幻想種    マスター:海坊主
 キャスター :空亡       マスター:タマモアリア
 アサシン  :酒吞童子     マスター:野槌
 バーサーカー:坂田金時     マスター:土蜘蛛

 となる予定でした。我ながらアホですね……。
 正直物語と呼ぶには物足りないかもしれませんが、書きたいことは書けたので私としては満足です。

 それでは最後にもう一度、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
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