もう一つの<ロンゲスト・マーチ>──十三日戦争の鏡像   作:フリードリヒ・フォン・グリュツマッハー

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 せっかくなのでちまちま書いていた関連年表ものせておきます。本編に入れてない設定とかメタ的な話も入れていきます。
 現実世界での銀英伝の成立事情と絡めた史実との分岐の話は我ながらよくできたもんではないかと思います。そもそも銀英伝関連作品の世界線に銀英伝シリーズが存在してたらただの予言書ですから、絶対に抹消しておく必要がありますしね。


関連年表

 

西暦一九四五年

・かつて地球に存在した国家「日本」のヒロシマとナガサキという二都市に人類史上初めてとなる核攻撃が加えられ、第二次世界大戦が終結する。

・二〇三九年に勃発する十三日戦争にまで至る、「核兵器の時代」が始まる。

 

一九八二年

・現実世界の歴史と本作の世界の歴史との乖離が始まる。

・現実世界で田中芳樹氏による『銀河英雄伝説』が出版される一方、本作の世界における『銀河英雄伝説』は幻影城の休刊、倒産によってついに刊行されることのなかった『銀河のチェス・ゲーム』の草稿として散逸し、日の目を見ることなく忘却の彼方へと追いやられる。これが分岐点となり、十三日戦争を経て最終的に銀英伝本伝へ繋がることとなる。

 

一九八九年

・西暦時代、地球に存在した国家「中華人民共和国」において<天安門事件>が勃発。ある丸腰の青年が戦車の前に立ち塞がってその進軍を阻もうとしたものの、あえなく車載機関銃で射殺されてしまうというショッキングな映像が外国人記者によって隠し撮りされ、全世界へと知れ渡った。これによって国内外からの反発が高まり、この事件は<中華民主革命>に発展する。

 

一九九三年

<中華民主革命>が収束、新たに中華民主連邦が成立する。

 

一九九四年

・アメリカで<ワシントン会議>が開催され、<統合規約>に基づき<北大西洋条約機構>を拡大発展させる形で連邦国家を設立する方針が決定される。

 

一九九六年

・<三大陸統合条約>の締結により、ソビエト連邦を主軸に三大陸合州国が成立する。

 

二〇〇七年

・元兵器技師のニコライ・ソコロフを中心に世界中から集結した五六九名の科学者たちが<憂慮する科学者同盟>を結成、<科学の平和利用と国際協調のための基本原則>を提唱して冷え込んだ国際情勢に協調への一石を投じる。

・ソコロフが三大陸合州国当局により逮捕、収監される。

 

二〇一一年

・<憂慮する科学者同盟>の支持を表明した科学者が一万人を超える。

・三大陸合州国の首都モスクワにて大規模デモが勃発、多数の死傷者が出る。

 

二〇一二年

・三大陸合州国で収監されていたニコライ・ソコロフが釈放される。

 

〜二〇一四年

・同年のルイス・ヘザーの釈放まで二大大国による<憂慮する科学者同盟>への弾圧が続く。

 

二〇一六年

・中小国保護を謳うフィラデルフィア条約が調印され、国際連合が機能を回復する。

・「黄金の世紀」、または「永遠の繁栄」とよばれる時代が訪れる。

 

二〇一七年

・<憂慮する科学者同盟>の尽力により月面条約が調印され、月の軍事利用が禁じられる。

 

二〇二〇年

・史上初の有人火星探査が行われるも、火星着陸時の事故により全搭乗員が死亡するという形で失敗に終わる。

 

二〇二三年

・北方連合国家による史上二度目の有人火星探査計画が始動する。

 

二〇二七年

・同年七月、アメリカ主導のもと第二次火星探査隊が結成され、史上初めて人類が地球以外の惑星に着陸する。

・アームストロング大統領による宇宙軍拡が密かに開始され、「永遠の繁栄」、または「黄金の世紀」と呼称された時代が崩壊する。

 

二〇二八年

・北方連合国家総会にて中華民主連邦が独立の意を表明するも否決される。

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