【転生者だけど何か質問ある?】   作:かりん2022

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ここ好きと感想をください……_:(´ཀ`」 ∠):


人手をください

「若輩者ですが、よろしくお願いします」

「学長と御三家当主以外、みーんな若輩やんな♫」

 

 ちなみに、藪蛇したおじいちゃんはこれを機に引退している。

 

「よろしくお願いします」

「さっさとしろ。俺達の本分は呪霊を狩ることだ。会議ごっこではない」

「それは分かってるよ、葵。大まかな方針を決めた後は伊地知達に任せる」

「既に伊地知さん死んでませんか?」

 

 後ろで魂の抜けている伊地知を伏黒は心配するが、呪霊退治が本分なので、伊地知が過労死しないことを祈るしかない。

 そうして挨拶もそこそこに会議は始まった。

 

 

「まず、ざっくり国内外の呪術関連の情報流出と呪術規定の変更による対応について話したいんだけど。もう隠すの無理でしょ」

「それは俺も思います」

「しかし、恐怖の感情の増幅が……」

「その辺は人数を増やす事で対応する」

「人数を増やすとはどういう事ですか?」

「呪詛師の取り込みの拡大と、学校で正式に呪霊を見える人間を探して、取り逃がしがないようにする」

「実質強制的に徴兵する事になるが……」

「今までだってぶっちゃけそうでしょ。むしろ、呪詛師になる確率を減らせると思うけど? 見えない人間からの迫害から呪詛師にって黄金パターンでしょ。正直、呪詛師多すぎだから、取りこぼしなく術師にしたい」

「ふむぅ。急ぎすぎな気もするが……」

「情報開示しない方が恐怖を煽る側面はあるしね。今、他国からの突き上げがすごいらしいんだよ。該当資料の127ページ」

「おお、これか。うーむ」

「俺は賛成だ。公開するしないならするしかなかろう。ただ、非術師に攻撃禁止というのは表舞台に出る以上、抜くべきだろうな。細かく決めるには時間が足りん。しばらくは恣意的に運用するしかなかろう」

「仕事内容やそういう才能については出して、術師については公表せんのがええやろなぁ」

「貴重な人材であること、致死率が高い職業であることを前面に出して、理解を求めましょう」

「じゃ、そういう方向でいい人!」

 

 全員が挙手である。なんだかんだ言って全員が何の因果か革新派だった。

 そして次の議題。

 

「スペシャルズ、脳みそ人間、呪われた人の一派について。呪われていた人については、伊地知が既に証言をもらってきてくれたよ。恵。ごめん。彼らは、脳みそ人間に転生させられ受肉させられた術師達らしい。津美紀も絶望的だね。渋谷で暴れた霧やろうに関しては、脳みそ人間とは敵対している事が予想されてるけど、スペシャルズとは限らない。まあスペシャルズだろうけど」

「……資料は読みました。実際に会うまでは諦めません」

「そう……。そうだね。こいつらの対応についてだけど」

「死刑か服従かを迫る以外にあるまい。まあ死刑だろうが。双方呪霊と組んでおるしな」

「僕もそれで異論ないよ」

「脳みそ人間の一派は俺としても許せません」

「この件については、出し惜しみなしで何か情報を得たら必ず報告ということで。呪霊を狩りつつ調査続行でいいね」

「術式が見えなかったらしいが、情けないな六眼。……何か心当たりはあるか?」

「今思えば、光里の呪力の流れが妙だった気がする。でも違和感レベルかな。光里の取り巻きに関しては完全に普通のひとにしか見えなかったよ」

「そうか……厄介だな。宿儺の器に関しては」

「まず捕縛。情報を聞きたいしね。僕がスレに込められた術式を見落とした負目もあるし。まあ、これは大きな情報がまた入るまで保留かな。じゃあ、総監部はこのメンバーで良いかな?推薦する人とかいる?」

「私を推薦するよ」

 

 そこに現れたのは、九十九だった。

 

「九十九」

「呪術の開示、大いに結構。ついでに研究を公にして進めたい。人手と予算をくれないかな」

 

 それに、会議のメンバーはイラっときた。

 任務をしない、この火急の時に人手をよこせ、理由が研究のため。

 

「あのさ。今の状況わかる?」

「今の状況だからこそ、さ。このチャンスを逃せば二度とない。人手がないと先送りにしてるから、呪力の研究は進んでないんだよ」

「そう、だね。最低限呪霊を祓ってスペシャルズを調略出来たらいいよ。予算もつける。それでどうかな」

「最低限の仕事をしろということか。いいのではないか? 総監部入りは様子見といこう」

「仕方ないね。すぐに成果を上げて見せるよ」

「で、では最後に、任務の振り分けについてお願いします!」

 

 どさどさどさどさどさっ

 

 新総監部のメンバーは悩みに悩む。何せ、割り当てを失敗したら等級違いの依頼になり、同僚を死なせてしまう。

 結局、総監部が各々で仕事を抱え込むこととなってしまった。五条ですら、である。

 総監部の仕事はとても大変なのだ。

 

 

 

 

 特級呪霊の目撃証言をしこたまもらった、どうしても呪詛師一派の情報が欲しい五条悟は、尋問をすべく急いで現場に急行した。




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