ワンダーワールドを開く者   作:ボルメテウスさん

33 / 67
プリミティブ

プリミティブドラゴンとの直接の対話を行うために必要な事。

それは、飛羽真自身がプリミティブドラゴンになる事だ。

これまでの変身は、ほとんどが強制的な変身であった。

それでも、僅かな意識があった。

 

「だからこそ、頼めるか」

「あぁ、任せろ」

 

その言葉と共にその手にプリミティブドラゴンをドライバーにセットする。

何度も暴走していたからこそ、その恐怖がその身で知っている。

目を閉じ、ゆっくりと覚悟を決めた飛羽真は息を吸い。

 

「変身」『プリミティブドラゴン!』

 

飛羽真が変身すると共に現れた骨のドラゴン。

それは、飛羽真の身体を包み込み、変身する。

これまでは、暴走した姿を見たことはなかった。

そして、あの少年を見る前ならば、それは不気味に見えただろう。

だけど、今は。

 

「グゥゥゥ……グォオオオオ―――ッ! ウウ……ハァァ……ヴァァッ!!」

 

その骨のドラゴンが、大事な宝物を探しているように見えた。

その唸り声も、悲しく聞こえる。

だからこそ、俺が出来るのは、飛羽真が対話出来るまでの間、彼を止める事だ。

 

「行くぞ、変身!」『イマジネーション!ムーラン!』

 

その音声が鳴り響くと共に、俺の身体もまた中国の武人を思わせる姿、ムーラン・イマジネーションへと姿を変える。

こちらの存在を感じ取った飛羽真もまた、そのまま獣を思わせる走りで、こちらに向かう。

 

「ガアアアァァァ!!」

「っ」

 

正面から、その攻撃は危険だと、既に知っていた。

だからこそ、俺はその攻撃を受け流すように、手に持っていたムー・リキーで受け流し、蹴り上げる。

 

「グゥゥゥ!!」

「あんまり、ダメージはないようだ」

 

予想をしていたとはいえ、あまりダメージが入っていないのが、目に見えて分かる。

それと共に、飛羽真は火炎剣烈火をドライバーに戻し、プリミティブドラゴンワンダーライドブックの表紙を2回押し込んだ。

 

「ガアアァァァ!!」『グラップ必殺読破!クラッシュ必殺撃!』

 

叫び声と共に、その身体から骨のドラゴンの腕が飛びだし、俺に向かって来る。

すぐに俺はその場を走り、攻撃を避ける。

だが、その腕は、俺を決して逃さないように追ってくる。

このままでは、捕まってしまう。

 

「向こうが覚悟を決めた以上、こっちも覚悟を決めるか」

 

そのまま、俺もまたムーラン・イマジネーションキーを再度回す。

それと同時に、もう一個のイマジネーションキーを取り出す。

 

『ゾロ!イマジネーション!』

 

その音声が鳴り響くと共に、こちらに迫る手が、風によって防ぐ。

そして。

 

『Give me strength! Brave!』

 

鳴り響く音声と共に、俺は両手に二つのキーブレードを構える。

 

「こっちのとっておきだ、味わえよ」

次回作の原作は

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。