ワンダーワールドを開く者   作:ボルメテウスさん

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初代が受け継いで欲しかった物

「一体、これはどうなっているんだ」

 

倫太郎を始めとしたその場にいたほとんどがディズニーイマジーネションベルトから現れたマスターロゴスに向けて疑問の声を出してしまう。

その最中、マスターロゴスだけがその正体が分かった。

 

「初代マスターロゴス」

「初代マスターロゴスっ」

 

その言葉に、俺達は驚きを隠せなかった。

見れば、両名のマスターロゴスの容姿は似ているが、これは一体。

 

「・・・まさか、本当にこのような事になっていたとは」

「今頃になって、なぜ現れたのですか」

「あなたが、それを使ったからです」

 

そう、初代が指を指したのは、マスターロゴスの手に持っている本だった。

 

「歴代のマスターロゴスが受け継いでいく本。そして、あなたがこの現象を起こした事によってワンダーワールドにいた私の魂を引き寄せたのです」

「だから、どうした!これから世界はもうすぐ生まれ変わる!その世界にはあなたのような亡霊は必要ない!」

「えぇ、残念ながら私の役目は既に終えていた。行える事もあまりにも少ない。だけど」

 

同時に初代が、上空にある陣へと手を伸ばした。

すると、そこに収まっている聖剣の一つである火炎剣烈火が炎を灯し、そのまま飛羽真の元へと飛ぶ。

 

「私の意思を受け継いでくれる彼らに道を作る事は出来る」

「貴様ぁぁぁ!!」

 

マスターロゴスが、こちらに向かって攻撃を放つ。

それに対して、初代はその手からバリアを貼り、攻撃を防ぐ。

同時に、飛羽真の前に光の道を造りだした。

 

「行って下さい、まだ、物語は終わっていないから」

「っはい!」

 

初代の言葉を聞くと共に飛羽真は火炎剣烈火を手に持ち、真っ直ぐとルナが囚われている所まで走り出す。

 

「させるかぁ!」

「それはこちらの台詞です」

 

既にマスターロゴスには余裕はなかった。

長年の計画を阻止させない為に、手を尽くす。

だが、初代が、それを防ぐ。

マスターロゴス同士の戦い。

初代は、こちらに迫る攻撃を防いでくれる。

 

「ぐっ!」

「マスターロゴス!」

 

それと共に苦しむ様子を見た倫太郎が、初代を支える。

 

「離れて下さいっ、このままでは」

「それはっできませんっ!」

「水の剣士」

「僕はソード・オブ・ロゴスに救われました。今は家族の、仲間の為に戦っています。

ですが、裏切った事は、今でも嫌で仕方ない」

「あぁ、確かにな、後悔と嫌な事は違う」

「だけど、あなたが造りだした組織のおかげで、多くの人々が救われた」

 

そう、倫太郎に続き、尾上さんも大秦寺さん達も次々と初代を支える。

 

「ありがとうございます。例え、血と力を受け継いでいても、思いは受け継がれなかった。

だけど、思いを受け継いでくれるあなた方がいる。

それだけでも、私は、この場に来た意味があった」

「ぐっ」

 

同時に初代の力がより強くなる。

それに対して、マスターロゴスの顔は歪ませる。

 

「貴様ぁぁ!!!」

「そして、私の思いを最も受け継いでくれた彼は今、物語を動かしてくれる」

 

それと共に初代の目線の先には、飛羽真がルナを救い出し、そして陣を破壊した光景だった。

それによって、倫太郎達の元に聖剣が戻っていく。

 

「聖剣が」

「戻ってきた」

 

それに対して、笑みを浮かべる一同。

同時に、マスターロゴスは憎しみを籠めた声と共に、その手には別の黄金の剣を手にして放った。

 

「虫けらどもが…!」

 

その言葉に対して、初代が再び防いでくれた。

 

「・・・」

 

無言で、初代はマスターロゴスを睨んでいる。

対して、マスターロゴスは、すぐにその場から離れていった。

同時に、戦いは終わりを迎えていた。

 

「マスターロゴス、今回は」

「いいえ、私は既に死んだ身、そしてもう貴方達を助ける事は出来ません」

 

それと同時に初代の身体は徐々に光へと変わっていく。

 

「既に、あの本は消えました。そうなった以上、私が再びこの世界に来る事は出来ないでしょう」

「・・・僕達は、結局」

 

それと共に、初代は、俺達をゆっくりと見回し、そして飛羽真とルナを見つめる。

それは、まるで懐かしむように。

 

「神山飛羽真、あなたが齎す結末に良き未来を願っています」

 

そして、初代は、その姿をこの世界から消した。

次回作の原作は

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
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