ゲゲゲの鬼太郎in呪術廻戦 作:ビビビのマジビンタ
遅れました、原作は普通にサクッと終わるのでどうしようかなと思ったのですが……こうなりました。
アンケートで元高専生徒の過去編(鬼太郎に関わらない妖怪達)について聞きたいので、投票よろしくお願いいたします。
高評価とお気に入り(しおり)をよろしくお願いします!
残党狩りを終えた甚爾は今、ねずみ男をシバいていた。
普通にボコっているのでもうねずみ男のライフはゼロである、半泣き状態のねずみ男は土下座している。
「すみませんでした!」
「……まぁこれぐらいで許してやる、ガキ共も回収してきたみたいだしな」
「ち、因みに回収出来てなかったら……?」
「前歯折る」
「ひとでなし!」
「あ゙ぁ?」
「ヒエッ」
ねずみ男と数人の子供はその凄んだ声に身を震わせた、子供達を怖がらせるつもりは無かった甚爾は適当に頭を撫で落ち着かせる。
「んで、敵は?」
「おどろおどろっていう顔がデカい奴と、まだ敵かわからないけど髪さまってのがいるな」
「神?」
「んにゃ、髪の毛の髪さまだ。様子を見るにありゃ信仰心が足りなさ過ぎて、おどろおどろと手を組んでるのかもしれない」
「自称妖怪研究家は伊達じゃねぇって事か、たまには役に立つじゃねぇか」
「たまには!?俺様は結構役に立つだろ!」
「あ?」
「ナンデモナイデス」
「とりあえず他の呪霊共は片付けた、後は奴等だけだ……んでさっきから見てるちいせぇ奴出てこい」
甚爾が殺気を放つと木陰から出てきたのは、ねずみ男を連れ去った元凶の毛目玉だった。
瞬時に毛目玉を甚爾は油断すること無く鎖で縛り上げ、何もさせず尚且つ命を握っているのはこちらだと示す。
「それで、テメェはなんだ?」
「……ワシは毛目玉といって、代々髪さまに仕えてきたものじゃ」
「それで?」
「髪さまは元々この廃村の土地神だったのじゃ、だが近代化が進むに連れて少子化が進み村に残ったのは老人ばかり。数年前に遂に最後の老人が死に、信仰心が無くなってしまったのじゃ」
「それがガキ共を連れ去ってきた理由か」
「この先生き残るには人をここに呼び、住まわせ信仰を得るしかない。しかし今の時代固定の神に願うなどありはせん、皆都合のいい自分の心の中に描く神様にいのるだけじゃ」
毛目玉はそう語り、強硬手段としてある科学者と手を組み始めてしまったと言う。
その科学者も欲に溺れおどろおどろとなり、連れ去るだけの筈が血を吸い衰弱した子供達を此方に流す事になったと。
「……髪さまってのは一体なんの神なんだ?」
「村の守り神と、育毛の神じゃ」
「ねずみ男」
「ん?」
「ビジネスチャンスだぞ」
「は?何だって?」
「考えても見ろ、現代にはハゲがどんだけいると思ってんだ。正に縋る髪すらねぇヤツが髪さまを見つけたら、どうなると思う?」
「……!信仰もゲット出来て更に加護が付いた育毛剤でぼろ儲け!?」
「そういうこった、お前らの目的はこっちで解決出来る。だからこっち側につけ」
「成功する保証なぞないじゃろう!」
「ンなもん今のお前らの計画も頓挫してるだろうが、それに現代のやり方も出来てねぇ奴のよりよっぽど現実的だ。後お前に拒否権なぞ最初からねぇよ、お前を殺して髪さまとやらも殺すだけだ」
「うぐぅ……わ、わかった……」
まるで超大物妖怪を目の前にしている様なプレッシャーを放つ甚爾に、イエス以外に答えられなくなった毛目玉。
わかるわかる怖いよなと宥めるねずみ男に、甚爾は転がる位の威力でデコピンをかました。
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「ってのが俺がコイツに提案した事だが、文句あるか髪さまよ」
「……信仰がなければ何も出来ん、子供達にも申し訳立たぬからな」
「よく言うぜ、神ってのは自己中の権化だろ?好き勝手やって自分の裁量で他人の人生を左右させる、そうやって言うのも信じられねぇな」
「そうは言うけどな甚爾、コイツは確か元は妖怪なんだ。そっから信仰が集まって神格が宿った、土地神みたいなもんだ」
「へー」
「興味無さすぎだろオイ!」
「子供達は何処へ?」
「俺のビジネスパートナーに送らせてる、元刑事だからそういうのには慣れてる」
それを聞いた髪さまはほんの僅かにしおれた、反省しての変化なのか何かはわからない。
甚爾にとってどうでもいい事であるし、知る必要もなかった。
「そういえばねずみ男、おど……なんとかは?」
「さぁ?」
「さぁっててめぇ……!そこから逃げろ!」
「えっ、ギャア!?」
「貴様らァァァァ!!」
ねずみ男の上から突如として現れたおどろおどろ、ねずみ男を下敷きにしておどろおどろは激昂する。
そのまま髪の毛を操り血を吸おうと、甚爾に向けるが相手が悪かった。
伸びてくる髪の毛を全て切り落として、そのままおどろおどろに肉薄し一刀両断してしまう。
「な……あ……」
「もう解決した様なもんだ、やる気ならもっと強くなってから出直してくるんだな」
「まさかあのおどろおどろをも一撃で……なんという奴じゃ」
「こんな奴は敵にもならねぇ、五条の坊でも連れてくるんだな」
「ソイツに対応出来るのは甚爾と宿儺だけだろ……」
「どーしたねずみ男、その赤色イメチェンか?」
「お前がおどろおどろ斬ったからだよ!!」
「あぁそういう事ね」
ざまぁとケラケラと笑う甚爾にそれに怒るねずみ男を、最早空気の毛目玉と髪さまは眺めていた。
もしかしたら何とかなるかもしれない、それに鬼太郎も協力してくれるだろうと。
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その後鬼太郎達も攫われた大人を救い出し、甚爾達の所へ集合して擦り合わせを行った。
大人の数が合わない事を髪さまが鬼太郎に聞いてみると、彼等は然るべき報いを受けた後に戻るだろうと言いそれ以降話す事は無かった。
「さて、じゃあ帰りますか父さん、トージ」
「俺は?」
「そうじゃのう、毛目玉も元気での」
「うむ」
「あーそうだ、鬼太郎兄さん。恵もツレも会いたがってた、今回手伝った報酬はそれでいいぜ」
「チャッカリしてるなぁ、近い内に遊びに行くよ。……そういえば彼も恵と話がしたいって言ってたよ、術式の使い方を教えたいって」
「……アイツか?」
そこまで聞いた甚爾はあからさまに嫌な顔をして、鬼太郎に聞き返した。
前に殺りあった時に零したのは不味ったかと呟いた甚爾に、また知らない間に殺しあったのかと鬼太郎は呆れ返った。
「ま、それこそ恵に確認とってからだ。そう伝えといてくれ、顔合わせるとまた殴り合いになっちまうからな」
「よく飽きないね、僕は余り戦いたくはないけど」
「そりゃあそうだろうよ、何十回何百回と生き返って漸く倒した相手だ。俺も十全のアイツと戦うとなると……」
まだ強さが足りねぇな
ボヤく甚爾に苦笑いを零し、鬼太郎達はカラスのブランコで帰っていった。
ねずみ男は普通に忘れ去られていたので、小舟で本州に帰っていったとさ。
甚爾でも死にそうな相手って誰だよ(すっとぼけ)
外伝として追加してもいいか
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それは"アリ"だ
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別にいい