ワンダーワールドを開く者   作:ボルメテウスさん

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人とメギド

 町の広場に現れたイエティメギドは、周囲の熱を奪い取り局地的に寒冷化現象を引き起こした。

 

 それによって、広場に集まっていた人々は、そのまま氷の中に閉じ込められる。

 

『烈火抜刀! 語り継がれし神獣のその名は! クリムゾンドラゴン!』

 

「はぁ!」

 

 だが、すぐにクリムゾンドラゴンとなったセイバーによって、それらの氷は溶ける。

 

「早く、ここから逃げて」

 

 セイバーは、そう人々に言うと共に火炎剣烈火を構え、そのままイエティメギドに斬りかかる。

 

 そして、その攻撃をイエティメギドが防いだ時だった。

 

 セイバーの炎と、イエティメギドの雪が激しくぶつかる。

 

 しかし、そこで雪が消え去ったかと思うと、そこにはイエティメギドは、巨大な氷柱を周囲に作り出すと、それを一斉にセイバーへと放つ。

 

 だが、俺はそのままその間に入り込み、手に持っているキーブレードで、それらを受け止める。

 

「このメギド、これまでのメギドとは、明らかに強さが違いすぎる」

 

 俺は受け止めた事によって感じる手の痺れ。

 

 それがメギドが、これまでとは違い、強い事を教えてくれる。

 

「これが、禁断の術を使って、誕生したメギドなのか」

 

 それはセイバーも同じ事を思ったのか、驚いている様子を見せている。

 

「とにかく、早く分離させないと」

 

「あぁ、消滅してしまうっ」

 

 無理矢理メギドにされた人間が、どれぐらい時間が経っているのか分からない以上、一刻も早く助けないと犠牲者が出る。

 

 それと同時に俺達は互いに見つめ合うと共にすぐに走り出す。

 

 狙いはイエティメギドの動きを止める事。

 

 それが出来れば、ユーリがメギドと人間を分離できるかもしれないからだ。

 

「行こう!」

 

「あぁ!」

 

 セイバーと共に俺はイエティメギドへ攻撃を加えていく。

 

「これでもくらえ!」

 

 まず最初に仕掛けたのは、俺ではなくセイバーだ。

 

 セイバーは手に持った火炎剣烈火を振るうと同時に、そこから火炎を放ち、イエティメギドを吹き飛ばす。

 

「ユーリ!」「任せろ」

 

 それと共に、既に最光に変身していたユーリ。

 

 だが、その前に1人の男が現れる。

 

「お前は」「知っているのか?」

 

 それに対して、その正体を既に知っているのか、俺はそのままセイバーに問いかける。

 

「この前、戦った幹部の1人だ。

 

 まさか、ここで現れるなんて」

 

「幹部」

 

 それと共に、俺は人の姿に化けられるメギドという事で、思い出す。

 

 その姿は、どう見ても人間である事は間違いなく、同時に一つの疑問が思い浮かんでしまう。

 

「お前は、本当にメギドなのか」

 

「なに?」

 

 その問いかけに対して、その場にいた全員が驚きの声を出した。

 

「何を言うかと思えば」

 

「かつて、禁断の方法で人間をメギドに変えたと聞いた。それが、目の前にいるメギドだとして、お前もまた人間からメギドに変わったんじゃないのか」

 

「何を言うかと思えば、お前っ」

 

 それに対して、メギドは、怒りと共に構えようとした時だった。

 

「それは、明らかな隙だな」

 

「っ」

 

 それと共にイエティメギドを斬り裂いた最光。

 

 それによって、イエティメギドと一体化していた人は解放され、そのままアルターワンダーライドブックを破壊する。

 

「どうやら、乗せられたようだなっ、覚えていろ!」

 

 そう言いながら、幹部は、そのままいなくなる。

 

 同時に、俺達は変身を解除する。

 

「なぁ、空、さっきのは油断させる為に言ったのか?」

 

 それに対して、飛羽真は、聞いてくる。

 

「……いや、もしかしてと思ったけど」

 

 奴の反応から、まだ分からない。

 

 でも、もしも、事実ならば。

 

「未だに問題が多いのに、本当に」

次回作の原作は

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
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