ワンダーワールドを開く者   作:ボルメテウスさん

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託された思い

俺の叫び。

それを聞いた父さんの表情は分からなかった。

仮面ライダーとしての仮面を被っている為であるのは分からない。

だが、僅かに聞こえたその声は、どこか穏やかだった気がする。

その次の瞬間だった。

 

「なるほど、確かに強い力を持っているようですね、ですが」

「っ!」

 

聞こえた声。

その声と共に、見つめた先にはイザクがいた。

その姿は、間違いなく仮面ライダーだった。

イザクは、その手に持った黄金の剣をこちらに向けていた。

 

「まずっ」

 

すぐに防御をしようとした。

だけど、マスターフォームによって、体力の限界を迎えていた。

全身の力が抜け、その場で倒れる。

すぐに立ち上がろうとしたが、黄金の剣から放たれた斬撃。

それを避ける術は、今の俺にはなかった。

だからこそ、待ち受けるのは死。

だが。

 

「がはぁ」

「えっ」

 

それを防いだのは、なんと父さんだった。

その行動に対して、俺は勿論、イザクと戦っていた飛羽真達も、イザークも驚きを隠せなかった。

そんなイザクに対して、父さんは俺の方へと倒れた。

 

「父さん、なんで」

「・・・お前は、俺にとっては絶望の象徴だった」

 

それと共に父さんはゆっくりと話し始めた。

 

「俺はあの時、お前達を護る事が出来なかった。剣士として、世界を守る為に。

だけど、それが出来なかった俺は、世界に絶望した」

 

それと共に、無銘剣虚無を俺の手に渡した。

 

「だが、お前が生きて、そして人間の可能性を教えてくれた。

あの時、俺が信じれなくなった物を、絶望した事を、希望に変える可能性を」

 

同時に父さんの身体はゆっくりと光の粒子へと変わっていく。

 

「お前がこの先の未来に、何をもたらすのか…。俺が見届けてやる」

 

父さんはその言葉とともに消滅する。

 

「フフ…なかなか面白い見世物でした。ですが手遅れですよ。

見てみなさい。世界が滅びる光景を」(イザク)

 

その言葉通り、空は既に闇に閉ざされた。

 

「もうこの世界に剣士は必要ありません」

 

同時に、イザークの言葉と共に、こちらに向かって、巨大な剣が襲い掛かる。

それに対して、俺は、その手に持つキーブレードと父さんの無銘剣虚無で受け止める。

 

「お前の剣は軽い!」

「なにっ」

 

それと共に、俺は剣を振り上げる。

同時に飛羽真達も、その場に集っていた。

そこには、飛羽真達だけではない。

デュランダルにサーベラ、さらには練までいた。

 

「剣士はそれぞれの思いを剣に乗せて戦っている。お前にはそれがない!」

 

その言葉に合わせるように、俺のディズニーイマジーネションベルトの扉が開かれる。

その光からは、蝶が舞い、そして、賢人の隣に辿り着く。

すると、蝶は姿を変え、そこには。

 

「父さんっ」

「隼人さん」

 

そこには、かつて闇に墜ちた賢人の父がいた。

だけど、ここにいる彼からは、そんな闇を感じられない。

だからこそ、賢人は、預かっていた。

賢人は闇黒剣を隼人へ渡す

 

「思いなど、絶対的な力の前では無力!」

「俺たちの思いが…未来を創るんだ!」烈火!

 

それに合わせるように、飛羽真の火炎剣烈火が赤く輝いた。

そして、次々と、各々の剣が光輝く。

それは、虚無もまた、同じだった。

俺達は、そのまま剣を真っ直ぐと、天高く向ける。

 

「人が鍛えし始まりの聖剣に、火を灯さんとする者現れし時…」

「星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる」

 

11の聖剣全ての力を集約することで全知の聖剣が誕生する。

そして、その聖剣は、飛羽真の元へと向かう。

そして、各々の聖剣も、また手元へと向かう。

俺の所にも、虚無が舞い降りる。

 

「・・・」

 

託された思い。

同時に見れば、飛羽真もまた、その姿を変えていた。

まさしく、銀河を思わせるその姿を見つめる。

 

「俺に、出来る事は」

 

そう、俺は無銘剣虚無を見つめる。

 

次回作の原作は

  • クウガ
  • アギト
  • 龍騎
  • 響鬼
  • カブト
  • 電王
  • キバ
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
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