負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か? レラルジセモン 作:ださいやさい
初めにブルティーノ勤務を選んだらよかったなあ。
サン=エティエンヌ城には、まともなコーヒーショップが1つもなく、大学もなく、川もなく、どうやって稼いでいるのかわからない市民らは、1日中、井戸に神を敬いながら、供え物をしたりしている。ラ・シテから転向した僕に不向きのことだ。
中学校での連邦の歴史での授業をほとんどサボってしまって、あまり聞き入れようとしないが、確かにサン=エティエンヌとブルティノーは昔、魔族自治領だったはず。あの授業で
しかし、この町に来て数週間が経ったとしても、魔族の痕跡があまり見つからない。建築からも、石畳みからも、美術館に入ったことがないけど、10リンジーでも費やして入るまでの興味を持たない。魔族自治領に来たら翼の生えた方が普通に街を歩いている話も聞いたが、まったくの嘘だった。
街の人に魔族に関することを訪ねると、避けられる。たまに魔族と魔王の話を盛り上がってくる人もいるが、ほとんどの場合、いえ、僕に遭ったすべての方は、杖か車椅子が付随している。
さらに嫌なことがある。サン=エティエンヌ城には行動機械はともかく、自転車でさえ少ない。坂を登る時は体力勝負だ。歩いて人々とすれ違うときに人々の顔を見てに逝きたくなることだ。
あの日、初めて翼の生えた方とであった。彼女はサツキと自称している。聞いたことのない発音の組み合わせ方だ。極東語でごく普通の名前らしい。極東でみんな翼を生えているのか?いつか行きたい。少なくとも、サン=エティエンヌ城、いえ、サン=エティエンヌ=ブエニ県からほかの街に移住したい。
再びサツキさんの名前を接触したのか、新聞の一角の広告のコラムで、ブルティーノの魔王との結婚の知らせだった。どうぞお幸せに。
召集令だ。国民の義務として、国に命を捧げよ。戦場での生活が楽しくないが、意外とそこまで苦しくもない。けど、なぜかたまにサツキさんの顔が頭の中に浮いてくる。
これくらいの傷を受けるたら、流石に軍医に諦められるのだろう。僕の余命はもう長くはないのだ。どうしてこんな時に家族と恩人じゃなくて、サツキさんに会いたいのだろう…
『名無し 未知 - ☆年』
「サン=エティエンヌって本当に雰囲気がブルティノーと違うわ」
「ド・ルプレイヌ=ド=メのお嬢さん、こっちを通ったほうが近いではありませんか」
「ヤーノスさん、待ってください!用がないのに安易に霊園を通らないで」