励みになります。
「あんたねぇ! 同級生の乙女に媚薬盛るとか一体何考えてるのよ、バァカ!」
「同級生の男に媚薬盛るのもやべぇよ!」
「ごめんなさい……」
「悠仁は本当に反省して」
「はい……」
珍しく、先生が悠仁に対しておこである。当然か。
「で、もう一回説明して、悠仁。前世の記憶と能力を引き出す術式?」
「そう」
「悠仁の前世が淫魔で吸血鬼?」
「そう」
「で、目覚めさせちゃったスペシャルズが回収して戻せないかやってみてダメだったからリリースと」
「そう」
「ふざけんなよ、スペシャルズ……!!」
「ヒェッ」
「でも虎杖が元化け物だったのは意外……」
「あー、俺、太陽にすげー憧れてたから。でも俺、太陽を怒らせて、太陽の光を浴びると灰になる呪いをかけられて、ずっと太陽の光を浴びれなかったし。日光浴できる今がとても嬉しい」
「どうやって太陽を怒らせたのよ……」
「もう神話の世界じゃない」
「たまに、五条先生みたいな明らかに愛されしものが生まれんだけど、太陽の愛子に粘着しました……。だって太陽みたいにすげー可愛くてキラキラしてていい子ばっかだったし」
「粘着って」
「大体1000年ほど。それでも2000年ずっと粘着やめなかったけど」
つまり3000年は生きている筋金入りの人外ということだ。
「それはキレるわ」
「逆に太陽の光を浴びると灰になる体でよく2000年も生きたな」
「すげー痛くて苦しいけど、死ぬわけじゃねーし。俺、太陽の愛子になりたかったんだって今になってわかった」
「……確かに虎杖って太陽って感じするわね。悔しいけど」
「養殖だったのか、お前……」
「そうかな。そうかも。でも心から楽しいし愛しいって思うよ。俺、人間の自分大好き。伏黒や釘崎、五条先生も大好き。大好きだからいっぱい足掻いてって感じがする」
その表情は心からの慈愛に溢れていた。
「はいはい。で。スペシャルズってなんなわけ? 前世化け物の集まり?」
「さあ? 詳しい事は言うなって言われてる以前に、あんまり教えてもらってないし
。あっでも、情報はもらった!」
「何」
「スペシャルズ以外の呪詛師と呪霊の情報! これで許してって」
「許すわけがないんだよなぁ でも情報はもらう」
「日本人全員混ぜた呪霊がひょっとこみたいだったら面白い!? そんなノリでやってたわけ!?」
「メロンパンってちょっと潤いが欲しかったのかな」
「「「潤いじゃねぇよ」」」
そこで、伊地知がバタンと扉を開けてきた。
「五条さん! 早速経済界から呪術界への干渉です! 『呪霊見える人この指とーまれ社』が設立され、人数を拡大しています!」
「なんて?」
「『呪霊見える人この指とーまれ社』です!! 既にアプローチもしてきており、是非ご指導ご鞭撻を賜りたいと言っています。仕事内容は呪術を使って何か役立つ事を探す事だそうです」
「ふわっとしている……!」
「いや、光里さんもそんなノリじゃなかったか?」
「……そうだね。会おうか。悠仁、ついてきて。人払いして、悠仁防護服脱いで。人外だったって証明してもらおうか」
どうやら五条悟は手段を選ばないようである。