戦姫絶唱シンフォギアライダー~歌姫達と新たな夢の守り人~ 作:ルオン
今回は零鳥のバトル回です!
それでは本編をどうぞ!
「う~む……ここ何処なんだ?」
どうも!!突然現れた敵と戦い、死ぬ覚悟で攻撃した男、泊 零鳥だ!!
現在俺は、知らない海岸にいた。
「一旦整理するか。まず俺は、あの謎野郎を倒す為に、フォトンブラッドのエネルギーを、限界以上に引き上げ、俺の炎と合わせて攻撃。死んだと思ったら、懐かしい声が聞こえて、目を覚ましたらここにいた…………どう考えても、フォトンブラッドや炎による現象で起きる事じゃないよな?」
自身がここにいたるまでの経緯を思い返すが、どんなに考えても自分がここにいる原因が分からない。
「とりあえず、これからどうするかだな·······ん?」
この後どうするか考えていると、後ろから気配を感じた。
敵意を感じず振り返ってみると、そこには俺が愛車として使っていたロボットに変形するバイク、愛称バジンこと【オートバジン】がケースを持って立っていた。
「バジン!?」
『……………』
「いや、なんか反応してくんない?····ん?」
バジンは何の反応も見せる事なく、俺に持っていたケースを突き出してきた。
「何これ?開けろって?」
『………………(コクン)』
俺の言葉に反応して頷くバジン。
俺はケースを地面に置き、中身を確認する。
そこに入っていたのは
「……ファイズギア」
兄貴が生前に使い、俺も使っていた、オルフェノクの弱点である【フォトンブラッド】を利用して使う変身アイテム【ファイズギア】が入っていた。
ファイズギアが入っていたのも驚きだが、それも驚く事がある。
「何でボロボロじゃねぇんだ?」
あの化け物に一撃喰らわすのに、ベルトにかなり不可をかけた。それこそ、容量オーバーのフォトンブラッドのチャージをさせたのに、何でボロボロどころか壊れてない。
それに、何度も建物や壁に叩き込まれたのに、傷1つない。
「なぁバジン?コレ、誰から預かった?」
『…………』
バジンに質問するが、首を横にふる。
何か知ってる。そう感じ、問い詰めようとしたその時
『うわぁあああああああ!?』
「何だ?」
遠くの方から叫び声が聞こえてきた。
すると、ぞろぞろと人の集団が何かに怯えた表情で走っているのが見えてきた。
そしてその後ろから、よく分からない未知の存在が人を追いかけていた。
「なんだありゃ?バジン、何か知ってるか?」
『…………』
俺の質問に、何の反応もしないバジン。
その時、未知の存在が全身を変化させて1人の男に突っ込み、男は未知の存在と共に灰のようになって崩れた。
「人が灰に!?どうなってんだ!?」
俺は驚いた。
俺が知る限り、人を灰に変える存在は、奴等しかいない。
あんなよく分からない存在じゃない。
そう考えていると、未知の存在から逃げていた子供がおり、石に足をつまずかせ転んでしまう。
「未来夢!?」
「ママァ!!」
『▼☆△*℃&#』
「あ……」
転んだ子供に迫る未知の存在。
子供の母親は、子供に近寄ろうとするが、周りの人が必死に止めてる。
誰もが助からないといった目で逃げてくのが、俺の視界に入った。
「やらせるかよ!!」
俺は足の裏から炎を放出させて一気に子供に近づき、子供を抱き上げ、未知の存在から距離を離した。
「よっしゃぁああああ!!ギリギリセーフ!!坊主、怪我してないか?大丈夫か?」
「う、うん」
「そいつは良かった♪」
「未来夢!!」
「お母さん!!」
坊主がなんともないのを確認してると、坊主の母親が駆け寄ってきた。
坊主は俺から離れ、母親の元に駆け寄る。
「大丈夫?怪我ない?」
「うん!!お兄ちゃんのおかげで、なんともないよ!!」
「ありがとうございます!!ありがとうございます!!」
「お礼はいいから、早く逃げな」
「はい!!」
母親は頭を下げ、坊主を抱き抱えて走って行った。
それを見届けた俺は、視線を未知の存在に向ける。
「(坊主を抱き抱えた際、辺りにあった石が飛んだのに、アイツらの体をすり抜けやがった。どうやら、物理的干渉はできないみたいだな)」
どうやって対処するか考える俺。
そんな時だった
「Croitzal ronzell gungnir zizzl」
「Imyuteus amenohabakiri tron」
「なんだ?」
突然、歌のような物が聞こえてきた。
その瞬間、目の前にいた未知の存在が、上空から飛んできた飛来物に当たり、灰のようになって消えた。
「なっ!?(物理干渉を受け付けた!?まさか、特殊なエネルギーを纏ってるのか?)」
そんな事を考えていると、俺と未知の存在の間に、アーマーのような物を纏った女の子が2人降りてきた。
すると、オレンジ色の髪をした女の子が俺の方へ顔を向けた。
「あんた大丈夫か!?」
「あ、ああ」
「ならいい!!早くここから離れな!!」
「わ、分かった」
俺はとりあえずその場から離れ、木の裏へ隠れた。
「いくぞ翼!!覚悟はいいな?」
「もちろんよ奏!!」
オレンジ色の髪をした奏と呼ばれた女の子が、青い髪をした翼と呼ばれた女の子と一緒に、未知の存在へと向かって行く。
奏と呼ばれた女の子は槍のような武器、翼と呼ばれた女の子は刀のような武器を展開し、未知の存在に攻撃を仕掛けた。未知の存在に攻撃が当たり、未知の存在は灰のようになって崩れた。
そのまま2人の女の子は、歌を歌いながら未知の存在を倒していく。
俺は備え付けられた能力で、2人の女の子を見る。すると、2人の体や武器から特殊なエネルギー波が出ているのが分かった。
「(なるほどな…………あの特殊なエネルギー波によって、あの未知の存在を倒してるみたいだな。そしてあの歌の効力で力を上げてるようだな。だが、奏と呼ばれたあの子のエネルギー波だけ、何か妙だな?)」
─チョンチョン─
「ん?……おぉバジン。置いてって悪かったな」
バジンに謝ると、バジンは俺にベルトの入ったケースを渡してきた。
「もしかして、奴等を倒せるのか?」
『………………』
俺の問いに、首を縦にふるバジン。
俺はケースを開け、腰にベルトを装着し、携帯電話型のアイテム【ファイズフォン】を手に取る。
「何でお前が、ファイズで奴等を倒せると知ってるのかしらないが、受けた恩は返さないとな?」
〔103 ENTER〕
〈SINGLE MODE〉
俺はファイズフォンの画面部分を曲げ、【フォンブラスター】に変形させてからキーを入力する。そしてフォンブラスターを未知の存在に向け、フォトンブラッドの弾丸を撃つ。
フォトンブラッドの弾丸は未知の存在に命中し、灰のように崩れた。
「な、なんだ!?」
「ノイズが倒された!?いったい誰が!?」
「どうやら、フォトンブラッドの攻撃も効くみたいだな」
「「ッ!?」」
俺の声に反応した2人は、武器を構えながら俺へ視線と体を向ける。
「貴方は!?」
「さっきの!?まさかあんたがノイズを!?」
「へ~ノイズって言うのか、そいつら。じゃあノイズ·········地獄に行きな」
俺はフォンブラスターに残ってるエネルギー弾を、ノイズと呼ばれた未知の存在に撃ち込む。
撃ち込まれたノイズ達は、先程のノイズ同様、灰のように崩れた。それを見た2人は、驚いた表情をしている。
「ノイズが!?」
「やっぱあんたが!?あんたは何者なんだ!?」
「何者·······か。そいつは簡単だ」
〔5-5-5 ENTER〕
〈Standing by〉
「自由と平和、そして夢を守る……戦士だ!!
変身!!」
〈complete〉
俺はファイズフォンのキーを入力し、ベルト【ファイズドライバー】にファイズフォンを装填する。それにより、フォトンブラッドが全身に行き渡り、アーマーが装着され、俺は【仮面ライダーファイズ】へと変身した。
「変身した!?」
「ほんとに何なんだあんた!?」
「ファイズ……仮面ライダーファイズだ」
「仮面ライダー……?」
「ファイズ……?」
「さぁて……いっちょ蹴散らしますか!!」
俺は呆けている2人を無視して、ノイズとやらに向かって駆け出す。
そして
「死にさらせぇえええ!!」
『☆○*♀℃#!?』
「「ええ!?なんで頭突き!?」」
俺はノイズとやらに頭突きを喰らわせ、灰のようにしてやった。
2人は、まさか俺が頭突きをすると思ってなかったのか、凄く驚いている。
「さぁ、どんどん倒そうか!!」
俺はノイズとやらに向かって再び駆け出し、襲いかかった。右ストレート、飛び蹴り、アッパー、コブラツイスト、ラリアット、アイアンクロー、回し蹴り、デコピン、チョップ、踵落とし、バックドロップなど、色んな接近技を叩き込み、次々とノイズとやらを灰のような状態に変えてやった。
「なんだなんだ?思ったより単調で弱いじゃねぇか」
『『『♀◆◎☆▼%#』』』
「ファイズ!!」
「危ない!!」
俺の発言を聞いて反応したのか知らんが、12体のノイズとやらが襲いかかってきた。それに気づいた2人が俺に警告する。
「あまいぜ!!ファイヤーウォール!!」
『『『◎△♀◆○℃%#!?』』』
「なっ!?」
「青い……炎!?」
俺の能力の
同時に、特攻してきたノイズとやらは、青い炎に焼かれ灰となった。
「(炎に触れて灰になった?)まぁいい……フィニッシュと行きますか」
〈ready〉
俺は残り一体となったノイズとやらを見ながら、カメラ型のアイテム【ファイズショット】にファイズフォンに挿入されている【ミッションメモリー】を、ファイズショットに挿入して【ナックルモード】に変える。
そしてファイズフォンを開き、ENTERキーを押して、フォトンブラッドをファイズショットにチャージする。
〈Exceedcharge〉
「あの世で懺悔してろやぁああああ!!」
『♀△℃☆%▼#!?』
俺はファイズショットでノイズとやらを殴り飛ばす。殴り飛ばされたノイズとやらは地面を転がり、青い炎をあげながら灰となった。
「ふい~終わった~!!」
ノイズとやらが灰になったのを確認し、その場に座り込む。すると背後から気配を感じ、振り返ってみるとさっきまで戦っていた女の子達だった。
「よぉ、お疲れさん」
「あ……ああ」
「仮面ライダーファイズ……で良かったかしら?」
「長いからファイズでいいぜ?」
「ならファイズ、あなたは何者なの?」
「さっきも言ったろ?自由と平和、夢を守る戦士だって?」
「じゃあ目的はなんなんだ?」
「目的?特にないけど?」
「……本部」
俺の話を聞いた翼と呼ばれていた女の子は、耳につけていた通信機で誰かに通信し始める。
暫くして、翼と呼ばれていた女の子は通信を終えて、俺に顔を向ける。
「ファイズ、申し訳ないが我々と一緒に来てもらおうか?」
「もし嫌と言ったら?」
「悪いけど……力ずくで来てもらうしかないな」
そう言った奏と呼ばれた女の子と、翼と呼ばれていた女の子が武器を構える。
「へ~……やる気な訳ね」
俺はそう言い、その場から立ち上がる。
2人は俺の行動に警戒してか、表情が固くなっていた。
「いいねいいね!!敵うかどうか分からない相手でも、立ち向かうその勇気!!気に入った!!君らに着いて行くよ!!」
「ほ·····本当か!?」
「おう!!だからそこに隠れてる男の人、出てきてくれよ」
「「えっ?」」
俺の言葉に首を傾げながら、俺と同じ方向に顔を向ける2人。すると、木の陰からスーツを着た男性が出てきた。
「「緒川さん!?」」
「あはは……気づいていましたか。いったい何時から?」
「この子らが戦い始めた時から。2人がヤバい状態になった時の為にサポート役として隠れてたろ?んで、俺が出てきてからは、俺に警戒してたでしょ?2人が俺に武器を構えた時は、俺に殺気向けて銃を構えてたみたいだし」
「まさかそこまで分かってるとは……」
「これでも、かなりの死線を潜り抜けてきたんでね?さて、行こうか?」
「その前に変身を解いていただいてもよろしいでしょうか?」
「OK。その前に、入れ物取りに行っていいか?勿論、監視付きで構わない」
「分かりました」
「じゃあ私が」
俺は翼と呼ばれた女の子と一緒に、ケースを置いていた木の元に向かう。
辿り着くと、ケースはあったものの、バジンの姿はなかった。
「(あんにゃろ、こうなると分かって消えてやがったな?まったく……優秀にしすぎたかな?)」
「どうかした?」
「いんや?何でもないよ」
俺はそう言って変身を解除し、ベルト一式をケースにしまい込み、翼と呼ばれた女の子と一緒に、2人の元に戻る。
「待たせて悪かったな?」
「お気になさらず。すみませんが、腕を前に出していただけませんか?」
「はいはい」
俺は言われた通りに腕を前に出す。すると、奏と呼ばれた女の子が、俺の腕に大きな手錠をかけてきた。
「悪いな?必要な処置なんでな?」
「気にしない気にしない。組織なら、こういうのは仕方ない事さ」
俺は苦笑いしてくる奏と呼ばれた女の子にそう言って、案内された車に乗って、彼女らの組織の本部(?)に向かって行った。
to be next mission
今回はここまでです!
次回は零鳥と奏達との話し合いになります!
次回も是非読んでください!