ゲゲゲの鬼太郎in呪術廻戦 作:ビビビのマジビンタ
それは今から30年近く前の事、鬼太郎達が住むゲゲゲの森に訪問者が現れた。
訪問者と言うよりも迷い込んでしまった子供、しかしその様子は異様であった。
先ず痣や切り傷等の生傷があり、頭から血を流すという痛々しい姿。
これには妖怪達もびっくりで、たまたま近くにいた砂かけ婆が鬼太郎の家に担ぎこんだ。
病院へ運ぼうと思っていても、今の時代妖怪が人間と関わるのも現状難しい。
なので鬼太郎と目玉おやじが人間界に行き薬草を探し、一反木綿が持つ布で傷を塞ぎ砂かけ婆の献身により子供は命を取り留めた。
目を覚ました子供の名前は
甚爾が言うには呪力を持たぬ者として、あらゆる苦痛を与えられ人間ではなく猿扱いをされていたと。
逃げ出したものの何処にも行く宛てもなく、倒れてしまいここにいるという。
これに怒った砂かけ婆を鬼太郎達は必死になだめ、先ずは甚爾少年の傷を治すのが先決とした。
回復後甚爾に意志を確認した後、身を守る様に鬼太郎から妖怪バット*1と予備の呼び笛*2を渡した。
傷が癒えるまでの半年間、甚爾少年が妖怪達と紡いだ絆の証でもあった。
ゲゲゲの森を離れた甚爾少年は禪院家に戻り、半年ぶりに帰ってきたと騒ぎになるも異様な雰囲気に大人達は顔を引き攣らせた。
幼いながらも天与呪縛を存分に発揮していた事、尚且つ身の毛のよだつ謎の力を身に纏っていたからだ。
更に目に見えてわかるのが髪の色、黒色だった物が四分の一程銀混じりの白になっている。
大人達は気味悪がり甚爾をまた痛めつけようとした、だがそれを甚爾は返り討ちにしてしまう。
当主であった禪院直毘人は圧倒した甚爾に喜び、直毘人は甚爾を鍛えるべく様々なモノを教えた。
甚爾はそこで呪術と呪霊について学び、戦闘についても実力をつけていく。
18歳になった甚爾は禪院家から出ていき、数年ぶりにもなるゲゲゲの森に戻ってきた。
目玉おやじ達は初め反対ではあったが、甚爾の身に起きた変化と甚爾自身の恩返しの気持ちを汲みゲゲゲの森に住む事を了承した。
先ずは甚爾に起きた身の変化、これはゲゲゲの森の特性が関わってくる。
森には当たり前だが妖気が充満した妖怪の森、普通ならば妖気に当てられても外へ出れば霧散してしまうが甚爾に限っては状況が違った。
当時の甚爾は瀕死の状態であり、妖気が甚爾に取り付きやすくなってしまっていた。
結果として甚爾の生まれつきの天与呪縛の縛りを掻い潜り、妖気が甚爾の力として取り込まれた。
本来であれば妖気に取り憑かれた人間は、妖怪へと変貌してしまう。しかし天与呪縛で強化された肉体は普通の肉体ではない、妖気を完全に自身のものとして従えてしまったのだ。
それにより呪力はなくとも妖気があり、更には天与呪縛と完全に向こう側の人間より超越した存在とも言える。
鬼太郎と目玉おやじの指導の元、甚爾は十全に妖力を扱える様になり髪の毛は完全に銀白色に染まった。
この事からねずみ男の様な半妖ではなく、甚爾は人間の肉体を持つ強力な妖怪として生まれ変わった事になる。立ち位置としてはアマミ一族*3と同じ者になった。
それから暫くして、甚爾はねずみ男をビジネスパートナーとして行動していくことになる。
途中で元刑事である孔詩雨と接触。法では裁けない呪詛師を殺し金を得る仕事を孔に、妖怪関連の仕事等をねずみ男に紹介される。
そんなこんなで甚爾は鬼太郎達と深い関係になり、鬼太郎達と助け助けられの仲で日々を過ごす事に。
現在は外の世界で家庭を築いているので、カラスに手紙を届けてもらう。
甚爾からはいい加減スマホに変えろよと言われているものの、余りにハイテクなのが入る*4とそれも良くないのだ。
________
「おう来たぜ鬼太郎兄、目玉の親父。恵達は来なかったが」
「よく来てくれたトージ君!すまないな」
「また一段と強くなったんじゃないか?ねぇ父さん」
「うむうむ、纏う妖気の質が段違いじゃ。問題なさそうじゃの」
「あー……で、要件ってのは?」
褒めてくれるのは決して嫌な気分ではないが、なるべく早く来て欲しいと書いてあったのに脱線するのは困る。
姿勢を正した目玉おやじは、くだんの件を語り聞かせた。
「謎の失踪、あぁ知ってるぜ。依頼が来てたんでな」
「そうかそうか、そちらで掴んだ情報はあるか?」
「そのガキ等の元には荷物が届けられていた、送った奴も分からねぇし今のとこ詰みだな」
「じゃあ子供の家に張り込めば……」
「おいおい冗談だろ鬼太郎兄、昔はそうでも無かったかもしれねぇが到底無理な話だ。都会の人口やセキュリティの問題で、張り込むにも手が足りねぇぞ」
「忘れたのかトージよ、カラスを使うのじゃ。なにか掴めるのやも知れん」
「あーなるほど、そういう事ね。んじゃ何とかなるか」
鬼太郎達はカラスを使い、事件の手掛かりを掴む事にした。
カラスの情報を待つ間、鬼太郎達は色々語り合った。
そして待つこと数日、一羽のカラスから告げられた。
「父さん、これって……」
「うむ、あの時と同じじゃ。大きいプラモデルの飛行機が子供達を攫っているという事は……」
「はい、おどろおどろですね」
評価と感想お待ちしております、絡んで欲しいキャラとか妖怪とか……何でもいいですので。
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