召喚獣がサイヤ人みたくなったんですが、これ俺の力なんすかね?   作:エア_

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お久しぶりです。


縦横無尽、そして波乱

 

 

戦いが始まってすでに40~50分はたったか、そろそろ部隊の人間たちにも疲れが見える。いくら俺が大多数にダメージを与えて吹っ飛ばしたとしても、みんながその数に対応できないのでは話にならない。でもこのスピードを落とせば一気に攻め入られる。ここで勢いを止めるわけにはいかない。

 

「隊長ッ! 本部から中堅隊と入れ替われと通達来ました」

 

「本当じゃな? ならば前線部隊総員に通達。これより中堅部隊と入れ替えを行う。社会科教師と数学教師の確保を急ぐのじゃ。語学系は中堅部隊の者たちに頼もう。今のわし等はこれで精一杯じゃ」

 

「了解した。語学系の先生たちを中堅部隊が連れてくれば良いんだな?」

 

「頼むぞぃ。拳冶ッ! そろそろ交代じゃ!」

 

後方から秀吉の声が聞こえた。話を聞くに大体のことはわかった。とりあえずはこの周りに居るCクラスの生徒を倒してから中堅部隊と交代しよう。

 

「なんで点数が減ってないんだよ!」

 

「上手く使ってるからな! 行くぞ!!」

 

敵の召喚獣が長刀を振り下ろしてきた。俺はすかさずに召喚獣の手を蹴り上げる。あまりの衝撃に手が痺れたのか武器は吹っ飛んでいった。さらにその飛んでゆく長刀の柄を跳躍しながらキャッチし、別の召喚獣を頭から叩き切った。点数は未だ90点台だからな。もう30点の召喚獣とかだと簡単に叩ききれる。というかこいつら中々強いんだよな。もし実際に触れられるんなら戦ってみたいものだ。

 

「小癪なっ!」

 

「だりゃああああああっ!!」

 

モーニングスターを振るってくる召喚獣と真っ向から打ち合った。飛んでくる鉄球を思い切り蹴り上げ、その隙に顔面に思い切りパンチを放つ。戻ってきた鉄球を再び蹴り加速させながら持ち主の顔面にお見舞いした。絶対に痛いと思ったけど、手を抜いたらこっちが負けるからな。

 

「拳冶ッ! 中堅部隊が到着したぞぃ! 撤収じゃ!」

 

「わかったっ! つう訳だからここらで一度おさらばするぜ!」

 

近くに居た召喚獣を掴みそのままジャイアントスウィングで周囲をなぎ倒す。そして勿論手に持っている召喚獣はフィールド外に吹き飛ばす。投げいれたらそのまま味方陣地へ退避した。

 

「あ、秀吉! 諏佐君も無事だったんだね!」

 

「お、吉井君じゃないか。もしかして吉井君が中堅部隊のリーダー?」

 

「うん、不本意だけどね」

 

中堅部隊のリーダーってよく判断を要するよね。つまり吉井君は頭のほうもいいということだ。何てことだ。彼は俺より強い上に俺よりも(戦いに関しての)頭がいいとは・・・・・・。くそぅ、いずれ絶対に勝ってみせる。

 

「なんか殺気を感じたけど気にしちゃ駄目だね! さぁ秀吉も諏佐君も早く本部に戻りなよ! ここは僕達に任せて!」

 

「感謝するのじゃ。前線部隊は本部へ退却するぞ!」

 

『オ――――ッ!』

 

入れ替わるように前線部隊と中堅部隊は持ち場を替えた。20分前の秀吉の号令のおかげか指揮は未だに高まったままだ。このままなら中堅部隊も大活躍だろう。

 

そして無事に前線部隊は誰一人と欠ける事無く本部に退避することができた。

 

いやぁ、戦えてよかった。少しは感覚が掴めた上に、戦えることがわかったから満足だ。

 

あとは、あのCクラスの代表さんを倒して、訂正してもらうだけだ。

 

「坂本、今戻ったぞい」

 

Fクラス本部に戻ると坂本君が胡坐をかいて待っていた。他の生徒達は周りと話しているかゲームをしていた。

 

「おぅ、前線部隊の皆には非常に感謝している。特に諏佐。お前の活躍がなければ少々厳しいものだったかも知れん」

 

「これでBクラス戦の時に足を引っ張りそうにないから安心したぜ」

 

「・・・・・・お前の場合周囲を破壊し尽くしそうだけどな」

 

少ししてから坂本君を始めとする近衛部隊の数名と俺たち前線部隊の二十名が作戦会議をする事となった。とりあえず俺は良くわからないから秀吉に教えてもらいながら話を聞いた。本当にすまん。もう少し勉強する。

 

「一つ言っておくぞ。前にも言ったが今回のCクラス戦は本気の勝負じゃない、何度も言うが模擬戦だ。この後にはBクラスとの戦いが残っている。連続して行うと思うから気を抜くな。一瞬で片されるからな」

 

『おう!!』

 

「姫路をつれて再び前線部隊は中央突破をしてくれ。近衛隊に諏佐を入れて再編成、中央が開いたら俺と共に直接Cクラスを殴りに行く。諏佐、戦争は俺たちだが馬鹿云々はテメェが売られた喧嘩だ。テメェが決めて来い」

 

「おっしゃあ任しときな! 掲げるものはいつも勝利の二文字だぜ!」

 

勢い良く立ち上がった俺はそう高々に叫んだ。皆もそれに釣られて立ち上がり再び部隊の士気は高まっていった。

 

「それじゃあ前線部隊は30分間の回復テストを受けて来い。悪いが30分じゃまともな補充はできないだろう。戦死者が出るかもしれないが、作戦のためだ」

 

「重々心得ておる。では皆のもの、行くぞ!」

 

『オォ―――!』

 

俺を除いた前線部隊の皆が回復テストを受けにこの場を去った。残るのは坂本君と近衛部隊と入れ替わった姫路さんだ。

 

とりあえず俺は30分間精神統一をする為に座禅を組んだ。態々卓袱台でする座禅は見た目とてもシュールだけど、地べたで座禅ってのは身体の構造上無理なんだよ。胡坐になるし。

 

皆がいろいろとする中、俺はイメージトレーニングをしていた。

 

勿論相手は悟空だ。それも手加減悟空だ。取りあえずフェアでしてほしいとは思う俺だが、それだと友好打の一つもありはしない。だから俺に合わせた戦いをしていた悟空をイメージしてイメージ内で戦闘を行う。

 

だけれど悟空に勝てる気がしない。流石は宇宙の救世主なだけはある。

 

「・・・・・・報告」

 

「ん? 土屋君じゃないか・・・・・・何て格好してるんだよ」

 

一頻り悟空に負けた後、一息ついていた俺の隣に土屋君が音もなく現れた。まぁ誰か来るのはわかったけど土屋君とは思わなかった。これはまだ修行が足りないな。

 

「・・・・・・代表。中堅部隊、予定より押されてる。援軍の必要あり」

 

「こっちも切り詰めているんだが仕方ない。誰を行かせようか」

 

「俺が行くぜ? 人手に困ってるなら俺が出るしかないっしょ」

 

言葉続きに俺が志願をした。勿論召喚獣の扱いに慣れるためだそもそも俺のための模擬戦だからな。俺が出ずにどうするってんだ。

 

「バカッ、お前も流石に点数ないだろ」

 

「安心してくれよ坂本君。点数は未だ80点代後半だ」

 

「・・・・・・お前はどういう戦いをすればそんな効率よく出来るんだ。確か平均90ちょいだったろ?」

 

怪訝そうな顔をしながら俺を疑う坂本君。いやいや、俺の戦い方はビルズ様用の戦法【当たらなければどうにかなるんじゃね?】よりかは楽だぞ? 何せあの神様攻撃範囲が恐ろしいほど広かったり、一瞬で間合いつめられたり、広範囲攻撃で回避ほぼ不可の攻撃撃ってきたり、薙ぎ払いで消し飛ばそうとしたり、あっちのほうがよっぽど大変だぜ。まぁおかげで戦闘力は4桁行けたから嬉しいけどね。

 

「とりあえず行って来る。安心しなよ。10~20分くらいしたら戻ってくるからさ」

 

「わかった。無茶はするなよ? 今回はテメェが戦いの鍵なんだからな」

 

「了解」

 

勢いよく本部から飛び出した俺は、土屋君に案内されて戦争区域に突入した。そこでは半分以上が戦死したと思われる吉井君率いる中堅部隊と、あの後援軍が来たのであろうCクラスの部隊が今もなお戦いを続けていた。

 

「Fクラス諏佐ッ! ここら辺一帯のCクラスに戦いを申し込みますッ! サモン!」

 

咄嗟に近くの部隊の助太刀に行く。そこは島田さんが率いる部隊で、壊滅寸前だった。

 

「す、諏佐じゃない! 他の援軍は?」

 

「援軍は俺一人、だが心配するな! 俺は一騎当千だからな!」

 

島田さんの召喚獣と鍔迫り合いをしていた召喚獣を蹴りで吹き飛ばす。向こうもダメージが入っていたのだろう。

 

数学

Fクラス 諏佐拳冶 97点 VS Cクラス 内村祐樹 25点

 

頭を過ぎる互いの点数。よし、これなら簡単に倒せるぜ。

 

そう思って俺は敵召喚獣の首の部分を思い切りアッパーで吹き飛ばす。煙と共に身体を消したことから倒せたことがわかる。まずは一匹目だ!

 

「今回復試験を秀吉たちが受けてる。30分間の辛抱だ。いいか?」

 

「任せなさいッ! 防衛線は慣れっこよ、不本意だけどね!」

 

 

 

 

島田さんと別れ、俺は近くの敵召喚獣を蹴散らす。だが拳だと完全にリーチが短い。召喚獣自体手が短いせいもあってか、そこだけが唯一俺のつかめない感覚だった。

 

「よっと・・・・・・それにして武器はないのか。俺の召喚獣には」

 

今度学園長に頼んでみよう。あの人案外気前いいから。成績優秀者じゃないけど努力は認められたおかげで仲良くさせてもらってる。普段のあの学園長はただのおばあちゃんだ。口悪いけど。

 

「隙有りッ!」

 

「人はそれを隙とは言わないぜ?」

 

化学

Fクラス 諏佐拳冶 85点 VS Cクラス 大野翔馬 43点

 

西洋剣で背後から襲ってきた相手に対してタイミングよくカウンターを放った。鳩尾に容赦なく放たれた事により明後日の方向へと吹き飛んでいった。勿論フィールドから出たら消えちゃうから点数を削りきったかはわからないけど倒せただろう。

 

「テメェら全員かかって来な! 諏佐の名は伊達じゃねぇぜ!」

 

「畜生ッ! 叩きのめせ!」

 

『うぉおおおおおお!!』

 

Cクラスの生徒の残りが一気に押し寄せてくる。その数はざっと12。流石に多いな。相手できない数ではないけど、点数に傷は入りそう。これはやばいかな?

 

「Fクラス木下秀吉ッ! Cクラスへ宣戦するぞぃ! サモン!」

 

「俺たちも遅れるな! サモン!」

 

気がつけば30分たっていたらしい。秀吉達前線部隊が姫路さんをつれて到着していた。勿論、近衛隊の皆や坂本君もいる。

 

「諏佐、状況を教えてくれ」

 

「向こうは充分削れた。あとはCクラスの代表と守衛だとおもう。落とせるぜ!」

 

「わかった。テメェら! 勝利は目前だッ! テメェらは確かに一騎当千の兵じゃねぇ、だがテメェらは十騎当百位できる野郎度もなのは俺が保障する! 単騎で駆けるなッ! 俺たちは皆で一つの一個大隊! 呼吸を合わせな!」

 

『オォ―――――――ッ!!』

 

坂本君の声が響いた。途端にFクラスの皆は心を一つにし呼応する。皆の叫びが一つに響く。その統率された声は本当に進級して数日のクラスなのか疑うほどだ。皆の一つの野望のために、そしてそれを纏め上げた代表のために鼓舞していることがよくわかる。

 

「どうだCクラスッ! お前たちが哀れだといったFクラスは今! レオニダスが率いた300のスパルタのようだ! テメェら! 進軍の道をあけろ!」

 

『オォ――――――ッ!』

 

坂本君の二度目の叫びに再び呼応した皆は中央をあける。モーセが海を開いたように中央には何もなかった。ただ俺が進軍するための道しか残っていなかった。中央を進む間、Fクラスの皆からの声援が来た。倒して来い。負けるなよ。頼りにしてるぜ。聞く都度俺を鼓舞する言葉が耳に届く。自然と身体に力がこもる。怒りからじゃない。これは、そう。

 

「俄然、やる気出てきたぜ!」

 

「Fクラスッ! Cクラス近衛隊に社会で勝負を挑む!」

 

「承認しましょう」

 

Cクラスの扉を開け、入った瞬間にFクラスの近衛隊の皆はそれぞれの戦いに駆け出した。坂本君も勿論その中に混じっていた。まさか王様がじきじきに前線に立つとは思っても観なかったのだろう。Cクラス代表は驚きを隠せなかった。

 

「馬鹿じゃないの!? 護るべき王が前線に立つなんて!」

 

「武将は後ろで待つ者じゃない! 兵を束ね、導く者だッ!」

 

代表の叫びに俺が返す。勿論周りには誰も居ない。俺と代表の二人だけだ。誰も邪魔できない。完全な一騎打ちだ。

 

「Fクラス諏佐拳冶。Cクラス代表に国語で一騎打ちを挑みます」

 

「え? 何で福原先生が出しているフィールドなのに!?」

 

「残念だけど、うちの福原先生は複数教科を担当していてね。俺の国語は福原先生に担当してもらっていたんだ。何せ俺は」

 

あまり学校に居なかったからね。

 

そう言って召喚獣を再び召喚した。先ほどよりも元気そうに見えるのは点数が社会よりも高いからだろう。終始驚きっぱなしの代表だったが、とうとうやけになったのか召喚を叫びながらする。

 

国語

Fクラス 諏佐拳冶 115点 VS Cクラス 小山友香 131点

 

あ、小山さんって言うのか。代表さんは。

 

「じゃあ改めてだ。俺の名は諏佐拳冶。親しい奴からは拳冶と呼ばれている」

 

「な、何よ。いきなり」

 

「何って自己紹介だ。せっかくこうやって話せるんだ。ちゃんと挨拶しとかないとな」

 

そういうと目をまん丸としながらこちらをおかしな目で見てくる。んー、おかしい事をしたつもりはないんだけどな。なんか間違ったかな。

 

すると何やらいろいろと思考が忙しくなったのか顔を次第に赤らめる。ショートでもしそうなのだろうか。まるで勉強をする俺のようだ。よくショートを起こす。

 

「こ、小山友香よ」

 

「おぅ! よろしくな小山さん!」

 

挨拶と共に二体の召喚獣が駆け出す。小山さんの召喚獣は和服と・・・・・・何かを合わせたような服装をしており、三叉戟を持っている。ごめん、よく知らないんだ服って。

 

三叉戟を振り下ろす召喚獣。俺は柄を思い切り掌底で叩き上げる。張り手などのときに使われる掌底だが、空手ではこれを受けに使ったり武器を弾いたりするのに使われている。掌には二つの分厚い球筋があるからこういう使い方が出来る。

 

小山さんの攻撃を受け流しては弾く。それが延々と続く。流石は代表だ。突く隙を無くそうと必死で、しかもそれが上手くいっているのだ。まだまだ未熟な俺にはこの隙を突くことが出来ない。だが、必ず突破口はある。

 

「気合砲ッ! だりぁあああああああああああああああああああああ!!」

 

「くっ!?」

 

突風が巻き起こる。しかし敵召喚獣はその武器の刃を地面に突きたてこの攻撃に対応した。瞬時の判断がすばらしい。流石はCクラス代表。頭の回転がとってもいい。

 

「俺も負けてられねぇ! ハァッ!!」

 

三連撃を右、左と放つ。流石に目で追いつかない速さの為、大きく後ろへと跳躍して回避をする小山さん。操作が段違いで上手い。こんなにも操る人をこの模擬戦では一度たりとも見たことがない。坂本君が言うには吉井君がとても上手いらしいけど・・・・・・またしても吉井君か!! 何で彼は俺の一歩も二歩も先を行くんだ! 絶対に勝ってみせる。

 

国語

Fクラス 諏佐拳冶 54点 VS Cクラス 小山友香 31点

 

終盤が見えてきた。小山さんの召喚獣が方膝を突いて息を大きく乱している。これは小山さんにも同じことが言えて、彼女もすこし疲れてきたのか、額に汗をかいている。

 

対する俺の召喚獣はどうだ。悠然と立っている。所々傷だらけだが、そんなことお構いなしに仁王立ちをしている。その時、その後姿に悟空を見た。

 

俺だって彼に修行をつけてもらった身だ。だからこそ彼に近づくのは間違ってないはず。

 

「つ、強い」

 

「頭の回転ってのは確かに必要だ。俺だってよく使うよ・・・・・・勉強ではなく戦いでね」

 

一瞬で目の前まで行き首筋に一発攻撃をぶちかました。気絶するように倒れながら煙を出して消える召喚獣。それは俺の勝ちを表し、そしてFクラスの勝利を証明していた。

 

「でも、馬鹿でも一つのことを我武者羅努力すれば、頂点(エリート)だって超えられる。だから俺は言いたい。勉強だけがすべてじゃない。Fクラスにいる俺のクラスメイトは、哀れ(・・)じゃないよ」

 

「・・・・・・そうね。貴方の勝ちよ。諏佐君」

 

「拳冶でいいぜ? 何せ戦いが終われば友達だからな!」

 

「プフッ。何それ、変なの」

 

 

 

 

互いに握手を交わし、Cクラスとの模擬戦は終了した。模擬戦のため教室換えなどはなく、お互いに称えあっていた。坂本君も小山さんと代表同士話しをしている。彼も頭がきれる存在だから話が合うんじゃないだろうか。

 

あ、小山さんがこっちに来た。

 

「拳冶君。あの時の謝罪をするわ。ごめんなさい」

 

「いいぜ。今回の件で俺たちが凄いってわかっただろ? ならそれで充分だ。ギクシャクしたい為に試召戦争に出たわけじゃないしね」

 

「・・・・・・能天気なのね」

 

「よく言われる」

 

大雑把だとか、少しは気にしろとか、中学のときはよく言われたな。あの頃はトレーニングに没頭して、試合に出て、世界大会で結果残して。いろいろあったな。

 

「まぁ、こんな馬鹿な奴だけど、これからよろしくな! 小山さん」

 

「友香でいいわ。貴方のこと気に入ったし。頭が悪いわけじゃなかったし」

 

「ん? よくわかんないが、これで学園入って二人目の友人だぜ! これで完全にボッチじゃない」

 

一人はしゃいでいると、少し不満そうな顔をする小山さん基、友香。何やら俺の発言に不満要素があるらしい。んー、どこかにあったか? そんな要素。

 

「・・・・・・鈍チン」

 

「ん? 何か言ったか?」

 

「何でもないわよ~」

 

何かツンと返された。うぅむ。元ボッチだから全くわからんや。まぁ、いっか!

 

 

「Fクラスはいるかしら」

 

Cクラスと交流を深めていたら突如そんな声が聞こえた。振り向くとそこには秀吉によく似た生徒が居た。何故そう言ったのか。勿論その生徒が女生徒の制服を着ていたからだ。それに近くに秀吉居るからな。

 

「あぁ、代表の坂本だ。お前は確か」

 

「そう、貴方が代表。今回の原因の一つか」

 

なにやら敵対した視線をこちらに向けてくる。何故かは知らないが嫌な予感がする。

 

「今月末、貴方たちに試召戦争を申し込むわ。これ以上の授業の遅れは絶対に許されないのよ。貴方たちと違って私たちAクラスは忙しいの。だからこれ以上の授業の遅れはあってはいけないの。という訳だから」

 

今月末・・・・・・俺、総合格闘の試合があるねん。

 

 

 




この時点で、小山さんは根本君と付き合ってはいません。

だって協力する前にこうなりましたからね。


勉強に関してはてんで駄目でも、闘いに関しては悟空やビルズに鍛えられましたから、これくらい無双してもええんよね?(震え声)

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