召喚獣がサイヤ人みたくなったんですが、これ俺の力なんすかね?   作:エア_

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一ついっておきます。

うちの秀吉は演劇部です。藤吉郎じゃありません。


群雄割拠極まったり

 

 

「ハッキリ言っておこう。Fクラスは擁護出来ないほどのアホ集団だぞ?」

 

「じゃあ坂本君はあほである事を哀れだと嘆かれて黙っていられるのかい? ごめんけど俺はそんなに博識だとか聡明だとかの類じゃないからさ。馬鹿にされるのはともかく哀れだって言われるのに納得がいかない」

 

昼休み、俺はみんなに誘われて屋上に来ていた。うちの学校は他の学校と違って屋上は解放され、自由に使える。まぁ、作戦会議とかにはもってこいかもしれない。

 

そんな誘われた俺は、友人の秀吉、よく話すようになった坂本君、そして例の俺の越えるべき目標の吉井君、三白眼な土屋君、スポーツが得意そうな島田さん、すんごくおっとりしている姫路さんの合計七人で会議をすることになったのだ。そこで俺は先ほど行われたCクラス代表との言い合いを簡潔に話した。

 

「坂本のいう通りよ。吉井みたいな馬鹿はそうそういないけど馬鹿なのは事実なんだからそこまで怒らなくてもいいのに」

 

「え、島田さんなんで僕を引き合いに出したの?」

 

「それは違うぜ島田さん。馬鹿って部分は俺も吉井君も含めて否定は出来ないと思ってる。だがそれを哀れだとは一度として思ったことはない。自分の意見を他人に押し付けてきたあの代表の天狗の鼻は折らなくちゃあならねー」

 

「ねぇ諏佐君。確かに僕は馬鹿だけど態々改めて馬鹿っていうのは酷いんじゃ」

 

「まぁ、拳冶がワシ等Fクラスの仲間を大事に思っておるのはわかる。じゃが明久同様、馬鹿であるのに間違いはあるまい。今回の模擬戦争はその馬鹿の部分も改めさせるべきじゃろうな」

 

「ねぇ! さっきから僕を引き合いに出すのやめてくれない!? 馬鹿馬鹿言われえて流石の僕も角が立ったよ!」

 

「鶏冠が立ったの間違いだろ。この馬鹿の代名詞」

 

島田さんと秀吉の意見に俺はとりあえず自分の思ったことを話した。世の中勉強が全てじゃない。何故なら俺が今まで出てきた大会やら試合が全て無駄の一言で片付けられてしまうからだ。そんなの俺は認めない。俺がやってきた事が間違いだとしても全てを否定されるのは絶対に嫌だ。

 

「まぁ、“勉強が全てじゃない”って言葉を聴けて俺は満足だがな」

 

「当たり前だぜ坂本君。勉強が全てなんて、それが事実なら俺の今までの努力が全て無駄になっちまう。そんなの俺自身が許せない」

 

「だな! 勉強できなくたって上位クラスを倒せるって証拠を見せ付けてやろう」

 

『おー!!』

 

みんなで拳を高々に上げながら声をそろえて叫んだ。そうとも、下級戦士だって努力すればエリートを超えられる。俺の今までの努力を否定させはしない。絶対だ。

 

「あ、皆さん。今日もお昼ご飯を作ってきたんですよ? 良かったら食べてください」

 

「そういや諏佐は食べたことないよな。俺たち弁当あるしお前が食べてみたらどうだ?」

 

「なっ!?(雄二! 何言ってんのさ! これでもし諏佐君が死んだらどうする気なんだよ!)」

 

「(・・・・・・諏佐・・・・・・惜しいやつをなくした)」

 

 

「(ムッツリーニィイイイ!?)」

 

「お? 何か知らんがありがとうな! 俺よく食うから全然足りなくてよ。ありがたくいただくぜ」

 

姫路さんが弁当を作ってきたらしく、そこには小奇麗に飾られた小洒落た弁当があった。坂本君が俺に薦めてきたのだけど、何故かその額には大粒の汗がついてた。土屋君は震えている。吉井君は慌てている。秀吉はその口からエクトプラズマを放出していた。一体どうしたんだろうか。

 

「まぁいいや。じゃあいただきま~す」

 

肉料理、見た目は野菜のベーコン巻きだ。非常においしそうだ。だけど何で匂いに薬品が含まれてるんだろう。嗅いだ事のない、それでいて「あ、薬品だこれ」と思わせるような独特のにおいがしたように感じた。まぁ気のせいだろ。腹が減りすぎて鼻が可笑しくなっただけだろうから問題ない。

 

口の中にそれを入れた。歯ごたえはまさに野菜とベーコン。アスパラガスとニンジンが二種類の歯ごたえを俺に教えてくれる。そしえそんなに種類の野菜を優しく包むベーコンが程よい硬さで焼かれていて、冷えているというのにその味を逃がす事無く包んでいた。

 

ただなんでこんなに焼け爛れるような感触が口の中に広がっているのかは俺にもわからない。

 

「ん~。旨いんだけどよ。何故かは知らないけど口の中が焼け爛れる感覚でいっぱいなんだが。姫路さんは焼くときにブートジョロキアでもいれたのか?」

 

「え? 入れてませんよ。ただ味を深める為に塩酸は入れましたけど」

 

塩山? 塩を大量に投与したのか? それはそれで濃いだけだと思ったんだが、そんな事もなかった。そうか、塩山ってこんな刺激的なもんだったんだな。これから運動後は塩水とかじゃなくてコーヒーにしよう。今日の弁当で塩は相当補給できた。

 

「んぐんぐ。この料理はベーコン自体が味を出してるから普通に油だけでいいと思うぜ? 基本料理はアレンジ料理よりも料理本に忠実なほうが旨いときがあるからさ」

 

「はぅ。そうですか」

 

「うちの母親曰く。オリジナリティってのは響きはいいけど、失敗することが多いからやめとけってさ。このベーコン巻きは旨いけど濃すぎるから油だけにしときな。口の中がひりひりして流石に痛いし」

 

自分でも適切だなぁと感心できるのではないだろうか。すっごい。今の俺はまるで料理の審査員。凄く偉そう。なんかいいなコレ。時々やってみようかな。

 

っと自分の世界に入っていたら何故か秀吉たちが驚愕した顔でこっちを見ていた。

 

「な、なんと!(あの料理を食べて失神しないじゃと!?)」

 

「(ゆ、雄二。僕あんな人間といつか全力で戦うらしいんだけど。死ぬんじゃないかな僕。あれ完全に化け物級だよ)」

 

「(とりあえずご愁傷様とだけいっておいてやるぜ明久。俺だってあの筋骨隆々の化け物を相手したくない)」

 

「(・・・・・・諏佐拳冶・・・・・・恐るべし)」

 

ん? 人を見る目じゃない四人だけど、一体どうしたと言うんだ。

 

「あ、先生に呼ばれてるんだった。ついでに模擬戦争なら一応先生に伝えておかないとな。つーわけだから行って来る」

 

『お、おう』

 

何か怖いから理由付けて退散しよう。うん、そうしよう。

 

 

 

 

「ってわけなんで、すみませんが午後は試召模擬戦争をやらせてください」

 

「かまわん。お前も動き足りなかったろう」

 

昼休み終わり頃、俺は西村先生に呼ばれて仕事をしていた。力仕事なのだが俺にとってはまだまだ軽いほうだ。打倒吉井君を掲げる俺はこんな所ではまだ終われないのだよ。とりあえずあのCクラス代表さんには訂正をしてもらうことにして、俺はどうしようか。う~む。これと言って召喚獣を知らない人間からすれば一体何をすればいいのやら。

 

「おぉ、お前は一年のころは忙しくて召喚なんざしたことないだろ。先生も一応どの科目も対応しているからな。試しに召喚してみろ」

 

「い、いいんですか?」

 

「何を言うか。ハンデをつけて戦う気―――」

 

「全力でお願いします」

 

「―――フェアプレイ精神はお前の良いところのうちのひとつだ。では召喚してみろ」

 

ハンデなんかしたら侮辱以外の何者でもない。何事にも全力な俺にとってあるまじき行為だ。絶対にそんなことしない。勝つためにも絶対だ。

 

俺は先生が張ったフィールド内に入って、先生のレクチャーのもと召喚獣を召喚する。たしか、召喚獣は自分がミニマムになった状態で、しかも獣というから動物を模した尻尾が生えたりするとかしないとか。で、点数に合わせて服装やら武器が変わると言うのも聞いてる。

 

うーむ。武器はやっぱり如意棒か拳で良いんだよなぁ。だってやっぱり悟空直伝だし、ビルス様も素手だったし。

 

「試験召喚獣召喚ッ!! サモンッ!!」

 

そういえば、試験召喚獣召喚、サモンって言ってるけど。召喚とサモンって同じ意味だよな? なんか馬鹿っぽいと思ったのは俺だけだろうか。っと、そんなこと考えている時間じゃない。今目の前に俺の召喚獣が召喚されるんだから。

 

煙と共に現れたのは何故かボロボロの黒っぽい青色の布製の服、オレンジの長ズボンを履き、何の武器も携えていないサルの尻尾を生やす髪の毛がつんつんで、顔が俺似の召喚獣が現れたではないか。あ、これは胴着だな、たぶんだけどそんな感じがする。髪の毛のつんつんは小さいころの俺とそっくりな髪型で、サイヤ人特有の毬栗頭。まぁ、いうなれば逆立っているのだ。ぶっちゃけ孫悟空の髪型に似た召喚獣が現れたのだ。顔つきとかは俺同然で、髪色は俺と同じで真っ黒だけど、悟空に見えなくもない。

 

「・・・・・・ほぅ、点数のわりに武器は無しか」

 

「そうですねぇ」

 

別に武器がなくてもいいのは確かだなんだよなぁ。武器の取り扱いって難しいし。まぁ、使うとしても如意棒がいいけどね。

 

「では、これから数分だけだが動いてみせろ。基本動作は大切にな」

 

「はい!」

 

命令だけで動かしてみることにした。ただ歩け。止まれ。回れ。跳べ。屈め。そのどれもが覚束ない足取りで行われた。次に感覚で動かしてみる。歩く。止まる。回る。跳ぶ。屈む。今度はスムーズに行って上手く動かせた。

 

凄い。これが召喚獣と言うものなのか。まるで自分が動いているようだ・・・・・・ん?

 

そうか! 分かったぞ!! この召喚獣の使い方が!!

 

「行くぞぉ!! ハァアアアアアアアアアアッ!!」

 

力をこめる。俺の召喚獣も共に力を込めだす。気の発現はいまだなけれど、気合を入れることは出来る。俺と召喚獣と同時に力をいれ、集中しろと言う命令をし、互いの精神力を高め集中させた。

 

するとどうだ。俺の視界がだんだんと小さくなってゆき、終いには召喚獣と同じ高さになっていった。成功した。もしかしたらと思ったのだ。召喚獣と自分がつながっていると言うことは感覚も精神も共有できると言うこと。つまり俺はいま召喚獣から見える世界を共有しているということになる。これなら戦える。ってあれ?

 

なんだ? この懐かしい感覚は。これはまるで悟空と修行しているときに感じたあの・・・・・・気の感覚が存在している! なら、もしかするなら!

 

「先生、点数の方はどうなっていますか!?」

 

「ん? どれどれ・・・・・・これは!?」

 

 

 

 

「これよりCクラスと模擬戦争を始める。行くぞテメェら!」

 

『おぉー!!』

 

坂本君の掛け声と共に、俺たちはそれぞれの部隊から攻撃を開始した。俺は勿論前線部隊

の一番槍。俺は仁王立ちしながらCクラスが来るのをただ只管に待っていた。

 

「むぅ。拳冶よ、よいのか? このような所で待っておって」

 

「おぅ。俺はいわば門番だ。前線部隊の皆はここで戦える準備をしていてくれ。俺が相手取っている間に後ろからざくっと行けるようにね」

 

「案外お主も戦いたがりじゃのぅ」

 

「おぅ。早く召喚獣になれたいからな。経験貯めるなら一騎駆けと相場が決まっている」

 

隣にいる福原先生に試験召喚フィールドを出してもらい。俺は既に戦闘態勢を整えた。俺の召喚獣は俺と同じく仁王立ちをし、眼前に現れるはずのCクラスの到着を待つ。

 

俺は召喚獣と精神を集中させ精神リンクを強めた。それによって俺と召喚獣の五感は全て共有しきった。しかもこの状態だと気の確認が出来る。おかげで気の開放ができそうだ。帰ったらしようと思う。

 

「ん? 来たのじゃ!」

 

秀吉の言うとおり、15人ほどのCクラス生徒達が現れこちらまでやって来た。見た寛治殿生徒も頭がよさそうだ。これは高得点者がいるんだな? わくわくして来たぜ!

 

「しゃあ。福原先生。とりあえずフィールドに入ってきた召喚獣は片っ端から戦闘を申し込みます」

 

「はっはっは。相変わらずですね。分かりました。許可しましょう」

 

その言葉と同時にCクラス生徒達が召喚フィールドに各々の召喚獣を召喚する。それぞれが武器を装備していて少し使ってみたいなと感じつつも俺は拳を握り締め、左手を引き、右手をL字に構えた。一応言っておくと俺は左利きだ。サウスポは何かと便利だからな。前世も左利きだったし。まぁ、別にいいのだ、そんな事。

 

「行くぜっ!!」

 

俺は両足に力をこめて思い切り前へと突進をする。召喚獣の扱いは俺よりも長けてはいるが、一年のころの数回だけだと聞いている。それなら今回練習を少しすれば食いつけるのではないだろうか。それに今の俺は召喚獣を自分の体と同じように動かせる。なら実は有利なのかもしれない。

 

まず一人目に近づいて思い切り左ストレートを腹にぶちかました。あまりにも速い移動だったのかCクラスの生徒は反応できなかった。

 

諏佐拳冶 社会92点 VS 田中 栄太 社会112点

 

点数が頭の中で表示された。これは召喚獣が大元から貰う情報だと思われる。それにしても点数は向こうの方が上なのか。これは本当に注意しなくちゃならない。

 

「ちっ、小癪な!!」

 

Cクラスの生徒。名を田中と言うらしい。そんな彼は俺を切り伏せんと得てである長剣を横に振る。俺は跳躍し、その剣の切っ先の上に乗り、それを使って二段ジャンプをする。そして後ろにいた別の召喚獣に踵落としを食らわせて更にその勢いでまた別の召喚獣の元へと跳躍する。

 

「俺たちを」

 

田中栄太 社会52点

 

「踏み台にしただと!?」

 

岸野友一 社会13点

 

なんか次の踵落しをした子はそんなに社会の点数は良くなかったらしい。残りの点数が風前の灯だ。

 

「皆のもの!! 拳冶が敵の点数を刈っておる!! 残党狩りじゃ!! 全軍抜刀ッ! その首掻っ切れぃ!!」

 

『オォ―――――ッ!!』

 

後方にいた秀吉の合図でFクラスの戦線部隊は一気に進行を開始した。俺が大幅に点数を刈って、それを複数で刈り取る何とも俺得で理に適った戦法だろうか。高得点の人間が致命傷を当て、ボロボロのところに止めを刺す。「素晴らしい」の一言だ。

 

「くそっ、まずはそこの死に急ぎ野郎から潰すぞ!!」

 

「「「おぅ!」」」

 

一気に四人がこちらに向かって攻撃を仕掛けてきた。右からヌンチャク、トマホーク、拳銃、刀扇となかなか珍しい武器を持った生徒たちだった。

 

「へっ、単体だからって嘗めるなよっ!! ハァアアアアアアアッ!!」

 

俺は気合と共に駆け出す、飛んでくる銃弾を寸でのところで体を回転させ回避をする。もともと銃弾は右回転をしながら飛んでくる。悟空のように無敵な体でもなく悟飯のように指で弾くことや拳で掴む事もできない。掴めるかもしれないが多分点数が減る。ならどうするか。俺は一ついい方法を考えた。

 

右回転をしてくる銃弾から避けるなら左回転をして歯車のような動きで力を外に逃がす。

 

もしも皆と同じような操作方法なら当たっていただろうけど、今の召喚獣は完全に俺が戦っている状態だ。出来ないことはない。

 

だって悟空の飯を食べる速度のほうが断然速いし、悟空の拳のほうが速い。

 

悟空のパンチ(あんなもん)を仮にも5~6年食らい続けていた俺が銃弾に対応できないと思われるのが間違いだと感じないだろうか。俺は感じる。

 

「何!?」

 

「ウソッ、なんで銃弾を避けられるのよ!」

 

俺は驚いてるCクラスに対して躊躇なく攻撃を繰り出す。ジャブを三発ずつヒットさせる。俺が良く使う攻撃だ。何故あの人たちはあんな速度を出せるのかは分からないが、俺もそれくらいにまで出せる拳を三発分用意できた。これを習得するのに本当苦労した。なんせ気が発現してない時に無理やり出せるように頑張った技だ。此処まで来れたのはビルズ様によって限界を破壊されたおかげだろう。俺の成長はもうこの地点まで来ていることを痛感させる。避けられては話にならないというものだ。

 

「行くぞ。気合砲ッ! だりゃああああああああああっ!!」

 

五体の中央で俺は思い切り気合砲で吹き飛ばす。ただの叫びにも見えるかもしれないが、これは周囲に対して気を放出するもの。悟空は彼を応用してバビディの部下のヤーコンを倒した。光を吸収するやつに吸収しきれないほどの光を気と共に吸収させるなんてそれなりの年齢になると考えられない。流石は悟空、何だって出来る。

 

召喚獣が吹き飛ばされ、飛んでいく先は秀吉達の武器の間合い。吹き飛ばされて操作の利かない今がチャンスだと、全員まとめてミンチにした。

 

とりあえずCクラスから聞こえてくる西村先生の補修という叫びの大きさからだんだんと少なくなっているのを理解した。4分の1は片付いたんじゃあないだろうか。

 

「戦死者は補修ゥウウウウウウウウウウウッ!」

 

「「ぎゃぁーッ!?」」

 

とりあえず南無阿弥陀仏と唱えておこう。まぁ神様と言ってもデンデだけどね。此処の世界は知らないけど。今の俺は目の前の敵をどうにかしなくちゃならない。倒して倒して倒しまくるッ! 経験地っていうのは貯めるためにあるんだからな! ここでためずにいつためるってもんよ!

 

「全軍へ通達っ! 我らFクラスはCクラスに対して完全に圧倒しておるっ! 士気を揚げよっ! 面を揚げよっ! 風は追い風っ! 天は我らに味方したっ! 繰り返すっ! 天は我らに味方したっ!」

 

秀吉の声が木霊し、Fクラス生徒達の雄叫びが学校内に響き渡った。Fクラス全員が奮起し、Cクラスは気負う。戦力は圧倒的に俺たちのほうが劣勢だった。でも俺のようにその劣勢をひっくり返す存在がいたからこそ、今Fクラスは実力以上を出せるようになる。

 

「秀吉っ! 頼む!」

 

「皆のものっ! ついにこの時が来た。今より我らは修羅に入るっ!」

 

みなの召喚獣が徒党を組んで列をなした。その司会に移るのは紛れもなく一個兵団。でもその一個兵団こそが、我らが前線部隊。勝利へ掛ける橋となる。

 

「全軍ッ! 突撃ィイイイイイイッ!!!」

 

『ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』

 

それはまさに戦国の世のような光景。武器を持ち敵軍向かって掛けるその姿は戦国乱世の群雄割拠のようだ。俺の求めたものとは少し違ったが、それでもこの手に汗握り、血が滾るこの光景に、非日常を夢見ていた昔の自分に見せてやりたい。

 

これが、心躍る戦いだと。

 

 

 




ぐだった。


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