『じかーい、じかい』
鬼頭はるかが読み上げる内容はいつもの如く濃密だった。
≪異世界から遭難!?≫
工場地帯にて空中の脳人レイヤーからスクワッドが飛び出してサオリ、ミサキは転ばず着地、ヒヨリはうつ伏せに落ちて、先に落ちたヒヨリの上に座る様アツコが落ちる。三人の前でサオリはかばう様にアサルトライフルをキジブラザーに向けて、相手は思わず手を上げる。
「vanitas vanitatum.」
『なんかゴツい銃持ってるし!よく見たら頭になんか浮いている?!』
アサルトライフルを手に逃げるヒトツ鬼を追いかけるサオリ、それをまた追いかける鬼頭ゆり子と警察官達。
喫茶どんぶらにて、サングラスをかけながらサオリを正面に原稿を描くはるかとそれを見守るソノザ、マスクのままだが照れた表情のサオリ。サオリの頭にはヘイローが輝いていた。漫画「新・初恋ヒーロー」を手に泣きながら雉野に背中をさすられるヒヨリ。困惑する犬塚翼を背に火花を散らすソノニとキョトンとした顔のアツコ。猿原邸の縁側で俳句の短冊を持って庭を見るミサキと腕を組む猿原真一。
≪アリウススクワッド、まさかのチェンジ?!≫
『うっそ私達より強くない!?』
『えっ、タロウがどこか知ってるの?』
ドンブラスターを手にアバターチェンジのポーズを取るサオリ達スクワッド。ディーリボルバーを構えるレッド、グリーンを除いたデカレンジャースワットモードとハブられて困惑するイヌブラザー。ソノニの弓矢とソノザの槍を振るう合間に部隊の様に物陰から的確に射撃を撃ち込む。
風邪を引いて鼻水を垂らすはるか、いつかの如く寝込む翼、マスクをしたままくしゃみをする雉野、氷のうを頭に乗せた猿原真一。ヒトツ鬼は頭に鉢巻き、皿と魚が合わさった姿をして何かを握るポーズの後に高速回転を始めた。
どんぶらの奥からマスターの五色田介人がキャスター付きの荷台で持ってきた箱を開けるとキヴォトスの住民ならお馴染みの弾薬が大量に入っている。
『ドン番外 らいほうバニタス』
いつもの採石場で腕を組むドンモモタロウの左横に並ぶアサルトライフルのサオリ、ロケットランチャーを背負ったミサキ、スナイパーライフルを抱えたヒヨリ、マスクを着け直したアツコ。
場面変わって巨大脳人レイヤーで鬼険銃を撃つ頭のアンバランスなヒトツ鬼ングと走りながらキジンソードを構えるドンオニタイジン。
さぁ、楽しもうぜ!!
そしてジロウはどこかの厨房で鍋を振るっていた…。
本編鋭意執筆中、楽しみにお待ちください