ワンダーワールドを開く者   作:ボルメテウスさん

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ノーザンベースの侵入者

「これは一体っ」

 

その現場の悲惨さを見て、俺達は思わず呟いてしまった。

ノーザンベースの施設の多くが破壊されている状況。

それは、つまり、既に敵が侵入している事を意味している。

 

「このままじゃっ」

「急ごう!!」

 

俺と飛羽真は、すぐにノーザンベースを走り始める。

周囲は嫌な程の静けさがあり、それは、悪寒を加速するには十分だった。

そうして、走り抜けた先で、聞こえた音。

それは、戦闘の音だとすぐに気づく。

 

「ぐっ」

「えっ、倫太郎!それに賢人!!」

 

そこにいたのは、なんと今はサウザンベースにいるはずの二人だった。

尾上さんも、大秦寺さん、そしてユーリも合わせての6人で戦っていた。

彼らがなぜ、そこにいるのか。

その疑問の答えはすぐに分かった。

 

「見つけたっ、炎の剣士!!」「ようやく見つけたぜぇ!!」

「ズオスにレジエルっ」

 

まさか、幹部クラスのメギドが、この場にいるとは。

さすがに予想外であったが、同時に倫太郎がこちらに気づく。

 

「飛羽真君っ、そいつらを通してはいけない!!」

「奴らはっ、ノーザンベースの本を奪う気だっ」

「そんなっ、どうやってっ」

 

そうしていると、その答えはすぐに察した。

 

「マスターロゴスはっ、俺達の動きを既に察していたっ」

「っ」

 

それは、黒幕の正体が判明したのと同じだった。

まさか、メギドと裏で繋がっていたのが、ソード・オブ・ロゴスの頂点に立つ、マスターロゴスだったとは。

 

「とにかく、今はこいつらを、なんとかしないとっ」

 

それと共に、飛羽真は立ち上がると同時に、その手に火炎剣烈火を構える。

すぐにでも、俺も参戦したかった。

だが、それと共に、飛羽真は、俺を止めた。

 

「飛羽真?」

「・・・ソラ、頼みたい事がある」

「頼みたい事?」

 

それに関して、首を傾げた。

 

「倫太郎と賢人、二人の聖剣を、今、覚醒させて欲しい」

「なんでっ、今ここでっ」

 

その言葉には、俺達は驚きを隠せなかった。

だが、飛羽真の目は真剣だった。

 

「もしも、あの子が求めているのが、俺の考え通りだったら、俺だけじゃ作り出せない。

だけど、倫太郎と賢人の二人がいれば、もしかしたら」

 

その言葉は真剣だった。

同時に、時間があまりない事を察した。

 

「はぁ、まったく、無茶な事を言うな」

「頼んだ」

 

それと共に、飛羽真は真っ直ぐと、幹部に向かって行く。

同時に俺は二人の元へと向かう。

 

「既に聞いたと思うけど」

「今、ここでっ、だけど、そんな事をしている場合じゃ」

 

そう倫太郎が戸惑いの声を出す。

だが、それに対して、賢人は見つめる。

 

「それが、飛羽真に必要な事なのか」

 

それに対して、頷く。

 

「倫太郎、行こう」

「だけど」

「あの時、誓っただろ、俺達は三人の誓いを」

 

それに対して、倫太郎は一瞬だけ、呆ける。

しかし、すぐに決意を決めた表情をする。

 

「分かりました、僕も、仲間達の為に」

 

それと同時に、俺のディズニーイマジーネションベルトにワンダーライドブックが翳される。

同時に現れた扉に対して、俺達はすぐに飛び込む。

既にプリミティブドラゴンとの戦いで身体がボロボロな状態の最中、二人の試練の相手に目を向ける。

 

「予想はしていた。覚悟もしていた」

「だからこそ、今はすぐにでも早く、越えてみせる」

 

そうして、賢人の目の前にいる雷鳴剣黄雷を持つ人物。

 

「その目、既に覚悟は出来ているようだな、賢人」

「あぁ、父さん」

 

それと共に、賢人は頷く。

その相手こそ、賢人にとってはまさしく因縁のある相手であり、彼の父親である富加宮隼人。

同時に倫太郎もまた、その相手を見つめる。

 

「倫太郎、これが、お前に課す最後の修業だ」

「・・・お願いします、師匠!」

 

それは、倫太郎の師匠とされ、先代のブレイズこと長嶺謙信。

同時に、二人の試練が、今、幕を開けた。

次回作の原作は

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
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