デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING どこにでもいる選ばれし子供の… 作:通りすがりのヌメモンA
原作:デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING
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はじめまして。初投稿になります。
02映画を見て、衝動書きした代物です。
クオリティは先駆者様方と比べれば低レベルですが、「書きたい」と「大好き」で頑張りました!
読んで頂けたら幸いです。
手にしている機械が消えていくのがわかった。
キラキラと光を振り撒きながら、一方でその身が透き通るように輪郭が薄れていくのは、ポケベルとも初期のガラケーとも言えない、スマホの生まれた現代では形容し難い形状のそれである。
長年付き合って来た大切な物の筈なのに、不安になるどころか、安心したというか、腑に落ちたようなスッキリとした感覚があった。
元より、どこから現れたのかもわからない、謎だらけの代物だったのだ。
無くなる時もまた、この様に不可思議を見せつけながらというなら、そういう物だと受け入れ易い。
…最近は殆ど棚の肥やしと化しており、捨てるに捨てられない、子供の頃のおもちゃのような思い出の品扱いだったのは事実ではあるのだが。
ただ、あってもなくても困らない…という訳では無くて、いざという時はあったほうが便利だったのは確かだ。
とはいえ、いつかはこういう日が来るのはわかっていた。
有識者、もしくは情報に強い友人に曰く、「別れの時は必ず来る」だとか何とか。
隣から手元を覗き込む瞳が不安そうに揺れていた。
心配そうに見上げてくる相棒の頭を、いつもの様にぐしゃぐしゃと撫でつけた。
それでも困った様な顔で見上げて来る相棒に、笑顔を向けられるのは、長年付き合って来た積み重ねの賜物であろうか。
手元から立ち上る光の粒子に釣られて空を見上げる。
相棒と一緒に見上げた空には、同じ様に立ち上っていったのであろう、光が満ち溢れていた。
何とも不思議で綺麗な光景だが、これが一つの区切りであると考えると、妙な寂しさを感じ始めた。
顔を下げると、同じ様に首を回した相棒と目が合った。
何だかおかしくて、二人してツボにハマってしまい、笑い声をあげてしまった。
そう、いつもの日常のように、こんな風に笑い合える毎日が、ずっと続いていくと思っていたのだ。
だから、「言いたいことは全部言わなくちゃ」と、そう思えた。
「大人になってからも」
「ずっと一緒にいたいな」
「当たり前の様に」
「隣にいて欲しい」
「どうかこれからも」
「この友情が続きますように」
そんな言葉を言い合っている内に、涙が溢れそうになる。
気づけば掌は軽くなっていて、空に満ち満ちていた光は静かに消えゆくところだった。
隣にいた相棒の存在を確かめるように、腕を回して抱きしめる。
相棒もこちらの気持ちを感じ入ったのか、すり寄るように身体を押し付けて来た。
抱擁を解くと、揃って身体を伸ばして大きく深呼吸をした。
よし。
「さあ、帰ろう!」
どちらが言ったのか、どちらが手を差し出したのか。
いつものことだ。覚えていられないくらいに繰り返した。
ただ、この素晴らしき日々ができるだけ、長く続くことを願って生き続ける。
人間とデジモンが、手を取り合って進む未来へーーー
読んで頂きありがとうございます!
短すぎる上に、稚拙かつ抽象的な文章で申し訳ありません。
選ばれし子供達ないし、選ばれし子供だった大人達に届けばいいなと思いながら書き殴りました。
後は02映画を見た人と共感出来れば嬉しいです。
02映画の感想は活動報告に載せられれば頑張ってみます!