ゲゲゲの鬼太郎in呪術廻戦   作:ビビビのマジビンタ

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次の話で七海と灰原の話をば

一旦投稿して後で手直しするかも


宿儺の器

 

「あるんじゃねぇか!皆助かる方法がっ!」

 

「待て!軽率に食おうとするな!」

 

伏黒恵が宛てがわれた「宿儺の指」回収任務、そこで出会った超人的な身体能力を持った虎杖悠仁と出会った。

しかしそこに呪霊が発生し交戦、呪霊に苦戦したものの一度は退けた。しかし霧散したかと思われた呪霊が息を吹き返し、伏黒恵は不意を突かれ重症を負う。

 

虎杖悠仁にその場を助けられたものの、逃げろ逃げないの口論となってしまう。

その隙を呪霊は見逃す筈もなく虎杖悠仁を捕まえ、それにより玉犬も鵺も実質使えなくなってしまった。

絶体絶命となったが何をとち狂ったのか、虎杖悠仁は宿儺の指を飲み込んでしまう。

 

呪力を得た虎杖は呪霊を退け、伏黒と共に呪霊を払う事に成功した。

だが問題はまだ残っている、虎杖が飲み込んでしまった宿儺の指である。

伏黒恵が出会った事のある宿儺より遥かに邪悪な呪力の気配に、違和感を覚えていた矢先に五条悟が現れた。

 

「へぇ、マジで食ってるじゃん。身体は何ともない?」

 

「別になんともないっす」

 

「宿儺に代われたりする?」

 

「多分出来ると思いますけど……大丈夫ですか?」

 

「大丈夫大丈夫、僕最強だから……5分経ったら戻っておいで」

 

「わかった……」

 

虎杖が目を閉じると顔に紋様が浮かび上がり、宿儺がこの世に顕現した。

不機嫌そうか表情を浮かべながら、辺りを見渡しある方向で止まった。

 

「……一体どういうことだ」

 

「ん?どゆこと?」

 

「おい貴様、今の呪術師の中で最強を宣う程だ。情報は幾らか集まってくるのだろう?」

 

「まぁそこそこね、何が知りたいの?」

 

「俺の器となり得る者は、この小僧以外にいるのか」

 

「……どういう事かな?」

 

「知らんか、まぁこの俺を持ってしても感知できん。だが……何処かでもう一人俺が存在しているらしい」

 

「「は?」」

 

五条は宿儺に言われた事をにわかには信じられなかった、だが目の前の宿儺がつまらない嘘をつくとも思えない。

何故ならば自分自身がもう一人いるという事実は、先ず確認する為に接触し場合によっては対処しなければならない。

宿儺とあってはイメージ通りなら嬉々として戦いに行くか、不愉快だからと殺したい筈。

 

そして伏黒恵は脳内にあの鴉天狗を思い浮かべていた、自分が子供の頃からよく遊……構ってくれていた天狗。

対面している宿儺とよく似ている気がする、雰囲気も声もほぼ同じと言っても過言じゃない。

名前も両面宿儺(リョウメンスクナ)ではなく、リャンメンシュクナ(両面宿儺)だった筈。*1

 

「恵、何か知ってる?」

 

「いえ、今のところは」

 

「だよね、宿儺には悪いけど情報は持ち合わせてないね」

 

「ふん、使えんヤツだ。憂さ晴らしに付き合え自称最強」

 

「元々そのつもりだったからね、いいよ。恵、喜久福持ってて」

 

「は、はい……ってここで暴れたら事後処理が!」

 

校舎は瓦解し2人の戦闘に巻き込まれた伏黒は、死んだ魚の目の様な眼差しで観戦していた。

この光景も前に見たなと父親とシュクナの人外合戦を思い出し、このあとどうしようかと考えようとして思考放棄した。

 

結果的には五条は傷一つなく、宿儺は一旦虎杖の内面へ戻った。

制御出来ていると太鼓判を押して、後は上層部は死刑か宿儺の指を全部飲んで死ぬかと押し付け虎杖は後者を選んだ。

 

________

 

「という事があったんだが、アンタの名前って偽名なのか?」

 

「……ふっ、ふふふ」

 

「おい」

 

「ケヒヒ、俺は偽名を教えた事はないぞ恵?」

 

「……本当だな?」

 

「あぁ……俺はな」

 

「宿儺、いい加減直してあげなよ。3歳児の頃からの言い間違いを、そのままにさせておくのはさ」

 

「鬼太郎さんそれどういう……」

 

「いいじゃないか、あの頃の恵は可愛げがあったぞ?俺が両面宿儺(・・・・)と教えても、リャンメンシュクナ(・・・・・・・・・)と無邪気な顔で言っておったからな」

 

「なっ!?」

 

意地の悪い顔でゲラゲラ笑う宿儺と、呆れ顔の鬼太郎を見ながら伏黒は地に伏せた。

世話になっていたシュクナは宿儺で、自分の言い間違いと刷り込みでずっと気づいてなかった事が恥ずかしかった。

何で皆教えてくれなかったんだ、母さんも多分知ってた筈なのに……?

 

「ま、まさか宿儺この為だけに縛りを!?」

 

「ほう?よくわかったな」

 

「何を対価にしたんだこんなのに」

 

「ジャンケンに参加し勝ち残った者に願いをひとつ叶える、というのを条件にな。ジャンケンで勝ち残ったのはお前の母親だ」

 

「えぇ……」

 

「望んだのはお前を守れるお守りを作って欲しい、と言った。お前が首に下げている宝石がそうだぞ?」

 

「初耳だぞ!?」

 

「この俺が仕込んだモノが宿っている、だがその発動条件は教えん」

 

「な、なんで……」

 

「……すぐお前は由良由良するからだ、馬鹿め」

 

「うぐっ……」

 

実際宿儺が見ていた限り、魔虚羅を呼ぼうとした回数はおよそ10回かそこら。苦戦し勝てないと思い込むや否や、すぐに魔虚羅を呼ぼうとして甚爾と宿儺と鬼太郎に怒られていた。

何せ調伏もしていないのに、周りの被害を考えずに出すのは恵にとって悪い事しかないからだ。

別に宿儺は被害がどうとかはどうでもいいが、恵の悪癖は直して欲しいのは欲しいのである。

何せ1回出されて気に入ってたモンブランがぶっ潰れたのである、それはまぁ怒る。

 

「今回もたかが一級かそこらの呪霊に苦戦したのだろう?そんなお前が魔虚羅を呼ぼうなど、片腹痛いわ阿呆」

 

「……はい」

 

「それにしても、あの甚爾の息子なのに何故こんなにもモヤシなのか」

 

「あんなゴリラになってたまるか!!」

 

「まあよい、修練場に行くぞ。また鍛えてやる」

 

「俺明日仕事があるんだが!?」

 

「裏梅に送らせてやる」

 

「そんな……」

 

*1
伏黒恵は宿儺とは思っていない、理由は後ほどわかる

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