「東京タワーだ、すげーいい景色!」
「ついでに先輩にキーホルダー買って行かない?」
「お前ら、いい加減にしろよ。任務が先だろ」
早速はしゃぐ田舎者二人に、伏黒がブレーキを掛ける。
先生が静かだなと気づいた3人が五条先生をみると、あちこちを見回していた。
「先生も東京タワー初めて?」
「いや。全体的に細工されてるなって。東京タワー全体が呪具と化してしまっているね」
「細工?」
「そう。面白いな、これ。術師にとってのテーマパークみたいになってる。内容は光を使ったものみたいだね。イルミネーション計画はそのままの意味みたいだね。起点となる呪具は設置型の帳で隠してるみたい」
「何それ」
「なんの意味があるのよ」
「さあ?」
「で。どうすんの先生。夜にまた来る?」
「そう、だね。作りかけの仕掛けとかもあるから、隠れて犯人確保しよっか。作りかけの所をうまく隠れて張ってたら捕まえられそう」
「せんせー目立つから無理っぽいな」
「そうだね。交代で見張って、犯人が仕掛けを作りに来たら連絡して確保ね。あ。玩具とはいえ呪具を意識的に、ここまで作れる術師は凄く貴重だから、丁重に、かつ逃がさないようにね」
「「「了解」」」
そうして、夜。星に関する童謡を歌いながら、呪具を設置していく怪しげな男達が現れた。
「確保ー!」
「なになになに!? えっ術師!? まだハロウィンじゃないじゃん!!!」
「先生呼べ!」
「ハロウィンまで待つわけないでしょ!!」
「わー! 見逃してくれー!」
「逃げろ=!」
「公共の建物を呪具にすんな!!」
「だってそこにタワーがあったんだ、しょうがないだろ!?」
そうして、スペシャルズ、そのリーダーの術式持ちと、見えるだけの仲間数名はあっさりと御用になったのだった。
「うーん。なんか呪力の流れが妙だな……」
「変な奴って言われた! 変な奴って言われた! 訴訟!!」
「はいはいごめんね。で、なんでこんな事したの」
「よく聞いてくれました! 日本は今、不景気とかの暗いニュースに苦しんでいる! だから、せめて物理的に日本の中心、東京の東京タワーをライトアップして希望の光を灯そうと!! ちゃんと一般人には見えない光だから、術師規定? にも反さねーぞ!」
「呪霊を脅したのは?」
「完璧にイルミネーションをしたかったから……後は呪胎九相図ちゃんが可哀想に思ったから……仲間に入れてあげよって」
「普通に誘えなかったの? どこで知った?」
「知り合いだし」
「あの後、ちゃんと兄弟の事を教えてあげた?」
心配そうな虎杖と釘崎。
「おお、それはちゃんと教えた。っていうか、最強様がなんでこんなチンケな術師団体虐めてんの? もっと呪霊退治とか建設的なことしようよ」
「君、やってるのは犯罪だよ、わかってる?」
五条悟は、先生らしく説教を続けたのだった。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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