ワンダーワールドを開く者   作:ボルメテウスさん

21 / 67
幻覚を振り切って

「飛羽真は、そのまま、あのメギドを! 俺はストリウスを足止めをする!」

 

 その言葉と同時にキーブレードと共に、俺は加速しながら、真っ直ぐとストリウスに向かって行く。

 

 それを阻もうとするのも当然、奴らは動く。

 

「ふふっ、これは面白くなりそうですねぇ」

 

 ストリウスは、呟きながら、そのままこちらに向かって行く。

 

 奴が、幻術を操る事は既に分かりきっている。

 

 同時に、今の俺のスピードに追いつく事が出来ない事も理解している。

 

 だからこそ、ストリウスは、まるで俺を翻弄するように動いている。

 

 幻術によって、造り出された分身達は、それぞれが独立して動き回り、俺の動きを攪乱してくる。

 

 それに対して、俺の方も、キーブレードでの攻撃ではなく、体当たりや蹴りなどを用いて、牽制するしかない。

 

 正直な話、こいつらの相手だけでも面倒くさいというのに、更に、あっちにも気を配らなければならないというのは厄介極まりない。

 

 だが、そんな状況の中でも、どうにか打開策を見つけ出す必要がある。俺は思考を巡らせていく。

 

「くくっ、これはこれは面白いですねぇ」

 

 そう言いながら、ストリウスは、光の触手を、周囲に張り巡らせていく。その光景を見て、俺は思わず息を飲む。

 

 まるで、蜘蛛の糸を思わせる光景だった。

 

 しかし、光の触手を持っているのは、ストリウスの手から伸びているのは、分かる。

 

「だったら!」

 

 同時に俺は、わざと光の触手に接触する。

 

「空っ」

 

「大丈夫だぁ!!」『イマジネーション! フルマックス!』

 

 鳴り響く音声と共に、キーブレードの加速はより強くなる。

 

「ほぅ」「はあぁぁぁぁ!!」

 

 俺を巻き付けている光の触手。

 

 それを、引き剥がすのではなく、むしろ俺が巻き付いたままの状態で引っ張り始める。

 

 ストリウスは、俺に引っ張られて、空中へと舞い上がる。

 

 そしてそのまま俺は、地面に落下する寸前に、ストリウスを引き摺り下ろす。

 

 アスファルトの上に着地した俺は、再びストリウスを引っ張る。

 

 今度はストリウスも抵抗して、逆に引き戻される形になる。

 

「ぐっ」

 

 しかし、俺もすぐに反撃する事が出来ない。

 

 そう考えていると。

 

『必殺読破! 黄雷抜刀! ケルベロス! ヘッジホッグ! アランジーナ! 三冊斬り! サ・サ・サ・サンダー!』

 

 鳴り響いた音。

 

 それと同時に、俺は、その場で止まる。

 

 それによって、ストリウスの動きも止まる。

 

「まさかっ」

 

 そうしていると、ストリウスに聖剣の刀身に凄まじい雷撃をまとわせて斬撃が襲う。

 

 それによって、幻覚は消え、奴の姿も消えていた。

 

「逃げられたか」「……」

 

 そのまま、目の前にはエスパーダがいる。

 

「悪いが、空、お前を連行させて貰うぞ」

 

 そう、言った賢人の言葉がこちらに目を向ける。

 

「そういう訳にはいかない」

 

 見ると、飛羽真の方でも、既に大秦寺さんが戦おうとしている。

 

 そして、俺もまた、その狙いをしっかりと見つめる。

次回作の原作は

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。