だいたい毎話2000~3000字位の書く側にも読む側にも優しい感じで行きます。
とある作品で私が推してるキャラが死んだかもしれないので、感情のままに書き殴りました。
今日は月曜日。
いつも通り最寄り駅で、親友と待ち合わせをする。そしていつも通り駅内のコンビニで、一冊の雑誌を買った。
逸る気持ちを抑えながら、雑誌に貼られている立ち読み禁止シールを丁寧に剥がし、電車が来るまでにお目当てのページまでいそいそと読み進める。
うん、やっぱり今日も面白い。
漫画という文化は偉大だ。
ありがとう、と漫画を生み出してくれた全て、もとい世界に感謝をしながら、名作達を読み進めていく。
そして私が今一番推している作品の半ばでページを捲る手が止まった。
私は嫌な予感がした。
この作品では、どれだけ読者に人気の登場人物であろうが普通に死んでしまうのだ。
それもびっくりするくらい急に。
「いや、大丈夫だよね。前話で勝利宣言あったし……」
雑誌を持つ手に不思議と力が入り、手汗を握った。
覚悟を決めて、ゆっくりとページを捲っていく。
しかし、読み進めていくうちに気づいてしまう。
小さな違和感が少しずつ降り積もっていく。
何故、彼は制服姿なのか。
何故、死んでしまったかつての仲間が近くにいて、一緒に談笑しているのだろうか。
明らかに何かがおかしい。
そして次のページを捲った瞬間。
私は驚きのあまり思わず、両手から週刊少年ジャンプ本誌を落としてしまっていた。
「わわっ!? どうしたの
親友からよく分からん例えの付いたツッコミを頂いてしまった。
どうやら私は、それほどにものすごい顔をしていたらしい。
というか、鳩がガトリング砲を喰らったら、普通は死んでしまうよ。
いや、今はそんなツッコミに内在したボケにツッコんでいるほど暇では無い。
これは緊急事態なんだよっ!
「どどど、どうしよう。
「えーと、雪菜の推しがどうかしたの?」
「私の推しの五条悟が死んだんだけどっ!!!!」
すると、朱音は少しびっくりした様子を見せた。
しかし、その後すぐになんだそんなことか、とでも言いたそう表情をしてこちらを見た。
「あちゃー、それは災難だったね。まあしょうがないよ。そういう時もあるよね。だって漫画だし」
「それはそうなんだけどぉ~」
「どーどー、そうね。雪菜にとっては大事よね。よしよし愛い奴めぇ~」
朱音は私の頭をぐりぐりと撫で回してくる。
せっかく早起きしてセットしてるのに、やめて欲しいのだけれど。
その後、朱音は自分でぐちゃぐちゃにした私の髪を手ぐしで綺麗に整えつつ、適当に慰めようとしてくる。
私は何とか食い下がろうとしたが、どんな事をしても『呪術廻戦』の現在最新話である236話の内容が変わることは、決してないのよね。
そんな事はわかっているので、私はその場でガックリと項垂れて朱音のなすがままにされてしまった。
大きな喪失感、目の前が真っ暗になっていくこの感じ。
これが絶望なのか。
この絶望は私を大人にしてくれますか? ナナミン……ぐすん、あっ、彼を思い出したら涙が。
推しがいなくなったら、私は明日からどうやって生きていけばいいのか。
生きる希望が見当たらないよ。
遠くから、電車が近付いて来る音が聞こえた。
こんなに私の気分は落ち込んでいるのに、世界は、時間は当たり前のように進んで、そして過ぎ去ってゆく。
「明日からはまた新たな推しを探すしか……いやあの五条悟なら生き返る説もワンチャン……」
そんな小さな望みを口にしながら、私はホームの地面に落としてしまった雑誌を拾おうとして屈んだ。
その瞬間。
キ──────ン。
耳の奥で響く、不快な音。
そして頭の中を貫く、強い鈍痛。
一体何が起こっているのか。
視界の周りにテレビの砂嵐みたいなものが広がって、次第に視界の中心へと達していく。
「大丈夫? 雪菜、体調悪い?」
後ろから呼び掛けてくれる朱音の声がやけに遠く、どこかノイズが混じっているような。
何故か言葉をハッキリと聞き取れない。
何とか立ち上がろうと足に力を入れた。
するとあらぬ方向に出された右足が、左足にもつれてそのまま前へ転んでしまう。
「!!! 危ないっ! 雪菜ァ────!!!!」
何処か遠くから私の親友が叫ぶ声が聞こえた。
何をそんなに必死に叫んでいるのか分からなかった。
そのままゆっくり落下していく私の身体。
地面に倒れそうになっている今の状況。
転んだ時の痛さを想像して、少しでも痛みを和らげようと目をぎゅっと瞑り、受身を取ろうとする。
しかし不思議だ。
全然地面が来ない。
目を開く。
するとそこは駅のホームではなく、私の身体は線路へと投げ出されていた。
「えっ」
私が最後に見た景色、それは電光掲示板に急行ではなく特急、『電車が通過します。ご注意ください』の文字。
鬼気迫る表情で明らかに届くはずの無い手をこちらに伸ばす朱音。
そして目の前に迫る、高速の
なるほど。
この後起こることは、何となく想像できた。
この時間が引き伸ばされる感覚。
そして、幼稚園児の頃から現在の高校生のこと、過去の出来事の数々が断片的に思い起こされる感じ、これが世に聞く走馬灯であると分かってしまった。
生きる希望を失ったと言っても、そんなの言葉の綾だったのに。
全然死ぬ気なんて無かったのにな。
あ、今車掌さんと目が合ったかな。
ごめんなさい、この後すごく迷惑をかけると思います。
ああ、そんな恐怖全開な顔をしないで。
いや、さすがに人を電車で轢くのは、恐怖以外の何物でもないか。
ああ、罪悪感で胸が苦しい。
お母さん、お父さん。
先立つ不孝をお許しください。
いつも漫画読んでて、ごめんなさい。
自室のコスプレ用手作り衣装&ウィッグ、自作同人誌は燃やして頂けると助かります。
そうしないと、死んでも羞恥心で更に死んでしまいます。
親友の朱音、こんなん目の前で起きたらトラウマもんだよね。
ほんとにごめん、強く生きて。
朱音みたいなクラスの中心にいる子が、私みたいなオタクと中高ずっと仲良くしてくれてありがとう。
大好き。
そして、私が最後に思い返すのは、自分のことについて。
私はどんな絶望があろうと、最後はハッピーエンドなお話が好きなオタクなのです。
せっかくその世界に登場してくれたキャラクターたちには、できるだけ多く幸せになって欲しいな、と思ってしまう。
だから私の描く、二次創作はどれもハッピーエンドにしています! (隙あらば自分語り)
「五条悟は、私の推しは、あの最後で幸せだったのかなぁ」
私の独り言は、電車の急ブレーキの音に容易くかき消された。
引き伸ばされた感覚は次第に元へ戻っていく。
ようやく線路のレール上に叩き付けられた身体。
肺の空気はその衝撃によって、外に無理やり押し出された。
線路に出現した障害物に対し、車掌は電車を緊急停止させようと必死だ。
しかしながら、電車は急には止まれないようだ。
そのまま進み続ける電車の車輪によって、まずは落ちた体勢的に足から引き込まれ、私の身体は潰されていく。
体の肉が、骨が、加速した鉄塊の重さに耐え切れるはずもなく、圧縮されていく。
バチンッ、と破裂音。
そこに赤い花が咲いた。
ようやく緊急停止する電車。
人々の叫び声が駅のホームで反響する。
秋と呼ぶにはまだ暑すぎる、そんな夏の終わり。
一人の
原作1周しかしてないにわかですが、呪術廻戦が好きって言って良いですか?
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内容が私のメンタルにダメージを与え次第、失踪致します。
対戦よろしくお願いします。