召喚獣がサイヤ人みたくなったんですが、これ俺の力なんすかね? 作:エア_
半分くらいトライアスロンネタを引っ張ってます。
大丈夫、後半はちゃんと学園生活をしてくれるから。
結局一位になって俺は次の大会のスケジュールを確認していた。まぁ二位との差が1時間以上あるとか、悟空と修行した俺くらいなもんで。周りの選手は相当驚いていた。もう群れを成すように。
そんな中から一人、見るからにもてそうな顔をした人がしかめっ面をしたまま近づいて来た。しかも周りに女の子をいっぱい侍らせながらだ。それはもうそれはもう今にもぶち切れそうな表情で、自分自身なにかしたかなぁと思い出していた。
「お前、僕よりも一時間も速くゴールしたとか言うインチキだな? 僕はねぇ。次の大会が控えてるんだよ。君みたいなインチキの所為でモチベーションを崩されるのはハッキリ言って非常に腹が立つんだ」
「出会い頭の横暴な罵倒に俺は驚きだよ!」
い、行き成り何を言い出すかと思ったらインチキだといわれた。ふざけるな! いまだ気の発現も出来てない俺がインチキなわけないだろ! 必死の努力を侮辱するってのか!?
「おや、諏佐君。どうかしましたか?」
「せ、先生! 行き成りイチャモンつけられたんですよ!」
「む? 君がこのインチキ野郎のコーチかい? ならば即刻このイカサマを本部に公表し、この神聖な大会から出て行きたまえ」
男はそう言って福原先生を指した。それと同時に周りの女の子がそーだそーだと声を揃えて便乗してきた。こちらとしては、先生はコーチじゃなくて学校の先生なのだと言いたいが、どうも向こうは俺の言うことは聞きそうになさそうだ。顔が俺を完全に無視してるからね。
「ふむ。諏佐君。君はインチキをしましたか?」
「してません。清廉潔白です!」
「ふむ。ならば君はインチキをしてないのでしょう。君は平気で嘘をつく様な子ではありませんし、大変な努力家だ。すみませんが、インチキだと決め付けるのは些か控えていただけませんか?」
「何? 君はまさか言い分だけでそう決め付けるのかい? とんだ異常者だ。ありえない記録を出し、その上でこの半年後に開催する世界トライアスロンでの最優勝候補といわれている日根河財閥の御曹司のこの僕、日根河 優一の記録よりも一時間も速くゴールしているんだ。僕の神聖な大会を侮辱し、僕の会社に泥を塗っておいてただで済むと思わないことだ。すぐにドーピング検査が行われるその時こそ、君の恥辱を世界中にばら撒いてやる」
・・・・・・すっごい事になった。よく分からんがどっか良いとこの坊ちゃんが癇癪を起こしたのと訳が違う。滅茶苦茶だ。この男は俺を社会的に殺しに来てるんだと理解した。馬鹿でも分かる。こいつは謂れのない罪を俺に着せて、自己満足したいだけなんだろうか。それとも純粋に自分の実力を評価されてないと思っているのだろうか。
とにかく凄い事になったのは間違いない。
俺どうなるんやろ。
☆
「結局、どうなったのじゃ?」
「検査は勿論合格。てか、ずっと先頭だったから車と一緒に走ってたし。何も悪いことしてないのに咎められた挙句、奴さんは恨みつらみを散々ぶつけながら帰っていったさ。しかも大会潰してグッバイノットアゲインだとさ。まぁ、日根河財閥の事もあるし、今年はトライアスロンには出られないけどな。これも修行の賜物だからな! 嫉妬されても仕方ない! なっはっはっはっ!!」
「第一印象と変わらずお気楽じゃのぅ。今日は応援に行く筈じゃったのにとても残念じゃ。う主のメールを見て坂本たちも非常に残念がっとったぞぃ」
「つってもそんな面白いものじゃないぜ? やった本人以外は皆ハラハラするもんだからさ。何せあの距離、きついのはきついんだし」
次の日、俺は学校に来ていた。あんなことが起こってしまい大会は中止になって完全に暇になった俺だが、今日も元気に登校した。西村先生は福原先生に事情を聞いていたらしく、聞いたその日にその日根川財閥に乗り込む勢いだったらしい。でも他の先生達が止めてくれたおかげで今は少し不機嫌だが、乗り込むことは止めてくれたとの事。いやぁ、流石にそこまでしていただくと警察沙汰なので勘弁願いたいものだ。まぁ、生徒のために怒ってくれる先生だから、それが嬉しくないと言ったら嘘になる。だから西村先生にはお礼を言ってなんとか機嫌を直してもらった。
「そういえば、Dクラス戦。勝利おめでとうな。それとマジでごめんな? 俺大会だったし。坂本君曰く、Bクラスにも宣戦布告するんだろ? 俺が行くことになったけど」
「何でじゃ!?」
まるで何かにとり憑かれたように秀吉が俺の肩を思い切り揺さぶる。おぉう。流石の俺も急に揺らされると吐きまではしないけど酔っちまうぜ? 勘弁してくれ。
「上位クラスに宣戦布告すれば必ずボロボロになって・・・・・・なって・・・・・・?」
「お、俺一応鍛えてるから戦闘面。あ、安心しときな」
酔ったけどな。まぁ、そんなことはどうでもいいのだよ。俺は今回こそ試召戦争を体験するのだ。そうとも、ここにきた理由も戦えるからと言う理由だったからな! 自分自身が戦うんじゃないのがすこし残念だが、こういう操作も大事だろう。操気弾とかもこういった細かい制御をしなくちゃ出来ないものだしな。ヤムチャって繊細だったんだな。
「お、諏佐。悪いがBクラスじゃなくてCクラスに宣戦布告に行ってくれ。それも試召戦争じゃなくて練習って形で何とか頼む」
「ん? 別にいいけど。どうしたんだ? 坂本君」
不意に後ろから俺を探してたであろう坂本君が現れた。少し汗をかいているところを見ると彼は彼で何かしていたのだろう。代表だから大変なんだろうな。
「Bクラスでもよかったんだが、今回はお前がいる。お前は点数はそれなりにあるが戦争を経験したことないだろ? だから召喚獣に慣れるための準備期間を設けたって話だ」
「おぉ、流石は代表だね。俺みたいな蛆虫にも気にかけるなんて」
「そのネタはもう勘弁してくれ」
「了解。それじゃあ行ってくるべ」
俺は秀吉にまた昼休みにと手を振って別れた。
☆
「頼もー」
Cクラスの表札をみて、俺はガラガラと扉を開けた。するとそこには教卓に立っているつり目の顔立ちのいい女性がこちらを睨んでいた。十中八九彼女がCクラス代表なのだろう。向かい合っていたCクラス生徒達も俺のほうへ注目した。その眼は明らかに敵対した目だった。まぁ、俺がFクラスのネクタイしてるからそうなんだろうけど、少し悲しいぜ。知らない奴に睨まれるとか生前だけにしてくれよ。
「Cクラス代表の生徒はいるかい?」
「私が代表よ。見てわからなかった?」
「当てにしてたけど、一応確認としてな。なんせ俺はあんまり学校に来ない人間なんでね。あ、俺の名前は諏佐拳冶。一応Fクラスだ。よろしくな」
「貴方の自己紹介なんて聞いてないのよ。用件を言いなさい」
バッサリと切られた。なんて鋼の一撃だ。俺じゃなかったら泣いてたね。体と共に心を鍛えた俺の前には毒舌なんて無駄なのだ! まぁ、抉られた感は半端ないんですがね? そこは俺のリカバリーが速いということにしとこう。
「FクラスはCクラスに模擬戦争を行いたい」
「却下・・・・・・と言いたいけど、下位クラスからの宣戦布告は如何なるものでもうけなくてはならない。仕方ないから哀れな貴方達Fクラスの相手をしてあげるわ」
そう彼女が言ったと同時に男子生徒が俺に向かって襲い掛かってきた。拳やら蹴りがこちらに飛んでくる。だが、俺にとって今はそれどころじゃない。
哀れな貴方達Fクラス? それはどういう事だ? 哀れ? 確かにまだ5日と過ごしてはないが、既に哀れだと? どこがだ? 何処が哀れなんだ? 確かに皆テストの結果がよくなかったからFクラスにいる。だが、それだけで哀れだって?
「ふざけるなよ!」
俺は周りの生徒を片手を振るって等しく弾き飛ばした。床にバウンドしながら男子生徒達は負傷の声を上げる。
「な、何もんだあいつ」
「10人くらいを腕一振りで吹き飛ばしたぞ!」
「ば、化け物か!?」
何やら騒がしいが、俺にとってはそんなこと今はどうでもいい。用があるのは、このCクラスの代表だ。
「おい。代表」
「な、何よ。まさか馬鹿にされたから殴るわけ?」
「そうじゃない。訂正しろと言いたかっただけだ。もとより暴力をするつもりは毛頭ないからな」
俺の方が圧倒的に背が高いため、見下ろす形になる。が、代表はそんなことお構い無しに睨みあげてくる。多分端からすれば俺達の目と目の間には火花が血って見えるんじゃないだろうか。それほど俺達は互いを睨んでいたと思う。少なくとも俺は睨んでいた。
「何よ。どうせ勉強しなかった哀れな馬鹿共じゃない。どこか間違ったところがあるわけ?」
「確かに勉強しなかった人間はいるだろう。でもな、それと哀れをイコールで結ぶのはおかしいんじゃないか? 世の中勉強が全てじゃない。他の事だって大事だ。一概に勉強が全てと言うわけじゃないだろ。だから訂正しろと言っている」
「一つ貴方に良い事を教えてあげるわ。私が好きな人間っていうのは頭がいい人。頭が良く回る人。そして私が嫌いな人間って言うのは、貴方みたいな単細胞馬鹿な人、そして頭の回転が悪い人よ。良かったわね」
「何が良かったのかは知らないが、とにかく訂正しろ! 俺のことを馬鹿にするのはいい。だが、俺のクラスの人間を馬鹿にして哀れなんて言うのはやめてもらいたい」
今日の俺は良く喋る。今迄で一番喋っているんじゃないだろうか。この代表は今もなお睨むことをやめずに、俺を鼻で笑った。まるでそうだ。俺とお前じゃ決定的な差があるとでも言いたげなそんな嗤い方だった。
「とりあえず。あんたみたいな筋肉馬鹿は一番嫌いなタイプよ。日時だけ言ってさっさと消えなさい」
「・・・・・・昼休み終了後。ちょうど13:00だ」
「わかったわ。じゃあね筋肉馬鹿さん。貴方が私のクラスメイトにぼこぼこにされる姿を見るのが楽しみだわ」
「・・・・・・そうかな? やってみなきゃわかんねぇさ」
俺はそう言ってCクラスを後にした。とりあえず、あのCクラス代表は今回の模擬戦争で訂正してもらおう。
エリートを倒す下級戦士がいたっていいじゃないか。悟空は下級戦士で、生まれたときには戦闘力は2しかなかった。一方ベジータはどうだ。エリートの中のエリートと呼ばれる存在。
この二つの絶対的壁を壊したのは紛れもない下級戦士の悟空だ。
俺だって、下位クラスの俺だって、上位クラスと戦って勝つくらいしなくちゃあ悟空さんとまともに戦えはしない。
絶対にあの代表の天狗の鼻を折ってやるぜ!!
問題(理科)
以下の問いに答えなさい
料理のために火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの変わりに用いるべき合金の例を一つ挙げなさい。
姫路瑞希の答え
問題点・・・・・・マグネシウムは火にかけると激しく酸素と反応するため危険であると言う点
合金の例・・・・・・ジュラルミン
教師のコメント
正解です、合金なので鉄ではだめと言うひっかけ問題なのですが、姫路さんは引っかかりませんでしたね。
土屋康太の答え
問題点・・・・・・ガス代を払ってなかった事
教師のコメント
そこは問題じゃありません
吉井明久の答え
合金の例・・・・・・未来合金(すごく強い)
教師のコメント
すごく強いと言われましても・・・・・・
諏佐拳冶の答え
問題点・・・・・・マグネシウムは酸化よりも激しい燃焼を起こし、特別な消化剤じゃないと消えない為非常に危険。
合金の例・・・・・・ジュラル星人
教師のコメント
のちほどジュラル星人についてお話があります。
その日、職員室では中年の教師達が拳冶と共に昔を懐かしんでいた。